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November 30, 2005

いろいろあった結婚までの道のり その1

darling.gif  ダーリンは、英国人。
私たちは、結婚して10年がたった。うーん早いものだ。
思い起せば、10数年前の秋にダーリンと知り合い、
そのクリスマスに私をママに紹介する話になったな。
そうそう、この国では親にガールフレンド、ボーイフレンドを気軽に紹介する。
クリスマスで紹介されれば付き合いは、その時点では真剣のようだ。
しかし、弟や妹のガールフレンド、ボーイフレンドには、これまでに何人会っただろうか?
彼らもその時点では、真剣だったんだろうけど。

さて、私は日本人、おまけに年上だった。
まだ、学生の彼のママは「あんたは騙されているのよ。しっかりしなさい!!」と言って私に会いたくないらしい。
うんうん。ママの気持ちわかるなー。
息子は、田舎からロンドンの大学に来ている。
優秀な?成績で大学を卒業し、就職してほしい。
いずれは、結婚してほしい。その間、いろんなガールフレンドがいてもいいが、
決して決して肌の色が違う女と関わるプランはまったく入っていないだろう。

多くの英国人は、かなり家族との絆が深く、
息子は特にママを大切にする傾向があるみたい。
特にダーリンの家庭のように親が離婚している場合、ママと子供の絆は更に濃い。
だから、独身時代のクリスマスは友達とスキーに!!なんてありえない。
必ずママのいる家に帰る。みんなで集まり、25日にターキーを食べるのが、一番のママへのクリスマスプレゼントなのだ。
そんなクリスマスにダーリンが帰らない!!と言い出した。原因は、わ・た・し。

その時の私は、英国人のクリスマス観などを知らなかったので、
大事件として捉えていないのんき者だったが、今ならママのショックな気持ちはよ〜くわかる。
それは、事件なのだ。息子のはじめての反逆。
それでも、ママの態度は変化しなかった。私たちのクリスマスは、
なんと離婚したパパの家で迎える事になった。

パパは、突然降って湧いたうれしい状況に上機嫌。
数年前に離婚して以来、子供たちとクリスマスを一緒に過ごしていない。
もちろん、二つ返事でok!!. 
ここでママより寛大な心をもつ、理解のあるパパを子供たちにアピールしておきたいところ。
私にとってよかったのは、パパは日本人と仕事をしたり、日本にも行った経験がある。
だから、偏見を持っているどころか大の日本贔屓。どうも日本でとてもいい思いをしたようだ。
高価なプレゼントをもらい、芸者遊びにも招待されたようで、日本の話が大好きなパパ。
某日本企業に感謝です!!

パパは彼女とバースに近い田舎に住んでいる。
床が傾いている味わいのある古い民家に住み、パブと散歩をこよなく愛す男性だ。
おしゃべりで、気が利いていて、社交家で、何処でもすぐに友達をつくるタイプ。
うーん、ダーリンとはちっとも似ていないな。

初めてのクリスマスは、それは楽しかったな。クリスマスの街のイルミネーション、
人々のウキウキした忙しい様子、デコレーションされたクリスマスツリー、
ツリーの下に置かれたプレゼント。まるで映画をみているよう。
まあ、これがだんだん見慣れてきてしまうんだけ、その時は英国にきてよかったなーと思った。
(つづく)

投稿者 lib : November 30, 2005 08:39 PM

コメント

私もイギリス人の彼を持つ日本人です。年も私が上でしかも英語も完璧ではありません。もうすぐ2年になりますが、遠距離な上、彼はまだ学生なのですぐに結婚とはいきませんが、そうなればと願っています。libさんのを読んでイギリスでの生活が思い出されて懐かしくてまたすぐにでも戻りたいと思いました。色々大変でしょうがまたここに書いて下さい。

投稿者 liver : January 5, 2006 06:48 AM

遠距離って、あなたは、今日本に戻ってんですか??
大変ですが、ぜひ、続けてくださいね。
縁があれば、どこにいてもハッピーなゴールがきますよ。

萌絵

投稿者 萌絵 : January 8, 2006 02:11 PM

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