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March 09, 2006

スピードデート

career2.gif  「スピードデート」 に行ってきた。

これは 「お見合いパーティ」 である。 女性と男性にそれぞれ番号が配られる。 女性はテーブルから動かないが、男性が順番に席を移って、全員に自己紹介する。 ひとり当たりの制限時間は三分間だ。 

もし、好みの人がいれば、 「3番のジョン (と18番のマイク、 それから21番の・・・)」  と主催者に告げる。 相手も自分の名前を書いていたら、お互いの連絡先を渡される、という仕組みである。 「両思い」 でなければ、それで終わり。 参加費 20ポンド。

同僚のイギリス人の女の子がボーイフレンドと別れて、何ヶ月もどよよーんと落ち込んでいたので、最近、話題のこれを推薦した。
「ひとりでは行きたくない。ついてきて」 と、たわけたことを言う。
いい年をした大人の女にあるまじき発言だが、
「じゃ、一緒に行ってあげる」 ということになった。 (実は、興味しんしんだった)

私はただの 「つきそい」 である。
一応、丁寧にメイクをして、会社のスーツからドレスに着替えたのは、 「もしかして、あれでも、念のため」 である。 人生、何がおこるかわからないし。

指定されたワインバーに行くと、すごい熱気だ。
「やるぞー」 と勢いにあふれている。

が、よく見るとけっこう個人差もあり、
(やる気があるのか、ないのか?) という地味なブラウスとスカートで、ノーメイクのおばちゃんタイプから、
(踊り子さん?) みたいなラメ入りミニドレスのおねえさんまで、いろいろである。

年齢制限は、25歳から40歳というものだったが、男のほうは 「大学生」 みたいなおにいさんから、 「そのお父さん」 みたいなおじさんがいる。 
彼は 「つきそい」 なのか? それとも、 「参加者」 なのか?

7時半、イベントの始まりだ。
3分おきに約20人の人とおしゃべりをして、いくらメモをとるといっても、誰がどんな人だったか、覚えられるものだろうか? 正直なところ、5人くらいと話した時点でギブアップした。

さて、ここで困ったことになった。
実は、私はたくさんの人 (特に知らない人) の中に入れられると、大はしゃぎをするという 「問題行動」 を起こす。 これは、科学的、医学的にまだ解明されていないが、民間では 「お調子者」 という名称がつけられている。

そのせいで、さんざん騒いだ挙句、来ていたラジオ局のインタヴューまで受けるしまつだ。

スピードデートで顔あわせの後は、 「ディスコ」 (これって死語じゃないの?)  になる。 気に入った相手ともう少しお話をしたり、踊ったりしよう、という趣旨のようだ。
「じゃ、後でダンスフロアで会おうね」 と何人もの相手に約束したくせに、ディスコが始まると、速攻で会場を抜けて、他のワインバーに向かった。

「どうだった? いい人がいた?」 と同僚に聞く。
「イマイチだった。 それより・・・」
つきそいの分際で、ノリノリに盛り上がっていた私の横にいるのが、ものすごく恥ずかしかったらしい。

「今度から、ひとりで来る」 と同僚。

怪我の功名で、同僚の自立を助けることになった。 複雑な気分である。

投稿者 lib : March 9, 2006 07:27 AM

コメント

ロンドンからはじめまして!
スピードデートですか~。
こちらはマッチングの出会い系サイトも
かなり盛り上がっているようで
大人の出会いの場が日本と同じように
少ないんでしょうね~。
3分で20人て、ある意味競技ですね。
それにしても、すごい盛り上がったんですね~。

投稿者 ロタ : March 10, 2006 09:23 AM

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