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October 11, 2007

蜜月(その2)

teacher.gif
先週は私がI組の担任を持ちはじめ、彼女らとの蜜月の果てに訪れた地獄(というのは非常に大げさですが)についてまでお話しました。

さて、その蜜月→地獄月を彼らと一緒に経た私がたどり着いた先は、、、。

結構居心地のいい場所です(笑)。

教師になってから3年間かけて学んだもの=「私は私。他人にはなれない」でした。今までは威厳のある、子供がだまっていうことを聞いてくれる先生を目指して、そのイメージの中で溺れそうだったのですね。でも、その焦り、自分自身への低評価はなにも良いものを生まないことが分かりました。それを悟ってからは生徒との接し方にも自分の色を出して、とにかくどんな状況にも誠意・熱意・根気を持って接することを忘れないようにしてきたように思います(実際はそれがいつも上手く伝わらないものですが)。例えば、私の決めた座席表に毎朝座らせる、朝はしっかり廊下で待ってもらい、教室へは私が迎え入れる。生徒に自分から声掛けする、態度の悪い生徒には1人ずつ個人的に話をするなど。実行を始めた頃はあまり事態が好転せず、回り道じゃないのか、意味無いんじゃないかと迷いました。それでも最初はいくら生徒に文句を言われても私なりの考え・理由を生徒に説明し続けました。自分でやっていることは意味のあることだと思わないと生徒も反応してくれないと思ったからです。

それが去年の最後の頃、今年の初めから生徒の態度に変化が現われ始めました。なんというか、これは感覚的なことなのですが、生徒が私に信頼を寄せてくれていることがわかるのです。まぁ、例外的に今でも2,3人はなかなか心を開かない子がいますが(諦めませんよ。としつこい私)。あんなに聞かん坊でわがままで批判的だった子供たちの大半が私が叱ると素直に受け止め、私に褒められて評価されることを素直に喜ぶようになったのです。T先生と私を比べたり、私たち担任同士の関係を試すようなこともしなくなりました。それに加えて、T先生とも今ではなんというかバランスの取れた役割分担ができてきました。まぁ、彼女の場合、ほかの任務で忙しくてほとんどいないことが多いのですが(実はそれが私に自分のスタイルを確立する機会を与えてくれたのかもしれません)。

もちろん、彼女達との関係が変わってきたのは、彼女達自身が9年生になり少し成長したこともあるでしょう。そして私自身も教師として成長したのでしょう。でも、自分が彼女らと過ごした2年間のなかで彼女らと一緒に築き上げてきたものもあると信じたいのです。私はある意味、生徒の前で割りと喜怒哀楽を見せる人間臭い教師だと思うし(まぁ、哀は滅多にないですけど)、そういう人間臭さを子供の前で出さないことでうまく生徒指導する先生もいます。でも、それは一人一人違うスタイルを持っているこということなのでしょうね。どれが正しいとかではなくて、それぞれが自分に合うスタイルを見つけるのだと思います。

最近再会した日本にいる私の中学高校の恩師が言っていた言葉をいつも思います。「教師の道は一生試行錯誤だと」。きっと何事もそうだと思いますが、今まさに成長していく子供たちを相手にしている教育現場は本当に何が起こるかわからないものです。子供の行動に時に悩まされ、傷つけられ、笑わされ、励まされ、、、そうやって私も前に進んでいっているような気がします。まぁ、私生活では相変わらず精神的に幼稚でお子様な部分が多い私ですが(深く反省)。これには教師も人間なのよ、と言い訳。

そんなまだまだ未熟者の私のブログ、これからもお読みいただけると嬉しいです。

投稿者 lib : October 11, 2007 09:04 PM

コメント

月子さん、生徒たちとのスムーズな関係、それほど教師にとって、うれしいもの、こころ安らぐものはないかも、ですね。そして、教育って、やっぱり時間のかかるものなのだと、つくづくおもわされました。とにかく、月子さんの[快挙!」を喜ぶでこぼこでえす。

投稿者 dekoboko : October 14, 2007 09:32 PM

そう先生も人間、月子さんのおっしゃるとおり、自分も学んでいるんだという姿勢を忘れないことが、教師の一番大切な資質のような気がします。忍耐強く生徒と接してきた月子先生、これからも頑張ってくださいね。
それにしても、こんないい先生を海外に流出させてしまう日本、もったいないことをしましたね(笑)

投稿者 momo : October 17, 2007 10:03 AM

>dekobokoさま
そうですね。実際に生徒との関係って常に一定・安定してるってことあまり無いように感じますが、本当にいい関係を築けてきたと実感できた時の喜びはなによりのものです。ただ、これからも彼女らとは色々あるんだろうなぁと覚悟していますが。お互い頑張りましょうね!

>momoさん
もったいないお言葉です。教師をやっているとほんとうに終わりはないんだなぁと思うんです。日々失敗したり、急にうまくいって喜んだり、、、その繰り返しのような気がします。そして現実には他の教師と比べてしまって落ち込むことも多いんですよね。でも、頑張りますね!

投稿者 月子 : October 17, 2007 08:56 PM

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