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May 29, 2008

また、やられた その2

mama.gif

※子供のハーフターム中につき、更新が遅れてすみません。


先日、近所のプールに泳ぎに行くと奇遇にも、マダムココとダーリンに遭遇した。
プールの隅で水につかりながら3人、しばらく立ち話(?)をしたが、そのうち私の「盗まれた楓」の話になった。

マダムとダーリンの話によると、「植木泥棒」の被害にあった話はよく聞くとか。
「鉢植えならまだしも、掘ってまで持っていくなんて…」
と憤慨していた私だったが、どうも、この国ではよくあることらしい。

そういえば、盗まれた当日、夫が
「これは植物に詳しい者の犯行だな…。なぜなら、BONSAI TREE (夫は楓をこう呼んでいた)の値段が高い事を分かっているのだから… 」

と探偵にでもなったかの様な推理をしていた。

普段はモノに執着しない夫が、流石に今回は気の毒だと思ったらしく私を慰めるつもりで出た言葉だっただろうが、盗まれたショックと怒りの収まらない私は、

「植物に詳しい者の犯行って、犯人はロイヤル・アカデミー・オブ・プラント(注・そんなものありません)の卒業生だとでも言うの!?植物の値段なんて、そこらへんのガーデンセンターに行けば一目瞭然よ!!」

と夫の説を一蹴した。

しかしマダムココとダーリンの話を聞いた後、改めて考えると、確かに「植物『専門』の泥棒」が存在するのかもしれない。
盗んだ植木を道端で売るわけにはいかないが、どこかに植木を買ってくれる場所があって、各地から集まった戦利品を、一括して卸す「闇の流通経路」があるのかも知れない。

盗む植物は当然、市場で「商品」として通用する品でなくてはならない。
「植物に詳しい者の犯行」というのも、あながち間違っていないかも。

ということは、私の楓は小さいながらも

プロの目に選ばれた一品

ということになる。

盗まれた当日、他の家も被害にあっていないか、念のため近所の家の前庭を一軒一軒チェックして回ったが、(私の行動の方がよっぽど怪しいという説もあり)、穴の開いている場所は見つからなかった。

隣のフィオナ邸も、お向かいのガーデニングが趣味の退職夫婦の庭も無傷である。

ということは、去年に引き続き、私の植物が近所の

プラント・オブ・ザ・イヤー」(選考委員:植物専門ドロ)

に輝いたってことか?

連続二冠ということで、「自分を褒めてやりたい」気持ちになった。

まあ考えてみれば、犯罪の被害の中でも、植物泥棒は最も軽くて笑い話にできる位の事だし、これで厄払いをしたと思えばいいか。

(あまりにも前庭が荒れ果てているので、単に「空き家」だと思われたのでは、という心の声は封印しておきます。)

投稿者 lib : May 29, 2008 01:07 PM

コメント

ママ、す、すみません。会っておきながら、ブログチェックが遅れましたわ。失礼いたしました。では、またプーールで。
ココ

投稿者 coco : June 3, 2008 10:18 PM

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