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November 03, 2008

「ガジェット」オタク教師。

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実は私、典型的な文系人間として生きてきたため、ITの勉強なんてしたことないですし、コンピューターの中身が一体何なのかをほとんどわかっていません。

が、妙に面白い機能満載の携帯やらパソコンのプログラムに好奇心を燃やしてしまいます。

要は「Gadget(ガジェット)」オタクなんです。Gadgetとは英語で「目新しい道具、面白い小物、携帯用の電子機器」などのことです。

しかも、ガジェットオタクの特性なのか、こういう電子機器はマニュアルを読みながら使うよりも自分で新しい機能を発見したりして使い方を覚えていくのが好きでたまりません。

まぁ、もちろん私のIT知識ではガジェットを使いこなすにも限界はあるのですが。

ここ数年、この私の「ガジェット探求力」が教育現場で活かされつつあります。

実は、イギリスの学校では公立でも各教室にInteractive whiteboardとよばれる電子黒板(コンピューター、プロジェクターと連動しており、専用のペンを使うと黒板のように自由に文字を書いたり、コンピュータースクリーン上のものを自由に投影できる便利なホワイトボード)があります。

私が5年前に初めて勤務校に来たときには各教室にコンピューターも無く、プリント、教科書、そしてOHP(透明のフィルムに手書きで文字を書いたり、資料を印刷して、光をあてて壁に投影する器械です)を使った授業が主流でした。

かろうじて学部に一台、モバイルのプロジェクターとラップトップコンピューターがありましたが、20人近くいる同僚との共用ですから使うことはまれでした。

それが今ではOHPは化石のような扱いになり、授業でプロジェクターとパワーポイントを使った授業はごく普通になったわけです。板書もほとんど必要がなくなり、直接ワードかなんかで文字を打ち込めばそのままホワイトボードに投影されるわけです。

おかげで「先生の文字が読めないー」なんていう生徒からの苦情も減りました(笑)

自称ガジェットオタクの私にとって、パワーポイントのスライド作りは骨の折れる作業ではありますが、私にとっては非常に楽しい時間でもあります。常に新しい機能を探求し、その機能を活用できた時は一人で喜びをかみしめます。

とういうわけで、この数年間の新技術投入による教授法の変化は相当なものです。授業にITをより多く取り入れることが奨励されていいます。

便利になった反面、教師が常に新しいIT技術に目を向けていなくてはならなくなりました。私も波に乗り遅れないように、これからもせっせと自己トレーニングを続けていくわけであります。

投稿者 lib : November 3, 2008 10:20 PM

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