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June 07, 2009

バーチャル日本観光。

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先週はハーフターム。

木曜日に同僚Uとピカデリーサーカスにある日本食レストラン(Yで始まる名前)に昼食を食べに行きました。テイクアウェイのお寿司だけでなく、内容盛りだくさんのセットメニューが安くて美味しいと評判の店です。

もう半年以上も前から、同僚Uと「お休みのときにご飯食べに行こうよ」と言っていたものの、いざ休みになるとお互い色々忙しくて実現に至りませんでした。

今回は私も週の最初は「休みは休み!のんびり過ごそう」と予定をあまり入れなかったのですが、「そうだ、同僚Uは暇かな?」と急に思い立ち、連絡を取ってみたら何とOK。めでたく実現しました。

彼女の希望で日本食を選んだわけですが、彼女自身は日本食というとイギリスでは有名な回転寿司のチェーンでくらいしか食べたことがないらしく、これはぜひ安くて美味しいところを思い、Yレストランにしたわけです。

これが大正解でした。(いや、決してお店の回し者ではありません)

ただ、お料理が出てきて彼女が真っ先にご飯に醤油をかけたのには驚きましたが(笑)、白米の淡白な味に慣れてないんだなと思い、あえて何も言わず、、、。

まぁ、5年前に日本食レストランでバイトしたときにはもっとすごい人いましたし(緑茶に砂糖を入れて飲むとか)。

お料理は私自身も大満足。お刺身と、鯖の塩焼きと、ほうれん草の胡麻和えと、、、彼女も喜んでいました。

ところで、私は普段、仕事帰りにパブ(イギリスの居酒屋)にもいかないし、プライベートで同僚としょっちゅう出かけることもありませんが、彼女はポーランド出身のEAL(English as an additional language)の専門教師で学校でちょっと話しても気が合うので、いつか落ち着いて話をしたいなと思っていました。

食事をしながら、初めは時折お互いの私生活のことを話していたのですが、やはり同僚となると仕事の話がどうしても出てしまいます。次第に話が盛り上がってきて、気づいたらお店に入ってから二時間近く経過。

お店に入ったときは半分以上空席だったのに、いつの間にか全ての席が埋まっていました。伝票を渡されて初めて、「あ、混んでるから出て欲しいんだなぁ」と気づいた私たち。それほど会話に夢中になっていたのです。

そして次に向かった場所は、ピカデリーという通りにある日本食品や日本の百均グッズ(でも値段は3-4倍がほとんど)、書籍などを売るお店へプチ観光。彼女は前から好きだという玄米茶を、私は安売りのカレールーを購入して生活感を丸出しに。

それから近くのカフェに場所を移して、お互いの学科の話(ほとんど愚痴)やら、担任クラスのことなどについて再びおしゃべり。「ゴシップなんだけどねぇ」と苦笑いしながら、いろいろな話をしてくれる彼女。他の学科の内情を知ることは滅多にないので、私も野次馬根性で聞き入りました。色々ごたごたがあるのはうちの学科だけじゃないんだなぁと妙に納得することもあったり、、、。

自分は楽天家と語る彼女。生徒のことを一番に考えて、英語のまだあまりしゃべれない生徒のためにあれこれ工夫を凝らして教える彼女の姿勢は前から尊敬していましたが、今回も話をして色々彼女から学びました。

そして、最後の締めは、、、。同じくピカデリーにある和菓子屋さん。別に寄る予定はなかったのですが、次の用事までちょっと時間があるというのでじゃあ、せっかくだから日本らしいものを見ようということで。

綺麗に並ぶ和菓子を前に、素直に店員さんに聞けばいいのに、頭の中にある限りの知識で必死に説明をする私。練りきりがいかに味だけではなく、見かけも美しい職人魂の詰まった芸術品なのかを熱く語ったりと、ちょっとエセ評論家になっていました(笑)

で、ひとしきり見た後、見るだけ見て買わないで出て行くのが非常に躊躇われた私。

ところが、どう見ても日本で買える数倍のお値段の和菓子たちばかり。うーんと内心うなりながら私が選んだのは、、、。

どら焼き二つでした(笑)

「かえって恥ずかしいでしょ、それ」

と心の中で自分で突っ込みを入れながら、同僚とのバーチャル日本観光はこうして無事に終了したのでした。

投稿者 lib : June 7, 2009 12:32 PM

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