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August 17, 2009

習う楽しさ、面白さ

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今年の夏休みは永住権申請を控えていることもあり、大きな旅行計画の無い夏となりました。

せっかくの長期休暇なのに少しもったいないような気はしましたが、申請料は大きな出費でしたし、申請への不安で旅行の計画を立てる気にもなれなかったのです。

そのかわり、なにか新しいことを始めようと思いました。しかも、ずっとやりたくても実行に移せなかったこと。

それは、絵を習うことです。

実は数週間前からデッサンのレッスンに週一回ですが通い始めました。

他にも普段、ピアノを初め、2つほど習い事をしている私ですが、もともと絵は描くのが好きで、ちゃんと習いたいと思っていたのです。

そして、ある日、アーティストの方が個人でやっていらっしゃる教室を見つけたのでした。

数回レッスンを受けてみただけなのですが、鉛筆の持ち方一つでもちゃんと習うことの大切を実感しています。

そして、目に映る物の捉え方。描く対象である物質の質感、その周りにある空気、光、それが作り出す影、、、。意識してなかったことが習うことによって見えるようになってきました。

初めのレッスンでリンゴを描いたのですが、4回習作を描いて出来上がったのはリンゴというより桃。それが、コツを教えてもらうことによって、だんだんリンゴらしくなり、家で仕上げたときにはどう見ても艶のあるリンゴに変身。不思議で嬉しい瞬間でした。

この「習う」ことによって自分の中に生まれる感覚。私にとってはとても大切なものです。教師としてのキャリア長くなればなるほど、誰かに手ほどきを受けるというのは新鮮で純粋に面白いのです。

そして、その道の知識・経験を持っている方と接することが楽しみでもあります。彼らの世界を覗き見ることが面白いのです。

本格的にやっている方から見れば、わたしのやっていることは中途半端なのかもしれませんが、自分のキャリアとは違うことに必死になって打ち込んで、ほんの少しの間、現を忘れられることも魅力です。教師じゃない自分、ただの素の自分に戻れますから。

9月に入っても、この新しい習い事、できる限り続けて行きたいなと思います。

さて、そろそろ提出する作品の仕上げに取り掛からないと、、、。

投稿者 lib : August 17, 2009 04:26 PM

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