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December 15, 2005
クリスマスパーティ
恐ろしくもクリスマスパーティの時期となった。
酒が入ると本性が出るというのは万国共通のことだ。
日本の宴会は社会の縮図だから、「無礼講」といいながらも、本当に好き勝手やったら、将来の昇進に影響する。
イギリスのオフィスパーティの無礼講は、文字通り無礼講だ。(もしかして、うちの会社だけ?)
ロングドレスやディナージャケットに着替え、澄ました顔でクランベリーソースのかかったローストターキーなどを食べている最初の1時間はともかくてして、テーブルの上のワインがつぎつぎと空になるころには、みんなどんどんお行儀が悪くなる。
クラッカーを持って、こっそり人の背後に忍び寄り、パーンと鳴らして驚かせたり、重役の膝の上に乗って、一緒に写真を撮ったりする。(両方やったことがある)また、角砂糖やデザートについてきた生クリームを他のテーブルに投げて知らん顔をしたりして、(これは私ではありません)DJに叱られたりする。
しかし、なんといっても、ダンスフロアの光景はしらふでは見ることはできない、ものすごさだ。
60にもなろうとするイギリス人のおやじがハードロックの音楽にのって、真夜中まで踊りまくる。若い嫁入り前の女が、玄人はだしで、とても堅気には見えないような踊り方をする。もしかして会社の就業時間以降、別の仕事も持っているんじゃないかと心配になる。
イギリスの会社のクリスマスパーティは日本の忘年会と一緒で、仕事の延長よねー。なんて甘い考えがふっとぶイベントである。
硯と墨、毛筆をとりだして、
「この宴会に『無礼講』の真髄、見たり!」
と思わず書いちゃおうと思うくらいだ。(実際には、パーティバッグは小さいので書道セットは入りません。念のため)
投稿者 lib : December 15, 2005 08:54 AM