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February 20, 2006
バレンタインデーのメッセージ
2月14日には、各新聞にバレンタインデーのパーソナル・メッセージが掲載された。
個人広告のさかんなイギリスらしい。
「親愛なるテレサ、 君は僕の人生を全く違うものにしてくれた。いつまでも愛しているよ。 チャーリー」
「ローラ、 世界で一番美しい君。海よりも深く愛しているよ。デビッド」
王道ともいうべき、古典的メッセージは健在だ。
ユニークなものでは、
「アナ、 僕の可愛いスウィディッシュ・ミートボール! 君と一緒にサウナに入ったり、チーズフォンヂュを食べるのがこんなに楽しいなんて! ピュア・イングリッシュより×」
金髪の、ご自慢のスウィーデン人ガールフレンドなんだろうな。
「ソフィー、ニッキー、キャロル、バーバラ、フランキー、アリソン、 働き者の君達なしに、どうやって僕は毎日を過ごせたというんだろう? この特別な日に、愛を込めて。 スティーブン×」
一瞬、一夫多妻おとこ?と思ったが、上司が部下の女性達に贈ったのだろう。
ただし、これを見たソフィーやニッキーが喜ぶか、気味の悪い思いをするかは、上司スティーブンの顔かたち、腹の出具合、体臭などによる。
職場関係では、イギリスらしいブラックユーモアも。
「ダニエラ、 僕のセクシーなセクレタリー。 あのバルコニーから、イアンを蹴り落としちゃおうぜ!」
3人だけの職場なのだろうか。
気の毒な、邪魔者イアン。
この場を借りてプロポーズする人も。
「Chacoliades、 君の名前のスペルを書くのは難しいよ、小切手にサインするのも面倒だろう。『ミセス・ブラウン』の方がずっと簡単だと思わない?子供も持とうよ!G」
女性からもトライする。
「ジャック、 私と結婚してくれる? 今夜返事して! ルーシー」
私がジャックだったら、あまりのプレッシャーに耐え切れず、夜を迎える前に国外逃亡するかもしれない。
ルーシー、急いては事を仕損じるぞ。
すでに結婚している人が相手に贈るメッセージも目立つ。
「ミセスB、 素晴らしい妻、そして母でいてくれてありがとう。毎日のように愛が深まるよ。 ミスターB」
「キャサリン、 結婚してから3日がたった! 奴らは絶対に長続きしないって言ってるけど、君を永遠に愛するよ。アレン」
結婚3日目ならまだ熱いよな、と思いきや、
「エレノア、 30年間の愛と幸せをありがとう。30年後はもっと愛しているよ。 マーティン」
いいなあ。言われてみたい。
最後に、今年一番気になったメッセージ。
「スーザン、 それでも僕は君を愛しているよ。・・・全ての事にかかわらず・・・・。××× オールド・マン」
いったい二人の間に何があったのだろう。
ま、まさか、あんな事やこんな事が・・・。
それにも関わらず愛し続けるなんて。
オールドマン、立派である。
投稿者 lib : February 20, 2006 09:49 AM
コメント
アハハ!!ナイス コラム!!はまって読んでしまいました。季節外れに今は5月、しかし、人のロマンス話はいつ読んでもおもしろいですね_!私のおきにはセクレタリーのけとばしちゃおうぜ!がおちゃめに意地悪なイギリス人らしくていいですね。
投稿者 ポンコ : May 6, 2006 01:22 AM