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February 28, 2006
チャンピオンズリーグ
決勝トーナメントが始まった。
アーセナルの相手は調子を上げてきているレアル・マドリー。しかもアウェー。
この日を心待ちにしていた私は朝から落ち着かず仕事を早く切り上げて帰った。
そしてその甲斐あってこの男、ティエリ・アンリがやってくれた。
序盤からアウェーとは 思えない程アーセナルにチャンスがあった。
特にアンリのスルーパスは絶妙だった。
手足の長い彼から繰り出されるインサイドキックはその芝の深さや硬さを読みボールの回転やスピード、コースが絶妙に計算されている。
勿論彼は当たり前に難なくそれをやってみせる。
私が小学生の頃、近所の会社所有の芝生のグランドがありよく皆で忍び込んで遊んだものだった。
“スススーッ”と滑るように転がるボールが快感でワンツーパスを何度も繰り返し、それに対して相手も必要以上にスライディングをしたり。
得点を決めたら普段出来なかった(笑)ガッツポーズをわざと芝生を滑ってしたり。。。
そんなことまで頭をよぎりアンリのパス1つに何とも言えないドキドキ感を覚えた。
もしかしてこの感じだといけるかも…と思わせる程最近国内リーグでは見る事が出来ない手応えの良さだった。
戦術など細かい事をあげれば分析できるのだろうがこの日は明らかにアーセナルの方が勢いのオーラに包まれていた。
そして後半開始2分、ロナウドがコントロールミスをしたボールをファブレガスが奪いアンリにパス、ハーフウェイライン辺りから途中二人をなぎ倒すようにドリブルで持ち込み左足のインサイドキックで綺麗にゴールへ流し込んだ。
正直、リーグではあまり見ることの出来ない集中力と気迫が画面を通じて伝わってきた。
この1点で勝利したアーセナルは3月8日にホーム、ハイバリーでレアル・マドリーを迎える。
今シーズン取れるタイトルが事実上これしかないアーセナル。
しかしこの一戦は期待が持てる試合だった。
ティエリ・アンリ!!
そのプレーを継続して魅せ続けてくれ!!
チェルシーVSバルセロナの試合はパブで観戦。
ロナウジーニョのプレーもさることながらこの日は18歳のアルゼンチン人、メッシのプレーが圧巻だった。
日本だったらユースの大会、高校選手権に出ている年代。
4万数千人の観衆の前で、しかもアウェーでこのプレー。
左足でカーブをかけループ気味にGKチェクの頭越しに逆サイドを狙い済ましたシュートがクロスバーに当たって外れた時は舌を出しておどけていた。
ますます今後が楽しみな選手だ。
荒川静香選手、金メダルおめでとう!!
以前の演技を見たのは大分前だった気がするが、今回笑顔で滑っている彼女を見てその“ゾーン”に達したのだと思った。
専門的には解らないが技術のレベルは本当に均衡しているのだと思う。
その中で彼女は「楽しむ事が出来た。」と口にしている。
スポーツは本来楽しむもの。
それを実行出来てさらに観客を魅了した。
本当に素晴らしい金メダルだと思う。
日本のスポーツ界に新しい風が吹くことを切に願う。
イングランド勢が初の白星を挙げたサンチャゴ・ベルナベウ
(写真をクリックすると拡大写真が表示されます)
投稿者 lib : February 28, 2006 07:56 AM
コメント
いや~芝生って良いですよね!私も中学高校生くらいから憧れていましたよ!!
小さいときから芝生でプレイが出来る環境がそこら辺にある海外と、公園には芝生があるけど立ち入り禁止なんていう日本と世界とのギャップ。。
soccerの歴史そのものが違うのに環境も違うとなると、若い世代も世界に比べなかなか育たないのかな~なんて思ったりもする。。。無論それだけではないが、「草の根レベル」の育成があまりにもずさんすぎているのかと思ったり…
荒川選手本当に金メダルおめでとう♪実は私も《ゾーン》を体感した…いや、頑張って体感してみたいなと思っています!!
『草の根レベル』から、頑張るぞー(^-^)/
投稿者 ramos2世 : March 6, 2006 06:44 AM
環境は本当に大事な要素ですね。
荒川選手もそうですが個人競技で世界に通用する日本人選手はいるのでFootballのような流動的なチームスポーツで活躍する選手がもっと出るようになるにはやはり育成時代に大きな違いがあると思いますね、環境面も含めて。
今は複数の選手が海外でプレーしているのでその選手達もそうして日本人としての歴史を1つずつ積み上げているのだと思います。
今後の活躍に注目したいと思います。
投稿者 LOVE Football : March 12, 2006 08:54 AM