« NHS(国営医療サービス) | メイン | オリ専な人々 その2 »
May 25, 2006
イギリス製のお尻
「いいわねえ、そんなに細くて。お尻も小さいし」と同僚のイギリス人女性。
「あーら、サイズ8の服を探すのって大変なのよ。なかなか見つからなくて」とイヤミな私。
イギリス人だからといって、みんな背が高くて大柄というのではないが、身体の厚みや足の大きさは日本人よりは大きい。
しかし、かっちりしたビジネススーツや、体型を覆い隠すような服だと、その体型はよくわからない。
さて、長年の疑問がひょんなことから解けてしまうことがあるものだ。
疑問 その1
「ねえ、この服を着ると、お尻が大きく見える?」とイギリス女が心配そうに問う。
「これ着ると、太って見える?」と聞くのならわかるけど。
疑問 その2
イギリスでは出産しても翌日あたりには退院する。 日本なら正常分娩でも少なくとも一週間は入院する。 悪名高きNHSのベッド数は足らないにしろ、あんな大仕事の後ですぐ退院して平気なのか。
疑問 その3
「日本人の女の子はきれいでかわいいけど、お尻が小さすぎてセクシーではない」という友人。
「日本人の悪口を言うと首の骨を折る」 と常日頃から言ってあるのに、すぐに警告を忘れるのだ。
そんなに違うか、私たちのお尻?
これらの疑問がスポーツジムのロッカールームで氷解した。
・・・なるほどね、イギリス女性のお尻は大きい・・・マジで。
真面目にジムに通うような人たちなので、さすがに、「ごっつあんです」 体型ではない。 が、皆さん、圧倒のボリュームをお持ちである。
黒人の女の子なんかお尻の位置が高くて、背中のすぐ下にらくだのコブのように盛り上がっていて、スゴカッコいい。 乳幼児の2、3人くらい、おぶいひもなしで軽く乗りそうである。
日本人の理想とする 「水蜜桃」 みたいに控えめなお尻なんか、鼻息でふっとんでしまう迫力だ。
これだったのね。上記、その1、2、3の秘密はこの安産体型にあったのね。
イギリス人は小顔である。
それゆえに日本人が、顔 1: お尻 1.5という割合とすると、イギリス人の場合は顔 1: お尻 2.25くらいある。
肥満したイギリス人女性の身体のシェイプには、りんご型とか、なし型 (ただし、洋ナシのほう) があるらしい。 りんご型は太鼓腹タイプで、全体的に太っている。 ま、これは日本でも見かける。
で、下半身に向かって太くなっていくのがなし型だ。
そうだ、洋ナシタイプといえば、通勤電車で一緒になるおばちゃんがすごい。 普通の顔の大きさ、 (つまり日本人に比べると、ぐんと小さめの顔) で肩から胸のあたりまではそれほど太っているようには見えない。 が、お腹からお尻にかけて、特にお尻なんかドーンと顔の5倍くらいありそうな体型だ。
あの顔にあのお尻。同じ人間に所属するのが間違っているような身体の造りである。
「うらやましいわ、ほっそりしてて」 と言われるのはうれしいが、ロッカールームに居並ぶ、重量感のある巨大なお尻の面々を見ていると、
「動物のメスとして負けている・・・」
そんな敗北感に打ちのめされてくる私だった。
投稿者 lib : May 25, 2006 09:08 AM
コメント
Sorry I cannot write Japanese from my work PC.
I strongry agreed with your article! I have a huge bottom for a Japanese woman, and it was my CHIBU when I was in Japan. However, since I moved to UK, everyone said my bottom is the sexiest part of my body.
投稿者 kaori : May 25, 2006 11:25 AM
こんにちは!実は先日『バンク・ホリディ』を楽しく拝読しました。まさか著者の方のブログを読めるとは思わなかったので、狂喜乱舞しております。
先月までロンドンに半年ほど滞在したのですが、お尻を観察するのは忘れてました。ロンドンの女の子は、ぽっこりお腹でも真冬でもヘソ出しで頑張っていて、時々凝視してしまいましたが、日本の女の子よりも顔のお肌がキレイですよね。Oxford St.付近を始め、ロンドンも大気汚染が激しいと聞いていたのですが、なぜなんだろう・・・。またちょくちょくブログを読みにまいりま〜す。
投稿者 Yoko : May 27, 2006 03:41 AM
日本人は頭がでっかくてとにかくバランスが悪い…サイズ8でも、背が小さいなら貧弱で意味ないし。細くて長身の日本女性をロンドンで見ると誇らしい気分になる。私の彼は日本人女性はほとんど「こけし」と呼ぶ。
投稿者 nao : May 31, 2006 03:39 AM