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September 27, 2006
サマーホリデー
9月に遅めのホリデーと取った。
義理ママが、憧れのスペインにフラットを購入したので、そこで過ごすことにした。
ダーリンも私もビーチサイドでゆっくりのホリデーが苦手。
私は、まず日焼けができない。
赤くなって、皮がむけて終わるだけ。それにすぐにシミになるので、日焼けは厳禁だ。
なので、ここはあまり楽しめる訳もないのだが、
ママが1人で淋しいだろうし、まあ、1度ぐらいは行ってもいいかな?と思い訪れてみた。
場所は、アリカンテから南に車で2時間程度にあるちっともメジャーじゃない街。
帰ってきてもいまだに名前を覚えられないダメな嫁だ。
小さなローカルの飛行場も最近のリゾート化で増築しているが、次の便を待つ乗客は 屋外にいる始末。
空港でママにあったら、すごーく焼けている。小麦色を越えてコゲチャ色だ。
2週間前に会った時は、真っ白だったのに、太陽の力はすごい!!
「凄く焼けているね。」といったら誇らしげだった。
イギリス人は、本当に肌が焼けているのを自慢する。夏に自国にいたら焼けないので、
「小麦色の肌=バカンスにいった小金持のシンボル」と思っているようだ。
車を借り、さっそくママのフラットへ。
走ると見えるものは畑か新興住宅だけ。あちらこちらにリゾート用の新築の家が立ち並び、さらに建築ラッシュの真っ最。
ママのフラットは、 同じような家が道の両側に並ぶ1つで、目印がなければ迷子になりそうなくらいの団地。
1つの通りに10世帯ほどのテラスドハウスがあり、
上下に分かれているフラットも含めるといったい何人がいるのか、わからない。
それぞれには、前庭があり、後ろには共同プールがある。つまり、各ブロックに1つずつのプールがある。
なるほど、これがウリなんだろうな。
海は近く?にあるが、歩いて20分程度なので、みんなこのプールを利用して日焼けを楽しんでいるかと思えば、
あまり混んでもいない。
多くは、自分の前庭に寝そべり太陽を浴びている。
この前庭がなんとも情けない。というのも何処の家からも丸見えなのだ。
ママの家は、1階(日本の2階)でテラスがお向かいに面した前庭側にある。
ママは、何をするにもこのテラスが好きなので、朝食から夕食までここでいただく。
だから、他人の行動を観察しているようなもの。
来る日も来る日も人々は、飽きもせずに太陽を浴びているだけ。
毎回プールに行くが5分で戻ってくる夫婦、朝から晩までただ座って本を読んでいる旦那。
ここの団地の居住者は、殆どが英国人。近くには、英国の新聞や、パンを売る店もあるとか。
パブがあればみんなここに入り浸っているに違いない。
しかし、脳みそが溶けるのでは?と心配するぐらい、みんな焼いている。ともかく焼いている。
これも自国に帰ってから、自慢するために必要な行為かもしれないが、
ずーと見ているとなんだか、決まったパターンで折に入れられた動物のようだ。
我々と言えば、 昼間は観光に行き、 日が陰る夕方にプールで焼くのではなく泳ぐ。
ママが海に行こう!といったときは、
私は帽子をかぶり、日焼け止めを塗り、万が一のために日傘にできる雨傘を持ち、万全の体制で出かける始末だ。
ママは、一緒に海で楽しめると思っただけに、さぞかしがっかりしただろう。
しかし、ママは1度だけ海に浸って終わり。え、これで海に 行ったと言えるの??
そして、歩いてレストランにはいりお茶を飲む。
確かに暑いので、口が渇く。
面白いことにここのコンガスアクア(唯一覚えたスペイン語。スパークリングウォターの意)は、ちょっとしょっぱい。
自然の物か知らないが、これだけ暑いと多少の塩分補給は必要かな?
ママは、プールに行くといっては、一往復泳いであとは、ご近所の人とおしゃべりを30分以上もしている。
話題は、ゴシップ。
どうもこの通りで、熟年カップルの2組が離婚し、現在、購入した家を売りに出しているそうだ。
ダーリンと私は、こう理解した。
2人で晩年を楽しむためにリゾート地に家を購入したが、
24時間、毎日一緒にゆっくりと過ごしすぎて、気がついたのだろう、
ああ、なんとつまらない人間と一緒になったんだろうって。
リゾート地型バカンスは、肌と将来に気をつけること。と教訓を得た夏休みだった。
投稿者 lib : September 27, 2006 10:28 AM
コメント
たしかにイギリス人はホリデーに行っても「イギリス村」に住み、地元にせっかく美味しいものがあるのにベークドビーンズなんか食べてる人も多いみたいですね。日本人の方が地元の人と触れ合おうとしたり、その土地の食べ物を食べたりと、Adventurousな気がします。
投稿者 Momo : September 27, 2006 08:16 PM
本当に、英国人はシャイなのか、頑固なのか、異国の地に英国(アイルランドも許容範囲)!!という看板があったら、まずそこへ行くのが、我々には理解できませんよね!?。バルセロナへ友人と言った時も、彼らはアイリッシュパブで、サッカーを見をて楽しんでいました。ならば、英国にいればいいのに、なんで旅行をするのでしょうかね??何か発見したら、また紹介しますね。
投稿者 ココ : October 1, 2006 10:58 AM