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May 09, 2007

ロンドンで家探し

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我が家がロンドンに引っ越してきて、ちょうど1年が過ぎた。
その節目のせいか最近我が家では
「去年の今頃は○○だったよね~」という話題が多い。
その一つに「3泊5日の家探し」があった。

昨年4月のロンドン赴任に先駆けて、まずは家探しをしなければならなかった。
駐在員の家探しは

①会社所有の物件に、代々社員が入れ替わり立ち代り住む。
②不動産会社とのアポイントメントは会社が取ってくれるが
 後は自分で見て回る。
③とにかく自分で1から探す。

など、いくつかのパターンがあるが、うちの会社はパターン②であった。

総務からの「何時に○○社の△△さんと◇◇で待ち合わせ」というように
びっしりスケジュールの書かれた紙を渡され、ひたすら物件を見て回った。
その数、2日半で15件ほど。ロンドンの南西部を中心に見て回った。

我が家は家族3人で物件を探しに来た。
当初は、私一人で物件を探しに来ようと考えていたのだが
先に海外赴任していた同僚の奥さんが 妻に強く同行を勧めたのだ。
「男は窓からの眺めだのアクセスだの見た目だのしか見ていない」
というのだ。

私も物件は総合的に見た(つもりであった)のだが
「家事導線は・・・」「各部屋の使い勝手は・・・」「子供が遊んでる時に目が届くか・・・」
「メンテナンスは・・・」と、妻の細かいチェックの前に
私の気に入った物件はことごとく却下されてしまった。
妻曰く「あなたは駅からの近さと雰囲気しか見ていない」。
結局妻が一番気に入った家に決まった。
駅から距離がある為、決めた当初は少々不満があり、
「取りあえずここにするが、嫌なら引っ越してやる!」という気でいた。

しかし、この家でよかった。

家の間取りや雰囲気、庭の広さもさることながら
何が良いって、家の管理会社が最高だったのだ。

借家の場合、その家の快適さは、大家がどのくらいよく働いてくれるか
に掛かっているといっても過言ではない。
こちらの家は古いので、しょっちゅう問題が起こる。
その時に、うちの管理会社は(日系なのだが)すぐに動いてくれる。

「すぐに動く」。日本なら「それが仕事なんだから当たり前だろう!」と言うところだが
ここはロンドン。
「1週間待たされて音沙汰無し」とか
「やっと修理に来たかと思ったら道具が無い、と帰っていった」とか
「ガス臭いのに(!)”大丈夫”と言って取り合ってくれない」とか
悲惨な話は枚挙に暇が無い。

これから物件を探す方は
①多少無理をしてでも奥さんを同行されること
②大家さんの人間性をよーく観察すること
を、強くお勧めいたします。

投稿者 lib : May 9, 2007 09:06 AM

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