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May 15, 2007

帰ってきたスピーチセラピー 4

mama.gif

スピーチセラピーの当日、息子のクラスはミュージアムへ遠足に行く日だ。
皆がバスに乗り込む中、息子だけ取り残されるのも可哀相かな、と思いその日は幼稚園を休ませる事にした。(親ばかだとは思うが)

ちょうど夫もその日は仕事が休みだったので、親子3人で約束の時間に学校に行った。
スピーチセラピストに、これまでの息子の言葉の発達状態を説明した後、息子がアセスメントを受けることになった。

これは隣で見ている親の方が緊張する。
セラピストは息子に絵を見せて、その名前を言わせた。

息子は、KやCの音を上手く発音できない癖があり、例えば「カップ」なら「アップ」と言ってしまう。
セラピストは、息子の答えを彼が発音した通り、発音記号で記入していた。
ふむふむ、これで弱点がわかるという訳だな。

その後、似た発音を聞き分けられるかのテストをした。
例えば「Mouth」と「Mouse」、「Glass」と「Grass」など。

これには息子は苦労していた。
しかしこれはちょっと・・・・親でも難しい。
ネイティブの親を持たない子供としては、聞き分けられないのも当然ではないかと思った。
(スピーチセラピストもそれは十分に分かっているのだろうが、なんとなくそれを言ったらこの人たちの存在意義の問題にまで発展してしまいそうでお互いに『親がネイティブでない』ことの不利については最後まで触れなかった)

アセスメントは30分続いた。息子は流石に最後には
「幼稚園に行って遊びたい・・・・」
と弱音を吐いたが、なんとか最後まで持ちこたえた。
この年齢が持続できる集中力は5分程度だと聞いたことがある。それにしてはよく頑張ったぞと息子を褒めてやりたい(親ばか発言その2)

ふと横を見ると、夫が、息子よりも更に疲れ切った顔で座っていた。
前回のスピーチセラピーには私一人で付き添ったので、今回が初体験だった夫にはストレスが過ぎたのだろうか。

定期的なスピーチセラピーを受ける必要はないでしょう、今回のアセスメントに関するレポートは後で送ります、との言葉を聞いてほっとし、部屋を後にした。

幼稚園の側を通ると、スタークラスの子供達が庭で遊んでいるのが見えた。
息子はいてもたってもいられなくなったらしく、
「一緒に遊びたい」
と訴えてきた。残り時間1時間位だったが先生に頼んで参加させてもらい、夫と二人で家に戻った。

普段は滅多に「疲れた」と言わない夫だが、息子がテストを受ける姿を見て疲労困憊したらしく、その後ベッドで寝てしまい、そっちの方が心配だった。

私自身は息子の言葉の発達をそう心配もしていないし、かねてから「○○セラピー」とか「カウンセリング」の類のものには少々懐疑的な気持ちも持っているので、「まあ先生への義理も果たしたし、良かったかな」といった感想程度しかもたなかった。ユルい親である。

来週はホリデーのため、お休みさせていただきます。


投稿者 lib : May 15, 2007 02:19 PM

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