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May 16, 2007
英国での日本語
地下鉄を降りようとしたときに、私の顔を見ている黒人の男性がいた。
あれ?知り合いだったかな??と思うと、
「おはようございます」と言って恥ずかしそうに急ぎ足で電車をおりていった。
多分、日本語を勉強していて使いたかったのだろう。
チャイナタウンでは、間違いなく中国人に間違えられる私なのに、うーん、感心、彼は私を日本人と認識したようだ。よし。よし。
最近日本人以外で日本語を話す人が多くなった英国。
大使館のそばのスタバでは、何にしようかと思っていたら、「何にしますか?」と日本語で聞いてきた。
彼は、カタコトではなく会話ができるくらい日本語が上手かった。
ブラウンズホテルでアフタヌーンティをしたときにも、たしかトルコ人で日本語が流暢なウエイターがいた。
聞けば奥さんが日本人で、彼自身も日本にいたことがあるそうだ。
「すみませんが、紅茶に湯を足してほしいのですけど、、、」と頼むと
「なんのこれしき。」と言ったときには、一同驚いた。そんな言葉を何処で覚えたのだろうか。
地下鉄で隣に座った若い男性が、日本語の教科書を開いて勉強していたので、
ちょっと聞いてみるとガールフレンドが日本人だという。
ふーん。こうしてみても日本語を話すのは男性ばかりだ。
そう、ダーリンと私の知人をみても、女性の日本語を話す割合が低い。
日本人のガールフレンドを1回持つと、次も日本人の彼女がいいという男性が多い。
日本人女性は、優しいし、神秘的と思っているようだ。
だから、日本語を習う男性が多いのか定かでないが
我々日本人は、「えーい、日本語なんて解らないから、何をしゃべってもいい。」という訳にはいかなくなったぞ。
それは、不便だな。
昔読んだ話で、電車で英国の悪口を言っていた日本人若者に乗り合わせていた老人が
「壁に耳有り、障子に目あり。」ということわざを残して電車を降りたそうだ。
これは、怖い話だ。気をつけないとね。
投稿者 lib : May 16, 2007 09:29 AM