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October 24, 2007

英語口

darling.gif
ロンドンで日本人の英語劇を観て来た。
出演者は、演技だけではなく、英語を使うという壁があったと思う。
彼らは、普段も英語の生活をしているのかもしれないが、1時間半の英語の台詞を話すなんて相当凄い。
私には到底できない。感心するばかりだ。
さらにネイティブでないので英語を使う事にきっとご苦労したと思う。が、申しわけない。
やはり日本人、英語が日本語のイントネーションなのだ。
ああ、日本人の英語ってこんなに抑揚がない話し方になるんだーと、改めて気がついた。

そして、思い出したのは、ダーリンの家族が私と会話するときの表情だ。
最近は、この私のいい加減な英語にだいぶ慣れて来てくれたが、始めのうちは、私が話すと彼らの顔が????となり、
ダーリンに「この子は何をいっているの??」と目で助けを求めていたっけ。
おばあちゃんと話す時は、ダーリンの通訳が必要で、なかばやり投げになっていた私だ。
特に田舎の年寄りは、英語の並び方や発音がちょっとでもおかしいと理解出来ないから、仕方がないよ。
とダーリンがなぐさめてくれたが、そのことが本当に今日理解出来た。

もちろん言うのは簡単で、私には演技以前に1時間半の台詞を覚えるだけでギブアップだから、この演劇の評価なんてできない。
ただ、口惜しいのは、発音って大切なんだ。ということが当たり前だけどわかった。
テレビで、外国人が英語を話しているのに、字幕スーパーがでるのもこういう理由だろう。

実は、私はBBCの番組に出演していたかもしれなかったのだ。
きっとその時は、私のしゃべりに字幕スーパーがついていたかもしれないなー。
でも、撮影はしたがオンエアーはされなかったので、そんな恥はかかなくてすんだ。ホッ。

内容は、日本人にアフタヌーンティーのマナーを教えている英国人の先生と生徒ということで、
出演するように先生から依頼されたのだ。
生徒の主役はいるので、その他の脇役としていてくれればいいということだった。
しかし、当日は私もインタビューされ、その時々に英語の発音、単語を直されて、撮り直しをして、
オンエアーされる事にも承諾し、疲れ果てて帰宅したっけ。
しかし、最終的にボツになったと先生から聞いた。
まあ、あまりにも成り行きで撮影していたので、中味のない番組になっていたと思う。
もし、オンエアーされていたら、文字スーパー付きの発音の悪い英語で、すました顔で出演したと、
私は笑いのネタにされていたのは、いうまでもない。

ああ、せめて字幕スーパーが使われないぐらいの英語耳版の英語口になりたいものだ。

投稿者 lib : October 24, 2007 12:31 AM

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