« 5th バースデー・パーティー その2 | メイン | School Trip »
November 20, 2007
サービス精神って?
洗濯機が壊れた。
歯が痛くなって歯医者に行った。
結婚式参加やお祝いでいろいろ出費した後だけに、どうしてお金がいる事が重なるのかなー。
トホホ。これも人生かと諦めた。
まあ、この洗濯機は、前のオーナーが置いて言った物を6年も使用したのから、仕方がないな。
さっそくサイズを確認して、注文をした。
一週間ほどで洗濯機が届く予定だ。
洗濯機が届く日、配達される時間が朝8時から10時のあいだという。
朝早く起きて、シャワーを浴びていたら、ベルがなった。
まだ、7時30分だ。しかし、洗濯機が運び込まれる。
大変—。と濡れたまま、部屋に駆け込み着替えを済ました。ほっ!!
洗濯機の設置場所に行くと皆が呆然としている。
配達人が、洗濯機を取り付けてくれる予定だが、何も起こっていない。
洗濯機の後ろにある水道の元栓を締めて、ホースを交換し設置するのだが、
どうもこのねじが作業をしようとして割れてしまい、これ以上の作業はプラマーの仕事で自分達の管轄ではないという。
「いつもこうなんだよなー。だから始めにプラマーを頼んでくれれば、古い洗濯機が持ち帰れるのに。」とワーカー達の声。
だったら、会社にフィードバックして、同じ繰り返しをしないのが、自分たちのためじゃないの?と思うが、
ここは英国。
「また、電話してくれたら、古い洗濯機を引き取りにくるから。」と彼らはさっさと帰っていった。
直感だが、どうも作業をしたくない彼らが、乱暴にそのねじを壊したような気がした。
だって、引き取りにくるのは、別の人の仕事になるかもしれないから、今がラクならそれを選ぶのが当たり前だろうなぁ。
この洗濯機、なんでこうも重いのか。我が家はグランドフロアーだが、2階なんて運べない重さだ。
また、運が悪く水道管の工事をしていて、車が側に止められない。
彼らが、拒む理由はたっぷりある。
ダーリンは、「これからプラマー探しだ。ああ、これでまたエキストラのお金が必要だね。」と嘆いた。
このプラマー探しも、誰がいいのか、どこの会社がいいのか探すのにまた、ひと苦労。やれやれ。
洗濯機、まだ当分使えないなー。と私は出勤した。
帰宅すると、洗濯機が取り付けられているではないか。
プラマーが来てくれたんだ!!と聞くと、予約はしたがダーリンが自分で試してみたら設置できたという。
聞けば、簡単らしい。要は、水の元栓の場所が分かっていれば、その大元を止め、水を止めれば簡単に取り付けできるそうだ。
ちっ。奴らそれを知りながら、自分たちの仕事を軽くしたらしい。
ダーリンは古い洗濯機の引き取りを購入先に依頼した。
すると、その会社は一度納品したあとに古い物を集荷するサービスはないという。事情を話したが自分たちで処理するように言われた。
ああー、奴らが嘘をついたんだ。古い物を引き取りに来るといえば、客が安心するので、そんなシナリオがつくられたようだ。
どうも常習犯だろうなー。
英国だからね。とまったく驚かない我々。
これが、日本だったらお客様窓口に電話して、クレームの嵐だろう。
怒りをすべて、この窓口の気の毒な人にぶつけてしまうのだろうなー。と想像した。
この会社は神様のお客様のクレームをしっかりと対処、改善し、このデリバリーした人間を見つけて、叱るのだろう。
そして、このクレームに携わった人は、ああ、今日もイヤな事があったなー。とストレスとなり、酒がすすみ、父親不在、家庭内崩壊、
健康問題、鬱病なんてなるのかな???
それに比べれば、だーれも責任をとらないこの国は、
今日の配達人や電話に出た人もきっと仕事の帰りには、行きつけのパブでワイワイ騒いでご機嫌になって帰っただろう。
あ、そうか、ストレスは、お金を払った神様がみんな引き受けた訳か。なんだかかなり損した気分だけど、諦めも身に付いた。
ふー。これって、いいことか、悪い事か、どうなんでしょうね??
幸いカウンシャルが白い電化製品(冷蔵庫、洗濯機、クッカー)は、街の美観のために無料で引き取ってくれるとか。
予約していたプラマーも予約をキャンセルした。文句を言われると思ったのに、「いいよー。」と気持ちのよい対応だった。
我々は、この感じのいいプラマーには、ぜったい次に仕事を出したいね。と言っている。
ねえ、我々が洗濯機を購入したCで始まる大手の電化製品販売会社の社長さん、
サービスっていうのは、 お客さんが次もあなたの所で買いたいわ。って言わせる事じゃないの??
投稿者 lib : November 20, 2007 10:50 PM