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May 30, 2008

初心にかえる

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今週はハーフターム。

普通の授業はお休みで、試験に向けた補習授業だけがおこなわれています。

私も金曜日は1コマ授業をおこなうのですが、一体何人来ることやら、、、。なにせ、去年は6人くらいの参加でしたから。

さて、ここから本題。

先週の金曜日は研修日(INSETと呼ばれます)でした。生徒は一日早くハーフハームホリデーに入り、この日は校内にいるのは教職員だけ。

研修の目的は、来年度(9月)から7年生に導入される新しい学習指導要領に基づく指導計画を各学科でおこなうこと。

歴史学科も私、同僚Mと同僚K,そして5月中旬から新しくAssistant Headteacher(副校長より1つ下の役職)に就任したベテラン歴史教諭でもある同僚Vで計画を立てることに。

新しい学習指導要領について説明するにはイギリスの歴史教育の概念なども説明する必要があるので、これはまたの機会(たぶん夏休み)に書きたいと思いますが、とにかく、この会議ではどのように新しい基準に合わせて授業をデザインしていくかが話し合われました。

日本の歴史科のように国の検定教科書を使って編年史を教えるわけではなく、中世、チューダー朝、産業革命時代などといくつかの時代をわりと掘り下げて教えるイギリスの歴史授業。しかも、教えるトピックの選択、課題のデザインなどは各学校で異なり、教師の自由裁量によるところが大きいので、一から全部作り上げていくのは大変な作業です。

なんとかここ数年で作り上げてきた授業の指導計画表、教材などを活かしつつできないものかと、同僚と朝9時半から午後3時までお昼の間以外、みっちり話し合いました。

色々な意見が飛び交い、時には同僚M・同僚Kと新しい同僚Vの間に意見の食い違いから微妙な空気が流れる場面もありましたが、なかなか充実した時間になりました。

実は私、教育実習のころから授業計画を立てて教材を作るのが好きです。当時(そして今も)英語は完璧ではない分、教材作りには時間をかけて自分で納得できる、自信のあるものを作れるようにしようと一番努力をしていた部分だったのです。今でももっと時間があれば色々作れるのにと思います。

今回、また、新しいアイディアを活かした教材作りができそうなので楽しみです。なんでも一から教材を作っていた実習生だったころの新鮮な感覚が蘇ってくるようです。

これからかかるであろう時間と労力を想像すると恐ろしいですが、、、。

投稿者 lib : May 30, 2008 09:28 AM

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