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July 16, 2008

英国のバブルはじける?(COCO)

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我が家の上に住む人が、不動産会社に自分のフラットの相場を見積もってもらった。
期待をかなり下回る価格を言われたようで、売るのを辞めたようだ。
そう、ニュースではリセッションなんていわれているけど、リアリティーがまだ一般庶民にはない。しかし、ついに私の周りにも嫌な話が入って来た。

友人のダンナは、CITYで働いている。なんと知らなかったが1ヶ月も前にリダンダンシー(解雇)をされていたそうだ。しかし、このカップルはおおらかだ。CITYで働いている以上、解雇はつきものよ。今は、夏休みで就職活動には向いていないから、焦ってもしかたがないのよ。と友人はいい、2ヶ月間のバカンスに出掛けて行ってしまった。こんな奥さんだから、ダンナもあまり気にしていない様子。確かに解雇にともない補償金をもらい、それで貯蓄を殖やす人もいるそうだから、この世界のことはよくわからない。

もう1組は、悲惨なことになった。
同じくCITYで働くダンナが、 リダンダンシーされてしまった。しかし、奥さんには、言えなかったようで、大家が家賃を滞納しているため催促に来た際に事態は発覚した。
この家は、夫婦共稼ぎで家賃も半分ずつ支払う。奥さんが家賃の半分をダンナに渡していた。ダンナは仕事がないから、家賃も払えず、その上、お小遣いもない。よって奥さんから預かった家賃のお金をつい使い込みをしてしまい、家賃滞納となったのだ。こうなると妻は妻で、騙されたと思い喧嘩が耐えない。ダンナは次の仕事も見つからない。その上、一緒に数人が解雇させられたのに、その内何人かが同じ会社に再雇用されたそうだ。しかし、 自分には再雇用の声が掛けられなかった。なんで?なんで?なんで?自分には声を掛けてもらえないのだろう、と思えば思うほど、精神的につらくなり鬱になってしまった。貯金は底をつき、そして、ダンナは引きこもりになり、ついに心配した彼の家族が登場してくる。40才を過ぎている息子であっても母にとってはいつまでも子供だ。傷つき弱っている息子を見て、実家に戻るように勧めた。そして息子もその暖かく差し伸べられた手にすがり、ついに実家に戻る決心をした。日本人の妻は、反対できるであろうか?ついに田舎に引っ越してしまった。

うーん。これが我が家だったらどうするだろうか。私もダーリンの田舎で生活するってこと?クリスマスで過ごすのとは違うよね。ずーとそこで住むのだ。正直言って、つ、つらい。
だって、ダーリンの街には、ハイストリートは短くて1本しかない。好きな洋服店が1軒もない。言葉がみんな訛っている。日本人なんて認識はできない。日本食も手に入らない。できないなーというと、ダーリンはきっぱりと言った。自分もあそこではもう生活出来ない。そうだよ。そんな時は2人で日本に行こうと言っている。日本に帰ってもねー。考えさせられる出来事でした。

投稿者 lib : July 16, 2008 03:15 AM

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