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February 16, 2009
ダブル不倫 その2
日本の会社で社員同士の不倫がバレたら、どうなるだろう?
厳しい会社なら、 女はクビ、あるいは自分から辞めた形で会社から追い出される。 男は左遷、しかも本州まで手漕ぎボートで10時間、なんて離島に飛ばされるかもしれない。
あまり社員の色恋沙汰にゴタゴタ言わない会社でも、何となく居心地のわるーい雰囲気がかもしだされるのではないだろうか?
さて、うちの会社では・・・。
なんと、あっさりと 「公認カップル」として認可されてしまった。
あのー、いいのでしょうか? 昔なら 「不義」だの 「密通」などと糾弾されるのでは?(時代劇の見過ぎ)
会社の飲み会ならふたりでニコニコと参加。 クライアントの接待も当たり前のように一緒。クリスマスパーティの正式な着席式のディナーでも隣同士で食事。
「結婚」 のモラルはいずこに?
明るいダブル不倫のふたりだったが、A男と話す機会があったとき、
「実はふたりとも真剣なんだ。離婚して一緒になろうかという相談もしたんだけど、子供たちのことを考えると踏み切れなかった」
と、真面目に言っていた。
・・・だのに、A男の奥さんが妊娠した。あれ?
「妻との間は冷え切っている。寝室も別々だ」くらいのことを言って口説いただろうに。
やっぱり、既婚者の男の言うことと行動は一致しないというゴールデンルールを証明しましたね。
と、数ヶ月もしない間にB子が妊娠。
さすがにみんなは動揺した。いったい父親は誰?
が、どうやら子供の父親は夫らしい。 これって、既婚者の女の言うことと行動も一致しないという事実の発見であった。
(男と女の関係は謎だらけ。特に既婚者同士の男女関係は理解不能)と小娘の私はしみじみと思いました。
それぞれ三児の親となったA男とB子。さすがに関係を見直すのかと思いきや、そのまま 「社内ダブル不倫公認カップル」としてお天道様の当たる道を何ひとつ問題なく歩いてきた、と思っていたら・・・。
ある日の飲み会でふたりは別々のグループに入っている。 で、お互いを何となく避けているような微妙な空気が流れている。そのときはケンカでもしたのかな、と思っていたのだが、その次のパーティでもふたりはバラバラに行動。
いったいふたりに何が起こったのか?
「B子と一緒じゃないの? どうしたの?」とA男に声をかけた。すると、
「B子? あんな女の名前なんか聞きたくないね」 というとペッと唾を吐き捨てるようなジェスチャーをする。
おまけに彼女を充分に意識しながら、当てつけるように、
「ねえ、それより、素敵なレストランを見つけたんだ。一緒に行かない?」と誘いをかけてくる。
あのねえ、社内恋愛、不倫、なんてことだけでも充分に避けたいのに、 何が悲しくて「社内恋愛でダブル不倫をしているふたり」と 「三角関係」なんて、面倒事のフルコースに巻き込まれなくちゃいけないんだ?
続く
投稿者 lib : February 16, 2009 11:22 AM
コメント
うひゃひゃ。さすがイギリスの会社、「大人の対応」ですなー。自分達が当事者になった時も、周囲に温かい目で見てもらいたいから?
パート3も楽しみにしています。
投稿者 子育てママ : February 19, 2009 12:38 PM
ボスが昔勤めていた会社でもダブル不倫があったそうです。 ある日、女の亭主が会社に血相を変えて乗り込んできた! で、みんなで慌てて当事者を非常階段から逃がしたとか。そんな修羅場を私も見てみたかった。自分では面倒ごとに巻き込まれたくありませんが、人の面倒ごとは傍観者には楽しいです。来ないかなー、B子のダンナ。
投稿者 十貴川 洋子 : March 8, 2009 06:20 PM