« 馴染む | メイン | Thank you. ありがとう。 »

March 09, 2009

Happy Reunion

teacher.gif
昨日は木曜日にもかかわらず、服装に気合を入れた私。

学校に着くなり、同僚から「いつもと違うね~」という声が。そう、普段はズボンに普通のトップス。スカートを穿くことすらあまりない私です。その私がサテンのブラウスに黒のスカート、それにヒール靴で決めていたものですから、たぶん周りの人間は何事かと思ったことでしょう。

でも、昨日は特別な日だったのです。2007年11月のブログ「地球の裏側から。」で私の大学院時代の友人Yについて書きましたが、その彼女が目出度く博士課程を修了し、昨日はその卒業式典に招待されていたのです。

私と同じく海外留学生としてイギリスでの生活をスタートした彼女。そして、今、博士号取得という素晴らしい目標を達成した彼女が、私をゲストとして式典に招待してくれた。

その旨のメールをもらった時、本当に嬉しかったし、何よりも私を大切に思ってくれている、彼女の大切な瞬間に立ち合う機会を与えてくれたことに感謝と幸せを感じました。

実は6年前の修士課程の卒業式典は彼女が台湾に帰国した後だったので一緒に参列したことはなかったのです。それが今回は彼女が何とか職場の上司から海外渡航の許可をもらい、晴れて式典に出れることになったのです。

博士のみが着れる特別な朱色のローブを身にまとい、待ち合わせの場所に現れた彼女。他の学生たちはほとんどが修士号や教職課程の卒業者なので地色は黒。彼女は相当目立っていました。

そんなわけで、私は自分が博士号取ったわけでもないくせに一緒に並んで写真を撮っているだけですごく誇らしく感じるのでした。

式典は私の参加した式と構成はほぼ同じでした。が、前回と何が違うって、、、。それは、カメラを握り締めて彼女が壇上に上がって証書を授与されるのを待つ私。

もう、気分は保護者そのもの。いえ、彼女のほうが私よりいくつか年上ですが。とにかく、シャッターチャンスを逃してはならないと気合を入れて連写モードに設定を変え、何人か知らない人を撮って練習したりしながら彼女の登場を待ち続けました。

ただ、博士号の授与はいわゆる「トリ」なので最後なんですね。だから待つ時間が長いこと。でも、待った甲斐あって、もう彼女が壇上に上がったときは感動でした。でも、カメラ握ったままだったので肝心な拍手が全く出来なかったんですけれど。

そのあと、気が抜けた私はやけに長い閉式の辞はすでにあまり聞いていませんでした。

式典後、祝賀会に20分ほど参加して、その後は私にとっては修士課程の時の恩師であるPと、教職課程の恩師であるR、そして私の友人(Pは彼女の博士課程のTutorです)の4人で食事に行きました。

私と友人Yにとって彼らは先生という存在を超えています。二人とも元中高教師ですので、教員としての先輩でもあるわけですが、それよりも何よりも彼らはイギリスで心から尊敬できる人生の先輩、人生の導き手です。

彼らがいなかったら私はイギリスで教師になっていなかっただろうし、彼女も博士課程に進むことはなかったと確信できるくらい。

でも、彼らは決して私たちを彼らの思う道に進ませようとはしない。私たちが決めたことについて的確にアドバイスしてくれて、最良の道に進めるようにサポートしてくれたのです。

昨日も今の仕事について、プライベートのことについて、、、彼ら自身の経験談を交えながら色々なアドバイスをしてくれました。

実は数週間前は自己不信に陥っていた私。でも、昨日、彼らとまた再会して「やっぱりこの道に進んでよかったな。幸運だな」と素直に思えたのでした。

また4人で食事をする機会がいつになるのかは分かりませんが、次に会ったときもポジティブな自分でいたいです。自身を持って自分の仕事のこと、プライベートのことを報告できる自分でありたいなと思いました。

最後に、、、友人Yの大きな達成に乾杯!

投稿者 lib : March 9, 2009 12:45 AM

コメント

コメントしてください




保存しますか?