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January 20, 2010
暴行事件
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友人の息子、N君 (15歳)が裁判に出廷したそうである。
といっても、被告や原告ではなくて、証人だったとのこと。
去年のことだ。 夕方7時ごろ、N君は道でクラスメイト A君とバッタリ出くわした。 何となく世間話をしていたところ、同年代のティーンエイジャーが数人フラフラとやってきて、そのひとりが A君のiPodをひったくろうとした。 当然、A君は自分のiPodを守ろうと引っぱる。
と、突然、A君は殴られて道に倒れた。 友人の息子N君も顔にパンチを受ける。 道路に横たわったA君は足蹴にされ、意識を失う。 N君や一緒にいた数人も鼻血を流して、大パニック、という事件があったのだ。
すぐに警察、救急車がやってきた。 N君達はともかく、A君は意識不明。 一時は危篤状態で、警察では 「殺人未遂」 から 「殺人事件」 に切り替えるところだったらしい。
病人に駆けつけた友人は、顔がはれ上がって倍の大きさ (笑ってはいけないが、つい、想像した)になった、わが息子の姿に絶句。 一方、A君は危篤状態で 「今晩が山場」との情報に親は真っ青だったという。
A君は数日で危篤状態からは脱出。 数ヶ月間に何度かの手術を受け、入院と通院を繰り返し、1年近く、休学だったようだ。
さて、その犯人だが、ひったくったオイスターカード(プリペイドの定期券)を使って帰宅したために、オイスターカードの記録とバスのCCTV(防犯カメラ)から、あっさり足がついた。 地元では警察によく知られた顔ぶれだったらしい。 N君とA君が住むエリアは高級住宅街だが、犯人達はバスで20分ばかりのラフなエリアからやってきて、あちこちの店で騒ぎを起こし、すでに警察に連絡が行っていたところ、この暴行事件が起こったらしい。
20人ばかりのグループで街を徘徊していたが、実際にこの暴行事件に関係したのは3人。後日、警察は主犯の家からA君のiPodを発見。 おまけに血のついたシャツが近くに脱ぎ捨ててあって、そこから、A君と主犯のDNAが出た。 犯人は妹や友人にも 「人を殺したかもしれない」とわざわざテキストを送っていて、その記録も残っていた。 裁判では 「その場にいなかった」と言ったそうだが。
事件後の経過は・・・信じられないほど時間がかかっている。 事件は去年の4月。 N君が警察に呼ばれて、証言をビデオ収録したのが、7月。 11月頃にもう一度調査があり、裁判が今年の1月・・・って9ヵ月後じゃん。 事件の詳細を忘れないか? 犯人グループは全員が黒人だったそうだが、もし、私だったら、パニック状態でほんの数分見ただけの黒人ティーンエイジャーの顔を9ヵ月後に覚えているかというと・・・自信ないな。
保護者として友人も Old Baileyに付添った。 最初の日は事務手続きに費やされ、証言の機会はなし。 翌日に行ったときは証人のひとりが裁判所の証言台に立つのをいやがり、別室でビデオ撮影での証言となったのだが・・・ビデオの接続がうまくいかず、裁判官が 「私の10歳の息子だって、ビデオぐらい、つなぐことはできるぞ!」と裁判所のスタッフを怒鳴りつけるという一幕もあったらしい。 で、この日も証言の機会はなかった。
3日目、ついに証言台に立った (未成年なので衝立で囲まれ、姿を隠されたそうだが)N君は犯人の弁護士の 「事件からずいぶん時間が経っているが きちんと覚えているのか?」との質問にもしっかりと答えたそうだ。 (記憶力の悪い私でなくてよかった。私を事件に巻き込まないで下さい。 証人として役に立ちません)
N君は 「疲れちゃった。 でも、裁判の間、学校に行かなくてもよかったので、ラッキー」と言っていた。 「証言台では、ちょっとドキドキした」そうである。
警察からのアドバイスは、 犯人の仲間からの報復を避けるため、Face Book の個人情報を消せ、というもの。 それで、Face Book は残したものの、生年月日や住所を変更したという。
私がここから学んだ教訓は、 「殴られても、道に倒れるな」 だ。 横になると内臓を蹴られたり、頭を踏みつけられたりして、命に関わるそうである。
うー、恐ろしい。 ヤバそうな連中がこっちに向かってきたら、絡まれる前に逃げることですな。
投稿者 lib : January 20, 2010 11:35 AM
コメント
こんにちは、洋子さん。
いつも楽しみにしています。
恐ろしい事件ですね~。
うちの近所もやばそうながきんちょがたむろってるんですよ~。警察を呼んだこともあるほどです。
どこにいても危険は突然やってきて、日本の方が安全とはいえませんが、でもやっぱり(かなり)用心深くなりました。自分のみは自分で守ろう、です。
ではまた~。
投稿者 ひろみ : January 26, 2010 05:11 PM
アメリカでのことですが、友人のアパートの下に毎晩のように クソガキ・・・、失礼しました、進路指導の必要な少年たちが、たむろって騒いでいたそうです。 頭にきた友人は、ある日、爆竹を買い込み、電気を消した自分の窓から、爆竹を投げ込み、慌てふためくガキ(注:少年たち)を見て、大笑い・・・ではなく、自分の行為が彼らの進路を正しい方向に導いていくのを願ったそうです。 ・・・マネしないで下さいね。 イギリスの警察は被害者のためではなく、犯罪者の人権保護のために存在しますから。
投稿者 十貴川 洋子 : February 2, 2010 11:24 PM