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February 10, 2010
義理ママとの日本旅行 その4
午前1時。目が覚めた。うーん。昨日と同じ現象だ。眠れない。夕食時に酒を飲んでしまったので、薬を飲む訳にもいかず、こんな事もあるかと思い買っておいたワインを開けて飲むことにした。
うーん、うまい。うまい。と飲んでいたら、ほぼ1本も飲んでいた。しかし、まったく眠くない。それに全然酔っていないのだ。いつもなら、いい気持ちでウトウトし始めるに。どうやら、ママとの旅行で、思いのほか気を使っているようだ。そうか、意外と繊細な私なんだ。なんて自画自讃している場合ではない。私としては、眠りたいのだ!!ああ、不眠症の方の気持ちがわかるような気がした。
次の日、夜は酒も飲まずにしっかり薬を飲んで寝た。翌朝はなんと朝の9時迄寝ていた。うーん。いい気持ち。と隣を見たら、ママも寝坊をしていた。どうやら、ママも疲れていたようだ。
その後、我々は沖縄に飛んだ。沖縄には米軍もあるので英語環境が整っていると思っているママ。我々は、空港からレンタカーを借り、いざ、ホテルへ。日本も車は、 英国と同じ左側通行。運転好きのママは、躊躇もなく運転席に乗り込んだ。車には、ナビもついている。これで安心。と思いきや、ママが一言。「このナビ、英語は話せないの?」「えっ!」そうだ、ママには英語のナビでないと意味がない。私もナビのことはわからないが、おそらく英語モードになんて切り替えはできないだろうから、私が通訳するしかない。
ママの運転はうまい。でも、日本で運転するのは始めてなので、日本の交差点の距離感がうまくつかめない。そのため、赤信号で止まるときも、かなり手前で止まってしまったり、行き過ぎてしまったりする。手前に止まるにはいいが、行き過ぎてしまった際には、「ママ、赤信号!!止まって!! 止まって!!」と叫ぶ私。ママも「あら、ごめんなさい。ちょっと、止まる所がわからなかったのよ。」と謝る。「あら、いいのよ。」と私。
しばらく運転しているとママがいう。「英語環境が整っているって言っていたのに、道路の標識がみんな日本語じゃないの!」と文句をいう。しかし、よく見てみると、日本語の表記の下に小さいが英語の地名などが書かれているではないか。「ママ、よく見て!ほら、英語でも書かれているでしょう!」と強気で答える私。
車が動いているので、ナビは絶え間なく話す。訳す私。ナビは時々いらぬことを言う。「これから合流です。」とか。これは訳す必要はないが、ママはなんていっているか聞きたがる。
右折の際だった。対向車を先に見る事が出来るのは助手席に座っている私だ。ママが右折をしようと焦っている気持ちが伝わる。私も車を運転する。彼女のブレーキのかけ方、右折などのタイミングが私とは違う。右折の場合は、運悪く直進の車がぶつかるとしたら、私側だ。そんな身の危険も感じてか、慎重に右折して欲しいので「ママ!!車がきているわよ。気をつけてね。」と右折で待機しているママにいう。ママが動き出そうとしている。私は、また直進車を発見した。「ママ!!また車がきているわよ。気をつけてね。」と言った。ママは不慣れな日本で運転、交差点での不手際、それに嫁にアレコレ、言われていたせいか、ついにキレた。「私だってメクラじゃないのよ!!車なら見えるわよ!!」と叫んだ。 「、、、、、、、、、、、、」。しばらく無言の2人。(つづく)
投稿者 lib : February 10, 2010 10:51 AM
コメント
いやー面白い!!次が楽しみです。私も、イギリス人の旦那がいて、お互いダーリンと呼んでいます。ハハハッ、、、。私の義理の母は口から産まれたかの様なおしゃべり好き。しかも、話に、尾びれも、背びれも、色々付け足す始末、、、。私は、2人で旅行なんて、、無理だなー。
投稿者 さおり : February 10, 2010 07:15 PM
そうですか、さおりさんも義理ママが英国人ですか。
日本の義理ママに比べて、いかがですか?
日本の友人の話を聞いて比較すると私は、まだラクなのかな?なんて思いますよ。なんか事の成り行きで今回の2人旅行なったのですが、いやー、大変な決断でした。自由時間がなかった。(笑)
続きをよろしく!
ココ
投稿者 coco : February 12, 2010 12:25 PM
いやいや、いつかご一緒に旅行にいってくださいな。
これも絆を深める、いや、溝を深くする場合もありましが、、
いい想い出になりますよ。
まだまだ、続きます。ママとのお話。
ココ
投稿者 coco : February 15, 2010 08:01 PM