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January 22, 2012
2012
新年早々、仕事で急遽一週間ほど東京へ出向いた。年々時差ぼけがひ
どくなっており、ホテルで真夜中に長い時間仕事をするはめになる。
12平米のシングル部屋はキツイので、こたびは銀座にある、多少広
めの部屋を持つホテルを試してみた。スーツケースをジャンプする必
要は無く、客層は穏やかなのか、真夜中に大声で歌いながら部屋に入
る兄ちゃんはおらん。ワイン屋は徒歩10秒、コンビニは徒歩1分。
良し、気に入った。今後も暫くここを利用することになるだろう。
歳を重ねると共に保守的になってきているのがわかる。一度良しと思
えば、それ以上の事はどうでもよくなってしまう。これはよくないと、
思ってはいる。四歳の長男は好奇心の真っ只中、天下一のいたずら坊
主の称号を最近両親から授与された。家では日本語の長男が、英国の
幼稚園で覚えてきたセンテンセスは、"Sit down!" と "Go away!"であ
り、先生や同級生に shout されている図が浮かぶ。他方これはうらや
ましい限りである。何事もやってみなければ、という意思はあるのだ
が、坊主の名誉とはもう比較にならぬ。
枯れたオヤジの回想録となるが、若い頃は、ここに書くは躊躇すべきこ
とも含め、どっぷりと突っ込んでいくという興味の対象がたくさんあっ
たなア。小学時代、新聞店でのバイト給料(不法なるも時効)は、フィッ
シング道具や音楽関連につぎ込まれた。小さなステレオを月賦で仕入れ、
LPを買い、直ぐに擦り切れる高価なダイヤモンド針を替えた。中学
になると、自転車の大改造と洋服(アイビーが流行した)。高専時代
は、サッカー、バンド、アマチュア無線、そしてオートバイ。無論こ
の間、女の娘などは大いに含まれる。中学時代にアマチュア無線資格
を既に取得し、かつ英語が多少できるという、とんでもない男が同年
にいた。これはやらねばと思ったが、20年かかって後者を含めなん
とかした。凝り性ではあったと思う。これら道楽は全て金のかかるこ
とであるが、親の説得やバイトやパチンコ(これ重労働)を通じて、
交渉や仕事をして収入を得る面白みを10代で体ごと知ることができ
たのは、実におもしろきことであり、これらはその後の僕の仕事論に
影響しているのであろうかなあ、と思う。
歴史小説に出てくる50歳前後の偉人たちは、取り掛かっている仕事に
ドップリ浸かっており、道楽の時間は無いように読める。とはいえ、道楽
につながる好奇心とか探究心は、持ち続けていたのでは。これがないと
石頭となり、暮らしが暗くなる。
51度目の正月。時差ぼけをはじめ、さまざま衰えるところが多いの
は自然のいたすところ是非も無し、せめて気の持ちようでもって不自
然にでも若返るべきところは、意識して活を入れていこうと思う。謹
賀新年、とにかく明るく行きましょうや。
投稿者 lib : January 22, 2012 11:15 PM
コメント
いや、社長、いぶし銀のブログですなー。
バカかった頃、いや、若かった頃の自分をふと思い出したりすると懐かしいですよね。
今は弱気で中ヒールを履いている私ですが、昔はステレトゥで夜遊びしてました。 おまけにしらふ (当時は酒を飲まなかった)
ヒールの高さは減り、酒量は増えましたが、バカさ加減は同じですし、同じでありたいですね。
今年もがんばりましょう。
投稿者 十貴川 洋子 : January 26, 2012 12:34 PM
洋子さん、社長業やめてもう4年たったつーに。暫くお会いしてませんね、飲みいこいこ。
投稿者 Yosh : January 27, 2012 09:47 PM