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July 30, 2009

All the best

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先週水曜日に無事に学年が終了しました。

生徒は午前中の終了式を兼ねた色々な賞の表彰式に出席してから解散。

教師は毎年恒例の退職者のスピーチを聞くために学校内の小劇場へ集合しました。

前にも書いたと思いますが、ロンドンにあるいわゆるinner city schoolと呼ばれる都市部の学校は教師の移り変わりも激しいです。

パーマネント契約で雇われても一年で次の職を探して他の学校に移る教師もいます。

実は今年は今までで一番、私が悲しく感じた学年の終わりでした。

去年も同僚であり、私の上司でもあった学部主任のKが退職して、淋しい思いをしましたが、実は今年は一気に4人もうちの学部から退職者がいたのです。

私と同じ年に入った社会学(Sociology)教師のA。

長期のSupply teacher(期間限定の契約で教える教師)として地理、宗教を教えるAZ。

一昨年、うちの学校で実習、そのまま就職した宗教教師のS。

そして、3年前に実習生として来て、そのまま就職、去年は地理科の主任も務めたE。

退職する理由は様々です。

Aは元々、教師を続けるよりも研究の道に進みたかったそうです。そんな彼女は心機一転するために9月からヨーロッパ、アジアに長期の旅に出るそう。その間に次のステップを考えるようです

AZはもともと一年で契約終了ということは決まっていたのですが、ちょうどいい学部内にポジションに空きが出れば、応募したいといっていました。ただ、結局学校側の事情でそれはならなかったのでした。

同僚Sは私よりも若く、新任にもかかわらず、教師として光り輝く人でした。お母様がイギリスでは有名なArt therapist(アートセラピスト、芸術療法士)だそうで、その影響か、彼女の授業には生徒の視覚にアピールする様々なアイディアが詰まっていました。

私も彼女と一緒に働きつつ、軽やか、かつパワフルな彼女から様々なことを学びました。私から見たら、まさに教員になるために生まれてきたような人物です。

そんな彼女もプレイベートの事情でフィリピンに移住することになりました。名残惜しかったようですが、その時その時のチャンスを逃さないという考えの彼女。思い切って決断したようです。でも、きっとまた、彼女は教壇に立つのではないかと思います。

最後に同僚E。彼女は実質ふたつの学科の仕事を背負っているにもかかわらず、ほかの地理教員たちは学校内の他の仕事を兼任しているか、長期の契約教師のため、彼女をサポートすることが難しく、彼女は一人でいつも苦労していました。

実は、私と同じ歳で、教育や仕事に対する考えに共感を覚えられる人、本当に尊敬できる人でした。彼女の仕事に対する姿勢は(イギリス人には珍しいくらい)非常に真面目で120%きっちりやっている姿をいつも見ていました。実際、彼女が作る教材、そして学習指導案のきめの細かさは脱帽ものでした。

よく学校が閉まるぎりぎりまでいる彼女と二人で最寄り駅まで一緒に帰っていました。もう半年くらい前から、「来年か、再来年か、、、彼女はやめてしまうんじゃないか」と感じでいました。そして、二ヶ月ほど前に、彼女は自分自身でもっとサポート体制がしっかりしていると思われる学校を探し、無事に就職を決めました。

彼女のような人材を失うことは学校の真の損失だと思います。なぜ、常任の地理教員を雇って、彼女と協力できる体制を学校が作らなかったのか、、、。実は、これは今の学校の経済状況が大きく関係しており、下で働く我々の力など到底及ばないことを実感させられました。この問題については、また書く機会もあると思いますが。

とにかく、期間の長短に関係なく、今回去るこの4人の同僚たちは色々な意味で私に影響を与えたし、共感できる部分を持つ人たちでした。だから、彼女らが来年からいないのだと思うと正直淋しいです。

元々、私はプライベートと仕事での人との付き合いを結構分けており、同僚とはお互いのプライベートについて話すことはたくさんあっても、休日とかに学校外でほとんど会うことはありません。

そんな私でも、この4人とはこれからも付き合いを続けたいなぁと願っています。 今はSNSもあるので、お互いの様子が少しでもわかったらいいなと思います。

とにかく、それぞれの新天地での彼女らの健闘を祈ります。

投稿者 lib : July 30, 2009 02:27 PM

コメント

月子さん、のんびりと楽しい夏休みをお過ごしでしょう。いい先生たちが学校を離れるのは、学校にとっても、生徒にとっても、そして、月子先生にとっても、残念なことですよね。どうか9月から新しくいい先生たちが大勢入ってこられますように。8月は、たしか、ILR申請の時期ですよね?きっと、うまく行くとおもいますよ。過ぎてしまうと本当にホッとします。肩の荷が下りた、というのは本当にこのことだと実感してるんです(笑)。

投稿者 dekobokoミチ : August 3, 2009 11:31 AM

ミチさん、
お返事が遅くなっておりました!いつも有難うございます。

9月から彼女たちがいなくなるのは寂しいですけれど、ミチさんのおっしゃるとおり、またいい出会いがあることを祈っています。

ところで、最新のブログエントリーにあるようにILRを無事取得いたしました。本当になんともいえない安堵感があります。Life in the UKテストのことなど、ミチさんのブログが大変参考になりました。有難うございました。

これからもお互い教師生活頑張りましょうね!!!

投稿者 月子 : August 12, 2009 09:00 AM

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