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July 20, 2006
サマーパーティ
11月、12月は忘年会シーズン、イギリスではクリスマス・パーティ・シーズンなのは当然である。 が、6月、7月もやたらとパーティが多いことに気がついた。
ワールドカップでは大の男が徒党を組んでドイツでテント生活、という様子をテレビで見たが、なかなか楽しそう。
少年に戻った男たちが野外パーティをしている風である。気分はトム・ソーヤの冒険かも。
今年はワールドカップにニュースが集中したが、6月にアスコット競馬、ウィンブルドン・テニス、7月にはボート競走のヘンリー・レガッタがあった。
スポーツイベントだが、「天気もいいし、みんなして外で飲み食い」するのが目的と見た。
基本的には桜にかこつけて酒席を設ける日本の「お花見」と同じだな。
馬、テニス選手、ボート漕ぎの学生たちが汗をかいているのを横目で見ながら、冷えたシャンペンにホワイト・ワイン、そしてイギリス国民に大人気サマー・ドリンクのピムズもクイクイ飲まれていく。
しかし・・・・。
ライチタイムのアルコールは「効く」。 太陽にさらされながらだと、夕方や夜よりも3倍(当社比)は確実に酔っ払う。
ああいった場所での飲み物の値段は馬鹿高いのだが、会社持ちだと、いくら飲んでも自分の懐は傷まない。で、ついつい飲みすぎてしまう連中が出てくる。
アスコット競馬にはドレスアップして出かけるものだが、女子トイレにはぐでんぐでんに酔っ払って、床にのびている若い子を見かける。
競走馬による白熱した勝負を見るよりも、この子たちの将来を考えるほうがハラハラするぞ。
友人は接待で出かけたウィンブルドンで、すっかり酔っ払ってしまい、大声で応援して、何度かの注意を受けたあと、警備員につまみだされたらしい。
しばらく警察の「トラ箱」で仮眠し、厳重注意をされてやっと家に帰してもらったとか。
由緒あるウィンブルドン・テニスマッチにて、このお下品ぶり。
(来年の招待客リストから、こいつの名前を抹消しておけ!)の指示が飛んだに違いない。
会社のサマーパーティ。今年はテムズ川のクルーズパーティだった。ボートを借り切って150人ばかりが参加した。
シティに近いスワン・ピアを6時に出航。
気張ってサマードレスに着替えたり(新人の若い女の子)、ボートだからとジーパンに着替えたり(実際派)、面倒なので仕事着のまま参加したり(私とか)。
ひとつの会社のパーティにも関わらず、バラバラで統一に欠けるのがいかにもイギリスらしい。
飲み物を受け取るバーは長蛇の列。そちらは同僚にまかせ、眺めのいい甲板のテーブルと席を確保した。
もう慣れたもので、バイキングの食事がサーブされるのが見える位置にいて、準備ができしだい、一番に駆けつけようという魂胆である。 (実際には3番目だった。悔しい)
ボートはトロトロと進む。
岸に係留されているパブ・ボート、川に面したワインバーでは、やはりオフィスパーティらしいグループがそれぞれ楽しそうに飲んでいる。
川を挟んだお互いのグループ(当然、知らない人)が手を振りあったりして、のんびりとなごやかな雰囲気である。
いいなあ、テムズ川。
早く帰宅したい人たちのために、8時にいったんポートに着く。
私もここで降りた。
この後はイギリスのパーティおなじみのダンス・パーティになる。
今年初めて参加する同僚は「もう少しだけ」とボートに残った。
次の下船時間は2時間後なんですけど・・・。
適当な時間に船を降りて岸まで泳ぐつもりなのか?
遅くまでボートに残った連中は「二日酔い」と「ダンス疲れ」おまけに「船酔い」でヨレヨレになって、翌日、出社してきた。
追記 * 出張と夏休みを兼ねて日本へ帰国するので、しばらくお休みします。
投稿者 lib : July 20, 2006 09:34 AM
コメント
毎回楽しく読ませていただいております。先日、アフタヌーンティーつきのテムズクルーズに乗りましたが、これは最悪でした。やはりテムズには、お酒が似合うかしら??
投稿者 MIDORI : July 31, 2006 01:58 PM