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August 01, 2006

メイド

mama.gif  香港から夫のいとこが遊びに来た。

彼女は、6歳と1歳の二児の母だ。
第一子が生まれた後も頑張って仕事を続けていたが、下の子の誕生を機に仕事を辞めた。

彼女の両親はイギリス在住なので、じじばばに頼る事ができないのは私と同じ。
専業主婦になったとはいえ、二人の子供の世話は大変だろうなあ・・・と思っていた。

ところが。

久しぶりに会った彼女はとっても優雅だった。
きちんとお化粧をし、ブランド物の服を着、育児やつれなどは無縁のようだった。
彼女がロンドンに来てから、子供の食事の世話をしたり、オムツを換えたりするのも見たことがない。

なぜか。

それは「メイド」も香港から一緒に連れてきたから。

香港にはメイドビザが認められているので、フィリピンやインドネシアなどの近隣国から多数の女性が出稼ぎに来ている。
エージェントで家事、料理、語学(広東語)などのトレーニングを受けた上で「即戦力」となり各家庭に派遣されるのだ。
香港の雑誌をめくると、メイド専門の人材派遣会社の広告をよく見かける。
(日本のメイドカフェの様な格好はしていません、念のため。)

彼女達の仕事は「家庭内で発生する家事・育児全版」。
「私の仕事は炊事、洗濯ですから、子供の世話は範疇外です」
「契約書によると9時から5時までが労働時間ですから7時に子供が泣いても私の関与するところではありません」
なんてうるさい事も言わない。
24時間出動態勢の、スーパーヘルパーなのだ。

料金も日本やイギリスの人件費に比べると格段に安いので、香港では普通のサラリーマン家庭でも住み込みのメイドを雇うのは珍しい事ではない。

いとこのメイドはインドネシア出身。この娘さんがまあ、よく働く働く。
食事の用意、(親戚が集まった時も18人分のインドネシア・カレーを涼しい顔で用意した)洗い物、客が来ればお茶出し、その間に子供が泣けばあやしたりと、座るヒマもないのに笑顔を絶やさない。

優秀なメイドさんでもあるんだろうが、何でも自分でやるべきと思い込んでいる貧乏性の私には「誰かが手伝ってくれる事はこんなにも楽なものか・・・」と目から鱗が落ちる思いだった。

つづく

投稿者 lib : August 1, 2006 10:09 AM

コメント

いいですね。メイド。我が家にもほしい。いったいいくらぐらいで雇えるんですか?

投稿者 みどり : August 7, 2006 12:28 PM

いくらだったかなあ・・・聞いたんだけど、「えっ週6日労働でそんなに安いのっ」って感じの値段でした。て、いいかげんな情報ですいません。

投稿者 ケイコ : August 10, 2006 08:50 PM

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