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October 03, 2006

公営のプール

mama.gif  公営のスポーツ施設をよく利用している。

以前、プライベートのジムのメンバーになっていたこともあったが、初めこそ熱心に通ったものの、お約束通り、だんだんと行く回数が減り、気がつくと一回当たりの単価がえらい高くついていた。
その点、公営のジムは利用する時に一回分だけ払えばいいので単価は劇的に減少した。

主にプールで泳いでいる。
建物は古くてくたびれているが、プール自体はプライベートのものよりも大きいし、金曜の夜やレディス・ナイト(女性専用日)などはガラガラに空いているので快適だ。
(そういえば、レディス・ナイトは初め、『レズビアンの方たちの社交場では』とためらったが、行ってみれば色目を使われる事もなかった。皆純粋に水泳を楽しんでいるのか、私に魅力が足りなかったのかは不明)

私の公営プールデビューはイギリスに来て間もない頃だった。
その頃、付き合っていた夫に「プールに泳ぎに行こう」と誘われた。
日本のプールは私営であれ公営であれ、スイミング・キャップの着用厳守だったので、それに慣れていた私は
「困ったな・・・・水着は持っているけどキャップを持っていないの。」
と言うと、夫は、
「あはははは、君は面白い人だなあ。じゃあ僕は、ラケットもシューズも持っているけど白いシャツを持っていないからテニスができないんだ。」
と大笑いされた。

ジョークだと思われたらしい・・・その頃ジョークを飛ばせるような英語力はなかったのだが。

半信半疑で行ってみると、スイミング・キャップなど被っている人の方が少なく、セクシー系のビキニだの、水着の上になぜかTシャツを着たり、皆思い思いの格好で泳いでいた。

利用者も老若男女、多種多様。
子供用のプールで歩きもせず、肩まで温水に浸かり、じっと目を閉じている老婦人(推定年齢70歳)がいた。
妙に懐かしい風景だなあ・・・と思っていると、彼女はスイミング・キャップの変わりに水玉模様のシャワー・キャップを被っていた。
子供プールは水温も高いので、その姿はまさに温泉で「極楽極楽」と幸せに浸るお婆さん。
非常に郷愁をそそられた。
また先日、一人で泳いでいると、前から平泳ぎで悠々と向かってくる人がいた。
顔を水に付けないでこちらに向かってくる。非常に普通の光景なのだが、何かが違う。
「間違いをさがせ」とばかりに必死でその顔を観察すると、間違いは、「ゴーグルのあるべき場所に、普通の眼鏡がかかっている。」だった。
水に顔を付けないので不便はないのだろうが。度付きゴーグルってものもあるんですけど。

日本だと、プールサイドから飛び込んだりしてもすぐに「ピーッ」と笛を吹かれるが、こちらではよっぽど危なくない限り監視員も放し飼い状態である。

しかし、「規律の国日本」のオキテが染み付いている私でも、一度だけ笛を吹かれたことがあった。
息子を初めてプールに連れて行ったとき、はしゃぐ姿があまりに可愛かったので、思わずデジカメを取り出した。
プールにカメラを向けた途端、「ピーッ!」とやられた。

写真撮影に関しては、非常に神経を使う国という事を忘れていた。
各国、いろいろなオキテがあるようで。

投稿者 lib : October 3, 2006 10:59 AM

コメント

  2008.06.09(金)Am10:30
  
  ロンドンの公営プール所在地を
  知りたいのですが MAPまたは
  パンフレットなどが ありますか。
  何処へ 行けば いただけますか。
  
  教えてください よろしく お願いします。
  森川 清司

投稿者 森川 清司 : June 9, 2008 02:41 AM

森川さま

コメントが入っているのに気づかず、返事が遅くなってすみませんでした。
ロンドン全域を網羅したMAPなどがあるか分からないのですが、お近くの図書館でエリアのプールのリストをもらえると思いますよ。
または、お住まいのBoroughのウエブサイトを見るか、Googleでお住まいのBorough とLeisure CentreとかSwimming poolとかで検索してみると、出てくると思います。

投稿者 子育てママ : June 13, 2008 01:25 PM

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