March 21, 2007
英国で恐い体験<その2>
スチーミングという犯罪を知っていますか?
数人から数十人の若者が、人数の多さを武器に金品を強奪することなんですが、
その現場にいたんです。
あれは、ダーリンと夕飯を食べ終え、最寄りの駅まで歩いていた10時ぐらいだったと思う。
交通量の多い道路の両側には、すでに閉まってしまってしまったけど、
おしゃれな店が並んでいるので、ウィンドーショッピングをしていた。
遠くでワーッという歓声が聞こえた。
ああ、またサッカーでもあって騒いでいるのだろうと思っていると、その声が段々近くなってきた。
見ると大勢のティーンエージャー(13〜15才ぐらいかな?)がこちらに向かって走ってくるではないか。
何? 何?と思っていると、我々の方にも1人、2人と向かって駆けてくる。
我々のすぐ側で止まった。えっ?!何??
しかし、また走っていく。
どんどんと若者が走ってくる。その数は100人いただろう。
特になんて言う事もない普通の子供だ。
しかし、その雰囲気がちょっとおかしい。
こんな時は、身体がうまく動けない。フリーズしてしまった状態だ。
何かヘン!?と思っていると、その後ろからパトカーが彼らを追ってきている。
蜂の巣をつっついたような騒ぎになり、彼らが小道にバラバラに散って逃げていく。
それも真剣に逃げるというより、遊び感覚だ。
その後をパトカーが追っていくがまったく効果がない。
その瞬間に、ダーリンが言った。
「ああ、これがスチーミングだ!」
そう、彼らの誰かがターゲットを見つけたら、そこへ仲間が集まり金品を奪うのだ。
1、2人に囲まれる訳ではない。これが4、5人、いや10人となったら、どう防げるのだろう。
何もできやしない。
騒いでも盗られるだけだろう。
ああ、恐い。
今回だって、彼らは逃げる途中だったが、我々がカモとみなされたらやられていただろう。(冷や汗)
防衛は、逃げる事だろうな。今回もこの事を知っていたら、すぐに開いている店に入ったと思う。
しかし、その後の電車の中でもこのスチーミングがあったとも聞いた。こんな時は、防げないなぁ。
スチーミング(蒸気)というネーミングは、
どうもあのお湯が沸いたときにシャッーとでる蒸気の勢いと大勢の人がワーッと動くのが、
同じように見えるからでは?とダーリンの講釈でした。
投稿者 lib : March 21, 2007 09:03 AM
コメント
怖いことですね。群集心理が働いての事でしょうね。
投稿者 buon giorno : March 23, 2007 02:54 PM
エー、これは体験してみないと分からない怖さです。できれば体験はしてほしくないです。はい。ココ
投稿者 COCO : March 27, 2007 11:54 PM