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September 26, 2007

ブログ100回記念

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私のブログもついに100回を迎えました!
これを記念して、在英の方には日本への里帰り便の航空券、また日本にお住まいの方にはロンドンへの往復航空券を 「応募者全員」にお送りします。
私からのささやかなプレゼントです。

ご希望の方は住所、氏名、電話番号を明記の上、お一人あたり、日本円なら120万円、ポンドなら5000ポンドを添えてお申し込みください。経由便エコノミークラスの航空券をもれなく差し上げます、って、詐欺だな、これじゃ。

――― 仕切りなおして、もう一度

国際電話の恐怖

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うちのクライアントは英語に不自由しない人が多い。
ロンドンやニューヨークの元駐在員だったとか、日本語のほうが苦手という帰国子女とか、留学経験があり、ずっと外資系企業で働いているとかだ。文書も95%が英語。

しかし、ごくまれに、英語はダメという人もいる。
先日、私の直通番号にかかってきた電話に同僚が出て 「英語」で答えたら、相手が息を呑むのがわかったらしい。向こうが私の名前を言ったので、同僚は 「英語」で、
「今、席を立っているので、後ほど、こちらからかけさせます」と言ったが、

―――全然、通じない。

「デスクにいません」 「トイレに行っています」 「ここに見当たりません」 「働きもせず、一体、どこにいるんでしょうね」とありとあらゆる言い回しをしてみたが、

―――やはり、通じない。

相手がパニック状態なので、電話を切ることもできず、同僚も汗をかきながら、必死で説明している内にやっと私が帰ってきたのだ。
「あー、助かった」と泣き声のクライアント。
(同僚は 「もしもし」 と 「お元気ですか?」しか言えない無教養な男だ)

以前、日本から電話が入った。この人もあまり英語に自信がなかったらしい。
(ロンドンに電話しろ、って、どうしよう)と悩んだ挙句、話すべきことを全部、紙に書いて準備しておいたようだ。
「こちらはxx会社の東京本社です。そちらに出張中の当社の者が伺っていますでしょうか? 電話をつないでいただきたいのですが。もし、そこにいない場合は部長まで折り返し電話をするようにお伝えください」といった内容だったと思う。
英語だったが日本からの電話だとわかったので、私は日本語に切り替えて、 「もしもし」と話しかけた。が、彼女はそのまま一心不乱に英語の原稿を読み続ける。
「もしもし、もーしもし、もーしもしー!」と叫ぶ私。
と、最後まで読み終えたのか、ふっと小さなため息が聞こえた。で、もう一度、
「・・・もしもし?」と話しかけると、
「ああー、日本人だったんですかー?」とびっくりされた。

―――すみませんね、日本人で。せっかく原稿を書いて用意したのがすっかり無駄になりましたね。

彼女も部長かなんかに、
「鈴木さん。ロンドンに出張中の吉田君に電話をしてみてよ」とか言われ、
「えー、部長、私は英語なんか話せませんよ」
「なーに、言ってるの。毎週、英語のレッスンに行ってるじゃない。じゃ、よろしく」と無理やり頼まれたのだろう。かわいそうに。

―――緊張が伝わってきて、私もドキドキしましたが。

たまにフランスに電話をかけろと頼まれると基本的には断ることにしている。
だって、フランス人の英語なんて電話で聞き取れないもん。それに、フランス人のオペレーターも英語だとわかるとオタオタしてしどろもどろになるから始末が悪い。
「なんで、アシスタントがいるのに、僕がかけるんだ」とぶつぶつ言いながら、ボスが直接電話する。
「まー、フランス語おじょうず、おじょうず」と誉めてあげることにしている。
(ボスはフランス語が話せる。上手かどうかはフランス語の知識がないので判断不能)

これは友人の話だが、電話でスペルの確認をするときに、
「ニューヨークのN、スペインのS、メキシコのM」と言っていたら、相手が 「ちょっと待ってくださいね」とやたらと時間がかかる。で、不思議に思っていたら、N,S,M と書かずに、 「ニューヨークのエヌ、スペインのエス・・・」と聞くままに全部を書きとっていたらしい。

みんな国際電話では苦労をしている。料金は安くなったけどね。

投稿者 lib : September 26, 2007 10:13 PM

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