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March 26, 2008

ああ、海外出張(その2)

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飛行機で搭乗を待っていた時、バーバラが「これ読む?」と言って、
ラウンジにあった無料の新聞を私に渡してくれた。
へぇー、意外と親切じゃん。その後も飛行機の中でウトウトしていたら、
「椅子を倒すといいわよ。」と結構世話を焼いてくれる。
(むー、人は見かけで判断してはいけないなー。)と思った。
そして、我々にとってはトランジットのための飛行場に着いたが、少し遅れての到着だ。
その上、着陸した後もトロトロしていて、なかなかゲートまで到着しない。
PRのリタがいるので任せっぱなしだが、実は我々は結構時間がない。
次の飛行機の時間が迫っている。
そして、ドアが開いて降り、イミグレーションへ向かった。
リタもバーバラもEUの列だが、私はALL OTHERSの列だ。
そして、前にはインド系の家族が審査を受けている。
どうもすんなりと入れてもらえないような雰囲気だ。先に出たリタがイライラして私を見ている
しかし、どうーすることも出来ない。
やっと通過した家族の後に審査を受け、リタ達と合流。こういう時に日本人って不便だなー。
そして、我々は乗り換えの飛行機のためのセキュリティーチェックに向かった。
しかし、次の飛行機のための搭乗券を持っていない。
当然のことだが、セキュリティーのスタッフに止められた。
カウンターに戻って、発券をしてもらうように言われたが、リタも黙っていない。
ロンドンで発券をしてくれないし、乗り換えに時間がないのだから、通過させてほしいと懇願した。
が、答えはNO。
我々は、仕方がなくカウンターに行き、事情を話し、一番先に対応してもらうことにした。
しかし、その担当者は「離陸時間の25分前迄が受付だ。それを過ぎているのでもう遅い。
向こうのカウンターへ行って相談して。」とつれない答え。
言われるままにそのカウンターへ向い、次の飛行機のチケットと交換してもらった。
次の飛行機は3時間後だ。
我々は、ここで時間を潰すことになった。

「そうね。お昼でも食べましょう。」とリタは気を取り直して、レストランを探した。
席についた我々は、ワインを頼み、ゆったりのランチとなった。
ふと気づいたが、ドイツの空港ってなんだか静か。人々もひそひそしゃべっている感じ。
そこへ、リタのしゃべり声が響く。
飛行機に乗り遅れた事。先に1人が現地に着く事。
タクシーの手配などなどを到着先の相手と連絡しあっているのだ。
それは大変なことなのだが、明らかに我々の存在は浮いている。
どうもうるさいのだ。リタは気がついていない。

そして、待って、待ってやっと乗れる時間になったので、ラウンジに向かった。
しかし、到着する飛行機が遅れているということで、そこでまた待つ事になった。
そんな後だから、搭乗手続きが始まった時にはリタは、はしゃいだようになって
「ほら、 急いで。早く乗りましょうね。」と我々を促す。
しかし、自分のスタイルを崩さないバーバラは、
「急いでも同じよ。ゆっくり行きましょう。」とゆっくりモードだ。

乗り込んだ 飛行機は、小さなタイプで、小型のスーツケースと手荷物を持ち、
最後に乗り込んだ我々には、荷物を置く場所見つからない。
リタが「ほら、詰めさせてもらって、ここに置きましょう。」と座席の上の荷物おきに
自分のスーツケースを入れようとした。
他人の荷物を押しのけ、スーツケースを入れ込もうとしているリタを見て
スチュワーデスが我々の所に飛んで来た。
「NO。マム。あなたのスーツケースの車輪は汚れています。他の方の荷物を汚しますので、無理に荷物を乗せないでください。」ときつく断られた。
「じゃあ、我々の荷物はどうするの?」
「自分の座席の前に置いてください。」
「ちょっと、それじゃあ、足がはいらないじゃないの。」
「置いてみて。」
試したが、やはり足が入らない(このスッチー、歳は取っているが新米?って感じの対応だ。それとも英国人嫌いかしら??)
「では、空いている座席の前に置いて下さい。」とスチュワーデス。
その間、上げたり、置いたり、移動したりと他の乗客の視線にさらされていた我々だった。

外は、暗くなってきている。
どうやら、やっと目的地が近くなってきた。まだ終わっていないが、長い1日だなー。(つづく)

投稿者 lib : March 26, 2008 10:11 AM

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