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May 19, 2009

ああ、殺人事件。(その1)

darling.gif
(ブログが不定期で本当に申し訳ありません。忙しいのをいい訳に出来ませんので、今後、真面目に(たとえ、短くても)毎週定期的に書くように努力しますので、今後とも宜しくお願いします!!COCO)

先週の金曜日の明け方4時頃、私の眠りを妨げる音がした。以前2階に住んでいた若い女の子がクラブ帰りに男を連れ込んできたのを思い出す。そうだ。今では彼女達もいないなー、じゃあ、この音は?っと、寝ぼけていると数人が階段を上がったり、下がったりとしている。なんで上下するのかな??それに、時々小声で話し声が聞こえる。あれ?もしかして、警察?救急車?と思った。横を見るとダーリンは、こんなにうるさいのに寝ている。凄いなー。図太いなー。
起き上がってフロントの窓から道路を見えれば一目瞭然だが、ベッドからなかなか抜け出せなかった。すると我が家のドアを誰かがノックした。さすがにダーリンも起きて来た。恐る恐るドアを開けて見ると警察官が立っていた。「一番上のフラットで、シリアスな事件がありました。何か音を聞きましたか?」と聞かれた。緊張感のある警官の態度に感心しながらも何も聞いていないことを告げた。彼は、我々の名前と生年月日(なんで?)、そして、電話番号を聞いた。
ベッドに戻り「シリアスな事件って、だれか怪我しているんだね。でも、フロントのドアは壊された音がしなかったので、内側からだれが開けたんだよね?!ということは、誰が開けたの??」いろいろ想像しながら話しているうちに寝ってしまった。私も結構図太いな。

そして、女性の話し声、それも弾丸のように話している声でまた目が覚めた。おそらく 警察官だろう。私は昨日、いや正確には、数時間前に起こされたのでまだ寝ていたい。意を決して、静にしてくれるように頼もうと思いドアを開けた。すると笑顔いっぱいの女性警察官が「おはよう。昨日この上のフラットで殺人事件があったのを知っている?」となんだか楽しそうに、まるでゴシップを話すオバさんのように話しかけて来た。
私は文句を言うのはなんだか場違いになっている状況なので諦めた。1人がまた名前と生年月日と連絡先を聞いてきた。(うーん。警察内部の伝言がうまく言っていないのだろう。まあ、いっか。)
そして、死体がまだあるので、我々は暫くここにいるから。と言った。死体?? 誰が死んだの?と聞いても、警察では、まだ、死んだ人間の名前がわからないという。
窓から外を見ると、 我が家の出入り口には、ニュースとかでよく見る立ち入り禁止用の警察のテープが 付けられているではないか。ギョギョッ。だんだんここで殺人事件が起きて来たことを実感し始めた。
この2人の警察官は、仕事とはいえ朝早くから、誰も入らないように現場を見張っているのだろう。なんだか気の毒になって、「お茶でも飲む? 」と聞くと「大丈夫。これがあるから。」と携帯用ポットを指差した。自分用のポット持参とは、なんだか慣れているなー。それだけ頻繁にこんなことがあるのかな?
「じゃあ、トイレが必要だったら、ノックしてね。」といったら喜んでいた。私は、なんだか警察官に話しているという感じがしない。だって、殺人事件があったのに、なんだか緊張感がまったくないんだもの。
さて、殺人現場になった住人の話をしないとね。あれ?私もだんだんゴシップ好きのオバさんになっているかしら??(来週につづく)

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投稿者 lib : May 19, 2009 10:53 PM

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