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June 09, 2009
税金を取り返し作戦
ママのブログではないけど、真面目に働いて税金を納めているのがばかばかしくなるこの頃です。
私はしっかりと税金を支払っているが、なかなか還元されていないと常々感じていたというか、あきらめていた。 最近、数人の友人からこの国のNHSもなかなか悪くないよ。と聞かされた。そうだろうか?アポイントメントはなかなか取れないし、GPのドクターにも失望が多かったのだが、唯一税金を取り返すチャンスとばかりにGPに行く事にした。
というも、ダイエットを兼ねて、マラソンを始めたら膝を痛めてしまったのだ。
始めのドクターにあうと、話をひとしきり聞いて、「では、痛み止めを出すから、1週間飲んでみて。ちょっと多いけど持っていれば又別の時に使えるから。」と処方箋を書いてくれた。膝は痛いのではなく,腫れていて歩きにくいのだ。だから痛み止めより違う検査をしてほしい、と頼んだが、まずは薬を飲んで。とつれない。
思うにこうしてふるいにかけているのではないだろうか、我慢できない痛みなら、すぐに対処するが、ちょっと痛い、という程度なら積極的に検査をしないという方針があるのではないだろうか。以前も他の件でGPに行ったが、特に何もしてもらえなかった。なので、結局はあきらめてしまったっけ。そう、こうして私はギブアップしたから、作戦成功ってことだな。
さて、薬局ででてきた痛み止めは、なんと大きな箱で1箱もくれた。ドクターの言った他に使える意味がよく分かったが、不必要な薬の投与は税金の無駄使いだと思うけどなー。それにこんなに飲んだら身体に悪そうだ。
3日間ぐらいのんだけど、やはり何も変化がない。1週間経ったので、再度GPでアポを取った。すると違うドクターが診察してくれた。このドクターは今迄とは違った。まずは、問題の膝を触ったり、観たりして、腫れている事を指摘し、もしかしたら骨が欠けているのかもしれない、とレントゲンを撮ることになった。これで分からなければ次はMRIを撮ろう。と言ってくれた。なんだかまともな医者にあった気がした。
それなので、つい他の悩みも相談した。しかし、「ごめん。診察時間の枠が1セッションだけだから,次回に2セッションを予約して。」と言われた。聞けばGPの1セッションとは10分診察のことで、以前は7分の診察だったとか。GPの医者も結構大変な状況なんだなー。
レントゲンは、予約が必要ないのであくる日に行った。結果は1週間後だからその後にドクターとの予約を取ってね。と言われた。え!!1週間後って、いったいなんでそんなに時間がかかるのかしら?と思ったが、そうそう、これがNHSの医療サービスだ。
まあ、私は待ったとしても命に関わる事でもないので、辛抱強く1週間を待ち、再度ドクターにあった。
名前が呼ばれ、診察室に入ると、ドクターが、「それで、、、」というので、「レントゲンを撮ってもらいました。」というと、「そうそう。」と探している。ところが、その結果がまだ届いていないという。えー、一週間も経っているのに、いや1週間経っているから忘れられたんだー。ドクターが「探してから又呼ぶので、待合室で待っててくれ。」と。そう、ドクターは時間がない。はいはい、お外で待っております。といい子にしていた。
再度名前が呼ばれドクターと会うと、レントゲンを見て、どうもこの膝にはなんの問題のないといわれた。ある種、老化みたいなもので、、、と言われた。ええっ!!老化。がっかり。もしかしたら体重を落として、膝の負担を軽くすればよくなるかもしれないし、水泳などの運動もいいだろう。とのこと。
ガーン。老化、、、、と打ちのめされて帰ってきた。これでは税金はもう取り戻せない。
しかし、ともかくいいドクターと出会ったので、今度からは安心だ。と友人に話したら、GPのドクターって移動が多いからね。いつまであんたのエリアにいるかしらね??と。そうか、また痛み止めを1箱くれるドクターになることもあるってことか。
やれやれ。税金を取り戻すことも大変だが、いいGPのドクターに出会えるのはもっと大変かも。
投稿者 lib : June 9, 2009 06:05 PM