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July 06, 2009

ロイヤル・アスコット その1

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ロイヤル・アスコット競馬に行ってきた。

アスコットには2回ほど行ったことがある。現在のモダンな建物になる前のことだ。そのときはメンバーズ・エンクロージャーでの観戦だったが、今度はロイヤル・エンクロージャー! ロイヤル・エンクロージャーといえば、王室、皇族のやんごとなきお方と席をご一緒するのかしらん? (ものすごく間違っていたことは後でわかった)

「私はロイヤル・エンクロージャーに招待されたのよー」と声を大にして触れ回りたかったが、実際にやってしまうと、バカ丸出しなので、ウキウキする気持ちを抑えた。(実はたいしたことはないと後でわかった)

ロイヤル・アスコットの5日間、木曜日はレディス・ディで、奇抜さを競う帽子の日だ。 ランチタイムにインターネットでアホ帽子の数々を見ていると友人からメールが入った。
「超急ぎ。 土曜日空いてる? 空いていればロイヤル・アスコットのロイヤル・エンクロージャーに招待するけど」

ロイヤル・エンクロージャーの文字がネオンのようにピカピカと光ったね。 (錯覚だったことは後でわかった)

ロンドン広しといえど、私ほど、「困ったときの穴埋め補欠選手。最後の最後にコールしても、気持ちよく駆けつけます」として重宝されている女もいないことだろう。
私は 「出不精」(デブ症ではない。・・・ちょっとあるかな?)の上に 「つきあいのいい人間」なので、自分ではめったに週末の予定を立てない。が、遊びの誘いを断らないのでも有名。

おかげさまで 「明日、チェルシーの試合をボックスルームで」とか 「あさって、ロイヤル・アスコットをロイヤル・エンクロージャーで」だの 「週末ローリングストーンズ見たい?」なんて、おいしい話が転がり込んでくるのだ。 「枯れ木も山のにぎわい」でパーティ要員としてかり出されることもある。 招待だと財布にも優しいしね。

「即決。行きます」の返答は当然だろう。 (ま、確かに他の用もなかった)

「じゃ、ドレスコード(服装規定)と予定表、読んで」とメールが送られてきた。

ご婦人の方々に: 昼用のフォーマルドレスと帽子をお召しください。肩がむき出しになっているとか、胸元が顕わなもの、スパゲティシェイプの肩ストラップや、肩ストラップが2.5センチより細いドレス、またミニスカートは、アスコットにはふさわしくないとお考え下さい。おなかは出さずにきちんと服で覆ってください。パンツスーツは足元までの長さのものを。服地の材質や色合いが揃うようになさってください。

意味: まーったくこの頃の客は下品でしかたがないのよね。肩だの胸だのバリバリ見せるわ、おパンツ見えそうなミニスカートは履いてくるわ。腹の脂肪をプルプルさせちゃって。エセックスの場末にあるクラブじゃないんですからね。 安物のペラペラドレスなんか着てこないでよ。ここはスノッブが売りの貴族の遊び場なの、いいわね?

ご紳士の方々に: 黒かグレーのモーニングスーツ(あのペンギンスーツね)でお越しください。ウエストコートとトップハット(マジシャンがウサギを出す、あの帽子)も必要です。トップハットはいつもかぶっておられるようにお願いいたします。お脱ぎになってもいいのは、レストランでの食事、プライベートクラブ内、等一部のみです。

意味: どうせ、持ってないだろうから、早く貸衣装屋に行ったほうがいいよ。天気が良すぎると暑いだろうけど、我慢、我慢。女王だって暑いのにずっと帽子をかぶってるんだから。ほとんど毎日だよ、女王の場合。何せ一日中かぶりっぱなしだから、サイズに注意。翌日も額に帽子の跡の横筋が入っている人を見たら、 「お、アスコットにお出かけでしたか?」と聞いてあげるように。

当日のスケジュールはプライベートロッジで
11時 シャンペン、ワイン、ピムズとカナッペのレセプション
12時 5コースのランチ (私はダイエット中なのだが・・・)
2時  女王陛下をレース場でお迎え (馬車で登場!)
2時半 最初のレース
3時半 アフタヌーン・ティはサンドイッチ、ケーキ、ストロベリーとクリーム、そしてピンクシャンペン 
5時半 最後のレース
6時 伝統のバンド演奏に合わせ、みんなで大合唱 (カラオケみたいなもんだ)

いやでも、期待は高まる。 
続く

投稿者 lib : July 6, 2009 12:49 PM

コメント

いいなー、一度もいったことのないアスコット。
帽子もなければ、適当な服もない。。。

でも1度は挑戦してみたい!!です。
ココ

投稿者 COCO : July 7, 2009 03:18 PM

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