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July 15, 2009
ようこそ、日本で温泉!
以前、英国に住む人々は、暑い時期には他人のために(私のために)もっとシャワーを浴びてほしい!と書いた。私の身近にいる英国人、ダーリンも会った当初は、シャワーをあまり浴びていなかった気がする。聞けば、子供のときから週に2、3回しか浴びないと言う。まして、風呂なんてめったに入らなかったそうだ。
私と一緒になってシャワーに関しては、うるさく言われるので回数は増えたが、ちょっと油断すると怠けて浴びない日もある。
私は、家では警察犬と言われ、ダーリンがこっそり甘い物でも口にいれていたら、あれ?何か食べた?なんてすぐに見つけてしまう。だから、暑い日の汗臭さ、体臭には人一倍うるさいのかもしれない。
日本で友人と家を借りて住んでいた時に、どうもガス臭い。といった時、 そう?と誰も取り合ってくれなかった。万が一とガス会社を呼んだら、やはり微量だがガスが漏れていた。
こんな鼻の奥さんを持った英国人、ダーリンは可哀想かもしれない。ことあるごとに、臭い!とか何か臭わない?なんて言われたら、居心地わるいよなー。気をつけようっと。
でも、ダーリンは私に出会ってから、風呂が好きになり、今では特に温泉は大好きだ。しかし、やはり大勢がいる大浴場に入るのは、興味本位の他人の目が気になるので躊躇している。だから、できるだけ小さな宿か、個室に露天がついている宿を選ぶことにしている。
私のママがダーリンの露天風呂好きに好意をもって、何を思ったかよーし、箱根でもいこう!と各部屋に露天風呂が付く、豪華な旅館を予約してしまった。我々は、登山鉄道を使い、降りた駅から15分程度、徒歩で旅館にたどり着いた。着くなり「お車のキーを預からせてください。」と言われた。
外を見ると、ベンツやBMWなど高い車が駐車している。そうか、こういう所は、車で来るんだ。駅からハイヤーならいざしらず、徒歩で来る。なんておそらく珍しい(貧乏な)客はいないのだろうなーと瞬時に悟った。まいっか。
確かに素晴らしい旅館で、試しに大浴場にもいったが、芋洗いのように人が沢山いる多くのホテルとは違い、1度も誰にも会わない、なんとも閑静な旅館だった。ダーリンも大変気に言って、ママによかったですねー。と言っているが、ママからはこのあと、同じようなオッファーはない。相当、散財したようだ。
そう、知らない!っていうのがいけないのよねー。もっとこの国に住む人々にも風呂の楽しさを教えれば、もっとシャワーや風呂を浴びて身ぎれいにしてくれるかも。
ようこそ!ジャパンという日本への観光を誘致しているが、ようこそ、日本で温泉!なんてしれくれるといいのになー。
投稿者 lib : July 15, 2009 10:58 AM