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February 21, 2011

Life goes on…

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今日の放課後、私に居残り(Detention)させられた生徒たちにお説教していたときのこと、、、。
トントンとドアをノックする音が。
ふと見ると、そこには懐かしい顔がありました。
ドアのガラス窓から覗いていたのは去年まで私が担任を持っていたクラスの生徒二人。
そのうちの一人は今でもうちの学校付属のSix form collegeに通っているのですが、もう一人は11年生で卒業後に他のSix Form Collegeへ進学した子。会うのは去年の7月ぶりです。(注:Secondary education、いわゆる中等教育終了後に通う学校。日本だと高校と大学のちょうど間に位置する教育機関)
その瞬間まで真剣怒りモード(まぁ、半ば演技なんですが)で7年生に淡々と話をしていた私ですが、思わず顔が緩んでしまいました。
この子達は7年生から11年生まで私がずっと担任として一緒に過ごした生徒たち。彼女たちの成長振りは目覚しく、再会するたびに「大きくなったなぁ」と思わされます。
そして、私もずいぶん遠くまで来たなと思うのです。生徒達はいわば私のマイルストーン。
ところで面白いのは、卒業生と会うと、あの頃の教師・生徒という関係からは外れたために話す内容もだいぶ変わること。
今日も話していたのは彼女達自身の近況と彼女達の仲良しグループのメンバーの近況。それぞれが違う学校に進学したにもかかわらず、連絡を取り合って、一緒に遊びに行くこともあるようです。
他のカレッジに進んだ方の子は、なんと、ダンスの道に進む決心をしたようで、学校だけでなく、プライベートでもレッスンを受けているのだとか。ダンスカンパニーとの契約をもらえるチャンスがあるかもしれないということで、難しい道だけれど頑張りたいと言っていました。17歳でしっかり前を向いて頑張ろうとしている彼女は本当にきらきらしていました。
今でこそ、こんなに和気あいあいと話が出来る彼女達ですが、実は10年生くらいの時にその子たちの仲良しグループの中では色々あり、そのうちの一人が結局違う学校に移る結果になったことがありました。その他に家庭の事情でだいぶ精神的に不安定な時期を送っていた子が二人。
今日遊びに来てくれた生徒の一人はとってもリーダーとなる素質のある明るい女の子なのですが、とても個性的で我も強く、9年生くらいのときは私も彼女や他の生徒達に関する問題をめぐってクラス運営に悩んだ時期もありました。
それが数年たって今日、すっかり成長した彼女達と交わす会話は本当に楽しいものでした。
グループのメンバーの一人だった子が実は妊娠中でもうすぐ臨月というのには驚きましたが。でも、彼女は幸せそうだと聞いたので、若くてもしっかりしたお母さんになってほしいと思いました。
この学校で働き始めてから6年経った私。自分が教えていた生徒はこうして年々増えていくわけです。実は元教え子が生徒の保護者として(といっても生徒の叔母にあたるのですが)、三者面談に来ることもあります。
それはとても不思議なことですが、教師として学校にいるというのはこういうことなんだなぁと思います。
毎年、新しい出会いと別れを経て、人間の成長を目の当たりにするわけです。時間の流れをほんとうに感じます。
私くらいの年だと1,2年経っても自分がそれほど変化していないように思うこともあるのですが、生徒達を見るとその間の成長振りに本当に驚くのです。
私も1X年前まではそういう成長の真っ只中にいたんですね。そして、今の自分がある。とっても不思議です。
これからも何十人、何百人、何千人という子供達と出会っていくのだと思うと、教師という職業がやはり特別なものに感じます。
去年、今年とまだまだ課題が山積みな自分。私も立ち止まらずに彼女達のように成長しなければ、、、!

投稿者 lib : February 21, 2011 02:05 PM

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