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January 31, 2008

Options

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以前にも書いたとおり、私は9年生(日本でいう中学3年生.年齢的には2年生)のクラスの担任をしています。

毎週火曜日の放課後は色々な会議があるのですが、今日は学年の主任・担任が集まる学年会議の日でした。私の学校は一昨年あたりから一クラス二担任制を導入したため、学年の8クラスの担任たちが全員集まればかなりの人数の会議になります。

今日参加したのは16名。議題の一つは『GCSEのOptions(選択)』についてでした。GCSEとはGeneral Certificate of Secondary Educationの略で、日本の高等学校教育に該当する課程です。10・11年生の2年間でうちの学校では必修・選択科目両方含めて全部で12科目を勉強し、11年生の夏学期に全国の統一試験を受けるのです。教科ごとに成績が出るのですが、トップのA*(エイスター)から下はGまでとグレードがあり、それにも満たないとU(Unclassified)といってGCSEの資格がもらえません。イギリスのSecondary schoolの良し悪しは合計5教科でA-Cを全校で何パーセントの生徒が取れたかによって判断されることが多いです。私の学校は5つの教科でA-Cを取れるのが60パーセントに満たないというのが現状です。

さて、現在9年生である彼女たちは、SATS( Standard Assessment Tests)という数学・英語・ICT(情報処理)の3教科の統一試験を5月に受けるのに加え、3月末には来年からスタートするこのGCSEの科目を選択しなくてはなりません。私の勤務校の場合、学校が定めた必修科目の数がかなり多いのですが、必修科目以外にも与えられた選択肢の中からどの教科を勉強したいか決めなくてはならないのです。私の担当教科である歴史科も選択科目のひとつになります。

この選択科目の希望を出す日はOptions Dayと呼ばれて9年生にとっては非常に大切なイベントです。また、現在うちの学校ではさまざまな理由で将来的に大学への進学を希望しない生徒たちのためにVocational Course(職業訓練コースとでも訳せるでしょうか)も用意しています。Social care, Media StudiesやHair&Beautyなど、GCSEよりもずっと実践に即した内容の資格コースです。生徒たちはアカデミックな方向に進むのか、ヴォケーショナルな方向に進むのか、将来の方向性を定めなければいけません。

担任や進路指導の専門スタッフが一丸となってこれから9年生たち一人一人に適した進路指導をしなくてはなりません。生徒の中にはとにかく友達と同じ教科を取りたがったり、なかなか自分のやりたいことを見出せずに悩んだりする子も多いので、これから数ヶ月で彼女らに少しでも将来のことを考えさせ、興味とやる気を持って2年間自分が本当にやりとおせる自信のある科目を選べるように促してあげなくてはならないのです。

ただ、生徒のことを考えようと言いながらも現実は一人の生徒が取れる選択科目は限られています。そのせいで選択教科間の生徒獲得競争はなかなか激しいです。何しろいかにまじめで優秀な生徒たちに自分の教科を選択させるかがその教科の成績、そして最終的にはその学科の評価にかかわってくるのですから。実際、毎年Optionsの前になると、遠足や校外学習がたくさんあることをアピールしたり(生徒はこれが大好きなのです)、優秀な子に直接アプローチしたりしている同僚がいます。私も歴史に興味のありそうな生徒に個人的に声をかけたりしてアピールすることはありますが、この「営業」がとても苦手です。

私としてはどんなに優秀であっても「歴史なんてつまんない」と思っている生徒より、たとえ勉強が苦手でも本当に歴史に興味を持ってくれている頑張り屋の生徒に選択してもらいたいのですが。学科主任としてそうとばかりは言っていられないのが現実です。さて、今年は何人の生徒が集まってくれるのでしょうか。

投稿者 lib : 08:36 PM | コメント (3)

January 30, 2008

1月の風物詩 その2

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先週は 「電話線が切れて、ブログ 1回やすみ」というスゴロクの目が出た。
この話はまた今度。

さてさて、1月には非公式に Dの字がつくスペシャルディがいくつかあるらしい。

D Day その1は Divorce (離婚)の頭文字を取った Dだそうだ。
日本なら、 ㋷ の日。 離婚の 「り」の字をとった、「丸り」の日、といったところか。

クリスマスが終わり、新年 (元旦のみ。シャンパンつきだが、田作りや数の子はなし)が明けると、弁護士事務所に駆け込んで、離婚の手続きに入る。
おめでたいはずの新春に不吉な離婚を決意するカップルが毎年山のようにいるというから、怖いじゃありませんか。

それを家庭問題専門の弁護士事務所が 「へえ、いらっしゃい!」ともみ手をしながら待っている。 「春のいちご農家」とか、「冬の温泉宿」と一緒で弁護士事務所の稼ぎ時、繁忙期である。

12月に盛んに行われたオフィスパーティでの浮気行為。クリスマスに招待した気の染まない親戚との会話。また、休暇で長時間いっしょに過ごした結果、相手のアラが目に付いた夫婦がお互いにうんざりし、離婚を決意するピークに達するそうである。

オフィスパーティでの男女間の乱れようは私も目の当たりにした。
面倒事に巻き込まれないよう、酒でみんなの道徳観や羞恥心が吹っ飛ぶ前、10時半ころにさっさとパーティを抜けて帰宅するようにしているのはそのためである。

12月、シティの某ワインバー。
ワインバーの一角をプライベートに占領して飲んでいるグループを見かけた。どこかの会社の飲み会らしい。なーんとなく、不気味な空気が流れているスポットがあったので目をやると、男と女がいちゃついている。
が、そのカップル、女のほうは40代の後半、男は20代の半ば。

―――なんだか、見てはならないものを見てしまったような・・・

まわりの同僚らしき連中も途方に暮れた顔で彼らの 「禁断の痴態」 を見て見ぬふりをしている。

「お似合いのカップル」ではなくて、 「不似合いのカップル」だったなあ、あれ。
ふたりとも酒でどこかが切れちゃった感じ。
(翌日、死ぬほど後悔するんだろうなー)と思った。
で、どちらかが既婚者だったりすると、即席の不倫カップルのできあがり (しかも、微妙に不釣合いだし)。

イギリス人の女友達によると、
「オフィスパーティで日頃は気にもしてない同僚についフラート。で、翌日、ボスや同僚から 『見たぞー』って、笑いものにされるし、その彼も気まずそうに目をそらすから、マジでイヤ。罪悪感からボーイフレンドとの関係もギクシャク」ということらしい。

―――ははは、自業自得だと思います。

クリスマス休暇にダメになるカップルというのは、
1. お互いの親戚 (義理の母親とかだろうね)に我慢ができないためとか、
2. 長い時間を一緒に過ごして、相手が鼻についてくるため、だそうです。

親戚に不満があるというのは日本でもよく聞く話だ。が、日本人は相手の親戚をなるべく立てて、自分は我慢をするほうを選ぶことが多いのに比べて、イギリス人は自我を通してしまうのをよく見る。
で、大喧嘩になっちゃうんだろうね。
「何よ、あなたのお母さんたら、私に嫌味ばかり」
「君のせいだよ。君のお母さんには香水を贈ったのに、僕の母には安いハンドクリームなんて、差別じゃないか」みたいな会話になるんだろうか。

――― 意地っ張りなイギリス人との口論は不毛です。

また、夫婦水入らずのホリディシーズンは離婚への近道らしい。

日本では口もきかないまま何年も過ごす 「家庭内離婚」もいるそうだ。憎悪を含んだ沈黙の日々の中で、家の内壁がドローと淀んでくると思われる。
自分の気持ちに正直に生きるイギリス人がスパスパ離婚するのと、どっちがいいんだろうね? 

投稿者 lib : 11:23 PM | コメント (4)

一時帰国(その3)

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日本で買いたかった品物の1つに任天堂のDSがあった。
今頃?と言われてしまうが、
その中のソフト川島教授の「脳を鍛える大人のトレーニング」に非常に興味があったからだ。

実は昨年、地下鉄である日本人の方に「こんにちは」と言われた。
「こんにちは」と答えたけど、頭は真っ白。
えっ!?この人誰だっけ?うーん。顔は覚えているけど、どこの誰だか思い出せない。
このとき私はあるパーティーに出席するために会場へ向かっていた。
この方もそこへ行くという。うっ。まずい。思い出さないと話がおかしくなってくる。
相手は、同僚を連れている。「そうでした。同僚を紹介しますね」とその方が言った。
(ああ、神の助けだ。)その同僚の方から名刺をいただき、会社名はわかったが、
まだ、その方の名前が思い出せない。困った。困った。
そうしているうちに会場に着き、一旦離ればなれになった。(よかった。ほっ!)
そして、後で再会した際に、胸につけている名刺から名前を見てやっとすべてがクリアーになった。
あーあー、遂に老化が始まった。とかなりがっかりした日だった。
その後も名前が思い出せないことがあり、やはり老化している脳に刺激を与えないといけない。と
教授のトレーニング本を購入した。しかし、3日坊主で続かない。
また、思い出したように取り組んだが、やはり1日で終わり。
ああ、情けない。 情けない。教授曰く、続ける事が大切だという。
しかし、続けられない怠け者はどーしたらいいのでしょうか?
このままどんどん老化することは耐えられない!!
もっとやる気がでる物をということで、気になっていたDSとトレーニングのソフトを購入した。

帰国後、やってみるとこれがなかなかハマるのだ。
そして、始めての脳年齢テストでは、実年齢より10才も若い結果でウキウキしていた。
私が独り言をいいながら、DSと遊んでいるのを見て、ダーリンも挑戦した。
すると実年齢よりも18才も上の結果がでて、ショックを受けた。
「まあ、テストが日本語だからちょっと理解に戸惑っただけだよ。」平静を装いながら、
いい訳をしていた。その後が可笑しい。
さて、今日もトレーニングをしようと思いDSをつけると、なんと私のDSにダーリンの名前があり、このトレーニングを受けるためにしっかりと登録しているではないか。クククッ。
どうも、結果として出たお爺さん年齢のままではダーリンは納得がいかないらしい。はははー。

その後、ダーリンと私は、毎日のようにこのDSと遊んでいる。
結構いろいろな工夫がされていて、楽しませてくれる。
気に入っているのは、絵を描かせる事だ。
思い出して絵を描くと前頭葉の何処何処を刺激していいと解説がされていた。
これは、登録者に一斉にだされるイレギラーの問題で、ダーリンもこの質問に答えて絵を描いていたら、
2人の絵を並べて見せてくれるのだ。
一番始めの時には、龍を描くようにと言われ描き、その後、2人の作品がDSの画面に並べられた。
ダーリンの龍は、なんと火をふいている龍で、結構笑わせてくれるイラストだった。
教授曰く、このことで人とコミニュケーションを取る事で、脳が活性化するとか。
マンネリになっている夫婦には、いい遊び道具かも知れないですよ。

こうして、14日程度、続けている。
2回程度さぼったが、毎日、挑戦している。 計算だって、ドンドン早くなって来ているし、
成績もドンドン上がっているぞー。
脳も若返った気がする。 いい調子。

先週、ある新年会があった。知らない方もいらしたので
「すみません。名刺交換をさせてください」と言ったら
「いやですよ。前回、交換しましたよ。ココさん」
「えっ、あっ、すみません。最近、老化現象ですぐ忘れてしまうんです。ははっ。」なんて自分でおどけて誤摩化した。
だって、先方は私の名前までもしっかり覚えていてくださるのに、私はまったく覚えていない。
情けない。
教授!!毎日一生懸命トレーニングをしていますが、まだ、効果が現れていません。
私の脳は、老化から改善が見られないようですが、このままトレーニングを続けていればよくなりますか?
ちょっと不安です。いったいどうしたら、いいでしょうか?とひたすら教授におすがりするこの頃です。

投稿者 lib : 12:44 AM | コメント (0)

January 29, 2008

チキン・ラン

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日本では、みのもんたが
「奥さん、ブルーベリーが目にいいんだってよ。旦那や子供に食べさせなさい」
と発言すると、次の日スーパーの棚からブルーベリーが消えるらしい。

このような現象は日本だけかと思っていたら、ここイギリスでも、
「すわ、みのもんた現象!?」
と思うような事が起こった。

年が明けてすぐに、チャンネル4は一週間にわたり「イギリスのチキン産業」に関する特別番組を放送した。

仕掛け人はセレブリティ・シェフ(この言い方もなんだかねえ)のHugh Fearnley-Whittingstall。
英国南西部ドーセットで自給自足に近い生活をし、その暮らしぶりはRiver Cottageという番組で紹介されている。
(夫も私もこの番組の大ファン。ちなみに昨年の夫へのクリスマスプレゼントは、ヒューの“Fish”という本だった。)

私もかねがね、スーパーにずらりと所狭しと並ぶチキンを見て、不思議に思っていた一人である。
(イギリスのスーパーは魚売り場が小さい代わりに、肉売り場の面積がとても広い。特にチキンは英国民の好物で、消費量も日本の比ではないと思われる)
いくら国民食だとは言っても、毎日、イギリス国内全てのスーパーマーケットにこれだけの数のチキンを供給できるって、すごいことだ。
しかも安いものは2羽で5ポンドとか、これまた信じられないお値段。
いったいどうすれば可能なのか。

疑問に思いつつも、からくりは分かるような気がした。
狭い場所にできるだけ押し込められ、最も安い化学飼料を与えられ、効率性を最優先した「チキン・ファクトリー」で大量生産された鶏たちが毎日毎日、市場に出回るのだろう。

という訳で、4夜連続でヒューがイギリスのチキン産業の実態に迫る番組を、興味深く観た。
大方は、予想したとおりのものだったが、「動物」ではなく、「商品」として扱われているチキン生産の実態は想像を超え、思わず目を覆いたくなるような場面も。

通常、チキン・ファクトリーはスーパーマーケットとの契約農家が経営しており、ヒューの「チキン・ラン」キャンペーンは結果的にスーパーマーケットの方針に批判的な要素を帯びることとなる。

番組の3日目に、ジェイミー・オリバーが登場した。
自己の名声を上手に利用し、プロセスフードばかりだった学校給食を変えたり、イギリス人の食に関する意識改革に成功している「社会派シェフ」ジェイミー。
オーガニック好きでもあるし、ヒューの運動に賛同するのは当然だとしても、問題がある。

ジェイミーは大手スーパーマーケット「センズベリーズ」の広告塔であること。

センズベリーズから彼には、毎年数百万ポンド(数億円)の契約金が支払われているに違いない。
美味しいクライアントを捨ててまで、ヒューの運動に賛同するのだろうか。下世話な私は興味津々。
大量生産用のチキン小屋を見学したジェイミーは、
「これはひどいな・・・ 君に協力するよ」
と約束し、現場を去った。

で、金曜のジェイミーの番組に続くわけだが。
月曜から木曜まで、ヒューの「チキン・ラン」が放送された後、金曜はジェイミーの司会で、スタジオに視聴者や業界関係者を招き、「イギリスのチキン産業改革」に関する大プレゼンテーションが行われた。

これが凄かった。
2時間(くらいだったかな)、時折ビデオを織り交ぜたり、現物のチキンやひよこを見せたりしながら、ジェイミーがしゃべるしゃべる。“Naked Chef”の時と同じ弾丸トーク。
しゃべくっていたと思っていたら、気がつくと鬼のような包丁さばきで料理までしている。おい君、さっき生きている鶏を触っていたが、いつ手を洗ったんだ。

あまりに密度の濃さに、テレビを見ているだけでも疲れたが、あれだけの仕切りを見せたジェイミー、見事という他ない。

ちなみに、スーパーのチキンにもヒエラルキーがあり、一羽2.5ポンドのものからフリーレンジ、オーガニックと値段が当然のごとく高くなる。
最高値のチキンは安いものの3~4倍、下手すれば5倍くらいの値の開きがある。

ヒューの番組が放映されている間、新聞では
「安いチキンを市場から追い出して、フリーレンジやオーガニックチキンだけになったら、それを買う金銭的余裕のない家庭はどうなる。チキンを食べるなということか。またチキン農家を廃業に追いやるのか。」
と批判的な意見も書かれていた。

確かにそれもそうだな…と思っていたが、私が感心したジェイミーの折衷案は、
「ぎゅうぎゅうに詰め込まれた飼育小屋ではなく、ある程度運動ができる位のスペースがある小屋」で育てたチキンを市場の主流にする、という事だった。
確かに動く隙間もない鳥小屋よりも、遊ぶスペースのある小屋で育っているチキンはずっと幸せそうだった。
このように育てたチキンは、もちろん現在の最安値のチキンよりは高くなるが、それでも一羽1ポンド程度の上乗せで販売できるという。(実際、すでに多くのスーパーマーケットがこの方法で育てたチキンも販売しており、チキン・ヒエラルキーの下から2番目位の位置だろうか)
会場にいた多くの人が、
「1ポンド高くても、ハッピーなチキンを選ぶ」
と答えていた。

そしてクライマックス。ジェイミーは、スーパーマーケットの代表も会場に招待していた。
あえてスーパーマーケットの罪には触れず、各代表に、より健康的な鶏や卵を販売しようとする取り組みを語らせるあたり、出来試合という感じもしたが、まあこれだけキャンペーンをすれば十分ということだろう。
結果的に、スーパーマーケットも自社のポジティブな姿勢を宣伝し、「イギリスの食生活を改善する一員」として世間にアピールすることができた。
ああジェイミー、誰も敵に回さず、なんという如才なさ。

10代でレストラン修行を始め、ワーキングクラスの英語を話すジェイミー。片やイートン校、オックスフォード大卒で、「インテリ」のイメージが強いヒューとは対象的なイメージもあるが、ジェイミーの企画力、実行力、プレゼン能力があれば大学に行ったとしても、ビジネスを始めていたとしても、それぞれの世界で大成功していただろうな、と思わせる、今回も凄い手腕だった。

結果的にジェイミーに全部美味しいところをもっていかれた感じのヒューだったが、それでもヒューの朴訥とした雰囲気、私は大好きなんですけどね。

この番組の後、スーパーに行くとなんとオーガニックの卵が品切れになっていた。
まさか番組の影響で?と思ったが、他のスーパーもチェックしてウラをとる根性はなかったし、その後は安定供給が続いているので、ただの偶然かもしれません、て中途半端なオチですいません。

投稿者 lib : 12:51 PM | コメント (2)

January 24, 2008

Keeping fit

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昨今、テレビや新聞で健康に関する番組や記事が増えました。

この健康志向の高まりとともにイギリス人の食への関心も高くなってきたように思います。栄養バランスの悪い学校給食への批判も高まり、私の勤務校でも生徒の意識を高めるためにHealthy eatingに関する特別なイベントをおこなったり、給食の内容を変えたりなど、日本のあの完璧なまでにバランスの取れた給食とは程遠いものの少しずつ改善され始めています。

食だけではなく、フィットネスついても然りです。スポーツジムというとアメリカ人が行くところという半ば偏見に近いイメージを持っていたのですが、ここ数年、イギリス人の友人や同僚の中でもジムに通う人が増えています。

ちなみに私の学校の隣に一昨年でしょうか、学校の付属施設として新しいスポーツホールが建てられたのですが、そこには立派なジム施設があります。教員は簡単な研修を受ければ放課後などに無料で自由に使うことができます。私はどうもああいった機械たちとのにらめっこが苦手で研修は受けたものの一度も利用していませんが。

さて、1月に入り、New year resolution(新年の抱負)の一つに「健康な体作り」を掲げた私。その私のところに先々週、私の担任クラスの学年主任である同僚Sから教職員全員に充てたメールが届きました。内容は「週一のYogaセッションに参加しませんか?」というもの。Yogaの講師を学校に招いて教職員たちで一緒にYogaをしましょうというのです。

数学期前から彼女ら数名の同僚たちが活動していたのは知っていましたが、平日の放課後はいつも授業準備やら何やらで余裕がなかったため参加を検討したことはありませんでした。ただ、最近余裕も少しはでてきましたし、何よりも去年の秋から教員コーラスを始めたりして、放課後の時間を有効に使うことの充実感に目覚めたとこともあって、今回思い切って参加したい旨を伝えました。

実はこの記事を書いている今日の放課後が初日でした。10名ほどサインアップしたはずですが、結局今日参加できたのは私、前述の同僚S、地理教師のT、Citizenship(公民科でしょうか)教師のKとうちの学校のIT技術者であるVの計4人のみ。そこに講師の女性が丁寧に指導に当たってくれました。これで1セッション5ポンドなんてお得です。

ちなみに私のYoga歴は無いに等しく、前に住んでいた地域のスポーツセンターのセッションに友達と何回か通ったことのある程度。それでも勝手はわかっていたので無理なくついてゆけました。講師の方も今学期最初なので簡単な動きだけを選んでくれました。

私は週に二回ほどテニスをしますし、普段も教師なのでほとんど立っていることが多いのですが、それでも普段使ってない筋を伸ばすことは気持ちよく、何よりも精神的にリラックスできたので良かったです。コーラスとはまた違ったStress reliefといった感じです。

セッションが終わり、うきうき気分で仕事場を後にした私。これで健康に一歩近づいたなぁ、これからも頑張ろうと思っていたのもつかの間、帰りに最寄り駅の近くで誘惑に勝てずに夕食をテイクアウェイにしてしまいました。現在猛省中であります。食生活も気をつけなければ意味ないですね、、、。

投稿者 lib : 08:41 PM | コメント (0)

January 23, 2008

一時帰国(その2)

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帰省シーズンだったせいか、多くの家族を見た。
昔は、子供を持つと自分の格好を気にしなくなる親が多かったが
今は、「えっ?あなた、お子さんがいるの?」というぐらい
きれいなお姉さんやお兄さんがしっかり親をしているのには驚いた。
うーん。日本は少子化と言われているが、こんな若いカップルが子供を持っているのだから
大丈夫だ!!と勝手に思った。

ダーリンの友人夫妻にあった。
かれらは、昨年の夏にロンドンに遊びにきていたので、半年ぶりの再会だ。
こちらも少子化を助けるかのように、おめでただと言う。それも双子らしい。
ダンナいわく。「これはロンドンの子です。」という。
聞けば、夫婦でダンナの実家の家業を手伝っているので、奥さんは息抜く時がないそうだ。
それに、結婚して10数年。子供もできずに辛かったらしい。
それがロンドンに行って、リラックスできたらしく、子供に恵まれたというのが、ダンナの理屈。
よかった。よかった。ロンドンもたまにはいい効果があるらしい。

我々の東京滞在には、ダーリンの友人宅に御世話になることが多い。
ここもダンナが外国人で、奥さんが日本人。
ハーフの可愛い娘がいる。
この子、ダーリンの事が大好き。
昨年は、私が2日遅れて彼らの家に行った頃には、ダーリンはすっかり気に入られていた。
そこへ私というライバルが登場したわけだ。
これが面白い。彼女は、私がいるために不機嫌になり1日目は、まったく私と口を聞かなかった。
しかし、2日目には、口を聞いてくれた。3日目には、幼稚園に一緒に行こうという仲になった。
賢い彼女は、私と仲良くした方がいいと思ったのだろう。
滞在期間中は、その子が毎朝、我々の布団、主にダーリンの布団に入ってきて、我々を起こす。
まあ、3才の子供だから許されるけどね。パパは少し困った顔をしていた。
今年もしっかり我々の事を覚えていて、歓待してくれた。
私がお風呂に入ると、私も!!と一緒にはいるわ。いろいろ遊んだ。
我々が帰ったあとに、ダーリンとお風呂に入りたかった!!と残念がっていたそうだ。
今年もまた、彼らの家にお世話になるだろう。
いつまで、あの子はダーリンを大好きでいてくれるのかな?
(つづく)

投稿者 lib : 10:04 AM | コメント (0)

January 21, 2008

羊とロバ 3

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という訳で、思いっきり間延びしましたが、昨年の話の続きです。


インターネットで羊のコスチュームを探すと、思いの他いろいろと見つかった。
その中で、納得できるデザインと値段のものがあったので、それを注文。

カードで支払いをし、無事完了。しばらくして注文の確認メールを受け取った。

「この度はご注文ありがとうございます」

はいはい、定型通りの確認メールだな。

「カード決済の支払先は、‘Wild★Night’と記載されます。」

…はい?

羊コスチュームを探すのに夢中で会社名までよく見ていなかった。
子供用品を売る店かと思っていたが、どうやら「大人のコスチューム」が専門の店だったらしい…。

ふと心配になった。
私の夫は会社員でないので、税金の申告は毎年、会計士にまかせている。という事は、申告時には会計士に一年間の銀行明細を全て預ける。

夫の銀行明細に記載された‘Wild★Night’という支払先を見て見ぬふりをしつつ、プロフェッショナルとして仕事に徹する会計士と、その横で
「ち、違うんだ、これは子供の劇で… 息子が羊になって…」
と聞かれてもいないのに、あたふたと墓穴を掘る夫の姿がまざまざと浮かんだ。
しかしもう後戻りはできない。
会計士に夫婦の趣味を誤解される位で、可愛い息子の羊役を応援できるのなら安いものだ、ええどうぞ誤解してください、と一人PCの前で開き直る私であった。

まあ、そんなこんなでいろいろあったが数日後、無事に羊コスチュームが自宅に届いた。
送り主が、なぜか‘Fancy★dress’となっている。
そんな、いらん気遣いをするのなら、銀行引き落とし用の社名も変えんかい、と小包につっこみを入れつつも、学校にコスチュームを持参するように指定された日にはあと4日ある。
やれやれと、ほっと胸をなでおろした。

なでおろしたのも、つかの間。
次の日、息子が学校から帰るなり

「僕、羊じゃなくてロバになったんだ」

と明るく宣言するではないか。

「え?ひ、羊じゃなくなったの?どうして」

「ロバ役の子がロバじゃ嫌だって泣いたんだ。それで先生が、『誰か代わりにロバになりたい人いる?』って聞いたから、僕が手を挙げたんだ。ロバの方が面白いよ」

息子は上機嫌で、“Carry Mary all the way~”と歌を歌いながらロバ役の踊りをし始めた。
どうやら、妊婦マリアをベツレヘムまで運ぶロバ役らしく、短時間だが脚光をあびる場面があるらしい。
確かに草を食べているだけの(決め付けているが)羊よりも面白そうだ。

息子もやる気満々になっているし、まあロバならロバでもいいのだが、問題はコスチュームだ。
学校に持参するように指定された日まで、あと3日しかない。
もう一度ダメ押しでWild★Nightに注文しようかとも思ったが、まあとりあえず先生に確認するのが先決と、次の日を待つことにした。

翌朝、先生に聞くと、先生は
「ああ、コスチュームのことがあるものね。○○、(元祖ロバ役の子の名前、以下、元ロバ)本当にやりたくないの?」
と元ロバに聞いた。元ロバは少し考えた後で
「僕、ロバやる~…」
と、また泣き出した。

息子は先生と元ロバのやり取りをじっと聞いていた。
まずいな…ロバ役をゲットし、あんなに喜んでいた息子がゴネるかと思ったが、意外にも
「OK…」
とポケットに手をつっこみながらあっさりと引き下がった。
家にいる時とは違う、そのあまりの諦めの良さに驚いた。ぬか喜びをして可愛そうだったな、という気持ちと、でも外では割と大人の対応をしているんだな、と少し誇らしい気持ちが微妙に入り混じり、学校を去った。

さて劇の当日。
ステージの上で、息子はきちんと羊になっていた。

これが親ばかというものだろうか。
単なる「その他大勢」の息子にスポットライトが当たっているかの様に、彼しか目に入らない。
劇には全学年の子供達が参加していて、確か45分くらいの長さだっただろうか。
一番年下の、5歳の子供達にとっては長丁場だ。
予想通り、羊はあまりやることがなく、息子は後半はかなり飽きてきてだれてきているのが分かった。
活発な彼にとってはTortureの様なものだったかもしれない。

しかもイギリスの学校は暖房がかなりきいていて、冬もただでも暑いのに、フリースで覆われた羊コスチュームと帽子をかぶった息子の頬は真っ赤になってきている。
ホール内は子供を見に来た両親達で埋め尽くされ、満員御礼。熱気でむんむんしている。
ふと気がつくと、息子の隣にいる「牛」役の子は、牛のコスチュームの前を全開にはだけていた。団扇を持たせたら立派な「真夏の宵の縁側おやじ」状態だ。
それでも息子は帽子も脱がず、顔を真っ赤にしながら殆どただ座っているだけの「羊役」を全うした。
ばか親の私は、涙が出てきた。


…それにしても、あまり考えたこともなかったが、聖母マリアは大変だったな。
今まで、
「キリストは、馬小屋でお生まれになりました」
と言われても、
「はあ、そうでしたか」
くらいにしか思わなかったが、身重の体で長い旅路を連れ回され、ベツレヘムでは宿屋という宿屋に断られ、あげくのはてに馬小屋で出産…そんな衛生状態の悪い場所で…
出産を経験した今は、別の見方をして涙がちょちょぎれそうになるのであった。

ちなみに他の子のコスチュームはそれぞれ工夫しており、「羊飼い」役の子は頭にティータオルをのせて紐で縛るのがお約束の様だった。他の羊役の子は白い長袖Tシャツに白いズボン、耳だけお手製らしきものを付けていたが、きちんと羊になっていてお母さんのイマジネーションに感心した。
とはいえ、やはり動物役には手作りの限界があるらしく、大方の子は既製品のコスチュームを着ていた。特に先述の牛くんの頭は異常に大きくできており、(本体からつながったフードをかぶり、頭の上に牛の顔がのっかる様にできている)牛くんの苦労が偲ばれた。前をはだけてあぐらをかきたくなる気持ちも分かる。

息子は劇が終わった後はその満足感からか、絵本などで羊の絵を見ると
「あ、僕だ」
などと言い、遅ればせながら羊としての自覚に目覚めてきたようである。

そして、泣き虫の「元ロバ」くんとは、その後親友になったらしい。

投稿者 lib : 11:23 PM | コメント (1)

January 20, 2008

1月の風物詩 その1

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毎朝、同じ時間の通勤電車には、いつもの顔ぶれが、いつもの冬コートを着て、いつものマフラーをして乗り込んでくる。座る位置もほぼ一緒。まるで壁紙のようである。
それが一年に一度、模様替えされるのがクリスマスの後だ。

まず、マフラーや手袋など、小物が変わるのがクリスマス直後。
クリスマスプレゼントに貰ったらしい新顔の小物を身につけて登場する。そのまま、去年と同じ壁紙状態で通勤する人は、友達がいないとか、 「99ペンスのハンカチセット」しかくれないケチな人に囲まれているのかな、と思われる。

コートやハンドバック、ブーツみたいに値の張るものは新年に変わる。
これらは自力で手に入れたアフタークリスマスセールの勝利品らしい。

日本の衣替えは6月1日だが、イギリスのそれは1月1日と見受けられる。

バーゲンの日、朝早くから行列して開店を待ち、ドアが開くと同時になだれ込む群衆をテレビで映しているが、あの必死の形相って、怖いよね。中で待ち構える店員も、今年は誰がドアを開けるかで、もめたりするのではないだろうか。

「うわー、怖いよー。何で、たかが洋服を買うのに朝の4時から並んでるんだよ?」
「お前、開けろよ」
「いやだよ。最前列の奴らは目が血走ってるぜ。ドアを開けた瞬間が恐ろしいよ」
「俺もいやだ。去年は突き飛ばされて、転んだし。労災事故だよな、これ」
なんて、お互いに押し付けあっているかもしれない。

彼らはバーゲンで手に入れた新しいアイテムを着て、意気揚々と通勤。
が、ファッションセンスは去年のままなので、大金をはたいたわりに、変り映えしなかったりする・・・。

ある新聞で、スーパーモデルのケイト・モスがデザインしたシリーズの服を 「読者のみなさん」が試着してみる、という企画があった。

白いプレーンなTシャツ、サンドベージュのベスト、黒いショートパンツを着こなしたケイト・モスは 「クールでリラックスした大人のカジュアル」というスタイル。
が、 「読者のみなさん」は白のシャツとサンドベージュのベストで上半身が膨張して見える。しかも 「サイズ16の平均的イギリス女性」のムチムチな足がショートパンツからぼよーんと出ている様は 「潮干狩りに出かける中年太り婦人」のよう。
ゴム草履と貝掘りセットをバケツつきでお勧めしたくなるほどだ。

なんとも、むごい現実・・・。

というわけで、ローストターキー、ローストポテト、クリスマスプディングと大量のポートワインで変形した身体はスポーツジムに向かうのだった。

来るなー、と思う。ジムの常連は毎年、そう思う。
金の無駄使いだぞー、やめろー、やめておけー。

1月から2月にかけて、スポーツジムは異常に混む。自転車も、ランニングマシーンも、すごい行列。おまけに新入りは機械の使い方に慣れていないため、ますます時間がかかる。せっかくジムに行っても延々と待たされたんじゃ、出だしからつまづく。

そう言えば、日本の電車は4月の始めに特別混むよね。
新入生や社会人の卵はラッシュアワーに慣れていない。で、モタモタする連中が邪魔になって、全体が混乱する。ま、5月連休の頃までには新人さん達も 「電車乗り込み道」を習得し、いつもの秩序が戻ってくるのだが。

スポーツジムの場合は、みんなが 「慣れてくる」のではなく、新メンバーのほとんどが2ヶ月以内に「ドロップアウト」する。また、1月に大量導入されたデブメンバーを見かけなくなるのは、デブが治ったのではなく、来なくなっただけだ。

スポーツジムはメンバー登録をすると、最初の1年は解約できないところが多い。キャンペーンを張って、新メンバーを勧誘するが、全員が継続してジム通いをすれば、施設は目一杯で混雑する。ジムも 「落伍者率 9割5分」を知っているんだろうな。
「よっしゃー、今年こそは!」と決意も新たなメンバーもあっというまに脱落し、残り10ヶ月の会費はつつがなく回収されて、ジムはホクホク。現存メンバーも混雑が解消されて、ほっと一息つくのだった。

今月の教訓 - 新年の抱負に 「今年こそはジムの会員になり、運動する」という目標を立てるのは大きな間違いである。

―――家で縄跳びでもしなさい。安上がりだし。春になってから、おいで。

投稿者 lib : 05:34 PM | コメント (4)

January 18, 2008

NHS

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投稿サボって遅くなりましたが今年もよろしくお願いします。クリ
スマスは皆様のんびりされたり、スキーに行かれたりと多少の骨休
みが得られたことを祈ります。

僕が風邪を引いたのは12月中旬であったろうか。ミニ同居人は母
乳なので平気だろうとたかをくくっていたところ、見事にうつして
しまった。更に、大したことはなかんべーと思っていたが、その後
なかなか大したことになってしまい、クリスマスイブの24日、救
急課に運ぶことになり、その後3晩、病院にお世話になった。ミニ
は回復力が凄い。僕はひとつき経った今でも咳がとれない。誰かに
移せば直るのだろうが・・・

病院というところは、これまであまりお世話になったことは無かっ
たが、今はありがたいものだとつくづく思う。NHSというシステ
ムについて、様々な話を聞いたり読んだりしてきたが、僕は現場は
素晴らしいと思う。ナースやミッドワイフ達は、天使のような人た
ちが半分以上を占めるのではなかろうか。特に赤ん坊や子供を扱う
ワードの人たちは、本当に子供が好きで好きでしようがなく、その
仕事を天職として楽しみながら、かつ厳しいプロフェッショナリズ
ムを同居させて仕事をされている。頼もしくクールだなあと思う。
クリスマスも朝も夜中も問わず患者をいつもどおりにケアしてくれ
る。実にありがたい。

こうしてお世話になった病院での、最後の晩の逸話をはずかしなが
ら紹介してみようかいな。

その日僕は夜間前半(24:00まで)、ミニ同居人のケアをする
担当奉行であった。ミニをなんとか寝につかせ、おっしゃあ本でも
読めるか、と思っていたところに、隣のベッドに一家族が入ってき
た。二人部屋の病室の窓側に陣取った新人は若い母親と、これまた
風邪を相当こじらせたミニであだった。カーテン越しに音しか聞こ
えないが、取り巻きの家族が去ってしまうと、若い母親とそのミニ
はなんだか寂しそうだった。ミニの症状はきつそうで、怪獣の赤ん
坊のようなうめき(聞いたことは無いが)を続けていた。

どうも按配がやばくなってきた。隣人の僕に、ナースを呼ぶのはど
うしたらいいのと、カーテンごしに聞いてきたような気がしたが、
オレに聞いているだろうとは思わず黙っていた。そうしたら更にナー
スを呼ぶにはと聞いてきた。ぱっとカーテンを開けてオレにいふと
るのかと聞いたらそうだという。牢名主の気分を味わいつつ、どう
した姉さん、と聞くと、このままでは赤子がやばいという。僕は呼
び方なんぞ知らん。しかし壁に目をやると赤いボタンがある。そう
だ、同居人がミニを生み出した刹那にミッドワイフがこのボタンを
引っ張っていたっけな。”多分これですよ、”と僕はそのボタンを
引っ張ってしまった・・・

3秒はかからなかっただろう。5,6人のナースの男女が血相変え
て当部屋のドアを蹴散らし入ってきた。”どうしたっ!”、若い母
親は相当びっくりして、いやちょいと赤子が調子悪くて・・・隣の
オッサンにナースコールを頼んだだけなんですが・・・

僕はごめんなさいと平に謝った。ナースの一人は相当怖い顔して僕
を睨んでおったなあ。

深夜後半の部は同居人が担当奉行で、僕は仮ベッドに横たわりなが
らあれこれ考えたナ。

- このナースたちは普段どいういう教育受けているのだろうか。あ
の3秒で血相かえた数人がドアを蹴散らすのを目の当りにした。
プロが火事場でどう動くか見させてしまったわけで 大変申し
訳なかったのだが、プロというのは凄いものだなあとただただ
脱帽。

- 教えてもらっていないボタンは押すな(引くな)。しかし、僕は
中途半端にあのボタンを誰かが引くところを見てしまったので、
この事件が起きた。素人に教えてはいけないボタンは、簡単に押
せない(引けない)シカケを施さなあかん。

- もう家帰ってワインのみたい。

今年も元気に行きましょう。

投稿者 lib : 11:57 PM | コメント (2)

January 17, 2008

アニメの力。

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先週の水曜日だったでしょうか、とても驚く出来事がありました。

まだ学期も始まったばかりの先週は、私も採点や授業準備に相当追われてばたばたしており、昼休みものんびり座ってお昼を食べる余裕がないほどでした。その日もそんな状態で、次の時限の授業のことを考えながら廊下を足早に通っていました。

その時廊下には、雨天のため昼休みに建物内にいることを許可された生徒たちが立っていました。普段は生徒は休み時間中に監督できる職員のいない教室や廊下に留まることを許されていないのです。

さて、その時廊下にいた生徒たちの中には私のクラスの生徒(Rと呼びます)と他の9年生クラスの生徒の一団が一緒におしゃべりしていました。すると、私の生徒Rがこっちを見てすかさず、「先生、片側の髪の毛立ってるよー」と一言。

あらら、と思って手をやってみると確かに髪の毛が片側かなり乱れていました。忙しく動き回っていたので言われるまで気づきもしなかったのです。「えー、恥ずかしいわね。ありがとうね」と生徒に手伝ってもらって髪を整えていたその時です。

「ダイジョウブデスカ?」

、、、えっ?

耳を疑いました。そのグループの誰かが日本語で話しかけてきたのです。ネイティブの発音までは行きませんけれど、一語一語しっかりしていてイントネーションもなかなかのもの。

驚きながら発言の主を見ると、何と私の教えている9年生クラスの生徒の一人、生徒Gでした。

生徒Gは普段の授業では「具合が悪い」・「お腹が痛い」などと授業中の課題を逃れたいがゆえに色々と言い訳をする達人(本当に具合が悪いかどうかは本人と周りの様子でわかるものなのです)。読み書きに自信が無いところから来ている部分もあるのですが、なかなか感情の起伏が激しく対応するのが難しく衝突したことも過去に多々ありました。

彼女が一体なぜ日本語を知っているのか不思議でたまらず、「すごいじゃないの!どこで学んだの??」と私も興奮を隠せずに聞くと、「日本のアニメを見て覚えた」とのこと。

デジタルテレビが普及してきたせいでしょうか、アニメが好きな生徒が見渡せばたくさんいます。最近、日本語を学びたいと言ってきたり、あるいは生徒Gのように日本語を自分で覚えて私に話しかけてくる(ほとんど単語や短いフレーズですが)生徒も多くなったように思います。この間も私の運営するJapanese clubで生徒が「先生、日本の音楽かけていい?」とMP3で嬉しそうに日本語のアニメソングや宇多田ヒカルの曲などを聴いているのです。

日本ではアニメに関して教育上での賛否両論があるかと思いますが、英語環境の中で突然聞く日本語はすごく新鮮で、生徒が日本語を覚えてくれることが素直に嬉しくもあります。アニメの力、侮り難しです。

投稿者 lib : 09:17 PM | コメント (0)

January 15, 2008

一時帰国(その1)

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日本を離れている人が一旦日本に帰る事を一時帰国といいます。
私も年末から年始にかけて一時帰国してきました!!。

一時帰国 の特権は、免税が受けられる事かな?
これは、書籍や化粧品、食品などは対象外だが、消費税5%が還元される。
ただし、1万円以上に対してだ。
これを行ってくれるのは、大手の百貨店や電気販売店。
だから買い物をする時はまとめて同じ日に1カ所でしている。
買い物が終わったら、 免税の手続きを受けるためにそのコーナーに行き、パスポートを見せるだけで今迄大丈夫だった。
帰りの飛行機のチケットがあったら万全かも。

免税にはならないが、以前は日本食をスーツケースいっぱいに詰めて帰ったこともあるが、
どうせ、これをたべたら終わり。
1年も持つ訳ではないし、幸いロンドンなら贅沢言わなければ何処でも手に入る。
と食品買い物欲は解脱した。
それでも、大好物な梅干しや気になる物を数点は買う。
今年は、 人様の家で感動した「ゆず胡椒」を購入した。鍋やうなぎにも合います!!

本はさすがにいろいろ買ってしまう。
一番いいのは、本屋に行ってのんびりと探すのだが、
あれもやりたい、これもやりたいと欲張りなうえに、時間に制約がある私は
日頃、新聞やサイトで気になっていたタイトルと著者名をリストアップして、大きめな本屋でそのリストを渡し、集めてもらう。
集める時間を聞いて、その間に本屋をブラブラする。
集めてもらった書籍は、パーと目を通し、購入するかしないかを決める。
このことは始めから言っておくといいかも。
しかも買い上げ5000円を越えると(10000円の場合もあったかも)宅配迄してくれる。
毎回この方法で購入しているけど、何処も断られたところがないですよ。

みなさんも同じだと思うけど、食事も注意したいよねー。1回でも変な物は食べたくないよね。
友人とランチで会う時に、
「フレンチでもどお?」なんて言われると、「私は日本食が食べたい!!」の答えしかない。
だって、そうでしょう?
そばでも、定食屋でも、讃岐うどんでも、ラーメンでも、お好み焼きでも、、、、、いいのに。
私たちが 異国でどんなに食生活で苦労しているか、と説明して差し上げると
物分かりのいい友人達は、気を使ってくれて日本食を選んでくれる。感謝。 感謝。

今年は、念願のケーキ屋でランチと称してダーリンと3個のケーキを食べた。
しかし、おいしい蕎麦に出会えなかった。

食べる事にはまだ解脱出来ません。
(つづく)

帰国早々、高熱の風邪にやられました。まだ本調子でないので、短いブログで失礼します。
日本の友人が写真付きのブログにしては?いいというので、随時挑戦してみます。
お楽しみに。
今年も宜しくお願いします。
COCO

投稿者 lib : 10:19 PM | コメント (0)

January 10, 2008

1月に思うこと。

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新年明けたばかりだと思っていたのに気がつけば松の内も過ぎて、月の半ばにもうすぐ突入というところまで来ていました。日本ではもう新年の挨拶ではなくて寒中お見舞いですね。

さて、今週の月曜日から新学期がスタートしました。休み中に2日ほど学校に出ましたが新学期開始までに終わらせたかった採点物はほとんど片付かず、今年の抱負に早くも「現実的な計画を立ててそれに徹する」の一文を加えたい私です。こうしてほぼ無計画な私は毎日採点に追われています。

年末年始は普段なら日本に一時帰国するのですが、事情で今年は数年ぶりにロンドンで年を越しました。門松もなければ御節もないお正月。街も日本のお正月とは全く異なる雰囲気です。それでも少しでも年末年始を日本風にと思い、大晦日に年越しそばと2日にはお雑煮を食べましたが。日本に帰れば連日忘年会やら同窓会やらで中高大時代の友人たちや元バイト先の仲間と出かけたりするのですが今年はそれもなく、住み慣れたロンドンでのんびりと過ごしました。

実は教師になってからの過去三年間、この1月は自分の中で一年で一番つらい月でした。11年生の模擬テストの採点に新年早々追われるせいでもありますが、一番の理由は重度の「ホームシック」。年末年始に日本に帰って家族や友人と時を過ごすとあまりにも心地よくて、それにどっぷりと浸かった状態で新学期開始にあわせてロンドンに戻ると妙に異国での一人暮らしが寂しいものに感じるのです。「あぁ、なぜイギリスに来たのだろう、ここで教師になったのだろう、、、」と。

最初の1,2年は特に教師としての自信も経験も少なくて、学級経営・生徒指導に悩むことも多々ありましたから、その年末年始の日本での楽しい時を経て急に教育現場に戻ることが半ば恐怖でもあったわけです。かといってイギリスで教師になることは自分で決めたこと、そして周りの協力があってここまで来たわけですから簡単に弱音を吐くわけにもいかない。こういう精神的な要因ともともとのイギリスの日照時間の短い長くて暗い冬の陰鬱さが重なって私の心はさらに沈んだものでした。

それが今年は何だか違うのです。さすがにイギリスの暗い冬に慣れたのでしょうか、それとも日本に帰らなかったがゆえに、日本、そしてそこにいる大事な人たちを恋う気持ちと直面せずにすんだからなのか、いつものホームシックがないのです。相変わらず仕事上での心配事は多々あるのですが、以前よりも肝が据わってきたのもあるのかもしれません。実際、いつもなら最初の授業は緊張するのに、今回は2週間ぶりに生徒と会って、授業をして楽しんでいる自分がいるのを感じましたし。

今年は教師としても5年目に突入する年です。5年という数字は自分の心のどこかで節目だと感じていたものでもります。実際にイギリスでは5年間フルタイムで働くと永住権を申請することが可能となるので私のイギリスでの生活の大きな区切りにもなります。今後どういう道に進んでいくのか、色々な意味で考えさせられる年になりそうです。

読者の皆様には今年も私のつたない文章にお付き合いいただくことになりますが、少しでもイギリスの学校の様子(といっても私の経験と知識の範囲内でですが)がわかるように色々お伝えしていければと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

投稿者 lib : 08:01 PM | コメント (0)

January 09, 2008

初夢

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今年の初夢は、家のサンルームに洗濯ロープがたくさん張られ、古びたタオルや普段着の洗濯物を 「私」が干している。で、それを 「私」が風呂場の窓から眺めているというものであった。

ハッとして目覚める。

いかん、いかん、いかーん!!!

年に一度しかめぐってこない初夢。その年の運勢を左右するかもしれない初夢。
そんな大切な夢で古タオルなんか干している場合ではない。

幸運なことにまだ夜中だった。なんとか仕切りなおしたい。

心を落ち着かせ、 「純金の富士山」を背景に 「プラチナ製の鷹」が 「ダイアモンドでできたナスビ」をくわえて飛んでいるイメージを浮かべ、もう一度、眠りに落ちる。

数年前まで、私の夢の見方はすごく単純だった。
前日に蝶が飛ぶのを見れば、昆虫の夢を見る。前夜のテレビでアフリカの動物のドキュメンタリーを見れば、象の夢を見た。 
「夢を見る」というよりは、 「前日の出来事のおさらい」みたいなもの。

しかし、脳のほうも 「いくらなんでも、芸がなさすぎる」と反省したのか、最近はドラマ性に富んだものが多くなった。
「探偵が犯人を暴くためトリックをしかける」とか 「人妻が愛人と秘密の旅行を計画する」みたいな2時間枠のサスペンス劇場のような筋立てである。

――― せっかく睡眠をとって、 「休もう」としているのに、何のためにわざわざ脳がフルで活動しドラマを作っているのか、疑問ではあるが。

さて、初夢である。
せっかくの努力も空しく、その後は夢を見ることもなく目覚めてしまった。
こんな貧乏臭い初夢でいいのだろうか、2008年・・・。

うーむ、これはひとつ 「夢買い」をしてみようか。

北条政子が妹の 「吉夢」を買って、みごと将軍の奥方におさまったという話を聞いたことがある。妹を騙して運を横取りする根性は汚いが、この際だ、 「洗濯物を干す初夢」よりはマシだろう。

さて、誰から買おうか?

イギリス人に 「初夢」のコンセプトはないから、こっそりと良い夢を聞き出し、ビールのパイントかなんかをパブで奢って、夢を買ってしまおう。
数字が書かれた色とりどりのボールがグルグルと回って、はっきりした数字が6つ見える、なんて夢なら100ポンドくらいあげたっていいし。

「ねえ、ねえ。今年になって、何かいい夢見た?」と同僚に聞いてみる。
「面白い夢を見たよ。カフェでサンドイッチを食べていると、バイキングの一群に襲撃されて、まわりがみんな殺されるという夢」
ダメだ、ダメだ。そんな血なまぐさい夢。新春から縁起でもない。
「それでね、いつの間にか手にマシンガンを持っていて、敵をバシバシやっつけるんだ」
「・・・もしかして、クリスマス休暇に鼻血が出るほどゲームした?」
「そう。よくわかったね」
これはパス。

「最高の夢を見たよ」とニヤつく別の同僚。
「モーリシャスあたりかな? プライベートビーチに寝転んでいるんだ。クラッシュドアイスに注がれたダイキリかなんかを飲みながら」
よし、こいつはいいぞ。で、その続きは?
「でね、ビキニ姿のピチピチギャルがたくさんいて、僕に群がってくるんだよ」

・・・そうか、ピチピチギャルか。ピチピチギャルに用はない。 「ロケーション」は最高だし、 「夢の質」も悪くはないが、これは 「男性用」だな。

と、言ううちに新年も過ぎてしまい、私の初夢も公式に決定してしまったようだ。

その名も 「2008年 洗濯物を干すドッベルゲンガー」である。

かのフロイト大先生やユング先生。はたまたエドガー・ケイシー医師に分析してもらうと、一体どんな意味があるんでしょうね?

投稿者 lib : 07:13 PM | コメント (0)

January 08, 2008

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一時帰国のため今回はお休みします。ごめんなさーい

投稿者 lib : 07:09 PM | コメント (0)

Something New

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新年明けましておめでとうございます。

去年の息子のクリスマス劇の話がまだ終わっていませんでしたが、新年最初から去年の続きで始めるというのもなんなので、(笑)続きはまたの機会ということで、この年末年始に私はいくつか「初めて」したことがあるので、つれづれなるままにつづろうかと思います。

・初めてクリスマスツリーを飾った!

お子さんのいないご家庭でもクリスマスツリーは飾るものなのでしょうか。私は何事もなるべくシンプルに済ませたい性質なので(ただの面倒くさがりやという説あり)夫婦二人の頃はツリーがありませんでした。息子が生まれてからも、0歳から2歳頃まではクリスマス休暇は日本に帰国、3歳から4歳の頃は海外で休暇を過ごしていたのでやはりツリーは飾りませんでした。(飾っても息子にすぐに破壊されていただろうし)

今年は夫の姪の21歳のバースデーを祝うために(彼女の誕生日は12月26日)彼女の両親からクリスマス&バースデーパーティーに招待されていたので、数年ぶりにイギリス国内でクリスマスを過ごすこととなりました。息子もツリーが欲しいというので、イギリスに来て初めて本物のモミの木を買ってみました。
家の居間でぐるぐる巻きにされていたツリーの紐を解いてあげると、ぱあっと周りに森の匂いが広がりました。お店で、2番目に小さいサイズを買いましたがそれでもすごい存在感(笑)

今の子供はクリスマスプレゼントはサンタと両親、その他諸々の人々から複数もらえて当然と思っているようですが、それでも「この煙突は小さすぎてサンタさんが通れないんじゃないかな?」
「無事に通過したとしても、床のおもちゃやツリーがじゃまで家の中に入ってこられないんじゃないかな?」
と、チムニーの構造上の心配をするあたり、男の子だなあと笑えました。
サンタ以外からのプレゼントはツリーの下に置き、クリスマスまで空けないのが慣わしですが、息子はプレゼントが届くたびに即開封。でも、クリスマス当日のサンタからのプレゼントを見つけた時の興奮して目が輝いていた様子を見て、親が子供に幸せをもらう時というのはこういう瞬間なのだなあと実感しました。

・重曹で大掃除をする!

某SNSのコミュニティで盛り上がっている、「重曹掃除」。すごーくおおまかに言うと、汚れは大きく分けてアルカリ性と酸性の汚れがあり、アルカリ性の汚れには酸性のお酢(クエン酸)を、酸性の汚れにはアルカリ性の重曹をかけて中和させて汚れを落とす、という理屈らしいです。
主にバスルームやキッチンなどで威力を発揮し、水垢などにはお酢、油汚れには重曹が効果的との事。

確かに「ケトルの石灰はお酢で落ちる」とか聞いたことがありますが、なんとなくお酢臭くなるような気がして今まで実行していませんでした。しかしコミュニティのあまりの盛り上がりに触発され、初挑戦。お酢はホワイトビネガーを使うと確かに匂いも気にならず、効果ありました。そしておなべの焦げ付きも重曹を溶かして沸騰させたお湯の中に数時間つけておくと、汚れがぺろっととれるではないですか!なによりも、環境や人体に優しいので気持ちが良く、これからはまってしまいそうです。

・初めておせち(もどき)を作った!

おせちと言っても、お煮しめ、栗きんとん、かまぼこ(買っただけだっつうの)、お雑煮くらいですが。

特に、栗きんとんは同サイト「英国食いしん坊日記」のおちゃ子さんのレシピを見て、これなら私でも作れそう、と思い挑戦してみました。実は私はおちゃ子さんのレシピの大ファンです。栗きんとんのレシピも、栗はWaitroseで、さつま芋はSainsbury’sで入手せよ、と親切に書かれてありましたので、その指示通りに両スーパーに出向き購入。さつま芋がいい例ですが、イギリスで料理する場合、何が難しいって、素材が日本のものと何気に違うんですよね。だからレシピ通りに料理しても、どうもイメージと違うものができてしまったり。お料理上手な方は代用品などを上手に利用するようですが、私のように料理のセンスがない者にはなかなか困難です。

今週の「キッシュ」も前から作ってみたいものの一つでしたが、レシピに「パイ生地 ○グラム」と書いてあっても、スーパーに行って、数あるパイ生地の中からどれを選べばいいのか分からなく、その時点で挫折してしまうことの多い私です。おちゃ子さんのレシピにはちゃんと写真入りでどの商品を買えばいいのかまで説明して下さっているのでイメージがつかめて非常に助かります。栗きんとんは大成功、ベジタリアンの友人にも”Japanese New Year Food” としておすそ分けしました。
おちゃ子さん、これからも楽しみにしています!

・七草粥(もどき)を食べる
親戚の家での3日間に渡るクリスマス&バースデーパーティーですっかり食べ過ぎてしまい、新年の抱負はいきなりダイエットとなりました。年が明けてからは野菜中心の食事に切り替えていましたが、1月5日の夜にレストランで新年会があり、そこでまた暴飲暴食。1月6日の朝、激しい胃痛で目が覚めました。マイルドな食事に慣れていた胃に負担がかかったようです。その日は水分以外は何もとることができず、プチ絶食状態。7日になってやっと野菜入りのお粥を食べられるようになりました。ふと気がつくと、7日は七草粥の日ですよね。というわけで、意図せずに結果的にトラディションに従った過ごし方をしました。。。と言えば聞こえがいいですが、年を感じました。
昔はいくら食べても、何を食べても、あっという間に消化する強靭な胃だったのに。。。

というわけで、今年が2008年ということは分かっているけど自分の年齢はちょっと考えなければ分からなくなっている今日この頃ですが(今が平成何年にあたるのかはとうの昔に分からなくなっています)今年も頑張ろうと思います。

いつもブログを読んでくださっている読者の皆様、他のブログ執筆者の皆様、編集部の皆様、今年もよろしくお願いいたします。

投稿者 lib : 10:47 AM | コメント (0)