「ちょっと調子が出ない」とか「なんだかついてない」と感じる日は誰にでもあるだろう。どんなときにそう感じるのか、2000人を対象に行った調査結果が、デイリー・メールのオンライン版で記事になっていた。


気分が冴えない日は1年に何回?

もともと陽気で知られる国民性…というわけではないイギリス人。1年365日のうち平均で84日は「今日はbad dayだ」と感じているというからかなり頻度が高いといえるだろう。


「今日はついてないぜ!」の理由トップ9

憂鬱な気持ちで1日を過ごす羽目になる最大の理由は、「前の晩によく眠れなかった」で、回答者のほぼ半数に近い45%が睡眠不足を諸悪の根源とした。寝起きが悪いとその日1日が台無しになってしまうようだ。

1位: 前の晩によく眠れなかった(回答者の45%)

2位: 財布を落とした(35%)
2位: 携帯電話が壊れた(35%)

4位: 鍵を無くした(34%)

5位: 恋人やパートナーと喧嘩した(32%)

6位: 新調した服が似合わなかった(30%)

7位: 犬のフンを踏んづけた(29%)

8位: 髪型が決まらなかった(16%)

9位: 気に入らないヘアカットをされた(13%)


運が悪い日もあるさ

憂鬱にさせる出来事が毎週のように起きているらしいイギリス人だが、彼らの多くは「悪運」というものを信じているという。調査対象者のうち、36%が「室内で傘を開くことは避けている」、10人のうち3人は「新しい靴はテーブルの上には載せない!」と答えている。また、18%は歩道の割れ目を避けて歩き、12%は黒猫に対して疑いの気持ちをいだいているという。意外と迷信深い国民のようだ。

また、43%が天体の動きが運・不運をもたらすという占星術を信じているという。そしてなんと、国民の44%は、Mercury Retrogateすなわち水星が逆行する期間(2022年は9月10日〜10月2日)は人間関係のトラブルが生じやすくなり、気を滅入らせるようなことが起きる可能性が高いと認識しているそうだ。

この期間は、52%が「マインドフルネスにフォーカス」し、45%は「自分を振り返る時間を作る」という。また、10人のうち3人は日記を付けて過ごすと答えている(なぜ?)。

14%は、悪い「気」を寄せ付けないようにクリスタルを持ち歩き、13%は自宅から負のエネルギーを一掃するためにセージの香を炊くらしい。


ついていない日に気分を良くしてくれること

気難しくて皮肉屋なイメージの強いイギリス人だが、楽観的なところもあるのか、悪運からの立ち直りは早いようで、68%が「たとえ問題が起きてしまったとしても、自分が今、持っているものについて感謝する」と答えている。

またシンプルだが、「よく寝るようにする(55%)」「友だちに『調子はどう?』と聞かれる(43%)」 「ソファに寝そべってお気に入りのテレビ番組を見る(42%)」などいったことで、不機嫌から解放されるそうだ。そんな小さなことで悪運が帳消しになるというのは、なかなか人間ができているといえるかもしれない。

回答者の38%は、どんな1日が待ち構えていようとも、常にポジティブなマインドセットを持っていられるよう努力するのがベストだといい、2人に1人は「笑いこそが最高の薬」と断言する。

日本にも「笑う門には福来たる」という言葉がある。笑いは世界共通の幸せ薬なのだろう。