サッカー

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言うまでもなく、英国で一番人気の高いスポーツはサッカー(英語ではフットボール/football)です。このスポーツの持つ影響力の大きさは、まさしく国民的レベル。近年では英国のチームで活動する日本人選手も増え、その活躍が注目されています。

イングランドにおける主要なプロ・チーム数は92(スコットランド、ウェールズ、北アイルランドはそれぞれ独自のリーグを持つ)。上位20チームのプレミア・リーグ、チャンピオンシップ、リーグ1、リーグ2の4つに分かれ、各ディビジョンでリーグ戦が行われます。毎年成績により各ディビジョン上位・下位3チームの入れ替えがあります。シーズンは8~5月。

リーグ戦観戦チケットは、試合日の約3~8週間前から発売。チームのオンライン予約センターやスタジアム、チケット売り場等で購入できます。マンチェスター・シティやアーセナル、日本人選手の活躍で注目のブライトン等、人気チームのチケットの入手は困難ですが、地方チームのチケットは比較的手に入りやすいようです

年会費を払ってチームのサポートメンバーになるとチケットの優先予約ができ、チケット入手の確率は高くなります。

リーグ戦と平行して、UEFAチャンピオンズリーグやUEFAヨーロッパリーグ等の国際試合を含めたトーナメントも数多く開催されます。これらのチケット入手は非常に困難ですが、出場チームの各ウェブサイトを通して早めに手配をすれば手に入ることも。決勝戦のチケット購入についてはUEFA公式ウェブサイトで要確認

試合結果や対戦相手などによってはファンが暴徒化することもあるので要注意。スタジアムやスポーツパブなどで大試合の観戦をする際は注意してください。

テニス

英国内の主要なテニストーナメントに関する問い合わせは、ローンテニス協会へ。

ウィンブルドン選手権の前哨戦といわれるクイーンズ・クラブ選手権(Queenʼs Club Championships、現在はスポンサー契約のためcinch Championships と呼ばれる)は、西ロンドンのクイーンズ・クラブで開かれます。

【ウィンブルドンテニス】

6~7月に開催されるウィンブルドン選手権の準々決勝以上のセンター・コート、第1・第2・第3コートのチケット申し込みはオンラインで受け付けています。
こちらにアクセスし、「The Public Ballot」に登録。その後は9月のお知らせを皮切りに、9・10月のオンライン申し込み、翌1月の抽選開始等、順次案内が届く仕組みだ。チケットは当選者だけに販売される。その他のコートの試合には当日券もあるが、人気選手の試合は前の晩や当日早朝から並ぶ覚悟が必要となる。センター・コートと第3コートのチケットの一部は、オンライン販売サイト、Ticketmasterでも購入できるものの、ほぼ発売と同時に完売してしまうことが多い。前売り券が入手できない場合は、試合当日、現地の「Ticket Resale Kiosk」で再販売される返還チケットを求めよう。ただしこちらも行列覚悟で。

ゴルフ

英国の主要なゴルフトーナメントに関しての問い合わせは、プロゴルファー協会まで。

全英オープン(The Open Championship)の日程と開催地は、およそ5年先まで予定されています。The Openで確認を。

競馬

競馬は、フラット(平場)レースとジャンプ(障害)レースが、1年を通して各地で開催されます。問い合わせは英国競馬統括機構へ。

ほとんどのレース場へは当日券で入場できます。

2大フラットレースは、社交界の女性が奇抜な帽子をかぶって集うレディースデーがあることで有名なロイヤル・アスコットと、エプソム競馬場で開催されるダービー。人気の席はすぐになくなるので、ご購入はお早めに。

障害レースの最高峰は、3月にコッツウォルズのチェルトナム競馬場で開催されるザ・フェスティバルと、4月にリバプール郊外のエインツリー競馬場で行われるグランド・ナショナル。ドラマチックなレースがファンを魅了します。馬券の買い方は簡単なので、挑戦してみるとよいでしょう。

競馬場の観戦席は、社交の場「メンバーズ」、パドックにアクセスがある「グランド・スタンド」、ピクニックができる「シルバー・リング」など、エンクロージャー(Enclosures)と呼ばれるいくつかの区域に分かれています。

モータースポーツ

カーマニアの多い英国らしく、カート・レースからクラシックカー・ラリーまでバラエティー豊かなショーやイベントが各地で催されています。レースやイベントの問い合わせは、各サーキット場、またはモータースポーツ協会へ。

ラグビー

サッカーに劣らず人気の高いラグビーには、15人制の「ラグビーユニオン」と13人制の「ラグビーリーグ」があり、ほぼ通年で試合があります。

最大の対抗戦は、毎年2~3月頃行われるイングランド、スコットランド、ウェールズ、アイルランド、フランス、イタリアの6地域対抗戦、シックス・ネイションズ・チャンピオンシップ。会場はラグビーの殿堂、ロンドン南西部のトウィッケナム・スタジアムをはじめ、6ヵ国それぞれの国で行われます。チケット販売については、それぞれの国のラグビー協会に問い合わせを

クリケット

1試合が1日6時間、3~5日にも及ぶこともあるクリケット。ルールは難解ですが、夏の風物詩ともいえる英国の国技の1つです。各地区対抗のプロゲーム、アマチュアゲーム、テストマッチ(国際ゲーム)があり、シーズンは4~9月。

生の試合を観戦したいが、通常の試合は日数が長くかかりすぎるという方には、ワンデー・クリケット(Limited Overs Cricket)と呼ばれる、1日で終了するゲームもあります。

クリケットの聖地といわれるロンドンのローズ・クリケット競技場での試合のチケット予約は、メリルボーン・クリケット・クラブへ。その他の試合についての問い合わせはイングランド・アンド・ウェールズ・クリケット委員会へ。

ポロ

富裕層のスポーツとして知られるポロは馬に乗ってスティックでボールを打ち、相手ゴールに入れる団体球技で、近代ポロの礎を作ったのが英国。シーズンは5~9月末。迫力満点の試合見学等、詳細はポロ世界協会のウェブサイト

スヌーカー

ビリヤードとはルールも道具も違うスヌーカーも、ファンの多いスポーツ。赤玉と色玉を交互に落として得点を競います。緊張感が張り詰めるプロの試合は、微妙な駆け引きや見事なショットなど見応えたっぷり。世界大会の問い合わせは、ワールド・スヌーカーへ。