オーレ・ワームのこと ロザモンド・パーセルによるMuseum Wormianumの再現作品

ヨーロッパの初期の博物館。

(前記事からの続き)デンマークのコペンハーゲンに初期のキャビネット・オブ・キュリオシティーズを作ったオーレ・ワームは、博物館の始祖の一人といえる存在だった(珍しい博物コレクションを陳列するキャビネット~は、ヨーロッパではヴンダーカマー、クンストカマーと呼ばれることもある)。そのワームが1654年に亡くなると、彼のコレクションは国王フレデリック三世に譲られ、デンマークのロイヤル・コレクションに加えられた。その後19世紀初めに同国のロイヤル・ミュージアム・オブ・ナチュラル・ヒストリーに移管され、さらにコペンハーゲン大学ミュージアムに移されるが、この間、いろいろな部門をたらい回しにされ、長期間、保管庫にしまわれっぱなしになっていた時期もあったらしい。

コレクションが堂々カムバックするのは、2011年のこと。

・・・続きは
清水晶子(ロンドン在住ジャーナリスト)の「ロンドンのミュージック&ミュージアム」でどうぞ。