ミロらしさあふれる建物にも注目。

(日頃、自分の住む街ロンドンのミュージアムをご紹介していますが、時には遠出して、ということで、英国内の別の街や海外のミュージアムについてしばらく書いていきます)

前回カイシャフォーラムの「屋上」を紹介したが、今回はそのすぐ近くにあるミロ美術館の屋上に登ってみよう。バルセロナの名所の屋上巡りとはおかしな企画かもしれないが、圧倒的日照不足のイギリスから行くと、スペインの建物の屋上は天国である。晴れた日のミロ美術館の屋上は、建物の白に強烈な太陽が照り映えて、目をあけていられないほどまぶしい。こんな屋上で何時間もボーッと日光浴ができたらと思う。先を急ぐのでそうもしていられないが。真っ青な空の下の白い屋上は日影がくっきりと濃く、映画で言えば、何かが起こりそうな昔のフィルム・ノワールみたいで、これがまたカッコいい。

さて、ミロ美術館はもっと正確に言うと、ジョアン・ミロ財団美術館バルセロナ(マヨルカにも美術館がある)。画家のミロが自分の作品と同時代のアーティストの作品を展示するため、1975年に自らここを開設した。

 

・・・続きは
清水晶子(ロンドン在住ジャーナリスト)の「ロンドンのミュージック&ミュージアム」でどうぞ。