ホテル

英国の宿泊施設の多くは1から5の星で評価されています。星の数は宿泊の設備とサービスに比例しますが、その数にかかわらず質の高い宿泊施設もあります。

由緒あるホテルも多い一方、人気のレストランやバーを持つモダンなホテルもあります。

マナーハウスとカントリーハウス

中世における荘園領主の邸宅だったのがマナーハウス(Manor House)。郊外やカントリーサイドの美しい自然に囲まれた優雅な館がホテルとして本格的に運営されているものが各地にあります。

カントリーハウス(Country House)は、郊外の田園地帯に広大な敷地を有する貴族や有力者の屋敷でしたが、今ではその多くがスポーツやエステ・スパ施設の充実したリゾートホテルになっています。

タウンハウスホテル

タウンハウスホテル(Townhouse Hotel)は、郊外に住む元上流階級の都会の別宅を改装したプチホテルで、高級住宅地の中にあり、一見ホテルとは分からないことも。こぢんまりとした落ち着きと、きめ細かいサービスが魅力。

B&B

最も手軽な宿は、宿泊に朝食のサービスが付いたB&B(Bed and Breakfast)。英国の至るところにあります。家族経営で家庭的なもてなしが受けられる宿、部屋にバス・トイレが付き、ホテルのようなサービスが受けられる宿、簡易旅館的な宿等タイプもさまざまです。

B&Bでは、朝食に世界的に名高いイングリッシュ・ブレックファスト(EngBreakfast、スコットランドならScottish Breakfast)を提供するところが多く、地方に行くほどボリュームがある傾向に。最近では伝統にこだわらないメニューが売りのB&Bも増えています。

イン

駅馬車時代の旅篭の名残りであるイン(Inn)は、当時は宿屋兼パブとして、交通の中継地や社交場であると同時に、商いの取引所でもありました。今でも、上階に宿泊施設のあるパブはたくさんあり、宿泊費も手頃な情緒ある宿になっています。さまざまないわくや伝説のある名物インも各地にあり、当時の姿を残す外観と内装が魅力。その由縁を知るのも楽しみの1つです。

ユースホステル

バックパッカー向けのユースホステルも充実。世界に広がるホステルのネットワークHI/Hostelling Internationalの会員になると、割引料金で宿泊できます。

長期滞在型

長期滞在型(1週間以上)の宿泊施設の中には、キッチン付きのセルフケータリング(Self Catering)と呼ばれる宿もあり、都市部のデラックス・アパートから田舎町の伝統的なホリデー・コテージや民宿まで、バラエティに富んでいます。

民泊

英国の民泊施設が検索できるウェブサイトにはOneFineStayHoliday LettingsAirbnb等があります。

その他

休暇中に限り宿泊施設として学生寮を一般に提供する大学等の教育施設もあります。宿泊情報はこちらで。