旅行先への入国にビザが必要かどうか、旅行の計画を立てる前に調べておきましょう。国によってはパスポートの残存有効期間が45日、場合によっては6ヵ月以上ないとビザが申請できない、ビザ不要国でも入国させてもらえない等のケースがあります。また、ビザ欄の残存最低ページ数を指定している国もあります

外貨の用意

両替は、空港や銀行の他、郵便局や両替専門店(Bureau de Change)で。両替レートや手数料に差があるので、比較して選ぶとよいでしょう

ヨーロッパの多くの国には英国系の銀行の支店あります。また、多くの都市で英国や日本発行のデビットカードやクレジットカードが使えます

予防接種

予防接種(vaccination)済みを証明するイエローカードの所持を義務付けている、または推奨している国もあります。接種が数回(2~3回)必要な予防接種もあります。海外に渡航する予定がある場合には、できるだけ早く(出発3ヵ月以上前から)、医療機関や検疫所で、接種するワクチンの種類と接種日程の相談をしてください。各国予防接種についての情報は、NHSのウェブサイトで確認を。

【主なビザ免除国】

日本のパスポート保持者は、通過、観光や商用の短期滞在に限り以下の国々への入国はビザが免除されます。就労、長期滞在にはビザが必要です。なお、詳細や最新情報は、日本国内にある渡航先国の大使館・領事館のウェブサイトでご確認ください

● 欧州
2025年からEU諸国(ETIAS加盟国)への入国を希望する渡航者に対して渡航前認証システムのETIAS(エティアス)が導入される予定。詳細:etias.com

<滞在期間90日以内>

アイスランド、アンドラ、イタリア、エストニア、オランダ、キプロス、ギリシャ、クロアチア、サンマリノ、スウェーデン、スペイン、スロヴァキア、スロヴェニア、セルビア、チェコ、デンマーク、ノルウェー、ハンガリー、フィンランド、フランス、ブルガリア、ベルギー、ポーランド、ポルトガル、北マケドニア、 マルタ、 モナコ、ラトビア、リトアニア、ルーマニア、ルクセンブルク

<滞在期間6ヵ月以内>
(滞在が90日を超える場合は在留期間更新手続きが必要)

アイルランド、オーストリア、スイス、ドイツ、リヒテンシュタイン、英国

● 北米
<滞在期間90日以内>アメリカ(渡航前にESTA承認が必要)
<滞在期間6ヵ月未満> カナダ(渡航前の電子渡航認証<eTA>取得が必要)

● 中近東・アフリカ諸国
<滞在期間30日以内>アラブ首長国連邦、カタール(事前の旅券登録が必要)
<滞在期間90日以内>イスラエル、トルコ、チュニジア、モーリシャス、レソト

*アジア・太平洋諸国、中南米の国々については別途ご確認ください。
外務省ホームページ「ビザ免除国・地域」