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June 16, 2011

ロンドンから日本を考える。

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すっかりブログを更新していませんで、大変、大変申し訳ないです。(ぺこり、、、)
6月末日本に一時帰国します。そのときにoff会をしますので、以下にご興味のある方会いませんか?ダーリンも一緒です。

海外に住んでいる日本人は、日本を脱出?捨てている?なんて思う人もいるでしょうね〜。
でも、実際にはこちらにいるともっと自分が日本人だ!という意識が芽生えます。以前も書きましたが、こちらでは、東洋人=中国人と思い、私を見ると「ニハオー!」と声をかけてきます。でも、私は答えない。中国人が嫌いとかではなく、私は日本人だから。
そして、私は日本人だけど、、、と言う。このアイデンティティーを主張する自分に驚いたものです。

最近は、大震災もあり、こちらでも日本を応援する。励ます。考える。などの会があちらこちらであります。その1つ、日本の今後について考える。に参加してきました。みんな日本への思いは熱く、意見も沢山あり有意義な時間を過ごしました。

このブログは、英国生活の一端を皆様にご紹介できればと思い、ダーリンの家族が日本語が読めないのをいいことに、書きたい放題書いてきました。
今私は、この延長線にいるようです。

私の甥っ子に渡航費を払うからロンドンにくれば?と誘っても英語が話せないから来たくない!と、こんなおいしい話にも乗ってこない現象に「なんで?えええ??」と思うのと、同様にある一部の若者や会社員の方が、海外に興味がない!とう方々が多いというのは、残念な話です。
しかし、考えてみたら、私の甥っ子は、父親が忙しいのでしょう、家族旅行がほとんどありません。だからいきなりロンドンでは、彼も勇気がいったことでしょう。日本の休暇消化率が50%程度低く、みんなが忙しい生活をすることで、失っているものもあると思います。いきなり飛躍しますが、閉塞感、自分、他人を追い込むなど、ちょっと一休みしてもいいのでは?と昔の自分を思い出しています。

私が英国に来た理由は、30歳過ぎて独身でいることや、みんなと同じ考え、行動でないと世間が騒がしいので居心地がよくないことがきっかけでした。じゃあ日本と他の国は同じなの?何か違うの?からでした。しかし、仕事をしていたし、辞めて戻って来たときに同じような仕事が得られるかしら?、持っている車は?などなど、そう簡単には決断できませんでした。しかし、先輩の一言、「あなたには、幸い旦那も子供もない。自由があるじゃない。」という背中を押してくれた言葉で決めました。そうだ、1年だけ英国を見てみよう。暮らして見よう。のつもりが、ダーリンと知り合い、まだここにいます。今の私は自分の居場所を見つけたようで居心地がいいです。

日本が失ってしまった、人と人との在り方、居心地のよさが、英国にはまだあり、そのよさを伝えたいと思っています。なかなか仕事を辞めてくることはできません。だから、いろいろ模索しています。
こんな思いに共感できる方、また何か一緒にしてもいいなーと思う方は、6月29日渋谷で会いませんか?詳しくは、http://twtvite.com/ukjpdiscuss

投稿者 lib : 09:48 PM | コメント (0)

March 22, 2011

Never give up! Never forget! Tohoku 3.11

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Hi Coco,

It is very sad to see what is happening to Japan. Please accept my solidarity. you will rebuilt the country (you did it in the past already) but nothing can be done for the people, the families,..I am very sorry.
i was pro nuclear power. i may reconsider my position.

very best regards from Spain
X X X
<要約>
日本の災害は、あなたと同じように悲しい気持ちです。日本は、過去も立ち直ったので、今度もきっと立ち直るでしょう。被害を受けた方々や遺族のために、何もできないことが残念だ。私は原発応援派だったが、その立場を考え直すかもしれません。

これは、仕事で年に2回ほど付き合いがあるスペインの会社の担当者が、13日の日曜日におそらく自宅で書き私にメールをしてくれた内容。この他にも、ビルの掃除人、また、以前同じビルにいた英国人がこの災害のことで心配し、電話をくれたりと多くの人が、今回のことを気にかけ、慰みの言葉をかけてくれて、 本当に本当にありがたかった。他国のことなのに。
また、日本食レストランでご飯を食べていたら、お客さんが入ってきて「以前、ここにあった日本食レストラン●●は、何処に行っちゃたの?ロンドンに住んでいた時は、よく来ていたんだけど。今回の日本の地震のことで心配になって来てみたんだけど、、、」とわざわざ来たらしい。
ダーリンの家族もめったに電話なんてしてこない、ダーリンの従兄弟のママ、そして、パパ、香港に住む弟などから、大丈夫か。の電話があった。
今回は、数週間前に始めたツイッターのお陰で、日本の様子が、ニュースではわからない人々の気持ちがリアルタイムに伝わった。その中で、目にしたツイート「ロンドン三越で葉加瀬太郎さんがチャリティーコンサートをする」は、日曜日にはいり、翌日、月曜日に開催という。彼の意気込みに感動し、応援のツイートをしたら、なんと葉加瀬太郎さんから返事がきた。すごーーい。さっそく皆にリツイート(といってもまだ40名もいないし、その中で英国にいる日本人は少ない!)。 しかし、みんなが拡散してくれるだろう。そして、拍車がかかり、メールをしまくった。電話もしてみんなを誘った。 コンサートは、翌日だったが、すごい人数が集まり、大盛況だった。寄付金も5000ポンド(65万円)も集まったそうだ。みんなも同様にして拡散し、人が集まったのだろう。そして、その場で、金曜日にはカドガンホールでもコンサートをしますとのこと。会場も無料提供してくれるとか。ここにも行ったが、同様に大、大盛況!
遠くにいるが何かしたいという皆の気持ちを引き上げてくれた彼の活動が、多くの人を動かし、感動をくれた。 葉加瀬太郎さんの娘さんも演奏、募金活動と本当にすばらしい教育方針、あなたの生き方に脱帽です!

その後、個人でフリーマーケットを出店し、その売り上げを寄付したり、マラソンで寄付金を集めたりとみんなが何かしようと動いている。
みんなの気持ちは同じです。日本にいても、ロンドンにいても。

「がんばろう」といわれ、これ以上何をがんばるの?と言われた被害者の方の言葉は重い。だからもう、むやみに「がんばろう」は言えない。日本の義援金の受付は、9月末迄と書かれていた。今は、みんな同じ方向を向いているが、時間が立つと悲しいかな、今回のことも記憶から薄れてしまう。
決して忘れてしまわないように、Never give up! Never forget! Tohoku 3.11として、私も長い目で被害に遭われた関係者の皆さんの復活を応援して行きたいと思う。

投稿者 lib : 03:35 PM | コメント (2)

March 04, 2011

ああ、時計。

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一昨年暮れ、ママと沖縄 、香港に行った際に、日本の免税店で購入してもらった時計F(某ファッションメーカー)のバンドが早くも壊れた。
金属のジョイント部分のビスがなくなって外れてしまったのだ。補償期間中なのでロンドンにある F(某ファッションメーカー)の店に行き、事情を話すと「うちの時計は、すべてここと取引しているので、ここに行って!」と渡された住所に出向いた。ここは、古いビルの中にある一室で、外には看板もなく(まあ、英国は看板の規制があるので出せないのだろうが)知る人のみ、知ると言う場所だった。 部屋には、時計の修理をする作業机が数台並んでおり、中は結構、綺麗に整理整頓されている。電池を替えるなどということではなく本格的な時計の修理をしている雰囲気があった。
失った部品があるので、これは注文をしないと修理が出来ないという。部品がきて、出来上がったら連絡をするということで、 時計と保証書を渡してその部屋をでた。これが 昨年の12月1日だった。
その後、1月末になっても連絡が来ない。電話をすると「まだ部品が届かない。」という。まあ、ヨーロッパだし、クリスマスと新年があったから仕方がないのだろう。と待つ事にした。
2月中旬、また電話をした。「いやー、まだ部品が届かないんだよ。この部品はスイスに頼んでいるので、ブラブラブラ、、、、、」との説明があった。仕方がないと、待つことにいた。
3月になり、また電話をした。留守電になっているので、メッセージを残した。しかし、返事がない。また、数日して電話をしたが、また留守電 。うーん。ちょっとおかしいな。メッセージを残しているのだから、連絡をくれてもいいのに。長期ホリデーかな??
と、だんだん不安になってきた。不景気になってきているって言われているし、あんな小さな修理屋が潰れても誰も解らない。実際に知っているレストランが「ただいま改装中のため、一時休業しています。」という貼り紙をして、結局夜逃げしたこともあったしなー。
あそこの場合なら、預かっている高価な時計から私のような安物まで持って逃げてしまうこともできるなー。それに、なんと保証書も預けてしまっているぞ。やばーーい。うーん。出来るなー。夜逃げ。だって、連絡はないし、留守電だし。へんだ。へんだ。と妄想はどんどん膨らんでくる。
そうだ、電話ではラチがあかない。会社を早退し、出向く事にした。
しかし、なんだかんだと仕事をしていたら、会社を出る時間が過ぎてしまった。ああ、5時を廻っている。ああいう仕事は、きっと早く閉めるだろうなーと焦って到着した。まずは、ビルの外にあるベルを見た。名前はまだ付いているぞ。よしっと、ボタンを押す。ビーーー。と鳴り、ドアが開いた。ということは、誰かが中にいるということか。この古く少し誇りくさいビルの階段を4階迄登りその修理屋のドアをノックすると、人が出て来た。ホッ!まだその修理屋は中にあった。

12月から待っていること、留守電にメッセージを残したのに、電話が無い事を伝えると、受付嬢?が3時に帰ってしまうからだな。という。そうか、私はいつも3時過ぎに電話をしていたのだろう。でも、次の日にメッセージを聞いて連絡ぐらいしてほしいなー。心配するではないか。といいたかったが、これは言わずに、気を直して、私の時計は何時出来るのかと聞くと、「僕らだって待っているだけなのさ。いつもそうさ、Fの部品はいつも来ないのさ。」とお手上げ状態だと手を挙げるジェスチャーをしている。じゃあ、他の部品で直せないの?と聞くと「それは、カッコ悪いよー」という。
げっ。待つしかないのか。と手ぶらで帰宅した。ああ、あとどのくらい待つのかな?時計、なくてもいいけど、やっぱ時々不便。必要だな。そうだ、テンポラリーでもいいような安いものでも買おうかな?と物色をしていた。しかし、気に入った時計がなかったので、やむえず帰宅。

本日、「あなたの時計が出来たから取りにきて。」と受付嬢からの電話。
やったー!私の時計が戻ってくる。うれしいなー。まるで、長い間あっていなかった家族のようだ。
でも、そこは土日も休みで、平日は5:30分に閉まる。ああ、また会社を早退して取りに行かない。たった1つの部品のために、3ヶ月間、私の奮闘、妄想したエネルギーは大変なものだった。
この国で生きるには、健康、丈夫が何より。これからは、デザインよりも壊れない!で定評のある物を買えってことかしら??

投稿者 lib : 06:35 PM | コメント (0)

February 21, 2011

ツイッター始めました!

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やっと始めたツイッター。やれ、写真をどうしようか。名前もどうしようか。え?!これどうするの?といろいろ試行錯誤しながらデビューし1週間が経った。デビューしたとたん直ぐにフォロアーが付き驚いた。自分もいろいろフォローしないといけないと、ブリティッシュ・カウンシルをフォローした。すると直ぐにブリティッシュ・カウンシルからフォローされた。え?なんで??天下?のブリティッシュ・カウンシルが私をフォローするの?と思いきやどうもここは、フォローされるとフォローするらしい。
そして、知らない人がどうして私を見つけるのか解らないが、2人いた見知らぬフォロアーも私が1日ほど何も発せず静かにしていたら、 2人とも去って行った(笑)
そう、ツイッターはアクティブでないといけないのよね!まだまだ、システムが解っていないのでマゴマゴしていたりしていますが、ブログより単文でいいのがラクかな?でもどんどん発していかないとならないような脅迫感があるので 、どっちもどっちかな?
英国のいろんな顔を紹介していきます。よかったらフォローしてください。名前はLondon_cocoです。

投稿者 lib : 02:04 PM | コメント (0)

February 02, 2011

ご無沙汰してすみませんでした!

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すっかり怠け癖が着いてしまった私です。
ブログもこんなに休んでしまって、本当にごめんなさーーい。

さて、書かない間にいろいろあったダーリンの家族のことからお話ししましょう。
ダーリンの妹がご懐妊です。義理ママは、晴れて内孫が産まれるとあって、大はしゃぎ。
妹は、現在スコットランドに住んでいる。ママの家からだと車で5、6時間とかなり遠い。ご近所なら、毎日行けるのになーと残念がっているママ。そこでママが提案したのは、孫が産まれたら2週間毎に妹の家を訪問するというのだ。つまり2週間娘の家に滞在し、孫の面倒と娘の家事を手伝いいろいろヘルプをする。その後、2週間、自宅に戻ってリラックスし、また娘の家に2週間出向くと言うアイディアだ。
妹の家は、小さいが一軒家。しかし、子供が産まれて、ただでさえ大変なのに、じっとしていられないママがいたら、さぞかし大変だろうと思う。私なら、耐えられない(ゴメンね。ママ。)しかし、実の娘なら違うのだろう。と思ったら、妹の反応は「No Thank you!」。
がっかりしたママ。ダーリン曰く、ママがダーリンを出産したとき、近くに住んでいた母親に手伝ってもらい、とても助かったそうだ。妹が住む場所は、親戚も家族も近くにいない。誰も手伝ってくれる人がいないのだから、自分が行くのが当然ということで提案したという。しかし、妹は自分だけですることを選んだ。
でも、ママはめげていない。出産は4月。標準をすべてここに合わせ始めた。ママは、毎年スペインに何回も行く。それは、早く予約すればチケットが安いので、どんどん予約をしてしまう。以前、ロンドン行きの飛行機が往復で10ポンドというキャンペーンがあった時、我々の予定も聞かずに速攻で予約をしていた。彼女のアイディアは、もし、我々の都合が悪かったら、チケットを捨ててもいいと思ったそうだ。
こんな感じなので、今年のバカンス用にすでにチケットをいろいろ購入していた。妹の出産日前後の旅行があったが、キャンセルをし、すでに待機万全の状態にしている。

そんな妹から、クリスマスに電話があった。ちょっと出血していると言う。ママを心配させたくないから、まだ伝えていない。イギリスのクリスマス時期は、病院であっても休みなので、そこまで緊急でない彼女は病院に行けずに不安がって、なぜか、ダーリンに電話をしてきた。聞けば、玄関前の雪かきをしたと言う。おい、おい妊婦がなんでそんな事をしてしまうの?と言いたくなるが、妹は軽—い気持ちでやってしまったらしい。
いったいあなたの亭主は何をしているのか?!と聞いたら、最近購入したボロ屋を直しに出掛けてしまったという。妹のダンナは、ともかくDIY(自分で作る)が大好き。昨年は、カヌーの一種、カヤックを自ら木を削り、塗装をし、防水をし、作ってしまった。(出来あがったものを見せてもらったが、これが凄い!感心した。)だから、ボロ屋は彼に取ってみれば、新しい玩具みたいで、最近は暇さえあれば、そこで時間を潰していると言う。
しかし、雪かきぐらいしてあげてよ。と注意してあげたい。この家は、いろいろ彼のポリシーが反映されている。まずは、旅行はなるべくキャンプで過ごす。ホテルに泊まらないのだ。ケチと言う理由もあるが、彼がこのようなワイルドなコトが好き。まあ、お金をセーブしてしたので、彼は家を2軒も貸しているしっかりものだ。
さらに、家にはテレビがない。彼がテレビ嫌いで買わないのだ。もし、映画を見たければDVDを手に入れて、PC で見ればいいと言い張る。妹もそれでいいらしい。子供にとっては、テレビがないと友達と共通の話ができなくなるのではないかしら?
いや、もうその頃はテレビという概念はないかもしれないなー。
幸い、妹の出血も大事に至らず順調に大きくなっているようだ。春はもうすぐだな。

投稿者 lib : 09:56 AM | コメント (0)

October 19, 2010

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10月27日まで日本に一時帰国しております。帰国しましたら、ブログを再開しますの
で、今後ともよろしくお願いします。

投稿者 lib : 09:33 AM | コメント (1)

October 06, 2010

友人に。

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私がニューヨークから戻った直後、友人が自ら命を絶った。そんなことで、ニューヨークの話をウキウキして書く事が憚れる。
それも行く前にメールの交換をしている。私のメールは「ニューヨークに行くのよ!!」とハイテンションモード。彼女はその2週間後に別の世界に行ってしまった。彼女がそこまでも思い詰めている、そんな気持ちを測れなかった私は、かなりのうつけ者。

彼女は、6月にロンドンから日本に帰国したばかり。旦那さんとの関係がちょっとぎくしゃくしていたが、自らの仕事も探そうとしているし、彼との関係も時間がかかりそうだが、いい方向に向かっている。と最後のメールには書かれていた。だから、まったく変な心配はしていなかった。もしかしたら、何か別の事があったかもしれないが、おそらく彼女はそんな思いを隠していたのかもしれない。

先週、共通の友人とご飯を食べていた。私が10月に一時帰国するので、近況も知りたいので彼女と会うつもりでいる。と話した。そう、実際に詳しい時間を決めるだけだった。しかし、友人からの言葉は、「そうか、まだ知らないんだね。実は、、、」
その言葉に、始めは「えっ!?」と言ったまま、フリーズしてしまった。「うそ。なんで、、、、、。」
彼女は、とても明るくチャーミングな人で、すぐに友達を作ってしまうタイプ。それにオシャレさんで、会うときはいつも彼女の大胆で奇抜なファッションを楽しみにしていた。また、おっとりしている所もあって、一緒にいて居心地のいい、大好きな人だった。

そんな人が、、、なんで?とわからない。残された我々は、なんでもっと気にしてあげられなかったのか、気づいてあげられなかったのか、ただその言葉しかでてこない。本当に申し訳ない。
知り合いの看護士は、一種の病気だという。が、しかし、そんなことでは気持ちが治まらない。

私がこのことをブログに書こうと思ったのは、もし、あなたのまわりにちょっとでも凹んでいる友達や家族や大好きな人がいたら、あなたがその人を大切に思っている事、大好きな事をぜひ、伝えてほしい。もしかしたら、助けになるかもしれないと思ったからだ。

私の母の母も自ら命をたった。第一発見者だった母は、中学生だった。70歳を超えた今でも、自分がもっと早く見つけていたら、ああしていたら、助かったのではないかとトラウマになっている。
だから、どうか、どうか自らの命を絶たないでほしい。月並みだが、なんとかなるし、なんとかできる。自分のすばらしい可能性を沢山もっていることを忘れないで。

ただ、今は彼女の冥福を心より祈るとともに、このようなことが身の回りでおこらないように、気づいてあげられるような、また寄りかかれる人になれるよう、自らを律して生きていこうと思う。

投稿者 lib : 06:06 PM | コメント (3)

September 23, 2010

New York、 New York! New York!!!!(その1)

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ご無沙汰してしまい本当に申し訳ありません。
その上、このサイト自体が見られなかったので、本当にお久しぶりです。

ブログを書いている起業家兼企業家さん曰く「初めて行く外国での体験は、それがどこであれ文句なしに面白い。 」本当にその通り。
私は、この夏、New Yorkに行ってきた。実は、ここは2回目の訪問。それも20年も経って、再び訪れたという訳だ。だから気分としては、初めてみたいなもんだった。実は、始めはボストンにいるダーリンの友人に会いにいく計画だった。そのうちにダーリンが、New Yorkに行ったことがないというので、じゃあ行こう!と急遽どちらも訪れることにした。つまりNew Yorkは、ボストンに行くついでに、立ち寄ることにしたのだ。しかし、よくも悪くも久しぶりに楽しい時間を過ごすことになった。そのときの話を紹介しましょう。


なんて言ったってNew Yorkが私の初めての海外旅行だった。その頃は治安が悪く、地下鉄は乗るな。ひったくりに注意しろ。なんて脅されながら行ったなー。まだ、ワールドトレードセンターもあり、上まで登った。高くて高所恐怖症の私は足が震えていた。しかし、今はない。。。。
20年前なので、もちろん地理感なんて残っていない。ただ、博物館、美術館が充実していたこと、
フレッシュなオレンジジュースが美味しかったこと、英語ができなかったことだけ覚えている。

今回行くと決めて、早速ガイドブックを購入し、いろいろ調べているとさすが大都会。いろいろあって面白いみたいだ。その上、今年のホリデーはどこに行くの?と英国人のお決まりに訪ねるフレーズに“New Yorkよ”と答えると、ちょっと羨望のまなざしで見られる。そうか、“New York”っていいんだ。なんてだんだん期待が高まってきた。

実は、1週間で New Yorkとボストンを訪ねるので、実際にはどちらも3日程度しか時間はない。
その割には、いつもと同様にあれもこれも行きたい!と盛りだくさんになった。
ロンドンからは6時間。夕方に着いた。JFKの飛行場からは、多くの人がバスやタクシーでマンハッタンに行ってしまい、我々のように電車と地下鉄でマンハッタンに行く人が極端にすくない。うーん。この方法でよかったのかな?とちょっと心配になった。治安、、、どのくらい悪いのかがわからないので、いつも意識している。これがなんだか疲れる。しかし、何事もなく着いた。その上、快速だったようで早かった。よしよし、いい選択だったとダーリンをほめた。我々のホテルは、なんとグランドゼロ(ワールドトレードセンター跡)の隣。
夜8時を過ぎているのにまだ働いている人がいる。

ここは、ロンドンでいうとCITYのような金融街だから夜は、なんだか寂しい。ホテルで簡単に食事を済ませることに決め、そんなに高くないが最上階の眺めのいいレストランで、はずれの少ない定番のハンバーガーを頼んだ。これが、結構うまいのだ。そう、ガイドクッブをみても、New Yorkは、ハンバーガーの激戦地らしい。だから、こんなホテルでもうまいのかもしれない。アメリカ、食事は期待できるか?なんて思っていたが、これはなんだかいい兆候だとウキウキしながら、酒も程々にし、眠りについた。(つづく)

投稿者 lib : 09:45 AM | コメント (0)

August 04, 2010

英国の医療

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なんていったって、日本人からは評判が悪いNHS。まあ、その気持ちはわかる。GPで予約をするのに時間がかかる、好きな病院にすぐに行けないとか、日本と違う点で不便さを感じ文句を言う人が多い。 しかし、緊急でかかった友人達は、口を揃えていうのは「この国の医療は、緊急になるとすごい威力をはっきするよ。」と評価は高い。それに、英国にいるとGPシステムの不便?さで、医者にいかなくなる。私は日本にいる時は、毎冬、喉を痛めて、耳鼻科に通院していたが、これに相当する機関に直接いけないせいか、最近は医者いらずだ。これで、いいことだよね?

最近のGPは、予防医学を大切にしているらしく、病気になる前に悪い芽を摘むように対処している感じがする。病気になったら医療費が更にかさむからだろう。太り過ぎの人には、ダイエットをすすめ、喫煙者のは煙草はやめるように話す。ちょっと具合が悪いと、検査もすぐにしてくれる。先日、たいしたことはないが,昔から調子がよくない箇所がちょっと悪化してきた気がしたので、専門医に会いたいとGPのドクターに頼んだ。快く対応してくれた。しかし、、、専門医からの手紙が3週間たってもこないので、GPに行き、受付で説明すると「手紙が3週間もこないのは普通よ。」なんて取り合ってくれない。よーし、私の気前のいいドクターに会うアポを取ろうと思ったら、今週はもういっぱいで、 翌週のアポは来週に月曜日以降にしか予約できないという。「わかったわよ、来週来るわ。」と帰宅した。翌日、専門病院より手紙が来た。「あなたは、まだ予約をしていないので、手紙をだしました。予約は、電話がWEBで行ってください。」そうか、すでに手紙は送られていたのだ。おそらくこれは、問題のある郵便関係のせいで届かないのだろう。(この話は、別の機会に!)
レターには、予約するためには、GPからの入力コードがいるという。コード??ってなに?あくる日、またGPに行き、コードNOをもらいにいくと、すでに私に手紙で送っているはずだけど、、、といいコードNOを教えてくれた。まだまだ郵便事情か、それともまだ未投函か、、、不明。
早速、もらったコードを入力し、ウェブで予約をしてみると、なんと2ヶ月先迄予約は取れない。ああ、これがなかなか予約がとれないっていうことだ。と思い、ともかく予約を入れた。さて、予約の数日前になると、なんと携帯にテキストが入った。「あなたの予約は、◯月◯日何時からです。もし、来れないのでしたら、連絡をくれるように。」と。すごい現代のテクノロジー?を駆使しているぞー。予約もウェブだし、こうして、リマインダーも送るんだ!と感心して診察にいった。9時30分という比較的早い時間に予約したのに、診察をしてもらったのは1時間後。診察の結果、ちょっと検査が必要だか、緊急性を要しないので時間がかかるわ。と言ってかえされた。2日後、手紙が届いた。診察してくれたドクターの名前と次回の検査は、17 Mayと書かれていた。えーっと今はAugustでしょう。Mayって5月。あれ、もう過ぎているじゃないの。え、、2011年。え、えええええ、来年の17MAYーーーーーー。
そして、追って来た手紙には、 「あたなの検査は、8月5日です。以下の病院に来てください」と書かれていた。検査は比較的早くできることになったが、おそらくこの結果とともに、専門医にあうのは、来年の5月になる。9ケ月前のデーターで診察してもらっても意味あるのかな? 明日がその検査の日だ。この疑問を投げかけてみるがどう対応してくれるかな? 英国の医療システム、やっぱこれでいいの?

投稿者 lib : 03:07 PM | コメント (0)

July 28, 2010

いまごろ、韓ドラ。

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日本の友人が 「韓ドラ」を大量に送ってくれた。いまさらだが、これにはまってしまい、10〜15話あるストーリーを2日かけて観てしまう。聞くと誰もが一気に観ないと気が済まないらしい。この影響で、ブログを休んでいたわけではないのですが、、、。すみません。
観た事のある人は納得するだろうけど韓国のドラマは、ともかく女も男もよく泣くのだ。イケメンが鼻水を流して泣いていてもおかまいなく撮影されている。それによく飲む。食べる。ストーリーは、男女4名程度が中心で、男女の取り合い。さらに彼等は金持ちか貧乏人ということが、物語の大切なポイントになっている。そして、 「オッパ」 「オモニ」 なんて言葉が耳についてきて、最近は韓国レストランで聞こえて来る韓国語が妙に心地よい。
ロンドンにいると観る番組は、古いのだろうけど ぺ・ヨンジュンが主役の「太王四神記」はなかなかいい内容なのでお勧め。1話、1話見る事に、DVDを送ってくれた友人にこの俳優がよかった。などとコメントすると、彼女のめり込み度は凄くその俳優たちの話を詳しく話してくれて、「よっし、今度帰国する迄には、その人の違うドラマをコピーしておくからね。」と私がはまって行くのを喜んでいる。なんか宗教のようだなぁー。
ダーリンが忙しいので夕飯も簡単に済ませ、私が韓ドラずーーーーと観ていると、「そんなに何が面白いの?」と聞かれたで、簡単に説明したら、「そうだ、誰かが言ってたなー、韓国はアイルランドの国民性と似ているらしいよ。よく飲み、よく喧嘩する。って。」そうそう、ドラマでも必ず殴り合いの喧嘩がある。
ドラマは、その国民生活がみえるのだろうけど、現代版の貧しい家の食卓では、ともかく食卓にインスタントラーメンがよくでてくるし、そのラーメンを鍋から直接食べている。鍋の中の麺をつかんで、その汁がこぼれないように、なべの蓋を逆さにしてその汁を受けている。そして、やはりキムチは、よく登場している。また、寒いのだろう、喋っている息が白い。寒い割合には、みんな薄着だし、家もそんな防寒対策がされているようでもない。
気になるのは、家の外には、大きくて低いテーブルがあり、これに人が腰掛けている。暖かい日に外で歓談を楽しみためかな?また、冬のソナタでもマフラーの捲き方が話題になったが、「韓ドラ」主役級の男のファッションがいつもすごい。こんな田舎なのに?こんな寒いのになんで、あなた達、そんなカッコしているの?と思うほど、男のファッションが気になる。日本は、男よりの女の衣装に力を入れているように思うけど?
なんせ「韓ドラ」初心者なのだから、もしかしたらこんなの当たり前のことなのだろうけど。
私もかなりはまって来ているようだ。
最近、定番の焼き肉以外の韓国料理にもはまり、ダーリンの同僚、韓国人の影響もあって、今年の冬は日本に帰る際に韓国にも立ち寄りたいなー。とDVDを送ってくれた友人に話したら、絶対に私も行く! 行く!と返事がきた。そこまでさせる韓国って今から興味津々!

そうだ、最後に一言。
日本から英国にCDやDVDを送るとこれらに関しては税関がかかるのでうかつに頼めないのが難点だ!!私は毎回、課税されています!みなさんもその点をお忘れなく。

投稿者 lib : 10:55 AM | コメント (0)

June 23, 2010

街はサッカーとセール、、、、、

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本日は、イングランド戦が3時からある。パブは満員で、きっと仕事なんて誰もしていないんじゃないの??後で調査してみようっと。
今回の会場が南アフリカで時差が2時間のため、応援がしやすく、テレビで観戦をするために貴重な夏休みを当てる人もいるとか。みんな本当に熱狂しているよね。
取引のある英系の会社から、このワードルカップが始まる前に会社へ届け物があった。
それは、試合の結果が書き込めるシートだ。サイズはA1ほどある。折ってはいけないと思ったのか、筒に入れて送られて来た。郵送代だけでも4ポンド!!そして、メールが来た。ファイナル戦に出場する国名とその結果のスコアーを書いて応募するようにと。当たればシャンパンがもらえるらしい。
私、自慢ではないけど、サッカーには興味がない。だから、何処の国が強いかもしらない。ということで、答えようがないので、応募をしないでいたら、なんと電話がかかって来て、早く応募しろという。昔の記憶から、ブラジル2−アルゼンチン3で応募した。どうでしょうかね??

日本のチームにいたっても、選手の名前がわからない。そう、唯一,見ていてわかったのが、ゴールキーパーの川口だけだ。そう、日本を離れているので、こんな事にも情報が止まったままだ。
でも、先日のオランダ戦は始めから、終わり迄、テレビの前で観戦していた。結構頑張っていたので、うれしかったなー。
さあ、日本のデンマーク戦、どうなるのでしょうかね?

そして、街はセールが始まり、みんなが沢山の買い物袋を持っている。そして、ウィンブルドンも始まり、話題豊富な英国です!!

投稿者 lib : 10:51 AM | コメント (2)

June 04, 2010

郷に入れば郷に従え??

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今回、英国に来て10年が経つ。日本への一時帰国の度にトランクいっぱいに日本製品(特に日本食)を持ってきていた。こちらでは手に入らない美味しい物が、ごま油、黒酢などの液体でも頑張って持ち帰ってきた。
が、昨今、「郷に入れば郷に従え」というのか、諦めなのか、あまり真剣に持ち帰らなくなった。
だって、買って来た物も使ってしまえば、無くなる。一瞬で無くなるものある。ここであるもので暮らすことに慣れるしかないだろう。これも永住組?の定めかもしれない。なんて思うこの頃です。

「郷に入れば郷に従え」の1つに医療もある。いまだに日本の医療保険には入っているが、何時まで続けられるかもわからないし、シリアスな症状になれば、こちらの病院にかかるわけだからとGPをもっと使うようにしている。
GPの医者もいろいろいるが、今はいい先生に出会えている。NHSの方針も結構、予防医学的な診療らしく、まずはタバコを吸っていたら、それを改めるように指導されるし、血液検査、レントゲンなどすぐにしてくれる。ダーリンも健康診断を兼ねてGPに行ったが、先生はそれでいいという感じだ。肥満、心臓病など早めに早めに対処していれば、NHSの負担も軽くなるというのは、納得がいく。

前回はちょっとしたことがあってスペシャリスト(専門医)に会った。敏速な診療、処置に英国の医療もなかなかだなーと感心した。今回は、昔から問題のあった手についにちゃんとした治療が必要なので、スペシャリストに会いたいと頼んだ。

この国の専門医に会うシステムは、GPの医者が依頼をし、病院から予約についての手紙を受け取り、診察が受けられる。その予約でさえ、1ヶ月も先という事が多い。今回は、その手紙を受け取ることさえも3週間も待っている。これは催促が必要だと思い、GPに行き、事情を話、担当医に会えるよう予約を頼もうとした。
しかし、今週の予約は取れない。最近は事情が代わったのか、予約は1週間内でしか取れないし、当日に待っていても無理だと言う。
また、専門医からの手紙を受け取るのに1ヶ月は当たり前よ。とまで言う。
(来た来た。不便な英国のシステム。郷に入れば郷に従え??まだまだ、無理かな、、、)

翌日、専門医からの手紙が来た。あなたに手紙を送りましたが、まだ予約がされておりません。というものだ。よく読むと、病院へ連絡して予約を自分で取るように書かれてある。その場合に、私の予約番号とパスワードが必要という。これに関しては、あなたのGPから届いているはずだと書かれてある。
(来た来た。このコードについても何ももらっていない。めちゃくちゃなシステムだ。仕方がない。また明日、この手紙を持ってGPに行かないと、、、、。)

その後、GPから番号を教えてもらいサイトで予約できた日は、7月20日だ。私が頼んでから始めての専門医の診察をうけるのに約4ヶ月間かかるという訳だ。

予約ができた翌日、GPから予約のためのコードが届いた。そば屋の出前ではないけど、私が尋ねて行ってからあわてて投函したんじゃないの??と思うタイミングに笑えなかった。

ああ、これも「郷に入れば郷に従え」でしょうか??
私の試練はまだ続くようです。

投稿者 lib : 04:42 PM | コメント (0)

May 26, 2010

お休みします

腱鞘炎のためタイプができません。すみません。おやすみします。

投稿者 lib : 06:54 PM | コメント (0)

May 19, 2010

I am a Japanese

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いきなりですが、以下、さおりさんの投稿を引用させていただきます。
「私はmidlandに住んでいますが、オリエンタルの顔=中国人(決めつける) なので ショッピングセンターに買い物しているとたまに、すれ違い際に ニーハオと言ってくる人がいます。」

そうなんですよねー。我々日本人はこの国ではマイノリティーなので、東洋人=中国人の確率が高い。だから「ニーハオ!」というのが正しいかもしれない。しかし、この「ニーハオ!」といわれた時のイントネーションを微妙に意識してみると、そこには親愛、からかい、差別などがあると思うのです。(まあ、考え過ぎかもしれませんが。私もちょっとパラノイドかも??)
わが町にある強大なDIYショップの前には、EUの方々が仕事を求めてたむろしています。時々、警察がきて注意していますが、効果なし。
仕事は見つからない、暇を持て余し、朝急いで歩いている私に向かってその連中が「ニーハオ!」というのです。それも毎日。そこには、何処か、差別的なニュアンスを感じてしまい、思わず「I am not a Chinese !」と厳しく言ってしまうんです。
自分でもなぜ???と思うのですが、それは日本人としての愛国心からでしょうか?それとも、、、私は中国人と呼ばれるのが嫌なんでしょうか??

ロンドンのチャイナタウンのスーパーで買い物をしていると100%
中国人と見られ、中国語で話しかけられる。しかし、これは嫌ではない。
まったく気にしない。あ、またか。と笑ってしまう始末。真剣に中国語を覚えようかと思うこともある。
先日は、レジでお会計を済ました後、中国語で何か言われた。レジの人が、こっそりと乾燥麺をくれた。商品を見ると賞味期限がちょっと過ぎている。おそらくそんなことを説明して、渡してくれたのだろう。
これが面白い商品で、乾燥面に味付けしてあり、野菜類と一緒に茹でるとラーメンになる代物。知らなかったので、すごーく得した気分だった。
あっ、話がそれたが、こんな事があったからではなく、中国人から中国人 に間違えられるのはムカつかないのだ。

でも、「こんにちは!」と日本語で言われても、イントネーションによっては、ちょっと怪訝な顔をするなー。だって、こいつちょっと下心ある??なんて思うもの。

言葉は心の窓。
皆様、こんなことにもめげずに楽しく英国で生活しましょうね〜。

投稿者 lib : 04:01 PM | コメント (3)

May 13, 2010

私とジョギング

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今朝もマラソンをしてきた。というと聞いた人は驚く。マラソンと言うと約42.2kmのことだそうだ。私が走っている長さでは、ジョギングというらしい。私にとっては、長く走る=マラソンと言う気持ちになり、ついつい“マラソン”という言葉を使ってしまう。
身体にいいと走りだしたら、膝を痛めた。どうも力任せに走っていたためだろう。その後は、スロージョギングという方法を知り、ゆっくり走っているので順調だ。週に4、5回、朝30分ぐらい走る。そろそろ1年になるなー。
旅行に行く時もランニングシューズは持参する。知らない街をジョギングすると、意外な街の顔が見えてくることもあるので結構楽しみになっている。ただ、荷物が多くなるのが難点だけど、、、。
一番の期待は、体重が落とせることだったが、これがかなりゆっくりとした下がり率なのだ。かなりがっかり、、、。でも、夕方になると足が浮腫みやすかったが、それもなくなり、足首とウエストが締まった気がする。(自画自賛!!)
おそらくもっと走る量を増やすか、お酒か食事をもっと見直さないと、劇的な体重の変化は望めないのだろうなー。

走る場所は、近所の公園。走る迄は、何とも思わなかったこの公園も、春になれば、花が咲き、秋になれば紅葉し、自然いっぱいでなかなかいいじゃん!と見直した。
それに、走っていると面白いのが、人々の反応だ。この公園には、走る人、歩く人、散歩の人が集まってくる。走る時間帯が決まっているので、会う人は大体同じだ。会えば、挨拶する人が多い。
私のお気に入りは、ギリシア(?)のオジイちゃん。恐らく健康のために歩いているのだが、いつも誰かを見つけては、散歩しながらおしゃべりに夢中。でも私に出会うと、必ず笑顔いっぱいで、挨拶をしてくれる。 犬の散歩できているスペインのお姉さんもいつも元気いっぱいで愛想がいいので、気持ちがいい。
愉快なのは、公園迄に行く途中の玄関先で、「がんばれ!!」と応援してくれるおじいさんが2人もいる。もしかしたら、マラソンの応援団と思っている??
驚いたのが、一見かなり怖そうなスキンヘッドの犬を連れたおじさんが、「お早う!!」と声をかけてくるのだ。それも大きな声で。
人は見かけによらないなー。
そして、今朝も会った赤シャツのランニングマンは、かなり走り込んでいるお兄さんで、後ろから追い抜くときは、挨拶替わりに手を挙げて通り過ぎる。
最近走り始めた新人ちゃんは、おおよそジョギングが似合いそうもないファッション系の男性だ。ちょっと身体を斜めにしながら走っているが、しっかりと私を抜いて行く。
みんなこの近所の人たちのだろう。向こうは気がついていないかもしれないが、電車であったり、道ですれ違っている。こんな時は声をかけるのもへんかな?なんて思いながら、結局は無言だ。もしかしたら、私も気がつかないけど、向こうが私と認識しているかもこともあるだろうなー。

ジョギングをすることで、 住み始めて8年目に新しい楽しみを自分の街で見つけました!!みなさんもどう??

投稿者 lib : 03:30 PM | コメント (1)

May 06, 2010

火山の影響

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4月15日からアイスランドの噴火の影響で、多くの飛行機がキャンセルされ英国では大混乱だった。なんと私もその影響で飛べなかった1人になる。実は16日のフライトで日本に帰る予定だった。15日の飛行機がキャンセルされた時には、翌日は飛ぶだろうと信じ、誰もが1週間も飛ばないなんて思いもしなかった。
私も1日たてば、飛行機は飛ぶだろうとフライトの前日15日は、残業までして仕事を片付け、家に戻り、最後のパッキングをすませ、猫シッターさんへのお手紙などを書き上げたのが午前1時。さあ、寝ようと思い、私の飛行機会社のサイトを見たら、出発が1時から夜の8時に変更と書いてあった。そうか、遅れるのならゆっくりと起きればいいなー。と幸せな気分で床に着いた。
朝、起きてニュースを見ると事態はそう甘くはなかった。ニュースでは、盛んに空港へ行く前に、必ず飛行機会社に確認してから出発して!!と連呼している。
私のフライトのサイトを見る。しかし、昨晩と同じく8時に出発予定と書かれている。
一方、ニュースでは、本日ヒースローからの飛行機は全便キャンセル。と速報が入った。
航空会社のサイトは、まだ更新されていない。私は、する事がないので掃除をする。サイトを見る。まだ、変わっていない。友達から電話がある。彼女は昨日のフライトだったので、私と同じ状態だ。彼女は、急いで帰る必要もないので、この事態が治まってから帰るという。私は、用事がある。どうしてもある日に帰らなければ意味がない。困ったな。
サイトを見る。ついに私のフライトがキャンセルと表示された。すぐにチケット購入した旅行代理店に電話して、次の便の予約をした。 別の飛行機会社だが、 幸運にも19日(月)に席が取れた。この日に飛べれば、なんとか間に合う。「ラッキーですよ。よかったですね。」と対応してくれた人にもいわれ、またまた喜ぶ単純な私。まずは、ホテルを取り直し、日本で会う友人たちに連絡し、再度、調整をお願いした。ふー。終わったぞ。
そうだ、出発迄たっぷり時間もあるので、もう一度荷物確認。そうか、日本も暖かくなっているし、別の洋服を持って行こう、、、、あれ、パジャマがシワクシャだ。そうだ、時間はあるのだから、アイロンでもかけよっと。、めったにしない事を始めた。

実は、このときダーリンは噴火の大元、アイスランドの首都のレイクキャビックに仕事で滞在していた。 しかし、何も影響はないという。ああ、悔しいな〜。

さあ、2回目のフライトは明日だ。始めてのウィーン航空。サイトにはウィーンから東には飛ぶと決定したと書かれている。つまり、東京へは飛ぶということだ。問題はロンドンから

ウィーンだな。飛んでくれ〜。と祈る気持ちでサイトを見ていると、夜11時になんとキャンセル!!という表示が、、、。ああ、2回目もダメだったか。日本行き断念!だ!!!

私は、まだいい。家にいるのだから。知り合いは、日本に一時帰国してこれに巻き込まれ、帰りの飛行機の件で、航空会社に電話したら、電話では再予約はできないので、成田のカウンターへ来るように言われたそうだ。彼女は言われた通り、静岡から成田まで出向いた。そして、着いたカウンターでは、お電話でも変更できたんですよ。と言われたとか。
彼女の憤慨は、治まらなかったそうだ。しっかりしてよねー。航空会社の○○○さん。
また、知り合いの会社では、日本から来た社長一行がヨーロッパ出張中にこの事態に巻き込まれ、日本に帰れなくなり、なんと飛行機が飛んでいるトルコまでタクシーで移動したとか。その金額は、2台でなんと12,000ユーロ(約150万円!!)。さすが社長さん。

一般の人もタクシーや、車を購入して帰国している。そんな方々に比べれば、私はいい。飛行機だけが飛ばなかったのだから。よかったと思わないと、、、、。と理解はしていたのだが、日本に行く楽しみ、友人や家族との再会の予定が全て崩れたことで、なんか脱力感でしばらく何もしたくなかった。ああ、今頃は、美味しい物を食べていたのに、、、と残念無念だ。

一方、ダーリンは飛行機が通常通りに飛び始めてからの帰国となり、安心していた。
帰国の前の晩,スカイプで話していたら、なんと風向きが変わったとかで、灰の影響で今度はアイスランドが危険らしい。サイトで見るとダーリンの飛行機はキャンセル。バスで4時間移動した飛行場からグラスゴー迄は飛ぶという。しかし、そのバスは何処から発車で、何時にでるのかが書かれていない。大慌てで夜の11時に電話をしたら、なんと係員がいて、もし、夜中の2時に空港に行くバスに乗れるのなら、ロンドンに行く最後の飛行機に乗れるわよ。と言われたという。スカイプどころではない。すぐに帰り支度を始め、朝の5時のフライトで無事帰国できたダーリン。なんとその日にアイスランドに行く友人もいた。彼女は行けたのかな??

昔は、飛行機で旅行なんていったら、空港に見送りにいったぐらい珍しい乗り物だったが、今は本当に日常的な乗り物になったんだなー。
しかし、人間は無力だな。と自然の偉大さとダーリンの運の強さを再確認した出来事でした。

投稿者 lib : 09:43 AM | コメント (0)

April 07, 2010

バレエ鑑賞with 義理ママ(その2)

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さあ、2幕目が始まった。酔いは醒め、ロイヤルバレエを堪能したぞ。バレエの後で軽く1杯と思っていたが、終わったのが10時30分で、ママはそのまま帰りたいということで、家路にたどり着いた。
ママが我が家に泊まったのは、かれこれ2年前だった。レイアウトも変わり、ママのために綺麗にした甲斐があって開口一番「あら、広々と綺麗になったわね。」とお褒めの言葉。やった!!(得点1だ)
さっそくベッド作りだ。我が家には、スペアールームにベッドがないので、ダーリンがソファーをベッドに組み立てている間に、バーゲンで買っておいた新品のデューベカバーをかけ、ママの部屋に持って行った。ママは、その間に顔を洗い、さっさとベッドへと潜り込んだ。あっ、いけない。ママ用のバスタオルとフェイスタオルを用意し忘れていたが、時はすでに遅し。(減点1かな?)

朝になると早起きのママはすでにシャワーを浴びていた。私は、朝食の用意。といっても、トーストやバター、ジャムなどをセットするだけでいいので、楽々。それでも果物、ジュース、コーヒー、シリアルとなると結構、大変だ。それに我々のランチ、サンドウィッチも作っている。バタバタ、としている私を見て、ママは「それは、ランチを作っているの?」と聞く。ここぞ挽回のチャンスと「そうなの。 毎日外食では高くなるし、身体のためにも手づくりがいいでしょう?」とちょっと良い嫁を演じて見た。(これでさらに得点1だな)
ダーリンも起きて来て3人で朝食を取った。ママを見ると、会話をしながらも目が宙を舞う。そう、キッチンの中をいろいろ見回しているのだ。 ああ、棚の中はメチャクチャだし、カトラリーの引き出しも、がさつにいろいろ入っている。冷蔵庫は、あ、これは掃除をしたっけ。とママの目を追いながら、そこは大丈夫、ああ、そこはダメと心の中で独り言。こうなったら隠しきれない。もう、開き直るしかないだろう。(ああ、これで減点だな。トホホ)

ママは、午前中の飛行機で帰るので、我々と一緒に出掛けるという。さあ、化粧をして、戸締まりをして、、、、とママが寝た部屋に行き気がついた。私とした事が、ママの行動をすっかり忘れていた。ママは、泊まりに来たらやることの1つに、 ベッドのシーツやカバーを洗濯しやすいようにと、起きたらすぐにはがすのが習慣だ。それはありがたいのだが、カバーを掛けていることでごまかしていた冬用のかなり古いデューベがすっかりむき出しにされてしまった。シミだらけで、ヨレている。うっかりしていて、ここ迄気が廻らなかった。綺麗好きのママなら耐えられないだろう。きっと帰ってから、まま友達に、この事をおもしろ可笑しく話すのだろうなー。ああ、ママのお喋りのネタをつくってあげたようなもんだ。(挽回不可能な大減点だーーー!!)
出勤前から、今迄の疲れが一気にドッーでたぞー。

投稿者 lib : 12:25 AM | コメント (0)

March 31, 2010

バレエ鑑賞with 義理ママ

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香港でのストーリーは終わったが、またママとのお話。
1月のある日、ママからe-mailが届いた。ロイヤルバレエを一緒に見にいかない?というお誘いだ。実は、このバレエのチケット、 ダーリンを始めとする子供達からママへのクリスマスプレゼントだった。
友達と一緒に出掛ければいいと思ったそうで、子供達は2枚のチケットをプレゼントしたのだが、結局、私に声がかかった。

私は、バレエは好きだ。 だから即答でok。 悪いねー。ダーリン。高いチケットを私もご相伴に預かってしまいますわ。ホホ。なんだかすっかりママと仲良しになったみたい!ルンルン。
あっ、でも、ママが来る=我が家に滞在。きゃーーーーーー、大変だ。
何と言っても綺麗好きなママ。家の中を見回しきっとあれこれ言いたくなるに決まっている。嫁の意地として、また今後のこともあるので、ある程度綺麗にしておきたいワタシ。こうして、我が家を眺めてみると、仕事を理由に日々の掃除がいい加減なことがわかる。いろいろ汚れているなー。それに雨漏りをしたので、天井もペンキを塗らないとみっともない。それに、カーテンの丈を前回注意されていたしなー、これも解決しないと。、、、、と数えだしたらきりがない。さらに庭の手入れもしないと。わっわっわっわっわっ、、、、、、、やっぱり大変だ。ママが来るのは2ヶ月先だが、早くしないと、 早くしないと、、と焦りだした。

そして、 始った大掃除の日々。ますは、リビングルームの模様替えと以前から気になっていた壁のペンキ塗り。本箱を購入して、ダーリンの大量のCDやら本を整理。それに、みすぼらしくなっていたカーテンは思い切って新しい物を購入して、丈を上げよう。コーヒーを飲む際に戸棚を開けるだろうから、その中の整理も必要だな。これらを少しずつしていけば良いのだが、学生のときから試験前の1夜付けが得意の私は、結局、まとめてこれらをある週末数回に分けて行った。
本箱は、自分で 組立てるタイプだ。結構、時間がかかった。カーテンは、なんと丈の長さを間違って購入してしまったので、翌週に交換を。ペンキは、いろいろカバーをしたり、マスキングをしたりして、結局は1日仕事になってしまった。

最後にはダーリンが悲鳴をあげた。ママにもう泊まるな!って言うよ。と怒っている。正直私も疲れて来た。しかし、ママの行動を知っている私だけに、これだけはしておかないと、まるで何かに取り憑かれたように、掃除に狂っていた。そして、ママが来る前日の晩にカーテンの丈詰めを終了し、当日の朝なんて、出勤前に最後の掃除として、トイレとバスルームを綺麗にしていた。ああ、疲れた。 疲れた。

さて、ママはバレエ鑑賞の日の午後にロンドンに到着。会社を早退してママと会い、ちょっと早めの食事をした。ダーリンも食事には参加し、3人でワインも飲みいい気分で、ロイヤルバレエの中に入ったママと私だった。
題目は「ロミオ&ジュリエット」。衣装が凝っているが、踊りの多いバレエというより、ストーリー重視のバレエのせいか、それともワインのせいか、疲れていた私は、第一幕目を不覚にもウトウトしてしまった。
幕が降りて、ママはとても喜んでいた。「良いバレエねー」とまるで若い女の子のようにはしゃいでいる。
周りを見ると、結構シニアのカップルが多い。男性は、ポケットチーフを入れているようなちょっとスノッブでポッシュな人種が多い。インターバルがどのくらいの長さかと思い、係員に聞くと、これもちょっとスノッブな感じで、「マダム、そのプログラムに書かれております。」と気軽に答えてくれない。ああ、肩が凝るわね。もっとフレンドリーになれないかしら?なんて思っている私とは対照的に、ママは何も文句を言わない。そうか、相当気に入った様子だ。
さあ、2幕目が始まるので、席に戻らないと。(つづく)

投稿者 lib : 07:27 PM | コメント (0)

March 24, 2010

義理ママとの日本旅行 その9

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せっかく香港に来たのに何処にも観光していないぞ。とダーリンは面白くない様子。私も同様だが、子供がいるとどーしてもそのペースに合わせる事になる。つまり我々は、弟家族の行動にあわせるしかないのだ。

ということで、朝起きて、朝食を済ませ、弟の家に行く。一緒にいる時間が多いと気づくことがある。それは子供たちの食生活だ。朝でも夜でも食事と言えばシリアルかパン、果物しか食べていない。育ち盛りなのだから、もっと肉、魚、野菜等バラエティーに飛んだ食生活が必要なのでは?なんて気になる私。そのせいか、子供たちと一緒にレストランにいくと、彼等の食欲に驚く。ともかく食べる食べる。驚くほどの量を食べるのだ。

どうやらママもそんなこと察している様子。ママは成長した。何かあっても真っ向から嫁のジェマには、何も言わない。そして、息子にも言わない。それは関係をこれ以上悪くしたくないという気持ちもあるのだろう。しかし、溜め込んでおけるタイプでないママは、その分、弟の家を出ると我々に愚痴る。ママの気持ちもわかる。でも、どうしようもないのだ。あれが彼等の生活だ。あきらめて理解してね、ママ。

一方、私は弟の家でなんとなく居心地が悪かったのは、メイドの存在だった。ジェマの説明では、メイドのパスポートには、何処いる家の主人の名前(弟の名前)が明記されているとか。この雇用主がいらない。といえば、メイドはすぐに違う雇用主を探さないと香港にいられない。そんな構図だから、メイドは雇用主の持ち物だという認識があるようだ。 私が興味深くメイドの事をあれこれと聞くので、ジェマは台所の隣にあるメイド部屋を指差し「彼女の部屋を見る?」と聞いた。私は、咄嗟に「NO」と答えた。だって、本人の居ない時に部屋を見るなんて、プライバシーの侵害だ。しかし、ジェマは不思議そうに私を見て「そう?見てもいいのよ。」とすっかり女主人のようだ。

いろいろ聞きたいので、私がメイドに何か尋ねると「Yes Madam」と答える。そう、そうなんだけど、その答えがなんとも私には馴染まない。私は女王陛下でもないしさ、同じアジア人としていろいろ話したいだけなのに、、、、しかし、ここではそれはありえない事だ。ロンドンのホテルやレストランなどで「Yes Madam」なんて言われると、ああ、いい気持ちと思うのとは性質がどうも違う。
私の中に、彼女=アジア人=日本人と近い=なのに持ち物として扱われている=メイドが差別されているような意識をもったのかもしれない。

土日に香港の公園に行くと何処の公園でも見る光景の1つに、メイド達が集まって歓談していたことだ。よく見るとここで、お弁当を食べたり、お茶を飲んだりして雑談している。そうか、公園ならお金がかからないという訳だ。私もロンドンで学生生活をしていたので、カツカツの生活をしていたのを思い出すがちょっと彼女たちとは違うようだ。私は自分のために貧乏をしていたが、彼女たちは、家族のためにしている。
一方、高額な家賃で住んでいる人もいれば、彼女たちのように節約して仕送りしている人がいる香港。ジェマと義理の弟は、苦労知らずにしばらくここでで暮らすのだろうなー。苦労知らずは、私も同じかも??


投稿者 lib : 01:32 PM | コメント (0)

March 19, 2010

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ちょと残業つづきで、書けませんでした。お休みさせてください。

投稿者 lib : 01:10 PM | コメント (0)

March 10, 2010

義理ママとの日本旅行 その8

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香港の住宅事情だが、家賃はかなり高いそうだ。しかし、月2万ポンド(約290万円!)というのは、どんなものか興味津々。

我々は、弟の家からタクシーでその豪華!?なマンションへ向かった。坂を上る、上る。(登るほど見晴らしがいい=高い!らしい)目的地に着くと、ここにはポーターらしき人がいて、タクシーのドアを開けてくれた。そして、何処にいくのかと聞かれ、それなら、あちらのエレベーターで。と言われて向かったホールには、エレベーターが4基あった。これらのエレベーター1台に対して、各階たった2家族だけが使うというゴージャスな仕組み。

27階に住むその親戚の家で、通されたのはダイニング&リビングルーム。2階分の吹き抜けで、天井から床までの大きく長い窓ガラスから見渡せる香港の夜は絶景だ。窓沿いになるソファーに座り、ワインを飲んでいたら、部屋の照明さえ暗ければ、上質のホテルのバーにきているみたいでロマンチックだなーといい気分になってきた。ママは、ワインを片手に見晴らしよりもおしゃべりを楽しんでいる。私は、検事や泥棒ではないが、キョロキョロしながら家を物色している。奥には、ダイニングテーブルもあり、広さは両方で我が家(2ベッドフラット)の総面積より大きいぞ。その奥に台所が広がり、2階もある。いったいベットルームがいくつあるのかわからないが、ここは夫婦2人で住んでいるので沢山あるわけでもない。客用のトイレも見たが、トイレレディーがいるとか、金で出来ている便器とか、驚くほどの高価な作りや仕掛けはない。おそらくあの見晴らしが高額な理由だろう。確かに、私はセレブ?なんて誤解も招きそうな広さで落ち着きのある素敵な空間。弟の家が、なんともちゃちく見えるなー。彼らの家にある窓は小さく、新しいビルが建とうとしている。もしかしたら、窓の外は、別のビルしか見えなくなるかも。

この家の家賃の金額は、住人に聞いたのではない。実は、弟夫婦が何度も訪れているうちに、気になって不動産屋で調べたと言う。やっぱうらやましいよね。こんな家に住めたら。この豪華なフラットは、会社が支払ってくれているそうだ。住み込みのメイドはいないが、掃除をしてくれる通いのメイドはいるらしい。なんか価値観が狂ってきそうだ。
私は、やっぱり下界のごちゃごちゃした香港の街を楽しむほうが、向いているかも。(つづく)

投稿者 lib : 11:38 AM | コメント (0)

March 02, 2010

義理ママとの日本旅行 その7

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香港は、これで3度目。といっても過去2回は、自由行動なしのパッケージツアーだったから、地理感覚はなく、何処に立ち寄ったか見事に何も覚えていない。今回の私とダーリンの目的は、弟家族に会う事と美味しい飲茶をはじめ、中華料理三昧だ。うーん。満腹感に期待いっぱい。
朝早い飛行機だったので、午後早くに香港へは着いた。送迎のバスは、12月の冬なのになんとクーラーが動いている。なんてこった。それだけ、香港は暖かいということだ。我々は、寒いロンドンから来ているから、厚手のコートを来ている。うー。暑いぞ!!

我々のホテルは、九龍サイドにある。ちょっと一服。そして、もっと薄着に着替えて、弟の家にいくことになった。彼らの家は、香港島にある。おなじみのフェリーに乗って香港島に行くと弟が待っていた。久しぶりといっても3ヶ月ぶりの再会だ。ここからは、タクシーだよ。と4人が乗り込んだ。まあ、こんな小さな島に驚くほどのビルが建っている。香港は、鉛筆ビルが多いよ。と誰かが言っていたが本当だ。小さなスペースなのに20階、30階の高さのビルが建ち並ぶ。地震がないからいいようなものだが、なんか不安定でコワイ感じがする。この島の主な交通手段はタクシーで、気軽に乗れて安いのはうらやましい。
弟に家は、40階だての19階にある。受付にはレセプショニストがいて、居住者以外が侵入しないように注意している。また、外出時には、ビルの外の特定の場所に立っていると自分で呼ばなくてもタクシーがすぐにやって来るという。なんともいいサービスだな。どうやら、小金持の住むビルのようだ。
弟の家は、3LDKとそう広くはないが、我々の生活とまったく違う点は、なんと住み込みのメイドがいること。台所の隣にメイドルームがあるそうだ。ということは4LDKか。
フィリッピン人の彼女は、他の多くの同国民とおなじように香港で働いて、生活を切り詰め仕送りをしている。掃除、洗濯、ご飯の支度から子供の面倒までなんでもしてくれる。しかし、こんなサイズの3LDKでメイドがいるかしら?それじゃあ専業主婦のジェマは何をするの?と不思議に思っていたら、子供の面倒を見るそうだ。
ふーん。と思ったのは、私だけではなかった。あとでママが言った。「なんて贅沢なのかしら?あんな小さな家で、メイドねー、、、、」と納得できない様子だった。
弟の嫁ジェマは、料理がまったくできない。私は、彼女が香港にいったら、中華料理に食べ飽きて、イギリス料理を食べたくなるだろう。そうしたら、仕方がなく料理を覚えるだろうと期待していたが、そんな必要はまったくないようだ。日頃は、このメイドが中華風の料理をつくり、飽きたら世界中の食品が揃う高級スーパーで好きな物を買えばいいようだ。どこまでいってもラーキーなジェマだなー。ちょっとジェラス。

私は後で知ったが、実はこの香港にはダーリンのパパの親戚が英国から赴任しているという。今晩は、その家で食事会があるそうだ。弟のフラットがあるこのあたりもいいエリアだが、親戚が住むエリアは、香港でも屈指の高級住宅地で、対面の九龍や下にある香港島の夜景が見渡せる絶好地だそうだ。弟いわく「おそらく彼らの家賃は、月2万ポンドぐらいするぞ。」「えっ!月2万ポンド(約290万円!)」いやー、行くのが楽しみだなー。(つづく)


投稿者 lib : 07:46 PM | コメント (2)

February 24, 2010

義理ママとの日本旅行 その6

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ダーリンがやっと日本に到着した。義理ママは、外国人のお決まりの観光コースの京都、奈良見物にダーリンと出掛けた。私はママのナビはお役御免となった。大阪で私のママや妹と買い物に出掛けたり、街をブラブラと散策を楽しみ、のんびりと過ごした。
ママも英語を話す息子と2人で出掛けるのでおそらくリラックスしているだろう。一方、ダーリンは、日本に来たのに自分の自由時間がない!!とボヤいている。まあ、これも親孝行。がんばれ!!がんばれ!!
夜は、いよいよ私の家族との会食会だ。英語の学習成果を見せる良い機会の妹、現役大学生の甥っ子、そして、妹の夫と私のママがやってきた。なんと義理ママとの英会話で一番うまかったのは、妹のダンナだ。仕事で英語を使っている訳ではないが、やはり人とのやり取りに慣れているのだろう、場慣れしていている。一方、妹は、なんだかみんなの注目で舞い上がってしまって、始終、あれ?何だっけ?なんて言うんだっけ?という始末。妹よ、もっと練習が必要かもよー。がんばれ!!がんばれ!!

さて、のんびりした数日間だったが、またしても移動だ。我々のファイナル目的地、ママの息子と孫がいる香港へと旅発つ。今回は、沖縄、香港といろいろ動いたが、日本のパッケージツアーは安い!!そんなお陰で我々もいろいろな場所へ廻れるのでうれしい。まあ、1つネックなのは安い=朝早い飛行機に乗るってことかな?

香港行きは、朝9時発の飛行機だ。大阪は勝手がわからないので早々に空港へ向かった。予定よりも早く着いてしまったので、免税店をウロウロと周り冷やかしていた。そこに、腕時計コーナーがあった。そうだ、私の時計の調子が悪い。いい時計があったらほしいなー。と真剣に見ていたら、私の浪費癖を見抜いているかのように背後からママの声がした。「何か買おうとしているの?」
「うーん。ちょっと。」と時計を探していると言った。するといきなり「買って上げるわよ!」とママ。「えっ!」(お母様、いまなんておっしゃったの???)とあっけにとらえていると、「あなたにはいろいろお世話になったら、クリスマスプレゼントに買ってあげるわ。」(私、朝早く起きすぎて、まだ夢見ているかしら??)
あの、すみません。ここにある時計は、1000円では買えないのですが、、、、。ママ、ちゃんとプライス見ているのかな??と頭の中であれこれ考えていると、そこへダーリンがやって来た。私としては、ママに買ってもらうのはなんだか悪いので、「この時計は、ダーリンに買ってもらうわ。」とダーリンにねだった。目を丸くしているのは、ダーリンだ。何が起こったかわからない。私が時計を探していること、 ママからのオッファーの話を説明したが、「せっかくママが言っているのだから、買ってもらえば?」と自分の財布が傷まないように逃げようとするダーリンだ。ちょっと待って!ダーリンはまだ私のクリスマスのプレゼントを購入していない弱みがあるぞ。そこで、いいアイディアが。
ママからのオッファーとダーリンからのクリスマスプレゼントとして、2人から時計を買ってもらうことにした。ああ、人から買っていただくのは、なんて気持ちのいいことなんてしょうか。(注)羨望のまなざしを受けてもいけませんので、念のため補足。こんな短時間に決めたのですから、 残念ですが、RやPから始まる高級品などの時計ではありません。

私も単純だ。時計を購入してもらうので、残る旅の行程では、もっとママのケアを気持ちよくしようと心に決めた。
うーん。そういえば、タダほど怖い物はないという言葉があったなー。
これから向かう香港には、ママの強敵、嫁のジェマがいる。そんな前だから、私を味方につけておくのは大切だ。ママは私がママ孝行に励む決意を見抜いているのでは?もしかしたらママはかなりの戦略家かもしれないなー。(つづく)

投稿者 lib : 09:40 AM | コメント (0)

February 17, 2010

義理ママとの日本旅行 その5

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女同士の旅には、付き物のちょっとしたいい争いだった。ママも言いたい事をはっきり言って、
すっきりするタイプ。私も似ているので、お互いにぶつかるときはぶつかるが、吐き出してしまえば、お互いにすっきりする。(おそらく!ママも同じだろう。)
そして、「ごめんなさいね。ちょっと言い過ぎたわ。」と私。ママも「私もイライラしていて、ごめんなさい。」となんとか仲直り。ホッ。

沖縄で用事があった私は、ママとは夜だけ会うという距離間がよかったのだろ。良い関係が続いた。最後には、ママはカーナビを見ているだけでドライブができるなど、リラックスして南国の日本を満喫していた。さあ、我々は次ぎなる目的地、大阪へ飛んだ。
ここには、私のママと妹の家族がいる。妹家族は、我々の結婚式に英国にきてママに会ったのが十数年前。それ以来の再会だ。甥っ子は、小さかったのでまったく覚えていない。妹は、なんと英会話を習っているというので、多いにママと話してもらおう。と関西空港から大阪市内に向った。
南海線で難波まで行った。私は大阪の地理は疎い。何度来ても、難波と梅田を間違えてしまう。まして、南海線の難波で降りるのは始めてだ。我々は、大小のスーツケース2つずつを持っているお登りさんだ。タクシーを拾いたいので、出口のある下に向かっていた。下りのエスカレーターが見えた。思わず乗ったが、2つのスーツケースを持っていてはちょっとキツイ。後ろを見るとママもついて来ている。よかった。おっと、さらに下りのエスカレーターが続く。うーん。とちょっと躊躇。でも、エレベーターもが何処にあるのかわからない。いけいけゴーゴーの私は、えいっ。とばかりにまた飛び乗ってしまった。よし、乗れた。と後ろを向くと、ママがいない?? あれ、まだ乗っていないのかな?と着いた場所で少し待っていた。しかし、待っていてもママは降りて来ない。えっ???何処かではぐれた??とちょっと焦った。 
私は、2つのスーツケースを持って,上りのエスカレーターに飛び乗り上に行った。しかし、ママはいない。困った。困ったぞー。ママは、携帯も持っていないし、これから行く所も知らない。困った。困った。
はっと見ると、クイックマッサージの店前で、呼び込みをしている若い女性がいる。神にすがるように聞いた。
私「あの、この辺りに外国人の女性をみかけませんでしたか?あの、このようにスーツケースを持っていて、、、、」
若い女性「さぁー。見ませんでした。」
私「実は、私の連れですが、はぐれてしまったんです。」
若い女性「・・・・・・・」
私 「すみませんが、この荷物、少しの間、見ていてくれませんか?」となんとも厚かましく頼んだ。英国では、爆弾テロがあるから、こんな事お願いしても絶対無理だ。しかし、ここは大阪。気のいい人達が多い。
若い女性「お客さんが来たら、私も中に入ってしまうので、少しの間でもいいですか?」
私「もちろん。」とスーツケースを置いてその場を離れた。
身軽になった私は、この辺りの散策を始めた。うーん、困ったなー。いったい何処へいったのかな? ママは私が下に行ったのは知っているはずなのだからと、もう1度下に行った。しかし、エスカレーターから見てもママらしき人は見えない。うーん。困った。
よく見ると、柱の向こうにスーツケースが見える。足早にその柱に行くとママが柱の後ろにいた。
私「ママ、何処にいたのよ。どうして、私の後に着いて、降りて来なかったの!!」と行方不明で焦りと憤りの気持ちがそのまま出てしまい、また攻めるようないい方をしてしまった。
ママ「だって、スーツケースが2つもあって、皆がどんどん私を押してくるので、 落ちてしまいそうで怖くてエレベーターに乗れなかったのよ。だから、階段で降りて来たの。」
えっ、階段? 2つのスーツケースを持って??? 
そう、このときは丁度シュアワーの時間だった。田舎暮らしのママにとっては、東京とは違ってもラッシュアワーは怖いだろう。人の波に乗るタイミングをつかむのは難しい。無理もない。私が悪かった。もっと彼女のこと理解しておくべきだった。ママ、ゴメン。またしても反省。

しかし、本当によかった!!もし、これで本当にママとはぐれてしまったら、私はいったいどうしたのだろうか、警察に行くしかないのだろうか。ああ、考えただけでも怖い。そう、これは、危機一発だった。ふぅー。やれやれ。しかし、疲れた一日だったなー。(つづく)

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February 10, 2010

義理ママとの日本旅行 その4

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 午前1時。目が覚めた。うーん。昨日と同じ現象だ。眠れない。夕食時に酒を飲んでしまったので、薬を飲む訳にもいかず、こんな事もあるかと思い買っておいたワインを開けて飲むことにした。
うーん、うまい。うまい。と飲んでいたら、ほぼ1本も飲んでいた。しかし、まったく眠くない。それに全然酔っていないのだ。いつもなら、いい気持ちでウトウトし始めるに。どうやら、ママとの旅行で、思いのほか気を使っているようだ。そうか、意外と繊細な私なんだ。なんて自画自讃している場合ではない。私としては、眠りたいのだ!!ああ、不眠症の方の気持ちがわかるような気がした。
次の日、夜は酒も飲まずにしっかり薬を飲んで寝た。翌朝はなんと朝の9時迄寝ていた。うーん。いい気持ち。と隣を見たら、ママも寝坊をしていた。どうやら、ママも疲れていたようだ。

その後、我々は沖縄に飛んだ。沖縄には米軍もあるので英語環境が整っていると思っているママ。我々は、空港からレンタカーを借り、いざ、ホテルへ。日本も車は、 英国と同じ左側通行。運転好きのママは、躊躇もなく運転席に乗り込んだ。車には、ナビもついている。これで安心。と思いきや、ママが一言。「このナビ、英語は話せないの?」「えっ!」そうだ、ママには英語のナビでないと意味がない。私もナビのことはわからないが、おそらく英語モードになんて切り替えはできないだろうから、私が通訳するしかない。

ママの運転はうまい。でも、日本で運転するのは始めてなので、日本の交差点の距離感がうまくつかめない。そのため、赤信号で止まるときも、かなり手前で止まってしまったり、行き過ぎてしまったりする。手前に止まるにはいいが、行き過ぎてしまった際には、「ママ、赤信号!!止まって!! 止まって!!」と叫ぶ私。ママも「あら、ごめんなさい。ちょっと、止まる所がわからなかったのよ。」と謝る。「あら、いいのよ。」と私。

しばらく運転しているとママがいう。「英語環境が整っているって言っていたのに、道路の標識がみんな日本語じゃないの!」と文句をいう。しかし、よく見てみると、日本語の表記の下に小さいが英語の地名などが書かれているではないか。「ママ、よく見て!ほら、英語でも書かれているでしょう!」と強気で答える私。
車が動いているので、ナビは絶え間なく話す。訳す私。ナビは時々いらぬことを言う。「これから合流です。」とか。これは訳す必要はないが、ママはなんていっているか聞きたがる。
右折の際だった。対向車を先に見る事が出来るのは助手席に座っている私だ。ママが右折をしようと焦っている気持ちが伝わる。私も車を運転する。彼女のブレーキのかけ方、右折などのタイミングが私とは違う。右折の場合は、運悪く直進の車がぶつかるとしたら、私側だ。そんな身の危険も感じてか、慎重に右折して欲しいので「ママ!!車がきているわよ。気をつけてね。」と右折で待機しているママにいう。ママが動き出そうとしている。私は、また直進車を発見した。「ママ!!また車がきているわよ。気をつけてね。」と言った。ママは不慣れな日本で運転、交差点での不手際、それに嫁にアレコレ、言われていたせいか、ついにキレた。「私だってメクラじゃないのよ!!車なら見えるわよ!!」と叫んだ。 「、、、、、、、、、、、、」。しばらく無言の2人。(つづく)

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February 03, 2010

義理ママとの日本旅行 その3

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 歯科医院からママと会う約束の場所、三越に行くとママはいない。もしかしたら、遅れているのかな?なんてデパートの店内を見ていると、まあ、まあ、商品が豊富だこと。うーん。おしゃれ。こんな物は英国にはないなー。なんて、どんどん奥へと吸い込まれて行く。おっと、いけない。すっかりママの事を忘れていた。早々に欲望に見切りをつけて約束の場所へ行くとママは待っていた。会えてよかった。ホッ。

 今回の帰国の目的の1つに、眼鏡を新しく作り直すことがあったので、下調べしてあった眼鏡店に行く事にした。そう、ママの観光はそっちのけで、私の用事ばかりを済ましている。だって、日本に帰国したらすることが山ほどあるのよね〜!!まあ、ママもそれで良いっていうので、今日はとことん私の用事を済ますのをメインで行動している。
ここの眼鏡のデザインが気に入っていたので、選ぶのは早い。と思っていたが、色で悩んでしまった。ママはしばらく、私をじーっと見ていたが、私が悩んでいるのを見て、「こっちの色が似合うわよ。」と薄い紫色の眼鏡を勧めた。でも、私は黒が好きだ。しかし、黒のフレームは強い印象の顔になる。ただでさえ、怖そうにみられる私なので、印象ぐらい優しく見えたいなー。と思う。でも、黒が好き。また、違う色をかけ始めた。ママは、「あなたに似合う色は、さっきの色よ。」とまた一言。まだ迷いがあったが、ママのお勧めの色に決めた。 ママに押し切られたような気もあったが、ロンドンに戻って使っているが、この色でよかったと思っている。ママに感謝しないといけないのかな?

 いろいろ用事を済ませた後、夕食は友人と一緒にすることになっていた。もちろんもママ同伴。ママを紹介し、居酒屋に行った。しばらくしてから、私は薬局に行きたかったので、友人にママを託し、ちょっと抜け出す事にした。我々日本人は、中学、高校と6年間も英語を習っているのだから、最低のことは通じるだろう。という私の勝手な判断で居酒屋から私だけ抜け出た。ママには、ちょっと出かけるけど、すぐ戻るよ。と伝えた。何を買いたいかって、それは興奮を抑える薬だ。昨晩眠れず、この日の昼間もまったく眠くない。どうも神経が高まっていて、交感神経と副交感神経がうまく働いていないので、眠くないのだなー。と素人ながらの理解をした。あまり薬は好きではないけど、最終的にはこれに頼るしかないのだろうと、状況を説明したら薬局では睡眠改善薬というものを勧めた。そうか、一種の睡眠薬か、あまり気乗りはしないが、まあ、仕方がない。と購入し、居酒屋に戻った。
 友人とママがいろいろ話していたが、やはり会話となると続かないようで難しかったそうだ。友人は、いやー、わかっているつもりでも英単語がでてこなくて、苦しかった!!と、汗をかいていた。申しわけない!!
一方、 ママはこの日の事について、ダーリンにこう伝えたそうだ。私が突然、勝手に居なくなって捨てられたと思った。ええ?私はママにちゃんと説明したのなーと思いつつ、いつも強気のママが、ちょっと弱気で可愛かった。
やはり薬なしで寝たかったので、この夜は酔ぱらって眠ろうと決め、ワインやら梅酒などをガンガン飲み、いい気持ちでホテルに帰った。うーん。酔っぱらっている。眠気は来ている。来ている。いい兆候だ。今日はぐっすり眠れそう。と薬は飲まずにベットに入った。ルンルン。(つづく)

投稿者 lib : 10:10 AM | コメント (2)

January 27, 2010

義理ママとの日本旅行 その2

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英国人と結婚して、その配偶者とともに日本に一緒に帰ると大変だ。疲れる。という話は聞いていた。
なんせ相手は、日本語ができない。1人で行動しようという気持ちが少ない。だってプライベートの無料通訳者(日本人の配偶者)がいるだから、それに頼るのが一番ということだろう。
まさに今回のママも同様だ。日本のガイドブックさえ購入していない。さらにダーリンがママのそんな行動を見越して、ガイドブックを購入し、空港で渡したにもかかわらず、ママは、飛行機でもパラッと見ただけで、機内の数読ゲームを楽しんでいた。
私が「日本でどこに行きたいの?」と聞くと、「どこに行くべき?」と答える始末。依存度200%だ。

さて、我々は夕飯を食べ終え、部屋に戻り、あれこれ荷物の整理をしていたら、眠気がしてきた。時計をみると11時だ。よし、寝てもいい時間だということで、2人もベッドに入った。
その2時間度、1時頃、ちょっと部屋が寒くなってきて目が覚めた。狭い部屋で暖房が効きすぎていたので、寝る前に窓を少し開けていた。その窓を閉めようと起き上がり、ガチャガチャと音を立ててしまった。ママが「うーん。何?」と目を覚ました。窓を閉めたかったことを伝えると「ああ、そうなの。」と言ってすぐに寝息を立て始めたママ。「ホッ!」よかった。また寝たみたい。しかし、私は眠れない。
羊が1匹、羊が2匹、 羊が3匹 、羊が4匹 、、、 と数えてみた。
3時。まだ眠れない。おかしいなー。機内では寝ていないし、疲れているはず。
よーし、またやって見るか。 羊が1匹、羊が2匹 、、、、。なんで効かないのかな?そうだ。これはSheepの発音が、Sleepの発音が近いため、自己催眠効果があるんだったけ。そうか、英語で唱えないと効果なし。日本語で言っている私には、何の催眠効果もない訳だ。なんて考えている私は、目が冴えている証拠。やれやれ。
私は、いつもベッドに入ると30秒で寝付いてしまうタイプ。だから、こんな場合の対処方法がわからない。
5時。まだ眠れない。その後、ウトウトしたが、結局7時には起きてしまった。それはママが起き始めたからだ。
ママは、シャワーを浴び、ドライヤーで頭を乾かし、着替え、香水を付けた。シュッツ、シュッツ。
(きゃーー、こんな狭い部屋でそんなに香水を付けられたのではたまらない、、、、)と咳き込む訳にもいかないので、手早く窓を開けた。危うく窒息しそうだった。ふっー。
香水というのは、難しい。自分が好きな香りでもその香りを嫌いな人もいる。ママの香水の香り。ちょっと苦手かな?

この日、私は歯科医院に予約している。 なんとそこは銀座の近くにある。ママは何のプランもないから、私の治療中は街をブラブラして待っているという。ということで、銀座の三越に連れて行き、この辺りにいろいろデパートがあるから見学して。と説明し、2時間後にライオンがいるこの入り口で再会することにした。「あっ。」とママ。トイレを教えて。というので、デパートのトイレを教えた。
しかし、本当にママ一人で大丈夫だろうか?と不安はある。もし、迷子になったら、我々は、連絡が取れない。実は、ママ、携帯を持って来たけど、リサーチ不足で彼女の携帯は日本で使えない。というのが、日本に来てわかった。 大英帝国の物は何でも、何処でも使えると思っている大物のママ。本人は何も怖がっていないので、このまま私は歯の治療に行った。(つづく)

投稿者 lib : 09:29 PM | コメント (0)

January 20, 2010

義理ママとの日本旅行 その1

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今回の日本旅行に 義理ママが同行した。義理ママが、クリスマス休暇を一人で過ごすとことになったので、ちょっと可愛そうになり何気に我々と一緒に日本に行く?そして、ダーリンの弟一家がいる香港にも立ち寄る?なんて聞いたら、即座に行く!と答えたママ。

昨年10月より香港に駐在している息子一家。ママの孫は、ここにしかいない。それなのに嫁とは仲が悪い。今迄なら、一人でも孫に会いに行っただろうけど、2年前に息子の家に訪れた際、嫁の悪態に懲りて行くのをためらっていた。しかし、我々と一緒なら、鬼に金棒?ということだろう。

私は用事があったのでダーリンより先に日本に行く。ママに聞いたら、私と先に日本に行きたいと言う。といことで、ママと私 とで1週間も過ごす事になった。
ヒースローで待ち合わせすると、もちろん先に待っていたママ。某日系の飛行機会社で帰路したのだが、英国のサービスとは違い、丁寧なサービスに感心していた。よしよし、日本のよさに気がついたな。出だし好調だ。

最近は機内で映画が自由に見られるのが原因なのか、どうも一睡もできずに日本に着く場合が多い。日本についてからも、時差ボケにならないようにと、眠くても夜迄寝ないように我慢が大変だ。今回も1時間も寝ていない。疲れた~。

成田に着き、予約していたホテルに到着したのは、7時頃だった。
外見はいいホテルだが、室内は狭い。最近の日本のホテルは、ベッドの広さを売りにしているのだが、部屋の大きさが変わらないので、その分部屋が狭く見える。我々の部屋は、人がやっと1人だけ通れるスペースがあるだけて、あとはベッドが占領している感じだ。
即座にママの一言。「まあ、狭いわね。これでは、◯◯××◯◯××◯◯××◯◯××」と文句がでた。
私が予約した。シングルルームよりもツインのほうが、安いので決めたが、後悔が走った。
それに寝ていないので疲れている。「そう、じゃあ、お金はかかるけど、もっと大きな部屋に変える?」とちょっとつっけんどんに聞くと、ママは、このままで大丈夫よ。申し訳なさそうに答えた。

さあ、夕食に出かけないと、外出した。ここの街はまったく始めてなので、さっぱりわからない。それにママが食べられる物にも制約が付く。うーん、何にしようかな?とぶらついているとそば屋を見つけた。よし、日本食第一弾は蕎麦にしようとここに決めた。
店内に入ってメニューを見せるが、もちろん全て日本語。まずは、英語で説明だ。そう、これからすべて私が、自分の事以外にもママの世話をする。それが、こんなにも大変なのかと気づく旅が始ったのだ。(つづく)

投稿者 lib : 11:31 AM | コメント (2)

November 18, 2009

インフルエンザ

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今年のインフルエンザは、ご存知のように驚異だ。しかし、あまり私の周りにいなかったので高をくくっていたら、ついに本日、「いま苦しんでいる〜。」と知り合いから電話があった。
そうなのだ。ここ2、3日連絡がとれなかったので、心配していたら、熱でうなされ、電話もかけられなかったという。
聞けば、彼女、引越と仕事が忙しく、ここ最近、睡眠時間がかなり少なかったそうだ。タミフルを飲んで、快方に向かっていというので安心した。(ホッ!)

そう言えば、数年前、ダーリンもインフルエンザにかかった。恩師の講義があり、席がなかったので最前列で聞いていたそうだ。ダーリンは、そのとき忙しくて疲れていた。その恩師、風邪を引いていて体調は万全ではなかったのは後で知ったそうだ。ダーリンは、講演中になぜか彼の唾が自分に飛んで来たのを記憶していた。身体が弱っている。唾液、、、、インフルエンザにかかる条件はしっかりと揃っていた。
あくる日から高熱になり、病院で解熱剤をもらった。医者曰く、あまり急激に熱を下げるのもよくない。ということで、薬はもらったが、ダーリンは悪夢を見ていた。その内容は、自分がイラクで戦っているという内容。目が覚めて、夢の事を思い出して、「ああ、ハードな夢だったな。」と。そして、再びベッドにもどり寝たが、どうやら同じ夢、しかも続きの場面から始まったそうだ。そう、また自分がイラクで戦っているというストーリー。寝ていてもリラックスできない!と起きてしまった。

その年のインフルエンザは、今年のように猛威ではないのに心配したのだから、今年のインフルエンザは怖そうだな。

投稿者 lib : 04:52 PM | コメント (1)

October 21, 2009

久しぶりのブログですみません。

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先日、ダーリンの弟一家がロンドンに来た。彼らはなんと香港に転勤となる。
香港に行く前にランチでも、、ということ中華街で食事をともにした。
4歳と1歳のやんちゃな甥っ子いる。特にお兄ちゃんは、反抗期らしく、よく親に怒られている。この頭がいい風の親は、子供のしつけに厳しい。見ていてなんだか可哀想だ。しかし、他人が教育方針に口出しする事もないので、黙って聞いている。私は、そんな甥っ子と一生懸命になって遊び相手になるだけだ。
食事をして、ハーゲンダッツのアイスを買おう!と店に向かっていると、レスタースクエアーにパトカーが止まっていた。さすが男の子。車に向かって走っていく。その後を私が追っていく。パトカーまでいくと、甥っ子は立ち止まった。中にいる警察官が怖いようだ。しかし、警察官は子供がパトカーを好きなのは知っているのか愛想がいい。あげくの果てに、ドアを開けて降りてきて、甥っ子に「運転席に座るかい?」なんて言っている。えっ、いいの??
そうだ、昔、ロシアの飛行機でパイロットが子供に運転をさせて墜落したことがあったなー。この場合、子供が間違ってアクセル踏んで、人をはねる。事件だなー。なんて夢想にふけっている間も甥っ子はフリーズしたままだ。
こんな美味しいオッファーを受けても子供は正直だ。それもそのはず、警察官 の太ももには銃がある。そう、ブラッドピットと アンジェリーナ・ジョリー の映画「Mr & Mrs スミス」で演じた彼らスパイは、銃がすぐに抜けるように太ももに銃を付けていたなー。ってことは、彼らは何??私は 警察に愛想を振りまきながらも、甥っ子と一緒にフリーズ気味だった。甥っ子の反応がないのをみて、警察官は仕事に戻った。
太ももに拳銃。ただ者ではないなー。とダーリンに聞くと、恐らくスペシャリストの警官だろう。テロ対策とか。そうか、こんな平和に見えてもいつテロが起こっても不思議ではないこの世界。起こるか分からないのに勤務しいている彼らも大変だなー。
しかし、これが日本だったら、子供に気を取られているなんて仕事上あり得ないだろう。ところが、ここは英国。我々だって緊張をとりたいよ。子供に愛想を振りまいていいじゃん。こうして親切にしておけば、この子が将来、警察官になりたい。って言うかもしれないよ。などど言い訳して終わりだろうなー。しかし、この気安さがなんともリラックスしていていいよね。

この年末には、ダーリンと義理ママと私の3人一緒で香港を訪ねる予定。ママいわく、だったら、近くの日本に寄ってもいいわよ。だって。
ああ、ママにとって、日本は香港より魅力がない国なのかな?

投稿者 lib : 06:21 PM | コメント (0)

September 23, 2009

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休暇中につきお休みします。

投稿者 lib : 07:24 PM | コメント (0)

September 09, 2009

入れ墨

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英国人は入れ墨好きだ。
最近は労働者クラスだけでなく、 若い男女がファッションでつけている。
そんな中、漢字がクールなのか、よく見かける。
先日は、20代の男性の首の後ろに「自由」と彫ってあった。
自由になりたいのか。そうか、あんたは囚人だったのか。と問いたくなるようなフレーズだった。

ある女の子は、手の内側に「安」と彫ってあった。これを選んだのは、どういう意味だろうかと想像すると、安心の安?安いよーの安?となんだがひねくれた質問をしてしまいそうだ。
どうも意味が不明だな。

しかし、この2つはまだいい。だってしっかりと漢字になっているから。
ある女の子は、首に3文字の漢字があった。そこには「神」もあったがこのヘンの部分、ネのうち2画が足りない状態で仕上がっている。おそらく中国語でもないだろう。
本人は、知らないだろうが,こうして見るとなんだか、ぞっーとする。

ある時、地下鉄の中、私の前と隣に黒人の若い男の子たちがふざけていた。思わずふっと笑ってしまたら、私に声をかけて来た。いけない。怒らしたかな?ってちょっとビビっていたら、私の読んでいる本を見て,「あんたは何語を話すんだい?」と聞くので,「日本語よ。」と答えたら、「俺の名前を日本語にしてくれ!」と懇願してきた。なかなかあてはまる字がないが、紙にかいてあげた。彼等は、次の駅で降りてしまったが、ふと思った。私の訳した漢字で入れ墨なんてしたら、、、、。

そう言えば、ダーリンが日本にいる時に、よく言っていた事を思い出した。
意味のない英単語や間違った文章の英語で書かれたTシャツや印刷物を見るとやるせないなー。と。そう、変な漢字をみているとやるせないのです。だから、私の訳した漢字で入れ墨が彫られていないといいことを願うばかりです。

投稿者 lib : 01:10 AM | コメント (1)

September 02, 2009

トロフィーワイフ (その2)

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翌朝、階下で朝食の用意が始まっていた。

ジェマがクレープを焼き、義弟がソーセジやらベーコンを焼いている。

さっそくみんなで食事となった。

そこへ、ジェマの友人が現れた。予定の客だった。

ジェマのご近所さんで、近々、引っ越すという。 今日は、車&ドライバーが必要という理由もあり、 最後の挨拶を兼ねて朝食を食べに来た。そして、朝食が終わったら、ジェマとともに出掛けてしまった。

ジェマは、食後の後片付けもしないで、その友人と出掛けてしまった。義弟は、当然のように朝食の後始末と洗い物を始めた。おっと!私も見ている訳にはいかないので、手伝う事にした。

「いつも片付けやら、料理で大変ね」というと「別に嫌いではないし、、、」と何の苦痛もないような義弟。それが終わると子供達と遊び始めた。

うーん。タフな弟だ。

そろそろ我々は、次の目的地、義理ママの家に向けて、義弟の家を去る事にした。 しかし、なんと始めて聞いたのだが、弟家族も次の日に義理ママの家にやって来ると言う。ママの家は、ここから電車で3時間だ。じゃあ、義理ママの家でみんなが会えばよかったのに。と思うのだが、彼等は日帰りで、おそらく数時間しか滞在しない。ジェマが長居をしたくないのだ。今回もわざわざ我々のいる時来るのも、義理ママとの濃度を濃くしたくないのだろう。ああ、可哀想なママ。古今東西、嫁姑の仲は難しいのです。

そして、翌日、弟家族が予定通りにママの家にやってきました。ここまでに来る途中に、 屋外で遊べる大きなプールがあるので、家族でそこに寄ってきたそうだ。しかし、ジェマの出で立ちはハイヒールにワンピース、大きなサングラスと、グラビアを賑わせているポッシュのようにファッションをバッチリと決めてきている。プ−ルに立ち寄ったのに。なんともミスマッチ。

昨日の我々といたときは、ジーンズにTシャツだったのにね。

そうか、これはママに対する演出なんだ。疲れた嫁では、負けてしまうので、スキを見せないように(文句を言われないためにも)バッチリファションを決めて、防御しているんだ。なるほどねー。

こうして見ると、ジェマもなかなか美人だ。いつもよりも強調されている大きな胸、脚は細いし、ワンピースがA-ラインなので、産後でダポダポになったお腹は隠れている。

子供を産んでもカッコいい奥さんは、夫にとっても自慢だろうなー。この自慢のために義弟は、働き、ご飯をつくり、子供の面倒をみているのだろうか?うーん。なぞだ。

そんな夫婦の形態を言い表す英語はないの?と聞いたら、トロフィーワイフかな?とダーリンが言った。

トロフィーワイフ?試合に勝った時にもらえるトロフィーか。なるほど、自慢のワイフか。

例えばシティーで高級を稼ぐ不細工な男と彼の財力に魅力を感じたモデル級の美しい女性が結婚した場合、彼の美しい妻のことを“トロフィーワイフ”だ!とみんなが影で呼ぶ。ジェマは、義弟に取って“トロフィーワイフ”なのだな。とダーリンの親友でジェマの事をしっているスティーブに話したら、「えっ?!あいつが??そんなに美人だっけ?」と鼻で笑っていた。

でも、きっと義弟にとっては、ジェマは間違いなく“トロフィーワイフ”。だから、いろいろ彼女のために働いても文句がない。(今の時点ですが、、、)

この不景気で、収入が落ちたり、仕事を失った不細工夫に、“トロフィーワイフ”と呼ばれている女たちは、離婚を言い渡しているとか。やっぱ美人はええなー。

投稿者 lib : 10:00 AM | コメント (0)

August 26, 2009

トロフィーワイフ (その1)

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この夏のホリデーは、ダーリンの家族に会いにいくことだった。まずは、ダブリンに住む弟家族の家に向かって出掛けた。朝早くの飛行機で、ダブリンに着いた。弟の勤める会社に荷物を預け、街をブラブラした。
さすが音楽が好きな街、メイン通りはストリートミュージシャンが5メートルおきに何かのパフォーマンスをしている。ギネス工場見学もして、フレッシュなギネスも堪能した。のんびりとしていて、人々も優しいし、いい街だな。

さて、弟の仕事が終わる時間だ。ちょっとおいしそうなデリカテッセンのショップをみつけたので、何か買って行こうか?と電話をしたら、夕食は全て揃っているから、いいよ。との返事。まあ、それでもと2品買い込んで、弟の会社へ向かった。預けてあった荷物を持ち、みんなでタクシーに乗り込んだ。会社から家迄は、20分程度で着いた。弟の家は、小さな庭がついた大きなテラスドハウスだった。相変わらず胸のでかい弟の妻、ジェマと3才と1才の甥っ子が我々を待っていた。
甥っ子には、半年ぶりにあったので2人も大きくなっていた。よしよし。さてとー、ウェルカムドリンクでもでるのかな?と思ったら、散歩に出掛けると言う。OKとばかりに脱いだジェケットを着て、ベビーカーと一緒に皆で出掛けた。
歩いて3分程に大きな公園があり、池や広い芝生があり、子供達をここで遊ばせていた。
3才の兄が、弟をいじめる。ノーティスエリアへ行きなさい。とテレビのスーパーナニーのような最近の教育方針を取り入れているジェマだった。
30分ほどして家に戻った。さて、夕食かな?と思いきや、子供達を風呂に入れると言う。
NOとは言えない。「OKだよ。」と、我々はビール片手にキッチンにいた。弟は、コンロに夕飯用のごはんと昨晩我々のために作ったのだろう、チリコンカーンが入った鍋を温めた。そして、弟も風呂入れの手伝いに行くと、2階に立ち去った。
つまみが出ないので、我々がデリカで買って来たオリーブとペッパーを出して食べていると、弟と交代のようにジェマが降りて来た。そして、我々と一緒にビールを飲み始めて、これ、おいしいわね。と我々が買って来たツマミを食べながら積もる話を始めた。

コンロにかけてある鍋2つがコトコトと音を立てている。(料理が焦げないかな?大丈夫かな?)この音が気になっているのは、私とダーリンだけだ。ジェマはちっとも気にしていない様子。
話は、たわいない事が続く。ついにダーリンが立ち上がり、鍋をかき回しにコンロに向かった。私も内心、ホッとした。しかし、ジェマはまったく気にしていない様子。
いったい誰がホステスで、ゲストかわからなくなった。
そう言えば、彼等がロンドンにいるときにも彼女が料理した物を食べた事がない。そう、いつも義理弟が用意してくれたっけ。
弟が降りて来て、食事になった。子供をパジェマに着替えさせ、ベッドに寝かせつけたとか。
これからが、大人の時間だ。そして、やっと食事だ。しかし、夕食は、チリコンカーンとライスだけだ。サラダもサイドもなにもない。淋しい。。。(だから、何か買って行こうかってきいたのに。)私は食べる事が大好きなので、ショックが大きい。でも、しかたがない。
食事が終わると、ジェマが子供の様子をうかがいに席を立った。
弟は、片付けをして、そして、子供が散らかした粘土遊びの後始末をしている。弟をジーとみているとよく働く。日中、神経の使う仕事をして、食事もつくり、子供の後片づけもする。それを見て感じたのが、これじゃ、弟は早死にしないかしら?と思ったほどだ。(つづく)

投稿者 lib : 09:37 AM | コメント (0)

August 12, 2009

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夏休みのためお休みとさせてください。

投稿者 lib : 10:32 AM | コメント (0)

August 05, 2009

入れ墨

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英国人は入れ墨好きだ。
最近は労働者クラスだけでなく、 若い男女がファッションでつけている。
そんな中、漢字がクールなのか、よく見かける。
先日は、20代の男性の首の後ろに「自由」と彫ってあった。
自由になりたいのか。そうか、あんたは囚人だったのか。と問いたくなるようなフレーズだった。

ある女の子は、手の内側に「安」と彫ってあった。これを選んだのは、どういう意味だろうかと想像すると、安心の安?、安いの安?となんだがひねくれた質問をしてしまいそうだ。
どうも意味にも感じられないなー。

しかし、この2つはまだいい。だってしっかりと漢字になっているから。
ある女の子は、首に3文字の漢字があった。そこには「神」もあったがこのヘンの部分、ネのうち2画が足りない状態で仕上がっている。おそらく中国語でもないだろう。
本人は、知らないだろうが,こうして見るとなんだか、ぞーとする。

そう言えば、ダーリンが日本にいる時に、よく言っていた事を思い出した。
意味のない英単語や間違った文章の英語が書かれたTシャツや印刷物を見るとやるせない!と言っていた。ダーリンの気持ちが今頃わかったワタシでした。

投稿者 lib : 09:54 AM | コメント (0)

July 29, 2009

日本人女性を好む英国人男性の特徴とは?  その1

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どうも気のせいか、日本人女性とつきあっているまたは結婚している英国人男性に、ある特徴があるようだ。なんかどことなく気弱で、よく言えば繊細で静寂な部分をもっている。
英国からは、遠い東洋の国日本は、独特で繊細な文化と精神がある。こんなイメージも相まってか、
3歩下がって歩く、三つ指を立てて向かえるなど、静かで控えめな日本人女性への憧れはあるだろう。
しかし、現代はそんな日本人女性はいない。でも、でも強くてわがままな英国人女性よりもコントロールできると思うのかな??

A子のダンナ
日本語をちょっと話す。優しい。自分を抑えて、最後に爆発するタイプ。

B子の彼氏
ちょっとヘラヘラしている。怒らない。自分の主張はあるが、強引に通さない。

C子のダンナ
ともかく静か。場を取り持つ気持ちもないが、出しゃばって話もしない。

ココのダンナ
社交性は低いが、私と一緒なら出掛ける。穏やか。Fワードは言わない。決断力がやや劣る。

こうした英国人をもう少し、観察してみようと思う。

投稿者 lib : 08:50 AM | コメント (0)

July 24, 2009

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申し訳有りません。今週のブログはお休みとさせてください。すみません。ココ

投稿者 lib : 01:06 PM | コメント (0)

July 15, 2009

ようこそ、日本で温泉!

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以前、英国に住む人々は、暑い時期には他人のために(私のために)もっとシャワーを浴びてほしい!と書いた。私の身近にいる英国人、ダーリンも会った当初は、シャワーをあまり浴びていなかった気がする。聞けば、子供のときから週に2、3回しか浴びないと言う。まして、風呂なんてめったに入らなかったそうだ。

私と一緒になってシャワーに関しては、うるさく言われるので回数は増えたが、ちょっと油断すると怠けて浴びない日もある。

私は、家では警察犬と言われ、ダーリンがこっそり甘い物でも口にいれていたら、あれ?何か食べた?なんてすぐに見つけてしまう。だから、暑い日の汗臭さ、体臭には人一倍うるさいのかもしれない。

日本で友人と家を借りて住んでいた時に、どうもガス臭い。といった時、 そう?と誰も取り合ってくれなかった。万が一とガス会社を呼んだら、やはり微量だがガスが漏れていた。

こんな鼻の奥さんを持った英国人、ダーリンは可哀想かもしれない。ことあるごとに、臭い!とか何か臭わない?なんて言われたら、居心地わるいよなー。気をつけようっと。

でも、ダーリンは私に出会ってから、風呂が好きになり、今では特に温泉は大好きだ。しかし、やはり大勢がいる大浴場に入るのは、興味本位の他人の目が気になるので躊躇している。だから、できるだけ小さな宿か、個室に露天がついている宿を選ぶことにしている。

私のママがダーリンの露天風呂好きに好意をもって、何を思ったかよーし、箱根でもいこう!と各部屋に露天風呂が付く、豪華な旅館を予約してしまった。我々は、登山鉄道を使い、降りた駅から15分程度、徒歩で旅館にたどり着いた。着くなり「お車のキーを預からせてください。」と言われた。

外を見ると、ベンツやBMWなど高い車が駐車している。そうか、こういう所は、車で来るんだ。駅からハイヤーならいざしらず、徒歩で来る。なんておそらく珍しい(貧乏な)客はいないのだろうなーと瞬時に悟った。まいっか。

確かに素晴らしい旅館で、試しに大浴場にもいったが、芋洗いのように人が沢山いる多くのホテルとは違い、1度も誰にも会わない、なんとも閑静な旅館だった。ダーリンも大変気に言って、ママによかったですねー。と言っているが、ママからはこのあと、同じようなオッファーはない。相当、散財したようだ。

そう、知らない!っていうのがいけないのよねー。もっとこの国に住む人々にも風呂の楽しさを教えれば、もっとシャワーや風呂を浴びて身ぎれいにしてくれるかも。

ようこそ!ジャパンという日本への観光を誘致しているが、ようこそ、日本で温泉!なんてしれくれるといいのになー。

投稿者 lib : 10:58 AM | コメント (0)

July 01, 2009

暑~い、暑~いロンドン。

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今週は、30度超える日が続いているロンドン。今日の天気予報では、「最高気温が32度、湿気が多い日となります。」そして、天気予報のお姉さんが「気分が悪い時は、NHSに」と電話番号を言っていた。ああ、これでまたまたNHSが混みそうだ。
しかし、これが湿気??我々日本人にとって、こんなの湿気に入らないよー。快適だ。
そうか。英国の弱点が見えた気がした。暑さだ。日本なんて30度なんて可愛いもの。こんな人たちに「東京は40度よ。(どうだ、まいったか!)」なんて言ったら、「さすがに変態の国の日本ね。」なんて負けず嫌いの言葉を投げ返してくるだろう。

私は、ビーチホリデーも嫌いだし、マイケル(冥福を祈ります!)のようにロンドンでも日傘をさして日差しを防いで夏を過ごしていた。しかし、最近ちょっと変わって来た。暑いのが、うれしい!!のだ。英国生活が長くなるにつれ、英国人の太陽大好きの気持ちがわかって来たようだ。だって、秋から冬と暗い日が長くてつらかったんですもの。
そんなもんで、イタリア人の友人に「あなたが南イタリアに行く時は、一緒に行きたい!!連れて行って。」と懇願すると、「あんたは、日傘をさし、帽子をかぶるから、私と一緒に行動できないよ。(=そんな人種とは過ごせないよ。)」と言われる始末。そう、私のこれまでの太陽嫌いをまったく理解できない彼女、常にマイケルのように変人扱いしてきたので、いくら、私が太陽を好きになったの。といっても信用をしていない。日々の行動の積み重ね、、ってその人を表すのよね!!ああ、人間も変化するのを理解して~!!

暑くて一番不快なのが、地下鉄やバスを使う事。バスなんて、もう乗れたもんではない。なんでもあのバス、仕入れ先はノルウェーかスウェーデンで、寒さをどう防ぐか。なんて考える北欧仕様。だから、こんな暑い夏に向いていないまったく開けられない小さな窓。仕入れ先を変えてほしい。

動物愛護のこの国、 聞けば、動物を運送する際には、ある程度の環境を整えないといけないようだ。その規定に温度についても設定されている。だから、我々が大我慢して乗っている32度の炎天下での動物の移動は大犯罪になる。
しかし、人間にはどうもそんな制度がないようで、おかまいなし。
そう言えば、山の手線が朝の10時迄椅子に座れないと聞いたときもそうだが、どうも人間は時々、動物以下の扱いを受けるなー。なんか変だ。
車内の温度も不快だが、匂いを放す人間を我慢ずるのはもっと苦痛だ。先日もついうっかり座ったら、隣にはデブの汗男がいた。うっ。臭い。おまえ、シャワー浴びた??皆の前で聞いてやりたいぐらいだ。鼻で息をしないでいるとなんだか息苦しくなってきた。うー。つらい。
そして、体臭人間もコワイ。これは、性別に関係ないようだ。女が安物の香水なんてつけていたら、さらに事態はひどくなる。ちょっと動いただけでその香りがこちらに来る。ああ、拷問だ。過去にあまりにも辛くて、次の駅で地下鉄を降りたこともあった。

そうか、暑い夏を楽しむとは、拷問のような電車やバスに乗らずに、ゆったりと過ごすことに意味があるんだなー。やっぱビーチホリデーを試す時が来たかしら??

投稿者 lib : 09:50 AM | コメント (0)

June 24, 2009

猫のその後(1年を経て)

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迷い猫として我が家にやってきた猫も1年が経った。
身体は、すっかり成人だ。
数ヶ月前、私が長く日本にいる間、ダーリンが餌を与えていた。どうも甘やかしていたようで、餌をあげすぎてすっかり太ってしまった。 獣医から太り過ぎと言われ、このままだと糖尿病になると脅された。そうか、猫も糖尿病か、、、とここ数ヶ月、餌に気をつけていると体重増えない。
他の猫に比べてもスレンダーだ。ダイエットの神髄を猫から教わったようだ。人間の私も頑張らないと、、、、。

しかし、最近は、どうも外で餌を食べているようだ。しかも天然のもの。そう、ネズミ、蛾を食べている。それを家に持ち帰るので困る。
私は、蛾がダイッ嫌いだ。先日も猫が戻ると様子がおかしい。いつも何か言うのに、何も言わない。
ダーリンが、「あ!蛾をくわえているよ!!」それを聞くなり私はすぐにトイレに逃げ込む。
そう、ダーリンがそれを退治してくれるまで私は、部屋に戻れない。
「大丈夫だよ。」の声に部屋に戻り、ホッとする。
そして、昨晩も口がモゴモゴしている猫を見ると、まだ蛾を口にくわえている。きゃー。

3センチぐらいのネズミも私が見ただけで3匹を家に持ち込んだ。これらは食べていないようだが、
投げたり、つついたりたりして、たっぷりと遊んでいた。
先日は、外でバーベキューをしていたら、バタバタと草むらで音がする。ああ、ついに鳥を餌食にしたんだ。とダーリンがそーっと見に行くと、なんと大きなネズミだった。
お、お願いだから、それは家に持ち込まないでね。とお願いしているが、聞き入れてくれるかは、
不明。
こうして、毎日怯えて?生活をしているが、帰ってこないと探しにいくし、他の猫を見て「ウチの子の顔は、可愛いわね。」なんて、親ばかをしている我々だ。
犬派だと思っていたが、猫を飼うのもなかなかいいもんです!!

投稿者 lib : 10:03 AM | コメント (0)

June 16, 2009

いい加減?良い加減?

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友人のK子の話。
彼女は、ちょっと特別な携帯にしたかったので、 手続きの前に何が必要なのか通りかかった携帯店に寄ってしっかりと確認をした。そして、そこのスタッフから聞いた書類を全て持って、会社に近い別のブランチに出向いたら、書類が足りないという。
「だって、他のブランチで確認した通りに持って来たのよ。」と言っても取り合ってくれない。仕方がない。再度出直すか。と再挑戦した。同じ店に行くと、見習い生みたいな定員が対応した。彼女の書類を見て、自分では判断できないと思ったのか、裏の事務所に駆け込んでしまった。そして、戻ってくると、コピーされた書類の一部が欠けているので、これでは受付できません。と丁寧に断わられたそうだ。もちろん今回はコピーミスで自分が悪いのだか、なんで?なんで、こんなについていないだろう。時間の無駄使いだ。こんな店には2度とこない!と憤慨して帰って来た。

しかし、すでに古い携帯の解約の手続きをしているので、どちらにしても何処かの携帯を契約しないとならない。しかたがないと、再度書類を揃えて,今度は自宅近くのブランチにいくと、なんだか様子が違う。書類を見る前に「それで、どの機種にしたいの?」と具体的な話から始まった。なんだかいい感じ。持って来た書類を机の上においているが一向に目を通さない。そして、最後に目を通し始めた。しかし、その時、K子はその書類の1点に間違いを見つけた。心の中で(ああ、また出直しだな。)と諦めていた。でも、その定員はそんなことはまったく気にしていない様子で、トントン拍子に契約完了した。なんだか狐につままれた感じ。そして、その定員がお客様対応アンケートに答えてほしいと協力を求めてきた。
もちろん気分がいい K子 は、すべてのサービスはエクセレントよ!! と答えて上げたそうだ。

しかし、今回も前回のブランチに行っていたら、きっと再出直しだっただろう。 英国に住んで感じるのは、いい加減なことと、良い加減が混在していること。時には、いい加減もなかなかいいもんだなー。

投稿者 lib : 09:53 AM | コメント (0)

June 09, 2009

税金を取り返し作戦

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ママのブログではないけど、真面目に働いて税金を納めているのがばかばかしくなるこの頃です。
私はしっかりと税金を支払っているが、なかなか還元されていないと常々感じていたというか、あきらめていた。 最近、数人の友人からこの国のNHSもなかなか悪くないよ。と聞かされた。そうだろうか?アポイントメントはなかなか取れないし、GPのドクターにも失望が多かったのだが、唯一税金を取り返すチャンスとばかりにGPに行く事にした。
というも、ダイエットを兼ねて、マラソンを始めたら膝を痛めてしまったのだ。
始めのドクターにあうと、話をひとしきり聞いて、「では、痛み止めを出すから、1週間飲んでみて。ちょっと多いけど持っていれば又別の時に使えるから。」と処方箋を書いてくれた。膝は痛いのではなく,腫れていて歩きにくいのだ。だから痛み止めより違う検査をしてほしい、と頼んだが、まずは薬を飲んで。とつれない。
思うにこうしてふるいにかけているのではないだろうか、我慢できない痛みなら、すぐに対処するが、ちょっと痛い、という程度なら積極的に検査をしないという方針があるのではないだろうか。以前も他の件でGPに行ったが、特に何もしてもらえなかった。なので、結局はあきらめてしまったっけ。そう、こうして私はギブアップしたから、作戦成功ってことだな。

さて、薬局ででてきた痛み止めは、なんと大きな箱で1箱もくれた。ドクターの言った他に使える意味がよく分かったが、不必要な薬の投与は税金の無駄使いだと思うけどなー。それにこんなに飲んだら身体に悪そうだ。
3日間ぐらいのんだけど、やはり何も変化がない。1週間経ったので、再度GPでアポを取った。すると違うドクターが診察してくれた。このドクターは今迄とは違った。まずは、問題の膝を触ったり、観たりして、腫れている事を指摘し、もしかしたら骨が欠けているのかもしれない、とレントゲンを撮ることになった。これで分からなければ次はMRIを撮ろう。と言ってくれた。なんだかまともな医者にあった気がした。
それなので、つい他の悩みも相談した。しかし、「ごめん。診察時間の枠が1セッションだけだから,次回に2セッションを予約して。」と言われた。聞けばGPの1セッションとは10分診察のことで、以前は7分の診察だったとか。GPの医者も結構大変な状況なんだなー。
レントゲンは、予約が必要ないのであくる日に行った。結果は1週間後だからその後にドクターとの予約を取ってね。と言われた。え!!1週間後って、いったいなんでそんなに時間がかかるのかしら?と思ったが、そうそう、これがNHSの医療サービスだ。
まあ、私は待ったとしても命に関わる事でもないので、辛抱強く1週間を待ち、再度ドクターにあった。
名前が呼ばれ、診察室に入ると、ドクターが、「それで、、、」というので、「レントゲンを撮ってもらいました。」というと、「そうそう。」と探している。ところが、その結果がまだ届いていないという。えー、一週間も経っているのに、いや1週間経っているから忘れられたんだー。ドクターが「探してから又呼ぶので、待合室で待っててくれ。」と。そう、ドクターは時間がない。はいはい、お外で待っております。といい子にしていた。
再度名前が呼ばれドクターと会うと、レントゲンを見て、どうもこの膝にはなんの問題のないといわれた。ある種、老化みたいなもので、、、と言われた。ええっ!!老化。がっかり。もしかしたら体重を落として、膝の負担を軽くすればよくなるかもしれないし、水泳などの運動もいいだろう。とのこと。
ガーン。老化、、、、と打ちのめされて帰ってきた。これでは税金はもう取り戻せない。
しかし、ともかくいいドクターと出会ったので、今度からは安心だ。と友人に話したら、GPのドクターって移動が多いからね。いつまであんたのエリアにいるかしらね??と。そうか、また痛み止めを1箱くれるドクターになることもあるってことか。
やれやれ。税金を取り戻すことも大変だが、いいGPのドクターに出会えるのはもっと大変かも。

投稿者 lib : 06:05 PM | コメント (0)

June 03, 2009

ああ、殺人事件。(その3)

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その後、ボーイフレンドとは玄関で時々あった。合い鍵をもらったらしく堂々と玄関を開けて入ってきた。そうか、仲良くしているのか、思ったのは数ヶ月前だったなー。その後、犬の件でもめ事があり、我々2家族とは仲が悪くなってきた。そんな後、この殺人事件が起きた。

事件の翌日、刑事が我々のフラットに来て、それぞれに事情徴収を行った。これが彼の犯罪の刑罰に関わるので、曖昧な話はできないという。我々の場合は、現場にいた訳でもないので、さほど重要ではないが、日常の彼の態度を理解するために必要でダーリンは1時間30分も別室で話し込んでいた。私は、簡単に聞かれたが、もし私の証言が必要なら通訳人を用意するという。そう、やはり私の英語力では証言にならないのだ。(うっ、う、、、)
しかし、刑事(私には女刑事だった。)は結構なんでも話すのに驚いた。殺した武器を聞いたら、ナイフだと言う。死亡時刻はまだ限定できない等。そして、彼女がなぜ刑事になったなどプライベートなことまでもいろいろ聞いたが、気持ちよく答えてくいれた。
刑事が来たのは、夜の7時、終わったのは9時半だった。夕飯がまだだったので、ともかく食事をした。後片付けにゴミがでたので、表のゴミ箱に捨てるためにダーリンは外に出たとき、初老の男性に声をかけられた。
「私は、●●のステップファザー(義理の父)だが、息子と会う約束をしていたので、彼の母と供にここで待っている。だが、連絡が取れない。何か知っているかい?」という。彼に訪ねてくる母や父がいた事も知らなかった。息子を心配してきた親。アルコール中毒でも、子供は子供。心配もあり、そして会って話すことだけでもうれしいのだろう。おそらく60歳は超えている。そんな親に、彼の息子が今何処にいるか伝えるのは残酷なことだ。しかし、彼が殺人を犯し、警察にいることをやはり伝えないといけない。 これは辛かった。とダーリン。

先週、前庭を掃除していたら、我が家の上の住人が出て来て話をした。お互いに殺人事件があってから始めて話す。彼らは、犯罪のあった下の家に住んでいるので音がよく聞こえる。事件が起こる前から、2人がよくケンカをしていたという。そうか、男が殺人をする1番の理由は、プライドを傷付けられた時だそうだ。何かあったのだろう。上の住人は参考人で裁判に出廷するそうだ。

ダーリンの家族や知人に今回の事件を話すと、気持ちが悪いなら泊まりに来ていいよーと言ってくださるが、我が家で起こったとこでもないので気持ちは悪くない。それに2人も知っているので怖さもない。ただ、なんだか侘びしいだけ。人間って簡単に殺せるの?そして、簡単に死んでしまうのかしら??
詳細は分からないが、警察に電話したのは犯人本人だという。しかし、本当に死体をそのままにして逃げてくれなくてよかった。だって、こんな暑い日が続いたら、今頃、死体が腐ってすごーい匂いをしていたと思うと、そっちのほうがゾーっとしてコワイ。

投稿者 lib : 09:41 AM | コメント (0)

May 28, 2009

ああ、殺人事件。(その2)

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ここで上の住人を説明しよう。 我が家は、その昔は2階建ての1軒屋だった。それを3階にし、3つの住宅に改造したようだ。このようなフラットはコンバーティブ・フラットといい、一番の問題は音が漏れる事。
3人のオーナーがそれぞれの階をもっており、我々以外の2人は投資として他人に貸し出している。
この事件のあった部屋(日本でいう3階)のオーナーは、絶え間なくテナントが欲しいためにカウンシル(市役所みないなもの)に貸している。この国は、なんと行っても困っている人に優しい。(優しすぎて、私の税金をかなり無駄にしているといつも思っている。) カウンシルは必要な人に部屋をあてがう。この必要な人とは、生活保護を受けているか、公から住処のサポートを必要としている人が多い。そのため、ここに来る住人は、何か問題を抱えていることが多い。
始めは、コソボから逃げて来た家族だった。彼らは、私が同じように外国人として、この国に生活しているので、境遇も同様とおもったのかとても親切にしてくれた。家に遊びに来いと招かれ、行けばビール、お菓子を出してくれ,仕事はあるかい?なんて心配された。彼らの境遇に比べれば、私の国なんて平和ボケしているので、申訳けなかった。今はもっと広い家に移ったが、とてもいいご近所さんだった。2番目は、以前にも書いたが、この家に来た時にはすでのお腹が大きい10代のシングルマザー。兄とボーイフレンドが問題児で、 警察が来た事も度々あった。そして、今回の住人であり、殺人犯はアルコール依存症だった。

この男性、英国人で静か。そう、アルコール依存症でも静かな人もいるんだ。この事件の起こる少し前までは、なんの問題もなかった。彼には時々ボーイフレンドが訪ねてきた。
数週間前、夜遅くに我が家の玄関のベルがなった。だいたい知り合いなら電話してから来るし、予定以外の訪問者は勧誘か宗教に決まっているし、夜なんてぜったいに出ない事にしている。
すると我が家の窓をノックするではないか、仕方がなく玄関を開けると3階の住人のBFだった。
「僕の犬が上にいるの。だけど彼はいないみたいなので、心配だからここで待ちたいから中に入れて。」という。しかし、我々は彼の事をよく知らないし、住人がいないのに、入れる訳にはいかない。「悪いけど、」と言うと、スーっと入ってきて、「お願いだから、、」と泣きつく。
優しい物言いだが、自分勝手。そして、階段に座ったまま動かない。
「出て行ってくれないなら、悪いけど警察を呼ぶよ。」とダーリンが行っても動かない。しかたがなく警察に電話すると警察は,シリアスな問題もないとわかり面倒ないい方で「うーん。そこに行けるのは2時間ぐらいかかるよ。」とつれない返事。そして2時間たった後、やってきてくれた警察のお陰で、彼を外に出してくれた。そして、その後、彼が殺されるはめになった。(つづく)

投稿者 lib : 09:44 AM | コメント (0)

May 19, 2009

ああ、殺人事件。(その1)

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(ブログが不定期で本当に申し訳ありません。忙しいのをいい訳に出来ませんので、今後、真面目に(たとえ、短くても)毎週定期的に書くように努力しますので、今後とも宜しくお願いします!!COCO)

先週の金曜日の明け方4時頃、私の眠りを妨げる音がした。以前2階に住んでいた若い女の子がクラブ帰りに男を連れ込んできたのを思い出す。そうだ。今では彼女達もいないなー、じゃあ、この音は?っと、寝ぼけていると数人が階段を上がったり、下がったりとしている。なんで上下するのかな??それに、時々小声で話し声が聞こえる。あれ?もしかして、警察?救急車?と思った。横を見るとダーリンは、こんなにうるさいのに寝ている。凄いなー。図太いなー。
起き上がってフロントの窓から道路を見えれば一目瞭然だが、ベッドからなかなか抜け出せなかった。すると我が家のドアを誰かがノックした。さすがにダーリンも起きて来た。恐る恐るドアを開けて見ると警察官が立っていた。「一番上のフラットで、シリアスな事件がありました。何か音を聞きましたか?」と聞かれた。緊張感のある警官の態度に感心しながらも何も聞いていないことを告げた。彼は、我々の名前と生年月日(なんで?)、そして、電話番号を聞いた。
ベッドに戻り「シリアスな事件って、だれか怪我しているんだね。でも、フロントのドアは壊された音がしなかったので、内側からだれが開けたんだよね?!ということは、誰が開けたの??」いろいろ想像しながら話しているうちに寝ってしまった。私も結構図太いな。

そして、女性の話し声、それも弾丸のように話している声でまた目が覚めた。おそらく 警察官だろう。私は昨日、いや正確には、数時間前に起こされたのでまだ寝ていたい。意を決して、静にしてくれるように頼もうと思いドアを開けた。すると笑顔いっぱいの女性警察官が「おはよう。昨日この上のフラットで殺人事件があったのを知っている?」となんだか楽しそうに、まるでゴシップを話すオバさんのように話しかけて来た。
私は文句を言うのはなんだか場違いになっている状況なので諦めた。1人がまた名前と生年月日と連絡先を聞いてきた。(うーん。警察内部の伝言がうまく言っていないのだろう。まあ、いっか。)
そして、死体がまだあるので、我々は暫くここにいるから。と言った。死体?? 誰が死んだの?と聞いても、警察では、まだ、死んだ人間の名前がわからないという。
窓から外を見ると、 我が家の出入り口には、ニュースとかでよく見る立ち入り禁止用の警察のテープが 付けられているではないか。ギョギョッ。だんだんここで殺人事件が起きて来たことを実感し始めた。
この2人の警察官は、仕事とはいえ朝早くから、誰も入らないように現場を見張っているのだろう。なんだか気の毒になって、「お茶でも飲む? 」と聞くと「大丈夫。これがあるから。」と携帯用ポットを指差した。自分用のポット持参とは、なんだか慣れているなー。それだけ頻繁にこんなことがあるのかな?
「じゃあ、トイレが必要だったら、ノックしてね。」といったら喜んでいた。私は、なんだか警察官に話しているという感じがしない。だって、殺人事件があったのに、なんだか緊張感がまったくないんだもの。
さて、殺人現場になった住人の話をしないとね。あれ?私もだんだんゴシップ好きのオバさんになっているかしら??(来週につづく)

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投稿者 lib : 10:53 PM | コメント (0)

April 30, 2009

これって、差別??

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有名な老舗の紅茶屋”F”に行った。店内のケーキ売り場にいくと珍しく試食販売をしていた。長く置いておけるフルーツケーキだ。こういうのには目がない私は、試食を配っている人に近づいて順番を待っていた。配るオバさんは1人1人に丁寧に商品を説明しながら配っている。左から配り始めていて、私は右端で待っている。次は私だ。と手を出していると、左側の後ろに家族連れが来た。おばさんは、その子供と両親に配った。仕方がない子供には譲らないと、、、。と次となる私の番を静かに待っていた。しかし、どうもそのオバさんは、左ばかりに配っている。
ピーンと来た。私に食べさせても買わないと踏んでいるのか、この味を理解できない国民と判断したのか、ともかく試食を渡したくないようだ。
ふーん。あんたがそういうつもりなら、こっちだってと、反撃モードに入る私。
声に出して、「私にも頂けるかしら?」とまずはお願いした。彼女もこう言われては無視もできず、私にケーキの断片をくれた。「あら、すごーく、おいしいわね。私も買うわ。」と言って彼女を見ると驚いている。さらに「10個いただけるかしら?」とそのケーキを買い物かごに入れてもらった。ちなみに1個13ポンド。10個で130ポンドのお買い上げとなる。「いろんな人がいるのよ。貴方が買わないと思っていてもね。」と捨て台詞を言ってその場をカッコ良く立ち去った私。
この店は、お買い物をレジに持って行く仕組み。10個のケーキはその後、レジへは向かわずに、他の棚へ置かれた。そう、私は買わずにそっとその店をでて、私を差別した売り子のオバさんにリベンジしてやった!!

と最後迄かっこ良く締めくくりたかったけど、こうすればよかったなーと後で思った次第で、事実は声に出して、「私にも頂けるかしら?」と頼んで、そして、差別された事をイラつきながらもさっさと店を出て来てしまっただけだ。
ああ、根性のない私。あそこで、「差別された!!。マネージャーをだせ。」なんて暴れてもおもしろかったのに。と後から後からああすればよかったなー。と思う私でした。しかし、久しぶりに差別を実感した出来事でした。

投稿者 lib : 09:43 AM | コメント (0)

April 08, 2009

ダーリンの留守の間

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ダーリンはここ数年、年に1回、2週間の長い出張がある。始めのときは、ダーリンの家族が心配して、電話をくれたけど、最近はもう大丈夫ね。とばかり誰も気にもしてくれない。
昨年は、ダーリンが家を出るその瞬間に(本当に!!)台所の蛇口のゴムが切れてしまい、水が止まらない事件が起こった。元栓を締めれば使えるが、水の量も調節できず不便。ダーリンは、空港へ行かねばならないのに、プラマーの電話をしなければならないなーと、以前使ったプラマーの連絡先を見つけて「ここのプラマーに電話して頼んで。」とイライラしている。
この国でこうした作業を頼むということがどんなに面倒を知っているが、この場合は「大丈夫よ」と言って空港に行かせた私は、頼もしい妻かしら?
さて、私はさっそく電話したのは、近所の日本人のお宅。ひょんなことから近くに住んでいたと知り、今ではお互いの家の鍵を持っている。だから、旅行で家をあける時は、電話1本でOK。 こちらは、ご主人が日本人で、奥さんが英国人。でも、奥さんは日本語がしゃべるというパーフェクトなご近所さん。
電話にでた旦那さんが「我が家も同じ事があった。うーん。もしかしたら、直せるかもしれない。行くよ。」と工具持参で来てくださった。そして、器用に工具を使い、幸いな事にゴムのパッキンが残っていたとかで、交換して終了!!「わー、すごい!!」これで80ポンド程度はセーブしたぞー。と喜びながらビール1本でごまかしてしまった。そう、大きな借りが残っている。

日本では、何処でも車で行っていた私だが、ロンドンの運転は予期しないイーブルなドライバーが多いので、一人で運転するのが好きではない。
しかし、2週間もいないとなると買い物が不便。今回は思いきって一人で運転!とばかりに出かけて行った。
買い物が終わり、外に出ようとしたら、ヒョウが降ってきた。
わー、こんなときに運転してなくてよかった。ホッ。として止む迄待っていた。
そして、買い物の荷物を車に入れ,いざ出発!!。しかし、あれ?鍵が回らない!!困ったな。そうだ!これはハンドルにロックがかかっているからだ。と思い出した。しかし、どうしたら解除できるのか知らない。「確かハンドルを回すんだったかな?」と試すが、ロックは解除されていない。うーん。困った。そして、また例のご近所さんに電話をすると、私と同じ事をおっしゃる。そして、最悪は、レスキューを呼んでね。と今回はつれない。
レスキューねー。これにはいい思い出がないので、思い余って、海外に出張しているダーリンに携帯でSOS。幸いにも電話にでてくれたので、ロックの解除法を聞き、無事帰宅できた。もし、ダーリンがいなかったら、車はダーリンが帰国するまで、スーパーの駐車上にいただろう。
こうしてみると、いつもダーリンに甘えているなー、とありがたみを感じたダーリンの出張でした。

投稿者 lib : 11:37 AM | コメント (0)

March 25, 2009

ダンス、ダンス

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友人がダンスのレッスンに行きたいというので、お伴でついて行った。
我々が行ったのは、スィングダンス。なかなか説明がつきにくいが、社交ダンスとは違い、アメリカのダンスで、そう、ポニーテールで、フラップシューズ、Tシャツで踊るタイプ。
行った所は、小さなダンスホールで、始めの1時間は教えてくれて、その後はいたければそのまま踊り続ける。我々は開場前に到着した。5人程度しか待っていない。そうか、あまり人気がないんだ。と思っていたら、なんと始まる時点になると70〜100人程度も集まって来た。
凄い!!と本日の売上げを計算している私は、何者かしら??
さてさて、ここに来ているのは、20、30代の男女が殆どで、たまになぜか70代のおじいさまもおいでになる。
「さあ、並んで」と言われるままに並び、見よう見まねでステップを踏む。そのうち男女に別れて列を作り実践となった。「はい、男性の諸君。女性の手を持って。そして、、、、、、」と話している間、ぎゅーっと手を強く握っているのは、年配の男性。
クックッ。可愛い、お爺さんたち。かなり嬉しそうだ。そうよね。可愛い女の子のしかも、若い子の手を思いっきり何度も握れる。身体を密着できるもんね。
そうか、パートナーはどんどん代っていくので、いづれ私もお爺さんに手を握られるって訳だ。
ここにくる大半は、やはり出会いを求めてきているんだよねー。数分のパートナーであっても会話をしっかり楽しみ、じゃあ、後でね!とアピールしている。
そうだ、私の知り合いも2組がサルサで知り合い結婚したなー。

レッスンの1時間が過ぎ、自由に踊ることになった。見渡すと、みんな適当にパートナーを見つけ踊っている。あれ?と思ったら、友人はしっかりと踊っている。ああ。壁の花の私。しかし、ここでくじけてはいけない。と思い勇気を振り絞り、私から誘った。すると、ウッ、体臭が、それにゲッ、手に汗をかいている!!と曲が終わる数分間は、鼻で息をしなかった。アー辛かった。やはりパートナーとして嬉しくない人もいるなー。
うまく呼吸ができなかったためか、どうも半歩遅れている。私は今日始めてのステップだ。うまくいかなくてもしかたがないが、友人は社交ダンスをしていたので、それなりにステップを踏んでいるではないか。ウッ。悲しい。

やはりみんな、レベルが自分と同等か上の人と踊りたい。だからみんなよく観察していて、曲が終わるとうまい人に殺到する。このときばかりは、デブでもハゲでも、美人でなくても人気者になれる。やはり半歩遅れの私は、およびでないらしい。
負けず嫌いの私は「やはりしっかりと練習して出直したい!」と友人に訴えている。
しかし、旨くなってココに来てどうするかって?? もちろん、美しいトイボーイを探すのよ。
人の願いを叶えて一緒に来たからこそ自分にいいコトがあったんだなー。と感謝しております。
本日は新しい楽しみを見いだした日でした。ホホホ。

投稿者 lib : 10:23 AM | コメント (0)

March 10, 2009

Thank you. ありがとう。

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ともかく英国にきて驚いたのが、Thank youを聞く回数が多い事。ドアを開けてもらってThank you。
おつりをもらってThank you。食事をサーブしてもらってThank you。テーブルの上にある塩を取ってもらってThank youと家でも外でもこのThank youを言わない日がないくらい、気づけば多く言われている言葉。ただ、日本人にはこの言葉が苦手なのか、習慣になっていないのか、英国にいても特別な事がない限り言わないみたい。(習慣になりたいね。)
そうそう、ダーリンも私に「ありがとう」とよくいうなー。
「7時だよ。起きる時間だよ。」と起こすと「ありがとう」
「これお弁当。忘れないでね。」「ありがとう」
「アイロン掛けておいたよ。」「ありがとう」
「ごはんできたよー。」「ありがとう」、、、
そうか、結構いい習慣になっているんだ。

聞いた話だが、英国航空の機内に日本人アテンダントが搭乗していたそうだ。彼女のまれに見るサービスに感心した日本人女性が飛行機を降りる際に「すばらしいサービスをありがとう」といったら、そのアテンダント、涙ぐんでいたという。きっと日本語でのありがとう。に慣れていなかったのかな?と知り合いは思ったそうだ。

ある本を読んだ。何気なく入った日系の中古品店で手に入れた。前の持ち主が雨にさらしたのか、風呂場で読んで落としたのか、コンディションはかなり悪いが、「100%幸せな1%の人々」というタイトルに引かれて購入した。
そこには、「ありがとうは魔法の言葉」と書かれている。入院している人が同室の人に「ありがとうを100回言うと治りが早いらしい。」と言われ何もすることがないので実行したら、早く直ったとか。
次は「心を込めて2万5000回言うと、突然自分にとってうれしく、楽しく、幸せな奇跡が起こるらしい。」と書かれている。ただし、不平不満、愚痴、泣き言、文句、悪口をいうと「ありがとう」が消えていくらしい。でも、もし言ってしまったらその場ですぐに今のは「ナシよ」と訂正するとセーフらしい。と書かれている。

もちろん、こんなこと信じられない!なんて思うけど、 不平不満、愚痴、泣き言、文句、悪口言わない。で過ごすなんて、なかなか出来ない事だから、そんなご利益がもしかしたらあるなら、
毎日「ありがとう」を言って過ごすのも悪くないなー。
そう、人気のある人の共通点は、「ありがとう」をすぐに言えるし、「不平不満、愚痴、悪口など」はめったに言わない人だ。
いい事なら、英国人の習慣も取り入れてもいいんじゃないの?と本日から実行したいワタシ。しかし、2万5000回迄、数えられるかな?そうか、1日68回、1年で達成可能。寝ている時間を除くと、1時間5回程度だ。あなたも実行してみる??

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March 04, 2009

馴染む

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すっかり暖かくなって、日も延びて春らしい今日この頃。
わーい。春だー。なんて浮かれて薄着になっては風邪を引きますのでご注意を。
in like a Lamb out like a Lionという春についての言葉があるそうです。「春は子羊のように入ってライオンのように出て行く。」つまり春だから暖かい。といって油断していると寒い日があるから気をつけましょうね。ということわざだと、ダーリンから聞いた。ダーリンはおばあちゃんから聞いたそうだ。
このおばあちゃん、昨年亡くなったが、気難しくて、いつも文句ばかり言っているようなおばあちゃんだったが、彼女がいつもグッドバイの代わりにいうのが、cheerio!!(私にはチェリオーって聞こえます)この言葉がなんだか可愛くて、真似したいけど、やっぱりおばあちゃん言葉で、なかなか使うことが出来ていない私。ああ、残念。

そう、我々はなんといっても外国語なので、その雰囲気がわからず、身に付いていない言葉が多い。
だから、Fがつく言葉が下品な言葉と言われても、ふーん。って感じ。
若者は何でも気に入らないとFワードを造語にして、連発しているのを聞くけど、だから??という感じで、聞き流していると、隣で不快な顔をして聞いているダーリンがいる。
ダーリンはこの言葉が大嫌い。この言葉を連想させる洋服屋「fack」は許せなようだ。普段は、私の洋服に希望はないが、この洋服屋だけは許せないようで、ここからは買うのは止めてほしい!!と懇願するほどだ。
日本人は、よくトイレ関係の言葉を平気で口にするが、これもダーリンにはFワードの延長線らしく、私が冗談で口にすると顔をしかめる。

しかし、住んでいるとだんだん馴染んでしまう言葉もある。Whoops!(ウップス。おっと、しまった。という意味)この言葉を初めて聞いたのは、私が英国に来て初めてアルバイトをした日本食品店。なぜかそこに大学院生の日本男子バイトがいた。インテリに似合わない職場では、他の日本人バイトの男の子たちが、彼が口にする Whoops!が気になるらしく、よく彼がいないときに揶揄していたのを思い出す。何かするとこの言葉が彼から発せられ、英国に馴染んでいるように見えてうらやましかったなー。それから、○年たった。
最近、この言葉を無意識に口にしている私に気づいた。いつの間に??ダーリンの口癖ではないし、何処でコピーしたんだろう??私も馴染んできているのだろうか??そして、きっといつかはFワードもコピーしてしまう日もくるのでしょうか???

投稿者 lib : 10:27 AM | コメント (0)

February 18, 2009

バレンタイン

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今年のバレンタインは土曜日だったので、いろんな光景が見られた。
14日、午後3時。たまたま、日本食レストランにいた。 電話や来店で、今晩のディナーの予約をする人が後を絶たない。しかし、テーブル席は満席。カウンターなら空いているけど、、というと誰もがテーブル席を希望する。残念!!と言って帰って行く。
へー、当日のこの時間になっても予約を入れようとするのは、駆け込み恋人でも見つけたのか、うっかりと予約を忘れていたのか、街のムードに染まってやっぱりバレンタインは、ディナーよね?と思ったのか、その心境を聞いてみたいものだ。
レストランのオーナーが言うには、一番忙しい日という。全部が2人のオーダーだから、そのサービスも大変だ。常に2つが同時に出していくのは、大変だろう。この日は通常よりもスタッフが多いそうだ。

午後5時、街でバラを売る人は、今日中に売り切りたいので、さっきまで1本4ポンドで売ってバラを2本で4ポンドと叫んでいた。
花束を持つ男、バラの1輪を持つ女。この日はどちらもプレゼントを上げたり、もらったりと、クリスマスの次に出費のかかる日だな。

さて、我が家ですが、結婚生活も10年も経つと、バレンタインねー。という感じで初々しさはない。カード文化に慣れていない私は、ついつい買い忘れてしまうので、今年は早々に買っておいた。プレゼントは小さなチョコとクタクタになったベルトを新調しておいた。よーし、準備万端。
と思っていたが、14日の朝起きてきて、ダーリンが「バレンタインおめでとう!!」と言ってカードとチョコをくれた。うっ、まずい、私は、すべて用意してあったが、渡すのはディナーの時と決めていたので、ラッピングもしていないし、カードにも何も書いていなかった。慌てて用意して取り繕ったが、またくスマートではないなー。ああ、またしてもドジった。

つき合いだした当初は、花束ももらったし、ディナーでレストランも行った。しかし、バレンタインデーは、何処もセットメニューしか選べず、高いし、忙しいレストランの都合でムードなんてないよなー。ある時は、うっかりバレンタインの日にレストランに行き、頼んだデザートがでてくる前に帰らないと電車がなくなる!!と言って断念した思い出もある。だから、我々はこの日にレストランに出かけるのを好まない。だから、いつも14日前後に、出かける事にしている。
そうだ、ある年は、会社に花束が届いたときもあったなー。何を思ったのかダーリンが、名のあるフラワーショプに頼んでいたのだ。同僚には、恥ずかしいがなかなかいい気分だった。しかし、これもたった1回だけだった。今年は、我々のバレンタインデーとしてレストランにいく予定はまだ決まっていない。
こうして、バレンタインの日は、我々夫婦から消えていくのでしょうか??(涙)

投稿者 lib : 01:23 AM | コメント (0)

February 04, 2009

嫁、、、(その2)

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実は、義理パパがクリスマスの前に大腸を摘出するという大きな手術を受けた。急なことで皆も驚いた。私は、日本から帰国した2日後の週末でちょっとゆっくりしたかったが、やはり嫁としてお見舞いに行かない訳には行かない。朝7時前にロンドンを出発した。パパは、田舎に住んでいるため、どこからもかなりの時間がかかる。我々が住むロンドンからは、車で4〜5時間はかかる。妹は、車で8時間もかけてやって来た。
パパは心臓がよくないので、さすがに手術の翌日は集中治療室にいた。随分と痩せてしまっていたが、そんなことは気にしない感じで少しだけ話をした。そこへ、パパの義理の息子(奥さんの子供)も子供を生んだばかりの妻とともに見舞いに来た。
そう、こうしてみんな何とかして見舞いにやって来ていたのに、義弟はその後、1ヶ月をたってもお見舞いにこなかったらしい。
妹が再びお見舞いに行った。今度は飛行機を使用したが、パパの村までは空港から車が必要で、空港からレンタカーを借りるため、その行程には時間とお金がかかった。
パパの所に着いた際、 まだ見舞いも来ない弟の話になり、その後すぐに電話をした。
「元気? ところで、何をしているの?」と聞くと、
「うーん、今IKEA(巨大家具店)にいるんだ。ちょっとテーブルがほしいから、家族皆で来ているんだ。」と言ったそうだ。弟の家族は最近引っ越した。いろいろと必要な物を揃えないといけないことは分かる。しかし、、、、買い物???パパの見舞いにもこないで?!
電話を切った後、妹は、何かを感じ、直ぐにママに電話をしたそうだ。
「ママ,どうしているの?」
「うーん、暇だから新聞のクロスワードをしているの。」
となんだか淋しそう。
「今日の予定は?」
「特にないわよ。いつもと同じゆっくりしているわ。」
ママは、仕事もリタイヤーしており、おばあちゃんが昨年亡くなってしまってからは、何もする事がない。そうか、弟は、ママに連絡をしていないんだ。ということがはっきりした。
というもの弟達が買い物に来ていたIKEAは、ママの家から20分ぐらいの場所にある。正月も会っていないのなら、こんな近くに来たのだから、会えばいいのに。何故,連絡をしないの??
もし、自分たちが行くのが大変なら、ママにそこまで来てもらってもいいのに。なんて気が利かない、愛情のない奴らだろうか。と妹は憤慨したそうだ。

そう、この話がダーリンの耳に入り、きっとパパにも話すだろう。ママには可愛そうだから、今すぐには言わないだろうが、いつかは耳にするだろう。
そして、この話の行き着く先は見えている。すべてが嫁のせいになるのだ。なんて嫁は、気がきかないのだろう。嫁の優しさが足りない。事実は見えないのにね。
嫁の1人して、これは気になるのだ。だって、いつかは今度は自分の番になりそうで。コワイのです。気の効かない黄色い嫁だ。なんて言われたくないしね。

投稿者 lib : 12:27 PM | コメント (0)

January 27, 2009

嫁、、、

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私には兄弟がいないので、嫁という存在が家族にとって悩みの種になるのが今一つわからない。
ダーリンの家では、私と義弟の嫁、ジェマが嫁になる。
最近はジェマと舅、姑、小姑との溝が深まるばかりだ。

ジェマと弟は、出来ちゃった婚。
弟は弁護士。まあ、弁護士だから、何?って感じもありますが。
(人間は人間なのにね。問題は中身よね?!)
弁護士の妻、つまりジェマは「玉の輿」になりたいから、早々に妊娠したのよ。そして、結婚。それが彼女の計画だったのよ。パパ、ママの口から出ているらしい。
(じゃあ、私は何て言われているのだろう。西洋人になりたくて、結婚したの??(笑)なんて言われていないだろう。しかし、コワ〜イ。)
さらに、ジェマは結婚後も名字を変えていない。それがママは気にいらない。
先日も、私にこう質問した。
「ココは、 名字を変えるのに、抵抗がなかったの?」
「私は、自分の名字がきらいだったから、特に。」
ママは、私の答えに不満足だったらしく、「やはり結婚したら、変えるべきよね?!」と私に同意を求めて来た。
うーん。困った。しかし、「まあ、自由じゃないの?2人がそれでいいのなら、、、」と答えた。
ママは、離婚したのに名前を戻していない。
パパは、再婚して、自分の名字を捨て、奥さんの姓を選んだ。
つまり、パパの名字は、ママが引き継いだというわけだ。
ここにもこだわりがあるのだろう。
それはそれでいいのに、ママはなんとかして、ジェマをとんでもない奴にしたいらしい。
気持ちもわかる、ともかく虫が好かないのだ。

このクリスマスは、妹の旦那が仕事でいないので、妹の家へママと我々夫婦が行き、親子と嫁とで祝った。
弟夫婦は、結婚する前からクリスマスは毎回、ジェマの実家で過ごす。その後、ママに挨拶にくるのだが、このクリスマスには ママの家にこなかった。
弟の新しい住まいは、ママの家まで車で2時間30分の距離と兄妹のなかでもっとも近い所に住んでいる。しかし、来ない。またまた。そして、さらに溝が深まる事件が起きたのでした。(つづく)

投稿者 lib : 06:00 PM | コメント (0)

January 21, 2009

オバタリアン旅行と依存症?

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昨年、日本に帰国した際に、高校時代の同級生4人とともに飛騨高山へ1泊旅行に出掛けた。
時々会っているので、お互いの状況は知っているが、1日以上を一緒に過ごしてみて、
なるほどなーと思うこともあった。

東京から新幹線に乗るとさっそく椅子を向かい合わせにして、準備万全だ。
ともかくしゃべる、しゃべる。
名古屋に着き、電車の乗り換えだ。
私は気ままについていくだけなので、下調べは任せてあった。幹事が「ここでお昼を買って電車で食べましょう!!」と言われるままにお弁当を見ている。うーん、駅弁。悩むなー。
一時帰国者には、あれもこれも食べたい。
乗り換えた電車が出発すると、さあ、お昼だ。「あっ!それおいしそうね。」「あげようか?」
「じゃあ、これあげるね」まるで高校時代のようだが見た目は、すっかり中年。
ふと社内を見渡すと、我々より年上のグループがワイワイ騒いでいる。ちょっとうるさい?
ああ、オバタリアンだ。(これって死語ではないわよね?日本でも使っているわよね??)
まあ、 我々のグループそれに近いものがある。
(、、、、、、と蚊帳の外にいる私。)

宿に着くと、さあ、 見学ね。とさっそく街に繰り出した。せっかちなのも、オバさんだろう。
「ここの景気いいわね。」「さあ、みんなで写真を取りましょう」このフレーズがいったい何回あったか。写真を撮えられると魂が取られるって怖がるアフリカ原住民の人の気持ちがわかる気がした。(、、、、、、と蚊帳の外にいる私。)

そんなこんなで陽が落ちて来た。
宿に着くと「さあ、お風呂よ。」「はーい。」とばかりに全員でお風呂へ。そして、その宿の売りとなっているカラフルな浴衣に着替えて、写真撮影大会だ。
そして、夕食。ここでも「みんなで写真をとりましょうね」とばかりに、仲居さんに頼んで
ハイ、チーズ。
お腹も満腹、いい気持ち。寝酒用買った日本酒を飲みながら、それぞれの家庭の話が始まる。
姑、ダンナ、親戚、子供の話題と話題はつきない。みんなストレスがたまっているんだなー。
(、、、、、、と蚊帳の外にいる私。)

次の日、朝食を食べた後は、 朝市へと出掛けた。「この漬け物、おいしいわよ。」「このリンゴ家に送るわ。」と買い物がスタートした。観光客向けの通りを歩き、いろんな店を覗く。
そして 食べ歩きだ。 高山は、 つけもの、蕎麦、牛寿司、ラーメン、お酒、味噌などあるわ。いろいろあるわ。寒いのも手伝って、甘酒は飲む、試食は食べる、香ばしいせんべいを焼いていると臭いに惹かれて購入する。 ともかく食べる。食べる。食べる会の旅行だった。
(、、、、、、と蚊帳の外にいる私。)

帰りの電車でカメラを持って来なかった私に、写真を送ってくれるという。
プリントはお金もかかるのでメールで送ってね。と言うと、「えー、できない。」という。どうもいつもダンナがしてくれるので、カメラからダウンロードして、メールにアタッチメントできないそうだ。
「ダメ、ダメ、ボケないためにも、新しい事に挑戦しなさいよ。」言ったが、送られて来た写真はご主人からだった。そしてメッセージには「やっぱり、できませんでした。」と甘えて書かれていた。やれやれ。こうして女は、どんどん男にやってもらい自分で出来なくなるんだなー
、、、、と 蚊帳の外にいる私、、、、と考えていると、あれ?私も同じゃないの??と思いあたる事がでてきた。
そう言えば、、、、車の運転の回数が減って来ているではないか。昔はブイブイ、何処でも運転していったのに。それに、いまだにアイポットにコピーする方法を知らないなー。請求書の支払い。銀行口座の管理。料理??までも???
う、まずい。このままだと何もできない女になってしまうではないか。といいつつ、今日もまた、アイポットの録音を頼んでいるワタシ。(反省)

投稿者 lib : 07:37 PM | コメント (0)

January 14, 2009

今年も英国に住むという事は、、、

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 長い間ブログをお休みしておりまして、申し訳ありませんでした。
日本に3週間、そしてクリスマスで、新年と沢山の休暇を取り、リフレッシュ、、したはずなのに、1週間働いたら、疲れて風邪を引きそうです。(ゴホゴホ)仕事に向いていない私かしら?

 さて、昨年の11月、日本に行く前の日に医者からの手紙をもらった。そう言えば1週間前にローカルのGP(ホームドクター)で血液検査をしてもらっていた。手紙の内容はこうだった。「あなたの検査の結果について話したい事があるので、再院してください。心配はしないで。もし、シリアスな状態なら電話をしております。」といった内容だった。ええっ!!検査結果についてアポイントメントを取ってくださいだって?!心配しないでといっても、、、、ドクターからこんな手紙をもらうなんてかなり心配だ。しかし、明日は日本行きの飛行機に乗る。悪い事は、帰って来てから聞いた方がいい。
ということで帰国後ドクターにあった。そして問題だったのは、コレストロールが高いことだった。「あなたは 煙草は吸いますか?」「いいえ」それは良かった。では、血圧を測りましょう。「幸い血圧が高くないですが、あなたのコレストロールがこのままだと、今後10年間の間に心臓発作が起こる確率は10%もあります。コレストロールを下げるには、食事と運動です。食事は、ファーストフードは禁止です。あれはまったくもって、ダメな食事ですから、×××、、、、、。」(私は食べていない!!)「チップスもダメです。」(私は食べていない!!)「運動はしていますか?」「歩いたり、水泳をしたりしています。」「歩くねぇー、あなたの年齢なら、走るほうがいいですね。」と言われた。そして、6ヶ月後に再検査をし、もし変わらないのなら薬を飲むように言われた。

げげ、薬は嫌いだ。しかし、ファーストフードを愛用していない。ということは運動しかない。ということで、運動、、、よし、走ろう!!と決めた。すでに3日間朝早く起きて走っている。(エライ!!)たった15分だがきつい。3日目にはすでに少し筋肉痛だ。ああ、情けない。しかし、このままなら続けられそうだと思い、しっかりとしたランニング専用シューズを購入することにした。
早々にこの土曜日に専門店に行った。店員がでてきた。30代前半の女性。この日は、寒い日であったが、店内は暖かい。彼女は上着に手を突っ込みながら、私に近づきぶっきらぼうに私に「何がほしいの?そう、靴。サイズは?」一瞬、私はむちゃ、感じが悪い女と思った。そして、一緒に来ていたダーリンに、日本語で「この人、感じ悪い!!」と訴えた。彼女が持って来てくれた靴を履いた。彼女は「ズボンの裾を上げて!」と言ったが、はっきり聞こえなかったので、「私がえっ!?」と聞き返すと、「ズボンの裾を上げて!」とまたぶっきらぼうに言った。そこで私はキレた。
「あなたは、私にセールスしてハピーなの?」と聞くと、彼女は驚いて「いいえ、あ!手が寒いから、、、。」と恥ずかしそうに、手をポケットからだした。その笑顔がよかったから「あなたの笑顔はとてもいいわよ。」なんてオバさんみたいなことを言っていた。(まあ、実際オバさんだが、、)そして、ランニングマシーンに乗り、実際に走り、自分にあったシューズを購入した。最後迄、彼女が私の担当をしてくれた。
日本から帰ってくると英国のサービスの悪さに閉口する。ここに住むというには、また、今年もこの英国のサービスとつきあうという事なのだ。ああ、サービスは形でないから持って来れないが、日本のサービスがほしいなー。

投稿者 lib : 02:00 AM | コメント (0)

November 26, 2008

義理ママ孝行 (その2)

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チェックインの時間より前にホテルに着いたため、1つの部屋しか空いていないという。そこで構わないので、2人の荷物を置く事にした。
ママはパリに来たのがうれしいのか「私は42年ぶりにパリに来たのよー」とフロントの若い男に話している。「へえー42年ぶりか。僕の2倍の年齢だなー。」と化石をみるような目で眺められていた。
我々は、みんなと合流する迄時間があるので、近所を散歩する事にした。
部屋にはセイフティーボックスがあるので、そこに貴重品をいれることになり、英語のインストラクションをみて、試してみるママ。
しかし、何度やってもうまく鍵がかからない。そこで私もそのインストラクションを見ると、ママが見逃している項目を発見。そして、再度始めからやってみるとできたー。じゃあ、中身を入れてやってみようとトライしたが、なぜか出来ない。
なぜ??なぜ??やり方は同じなのに?ママは、何度も何度も繰り返し試してみる。ある時には、ちょっとゆっくりとした動きで機械のご機嫌をとるかのようにやってみるが、やはりできない。しかたがないので、フロントに電話したら、あとで見に来ますという。その代わりにもう1つの部屋も用意ができたので、お急ぎならそちらを使ってください。とのこと。
さっそくそこに移動し、セイフティーボックスを見たら、これがまったく違う機械。ママは、もう投げ出してしまったので、私が代わりに操作して鍵をかけた。うーん。結構簡単じゃん。なのに、ママはなんでできなかったのだろう。?????
ホテルから近いサンジェルマン周辺をブラブラして、ホテルに戻ると妹が到着していた。

妹が、デパートのギャラリーラファイエットに行きたいというので、早々に出掛けた。デパートに着くと、1時間の自由行動とした。それぞれ好きな所をブラブラすることになり、私は傘やバック、靴売り場を見て歩いた。そこでちょっと素敵なバックを発見したが、予算オーバーだ。むむっ、自由時間がもう30分も過ぎているではないか。残りあと30分しかないでないか。と焦る私。そう、まるで何か買わないと損した気分になって来ていた時に、結構可愛い靴を発見してしまった。はいて見るとなかなかいい。アッ、隣の女の子も同じ靴を履いて鏡を見ている。彼女に似合っている。「お似合いよ。」と英語で褒めてあげた。あちらは20代前半、私は、、、。しかし、自分が好きならいいのよ。とさっさと購入してしまった。やった!!あと5分残っているではないか。
ルンルンと、待ち合わせの場所に行くと、すでにママは到着していた。もちろん手ぶらで。
買い物袋を持った私を見つけ「何を買ったの?」と興味津々。いま買った靴を見せていたら、妹も到着。彼女も買い物袋を持っている。
よかった!!やっぱり女は買い物が好きよねぇー。と内心、同僚がいるようでうれしかった。
「何を買ったの?」と聞くと「シャンパンよ。ママの誕生日だから、みんなので飲もうと思ってね。」という妹。私は靴で、自分の物を買い、妹はみんなで飲むシャンパンを購入してきた。ワッーやられた!!!!!ああ、これで嫁の株もまた下がってしまっただろう。やっぱり浪費家の嫁とレッテルを貼られたのは、間違いがない。トホホ。
(日本に行くため次回より数回お休みします。再開は1月になります。ごめんなさい。)

投稿者 lib : 01:12 AM | コメント (0)

November 19, 2008

義理ママ孝行

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義理ママの誕生祝いにパリに一緒にいくことになった。
妹のダンナの仕事が休めず、そして、弟一家は誘わずダーリンとその妹と嫁の私の計4名で出掛けることになった。
妹は直接、飛行機でパリに、義理ママと我々はユーロスターでパリ入りとなった。行きはダーリンは、仕事上、朝からは行けず、なんと私が義理ママをつれ、一足先にパリ迄連れて行くことになった。
ママは、パリにいくのは42年ぶりということで、ワクワクしている。
幸いパリのホテルは、以前泊まった場所なので気楽にたどり着けると思った私だった。
ユーロスターは、レジャーセレクトというクラスで、ちょっと広めのシート。ママは、席に着くなり、広めのシートを見てキャッキャッと喜んでいる。
朝早く家を出たので朝食を食べようと思い、乗務員に食事を購入できる車両を訊ねると、このクラスには食事がつくという。簡単な料理だが、金属のカトラリーで出された食事は、まあまあの味で大満足のママ。
パリに着く間、私はガイドブックを必死に読んでいるのに、ママは新聞を読み、クロスワードに夢中になっている。
ママにパリで何をしたいの?と聞いても答えがない。そうママは買い物も、食事も、美術鑑賞もまったく興味がない。あえていうなら歩くことかな?
そうか、だから42年間もパリにきていなかったんだなー。

あっという間にパリに着き、さっさとパリのメトロのチケットを購入し、ホームに向かう私を見てママはただ感心している。そうだ、たまには私も尊敬に値することもしているさ。
ホテルのある駅につき地上にでると交差点に出た。あれ?どっちの方向だったかしら???
さあ困ったなぁー。でも、この4つのどれかを少し行き、小径に入るのだから直ぐに見つかると思っていたら、ママが急に動き出した。
そう、せっかちのママだから、私がここで悩んでいる間を待つのは耐えられないようで自ら動き出した。各道の名前を探して私に告げる。しかし、ホテルのある道名は分かるのだが、メインの道名まで控えてこなかった。しかし、まったく焦っていない私は、こんなときはホテルの名前が書かれたものを出すのが早いとばかりに、通行人にホテルが書かれた地図を見せ聞いたが知らないと言う。今度はレストランで牡蠣のディスプレイをしている人に聞いたら、かなり無愛想にあっちと指差してくれた。しめた!!方向さえ分かればもう大丈夫と足元も軽く動き出したが、ママは心配顔だ。
まあ、そうだろう。外国人の上、英語も満足にできないうえに、まましてフランス語なんて話せない私を信用いているのだから、、、、。
方向を聞いてからホテルにはすぐたどり着いた。ママも安心な顔になった。
さあ、荷物を部屋に運び込もう!!(つづく)

投稿者 lib : 02:21 PM | コメント (0)

November 04, 2008

きもーい出来事

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この土曜日、一日中、雨が降って嫌な天気だった。
私は、1人で出掛けていて、夕方に帰宅するために地下鉄に乗り込んだ。軽い物だがかさばる荷物を持っていたので、荷物を床に置いてフッーと一息ついていた。そこで視線を感じたが、無視した。そして、乗り換え駅が来た。乗り換えは反対のホームに移動するだけとラクラクだった。そして、ホームに入ってきた地下鉄に乗り代えただ。席には座らず、ドア近くに寄りかかっていたら、「やあ、また会ったね。」と50〜60代の男性が声をかけてきた。(ん?誰??そうか、さっきの電車で同じ車両にいた男だ。そう、視線を感じた男だ。彼も乗り換えたようだ。)すると「何処から来たの?」と聞かれたので「日本から」と答えると、一瞬期待していた答えでなかったようで戸惑っていたが「日本は大好きだよ。」と顔を近づいて話してくる。そして、自分の名前を名乗り、私の名前を聞いて握手を求めて来た。(げっ、きもい。)これが正直な私の感想だった。
「別に握手はしたくないわ。」と言って彼を無視した。彼は空いているシートに腰掛け、空いている隣の席に座るよう私を手招きしている。
(げげ。なんで私があんたの言いなりになって、きもいあなたの隣に座らなければならないの??)

私は次の駅で降りるので、さっさと彼も見ずに下車したが、なんか気分はよくない。
どうしてだろうか。彼は身なり汚いとか不細工な顔とかではない。なんか彼が発信しているサインがなんか醜いのだ。勝手な想像だが、彼のイメージしているアジアの女性は、かなり年上の男がかなり若いアジア女性を妻として、連れてくるみたいな、いわば品物的な発想をしていたのではないかと思う。だから、私の意志を尊重するどころか、自分勝手な命令調で見ず知らずの私を指図したのではないだろう。ああ、嫌だ。 嫌だなぁー。

後から帰って来たダーリンにこのことを話と「日本が好きだ。」と言われたら、「何処が好きなの?」「なんで?」「どうーして?」と突っ込んで聞けばきっと答えられないよ。と笑っていう。そして「私は日本が嫌いだから、ここにいるのよ。」と言えば会話にならないよ。と言われたが当事者の私はそんな機転も聞かず、ただ、きもい。ということで頭がいっぱいだった。
会社でこのことを話と「声をかけられるうちが花よ。」というが、本当にそうだろうか?
こんな気持ちが悪い出来事は始めてだ。ああ、数日経ったが、本当にいやな、いやな出来事だった。

投稿者 lib : 11:08 PM | コメント (0)

October 28, 2008

アメリカの大統領選挙  coco

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あと1週間でアメリカの大統領の投票日。
英国に住む我々には、あまり関係ないが、もしかしたら、初の女性大統領、もしくは初の黒人大統領の誕生?なんて、今回はとても面白い展開で始まり、部外者の我々も結果を楽しみにしている人も多いのでは?。
先週 、ダーリンのアメリカの友人夫婦がロンドンにやってきた。彼らは年に1回は英国にやってくるので一緒に美味しい物を食べに行くのが恒例となっている。
今回も新しく出来たレストランを予約しておいた。このカップルは、どちらもハーバード大学の出身者だ。私もダーリンも出身校を重視するタイプではないが、この2人がそんな有名な大学の出身者でありながらも、気ままなミュージシャン生活をしている、その生活感がない所に興味津々。

食事をしながらふと見ると彼女のバッグに、今回の民主党の大統領候補オバマ氏のバッチを付けているではないか。「どうーしたの?」と聞くと、彼女は彼をサポートしてボランティアをしているという。今回の戦況は接戦らしい。どうしてもオバマ氏に勝ってほしいので、週末になるといろんな家を訪問してオバマ氏を支持するように頼んでいるそうだ。そう、週末を大統領候補のために費やしているのだ。
彼女は、相手方のマケイン氏が勝つ事がどうしても耐えられないという。その理由は、特に副大統領にあるらしい。ペイリン・アラスカ州知事を副大統領候補に選んでいるマケイン氏がもし勝ったら、そして70才を越え、持病を持つマケイン氏 に何かがあったら、彼女が大統領になるのよ。彼女がとても大統領としての仕事をすることは不可能だし、それにそうなったら、アメリカはお終りね。と説明してくれた。
日本も英国も直接選挙でないからここまで盛り上がらないけど、もしかしたら、自分たちが頑張れば、支持している人が勝つかも?という可能性があるアメリカならではの行動と発言だ。そして、今こうして自分がアメリカを離れてロンドンにいることが申しわけないと思っているそうだ。ここまで熱い気持ちにさせるものは、何だろうか?

ここでダーリンに意見を聞くと、アメリカの選挙はいわば祭りだという。その昔、渡米したイギリス人もその状況に驚いていたとか。特に今回はブッシュの政権が8年も続き、戦争もあり、そして、彼の始めの当選もなんだかグレーな感じだったし、国民のお祭りである大統領選挙を今度こそしっかりと取り戻したいのだろう。との答え。
そうか、祭りかー。

さあ、来週の祭り本番が楽しみだなー。

投稿者 lib : 11:51 PM | コメント (0)

October 21, 2008

スノッブ

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 届いた郵便切手にスタンプが押されていなかった。やった!!また使えるぞ。っと切手の部分をはがし、コレクションしている私。こんなことがよくある英国。いい加減も時にはいいなー。
この国の階級制度が生きているのか、合理的なのかはよくわからないが、切手には1stクラス、2ndクラスとあり、翌日に届いてほしかったら1stクラスの切手を貼る。もちろん2ndクラスより少し高い。企業では、これを使い分け、早く着いてほしい請求書などは1stクラスを使用し、自分にとって急ぎでない物は2ndクラスを使用すると聞いたことがある。
昔はきっと確実に翌日に着いたのだろうから、1stクラスの意味もあったと思うけど、最近の郵便事情を考えるとこのクラス分けがどうもうまく動いているとは思えない私。だって、2ndクラスの切手を貼っても翌日着くし、1stクラスの切手を貼っても翌日着かないもの。

 ある時、どうしても1stクラスの切手が欲しかった。私のコレクション(?)には、2ndクラスの切手しかない。ダーリンに聞くと持っていると言う。
「そう、じゃあ2ndクラスの切手と交換して?」というと、ダーリンは「いらない。」という。「え!どうして?」と聞くと「スノッブだから、2ndクラスの切手は使わなーい。」と笑って答えた。
 ふーむ。スノッブか。たしかに2ndクラスの切手を貼ると「私は安い切手を選んで貼っていますよ。」となるな。このスノッブという言葉「紳士気取り。地位・財産を崇拝。自分の愛好する趣味や学芸を至上のものと考え、鼻にかける」などなどとあまりいい意味では使われないが、まあよく解釈すると「こだわり」かな?
 私には、ダーリンのこの「こだわり」がよくわからない。だって、いいじゃん。急いでいないのだから、安い2ndクラスの切手を貼ってもさー。ダーリンって見栄っ張り??かも。
でも、ダーリンがすべてに対して高いものを選ぶのかっていえば、そうでもない。どちらかというとケチだ。お金はできれば使いたくないタイプ。お金を使いすぎると気分が悪くなるらしい。(笑)
 そういえば、ダーリンのママもスノッブだと思う。チャリティーショップ(寄付されたものを販売し、その売上げを寄付する仕組み)へは寄付するが、決してそこからは買わないなー。私?そりゃー、お金に苦労していた学生時代にはよくお世話になりました。最近は、あまり掘り出し物もないので行かないけど、まだ掘り出し物がある田舎のチャリティーションプを見かけたらついつい立ち寄ってしまうだろうなー。

 私と、ダーリンたちの違いはなんだろう。私の勝手な想像だが、ここに階級制度の感情支配が働いていると思う。2ndクラスの切手やチャリティーションプ、これを利用するのはある意味、お金にこまっている人々だ。というイメージが彼にはあるから利用できないのだろう。つまり、ダーリンの2ndクラスの切手を使わない心境は「武士は食わねど高楊枝」と似ているのかな??
私はよそ者だから、その感覚がまったくない。仏壇をインテリアの1つとして飾ってしまう外国人のようなものだろう。
 英国のなんとなくある階級意識、そこにはそれぞれのこだわりがあって、それぞれ自分のクラスが一番いい!!と思っているのが英国らしくおもしろい。なので、昔、近所に住んでいた3畳一間のアパートに住んでロータス車に乗っている日本人っていうのは、この国では多分理解出来ないだろうなー。

投稿者 lib : 06:33 PM | コメント (0)

October 19, 2008

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すみませーん。何とか書こうとおもいましたが、仕事に追われて今週はgive up,ごめ
んなさい。coco

投稿者 lib : 11:47 PM | コメント (0)

October 08, 2008

休暇のイタリアで。(その2)

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我々が宿泊したのは、B&B.
ダーリンがサイトで評判のいい所にしたので、かえってホテルよりロケーションもいいし、快適だった。ここは4部屋しかなく、オーナーが40歳ぐらいの独身?イタリア女性だ。
名をレナータといい、B&Bのオバさんというより、その辺にいるお姉さんと言った感じ。

朝食。ちょっと肌寒かったけど、ここの自慢のテラスで食べた。
客が座ると、レナータがスローな感じで物を運んでくる。スローなのは太っているからではなく、彼女のリズムのようだ。
まずは、シリアルやパンなどを持って来てくれた。その次にジュースやヨーグルト、ハムにチーズ、そして、甘いお菓子だ。
さて、シリアルを食べようと思ったらミルクがない。しかたがないので、違う物から食べ始めたが、まだこない。シリアルはやはり先に食べたい。ダーリンがちょっと席をたち、小さな台所に行くと、「今持っていくから、慌てないで。」と諌められたようだ。
パンも半分食べたら、レナータが「あ、バターいる?」と聞いた。
我々は、「もちろん。」と言った。(しかし、このバターはこれが始めで最後で、どのテーブルにもでなかった。)
コーヒーがうまい。「このコーヒーはなんでうまいの?」と聞くと、彼女が使っているコーヒーの袋を持って来て、「ここの地域のコーヒーよ。」と自慢げに教えてくれた。
「今日はどうするの?」と聞くので、「隣町の海辺に行く。」と言うと、「あら、ここの街の観光のほうがいいわよ。」となんでそんな街にいくの?なんて言いたげだった。

次の朝、ダーリンは早く外出したいので、朝食は早めにしてね。とお願いしてあったが、
土曜日のせいか、その時間になっても彼女はいない。しかたがなくダーリンは外で食べる。といって出かけていった。
レナータは最近、近くに家を買ったそうで、そこにもっと親近感を持ちたいから、寝泊まりをそこでしているという。だからB&Bであっても、一日中いるここにわけでもないようだ。
ダーリンが出て行った後、レナータが出勤してきた。

次の朝、日曜日でも開いている美味しいレストランがあるか訪ねてみた。すると1つ教えてくれた。そして、私に何処から来たのか聞き、ロンドンからだというと、「我々は年に数回ロンドンにいくので、いいレストランがあったら教えて!」という。「いいわよ。」というと、「おいしい寿司もいいわね。それと、中華もいいわね。それから、、、」と彼女のオーダーが続く。私は彼女の気迫に押されないようにやっとの思いで、我々のここでのレストランの2つ目の名前と場所を教えてもらった。

次の朝食。シリアルは来たのに、ミルクがこない。昨日諌められたのでダーリンは、なんとシリアルにヨーグルトをかけて食べている。朝食は同じ内容だが、甘いものが我々のテーブルにはない。まあ、あまりお腹もすいていなかったので催促もしなかった。
そして「今日はどうするの?」と聞くので、「街をまたブラブラするわ。」といったら、「そうねー。近くの街にいけば?ここもあまり見る物もないし、飽きるでしょう?」という。
そうか、3日もいれば飽きるよね?!彼女は、気まぐれか、正直か、なんなんだろうか??

その日の午後、ダーリンの知り合いが我々と同じB&Bに泊まるのでやって来た。が、なんとレナータはいなかった。幸い客が居間にいたので、その客がドアを開けてくれた。
友人は、「ちゃんと伝えてあったのに。」と文句を言った。だって、運が悪ければズーとB&Bの外で待っているはめになった訳だから。しかし、レナータは、開けてくれた客がいてくれてよかった。よかった。と言うだけだ。
うーん。我々が到着したのは夜の10時。もしその時も彼女がいなかったら、、、、とダーリンに言うと。ダーリンもすでにその予感があったようで、 前日に再度、連絡をいれておいたそうだ。さすが、ダーリン。偉い!!と感心してしまった。やはりイタリア人につきあうならこのぐらいの読みはしないといけないのだろう。

次の朝食。同じようにミルクがこない。急いで出かけたい友人もダーリンもシリアルにヨーグルトをかけて食べていた。私は休暇なので、ゆっくりモード。イタリアはトマトの味が違うというので、店で買ったトマトをスライスして食べていると、レナータが「ちょっと待って。」といって塩とオリーブオイルを持って来てくれた。
そう、彼女はケチでもないし、ビジネス、ビジネスという冷たさもない。

最後迄、ミルクとシリアルのタイミングは直らなかったし、バスタオルは毎日内容がバラバラで、バスマットはないと思っていたら、最後の日にでてきた。
しかし、ダーリンの仕事仲間で他の場所に宿泊した人々は、あまりいい思いをしていなようで、我々はかなりラッキーだったと言われた。
帰りにB&Bから空港迄行くタクシーをレナータに頼んだら、なんと彼女によく似た姉妹と彼女の彼氏が運転手だった。しかし、他の仲間から聞いたら、空港まで頼むタクシーの値段がかなりボラレタ金額でレナータはあれで良心的だったんだなーと思った。
同じB&Bに泊まったダーリンの友人に「今度またここの街に来たら、他の場所に泊まるの?」と聞くと、「いやー、またレナータの所にしようかな?」と答えていた。
そう、この私も同じ答え。なんだかすっかり彼女が気に入ってしまったから、不思議なものだ。あ、そうだ。彼女と約束したロンドンのレストラン情報を教えないと、「いい加減な日本人」と言われてしまうかな?

投稿者 lib : 08:41 PM | コメント (0)

October 01, 2008

休暇のイタリアで。(その1)

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遅い夏休みを取った。南イタリアに6日間の旅だ。
あまり暑い夏が好きでない私でさえも、ノースリーブが活躍しない今年の英国の夏の天気は寂しく、この旅行に期待をしていた。
行く1週間前の天気予報では、最高気温30度と夏を楽しめるいい気温と喜んでいた。しかし、行く当日になったら、いきなり最高気温20度と英国並になってしまった。がっかり。それでも、気持ちが先行してしまったのだろう、持って洋服は半袖が多く、 寒い。寒い。を繰り返し、ついに耐えきれずに衣類を買ってしまった。
ああ、夏はどこに。

さて、今回の旅行はダーリンと2人きりではなかった。ダーリンは、仕事関係で出掛けるので私がついていく形。そのため私が知っているダーリンの仕事仲間と会えるので、ちょっと楽しみ。
行きの飛行機では、以前にも紹介した足を骨折したイタリア人女性が一緒だ。我々に会うなり開口一番、洋服のことを話し始めた。出掛ける間際に以前買ったジーンスをはいて気づいた。丈の調整を忘れていたそうだ。いつもの靴では、丈が長すぎてひきづるらしい。時間がないので、現地でなんとかするのでと、折ってはいてきた。しかし、このままではイタリア人には馬鹿にされるそうだ。なんとかしないと、しきりに言っている。彼女は英国にいるときは、気を抜いているが、いざ、イタリアに行くとなると、どうもそう言う訳にはいかない。と言う。
聞けばイタリアでは、他人の衣服にチェックがはいるそうだ。
なるほど、、。と聞いていた私だが、到着してみて、彼女の言う意味がよくわかった。ともかく皆がジロジロとお互いを見るのだ。
外人ということもあるかもしれないが、ともかくその視線が痛い。どうもファッションにチェックが入るらしい。いままでイタリアには各地を訪れていたが、こんなに見られるのは、始めてだなー。
そう思って見ると、確かにいろいろ気を使っていて皆、お洒落だ。女は、年齢に関係なく太っていない。英国とはえらい違いだ。
男は特に凄い。眉をトリミングし、スタイルもいいし、全員がゲイかと思うほど、バッチリとファションを決めている。見ていて気持ちがいい。
同行したゲイの男性に「ねぇ、イタリアの男性、本当にカッコいいよね?!」と言うと彼も「本当だね。」と嬉しそうだった。

私もイタリア人の彼らと同様に、ジロジロと見ることにした。
ある晩、みんなでバーに行った。
(もちろん10時以降にならないと混んでこないけどね。)

観察していると男も女も数人のグループでやってくる。しばらくするとどちらも異性のグループと合体している。それが素早いのだ。
そこに目立つカップルがいた。男、歳は40代後半か50代。やはり日焼けは欠かせないファッションのようで、肌はしっかり小麦色。ちょっと古いけどプレーボーイのフリオ・イグレシアス(彼はスペイン人だが)に似ている。連れの女は彼の娘?というぐらい若い女だ。ちょっと冷たく、笑顔が似合わない。でもスタイルがよく美人系。店のオーナー風の人と一緒に食事をし、オーナーが手招きしていた車に乗り込みサッサと帰っていった。

次の日、美味しいと言われているレストランで、アルデンテに仕上がったパスタを旨い。旨い。といいながらランチを楽しんでいると、なんと昨晩の2人が店に入って来た。
顔を隠したいように大きなサングラスをかけている2人。ここでも店のオーナーと親しそうに話し込んでいる。どうもこの地域のセレブ?だろうと勝手に想像する。そして、彼らに出された料理はメニューには載っていない特別なもの。
うーん。このサービス、こんな昼間からレストランに彼女と来れるぐらいの時間があるのは、仕事をしなくてもいいってこと?=お金持ち?などなど詮索していると、大きなサングラスを外した彼女は、涙を拭っていた。そうか、女を泣かせる金持ちのフリオか、、、

こうして、ジロジロ見る、見られる。という事は同じように私のプライバシーもなくなるってこと?とブツブツ言っていると、まあ、それはある程度の人たちでしょう?と軽くダーリンに突っ込まれてしまった。イタリアのお話はまた次回も。(つづく)

投稿者 lib : 08:21 PM | コメント (0)

September 17, 2008

クリスマスとホリデーとスーパーマーケット

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最近は、ダイエットにでもなれば、また夫婦の絆?を深めるためにと、我々は夜の散歩が習慣になっている。近所といっても、歩いて20分にある大きなスーパーが24時間開いているので、大概はそこへ向かう。不足した物を買い足したり、普段は見ない売り場を探検したり、それは結構おもしろい時間を過ごしている。
そう、いつものように探検しているとパン売り場に変化があった。なんで??と見渡すと、そこにはおびただしいクリスマスのケーキやパントーネなどの食べ物が並べてあった。9月中旬にクリスマス商品ですよ!? 驚きです。
今から誰が買うのかと思うだが、これもしっかり者のスーパーでは、リサーチされているのだろうから、ビジネスとして当然の時期なのだろう。
英国のスーパーと言えば、悪評が高い。何て言ったって、その店舗数の多さを見ても販売力はすごい。だから、ウチのスーパーに置きたいならね、、、、といろいろ注文を付けるらしい。 商品をスーパーに卸している人が教えてくれたが、よくあるBuy one get one free !! (1個買うと1個無料)などは、スーパーからメーカーへの圧力で実現している企画だそうだ。年にどのくらいこのようなプロモーションができるかによって、販売スペースが獲保できるという仕組み。だから小さい企業は大変だよね。まあ、お客に取ってはお得感がある嬉しい企画ですので、どんどんしてほしいですが。
しかし、お客もしっかりしないといけない事がある。それは、offの価格に惑わされてはいけない。このoff、前日に比べて安ければ使用できる言葉だそうで、例えば通常は82ペンスで売られている物が、ある時、約2週間90ペンスで販売された。その後「この商品はただいま20%offの82ペンスです。お買い得ですよ!!」とする事はなんら問題ないそうだ。たしかに安くなっているからね。
しかし、間の悪い2週間にその商品を購入したとしたら、アホな消費者になってしましますので、ご注意を。

さて、この国は9月からクリスマス商品が売られているけど、各家庭では今年のクリスマスの過ごし方をどうするのかという話は、すでに終わっているだろう。我が家では、8月頃に話が決まった。毎年義理ママの家に行くのだが、今年は義妹の家に集合となった。そして飛行機のチケットの手配と、ここでもクリスマスために出費が始まっている。そして、クリスマスが終わると、いやクリスマスの間の話題の1つは、今度の夏はどうするの?とホリデーの話になる。そう、この国では2つの大事な事(クリスマスとホリデー)さえ抑えておけばいい。

世間では、クリスマスが始まっているのに、我々はやっと夏休みを取ります。(こんなに寒いと“夏”という言葉が合わないぞー!!)ということで、次回のブログはお休みをさせてください。

投稿者 lib : 05:54 PM | コメント (0)

September 09, 2008

社会勉強と言えばそうですが、、、。(2)(COCO)

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レスキューに来てくれたオジさんは、ボンネットを開けて水を足した。
「よくあるのは、空気が入ってしまってうまく水が廻らない事があるからね。」といい、
エンジンをかけ、アクセルを踏んで、水温計の上がるのを眺めていた。
そして、「問題ない。このまま運転できるよ。」と言った。
我々は、なんだか納得がいかないが、プロがいうのだから、ということで
エンジンをかけ、我が家へと走り出した。
たった5分の修理のために、我々が待っていた1時間半は何だったのだろうか?

それから10分程走っていたら、水温計が上がり始めた。
どんどん上がっている。また同じ現象が起きているではないか。
ヤバい!!ああ、また赤く点滅し始めた。すばやく車を端に寄せ、車を止めた。
さっきのレスキューがまだ近くにいるだろうからと、レスキュー会社に電話をした。
すると夜の12時を過ぎているせいか、誰も電話にでてくれない。
まさか、営業時間が終わった??いやいや、そんなことはない。24時間のサービスだから、と心を沈めて、しばらく電話を鳴らしていたら、やっと出てくれた。そして、事情を話し、さっきのレスキューが近くにいるだろうから、こんまま車を自宅迄、運んでくれるとように頼んだ。
するとあのオジさんは、次なる場所へ向かってしまったので、別な車を出すと言われた。
ああ、また待つのか。
私は、急に疲れが出て来たので、シートを倒してちょっと眠ってしまった。
レスキューはまだこない。1時間も経っているのにまだこない。再び電話をすると「ちょっと時間がかかっている。代替えの車を出すから、君たちはそれに乗って家に帰らないかい?我々は、君たちの車をクロイドンのガレージに持って行き、修理をするよ」とオッファーをしてきた。クロイドン、そこは我が家とは反対の南。それも遠い。すぐに帰れる代車は魅力的だが、その代わりに遠い南へ車を取りに行くのは嫌だ。ダーリンは「いや、我々は自宅に送り届けてほしい。」ときっぱりと言った。よし、よく言った。なかなかいいぞ。
しかし、ちょっと待って。こんなことを今頃聞いてくるなんて、もしかしたら、我々のレスキュー車はまだこっちに向かっていないのでは?? あーあ、またまた待ちの試練っていうこと??

こんな時に心配な事がある。それはトイレだ。私はトイレが近い。
自慢ではないが、ロンドンのセンターでトイレに行きたくなったら、大概何処にいけばいいか、慌てなくてもいいぐらいトイレの場所に精通している。
しかし、今は夜中で知らない街にいる。日本みたいに24時間やっているファミレスやコンビニもないし、ガソリンスタンドは、危ないから人を店の中にいれずに、窓口だけで営業している。
実は、レスキューを待っていたこの1時間半の間、パブを見つけ2回ほどトイレを拝借していた。
あれからもうすでに1時間が過ぎている。 考えるとさらにトイレに行きたくなる。それに今日は友人宅でお酒を飲んで来ている。うーん。どうしよう。
この周りには、ミニキャブ屋とテイクアウトの店しか見えない。
うーん。こんなときは、どうするべきか。
男は何処でもできていいなーと真剣にうらやましいと思った。

酔っぱらった人々が立ち寄るテイクアウトの1つのカレー屋をよく見ていると、入って行った客がなかなか出て来ない。もしかしたら、そこは食べるところもあるのかもしれないなーと期待をかけて覗いてみたら、食堂のようにテーブルがあり、奥にトイレを発見した。
すぐさまトイレに直行する私をスタッフがみたので、「あとで買うから」と言いトイレに向かった。
しかし、すでに2人がトイレを待っている。その上酔っぱらっているのでアクションが遅い。
食堂内では、酔っぱらった若者達が、カレーを食べている。そう、飲んだあとにはラーメンを食べるが日本流なら、この国では飲んだあとは、カレーかケバブを食べるのが一般的。その理由は、どちらも遅くまで店が開いているからだろう。
ここで働いている人は、英国に働きに来た若い労働者。一方、酔ってだらしなくなっているのは英国の若者。

私は、用を済ませウキウキしながら、約束したようにコーラ2本を買った。何時迄営業するのか聞いたら、4時までだという。そうか、4時迄なら、またトイレが借りられる。と一安心した。
店を出て車を見ると、やったー。レスキュー車が来ている!!
車に戻り作業をしているレスキューの人を見たら、なんとさっきのオジさんではないか。そうか、きっと彼1人でこの辺を廻っているから、我々のレスキューが遅かったんじゃないの?それと、さっきの代車の件も、彼が遠くなる北へ我々を運ぶのを嫌がっていたのかなーとのいろいろ思い巡ったが、家に帰れると思うと、どうでもよくなっていた。
そして、 車をトラックの荷台に載せ、我々もトラックに乗り込んで出発した。

途中、南の繁華街、クラッパムを通ると、若者が道に溢れ、ファーストフード店やバーが沢山オープンしいて、街がとても明るい。
そうか。ここまで来て、レスキューを待っていればトイレの心配はまったくなかったなーと思いながらも、この実態もこんなことがなければ見なかった光景なんだなー。

家についたのは、午前3時20分。ああ。あのカレー屋もそろそろ店じまいだなー。
このオジさんの勤務は、夜の7時から朝の7時迄と言う。我が家に着く間での1時間、オジさんと我々の間では、あまり会話はなかった。オジさんの年齢ではこの仕事、辛いだろうなーとなんだか同情してしまった。
別れる際に、購入して飲まなかったコーラをあげると、一瞬ちょっと笑顔が見えた。
カレー屋で働く人、カレー屋に来る人、レスキューで働くオジさん、飲み疲れて道で正体不明になっている若者、まだまだ元気と騒いでいる若者。いろんな人々の生活を見た一晩だった。
さんざん待たされたことをもう忘れて、「 今日はいい社会勉強をしたということにしよう。」と言い出したのは、疲れて果てていたダーリンだった。

数日後、レスキュー会社から今回の受けたサービスの調査用紙が送られて来た。その中で、約束した時間にこなかった場合は、10ポンドのバウチャーをくれると書かれていた。我々は一晩で2回、約束以上に待たされたのだから20ポンドのバウチャーがもらえるってこと?
でも、こんなものより、やはりもっと早く来てほしかったな。

投稿者 lib : 07:19 PM | コメント (0)

September 02, 2008

社会勉強と言えばそうですが、、、。(COCO)

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 本当に書くネタを提供してくれる英国です。(笑)
先週の土曜日は、天気もよく暑い日でしたね。最後の夏と思い多くの人が楽しんだのではないでしょうか?
我々は、知人のハウスウォーミングパティー(引越先をお披露目するパティー)に出掛けた。
北に住んでいる我々の行き先は南だった。
車を1時間20分程度走らせ、そろそろ着くと思ったら、なんと水温計が上がりだし、赤く点滅し始めた。やばい、これはオーバーヒートでは?
車の運転歴は長い我々だが、これまでに一度もこのような事に遭遇したことがなかったためダーリンも私も勝手が分からない。
運良く到着したので、ドアを開けて知人にそのことを伝えると、「エンジンは切ってはだめだよ。」と言われたが、まったく無知の我々はすでにエンジンを切り、ボンネットを開けていた。
知人は、水を持って出て来てくれたが、まだまだ熱くて何もできない。
「大丈夫だよ。冷める迄、食べて飲んでいればいいよ。」と言われた。
ボンネットを開けたままの車をそのままにしておく事にダーリンは心配顔だ。
「だって、バッテリーが盗まれてしまうかもしれないよ?」という。そう、 先日路上に止めていた車が夜にタイヤを盗まれたようで、「この車は違法駐車ではない。タイヤを盗まれたので、車を移動できないので、駐車違反のチケットを切らないで!!」という貼り紙のついた車を見ていたので、悪い想像しか浮ばない。
知人は、「この辺は治安がいいから、大丈夫。 大丈夫。」という。我々は諦めて家に入った。

 食べて、飲んで、さあ、早めに帰ろうということになった。車に水を補給し、万が一のために予備で水を持って行くように言われたので、それも詰め込み、家路にと向かったのは10時頃だった。
その後、15分ぐらいだろうか、なんだか水温計がまた上がり始めた。
「あ、やばい。赤くなった。」と直ぐに車を止めた。ここでもエンジンを切ってしまった。まったく学習ができない我々。ダーリンは、またボンネットを開けたが何もできずに手をこまねいている。
まったくの車音痴のくせにダーリンが何か触ろうと始めたので、「我々には無理だから、レスキューを呼んで。」となかば怒ったように頼んだ。だって本当に男って、プライドの生き物で、いつも道も聞きたがらないし、何とか自分でしようと挑戦したがる。しかし、もうこれは何かが問題と認識してプロを呼ぶべきなのに、分かっていない、いや分からない男になっている。

 渋々電話するダーリン。我々が入っているのは、グリーンフラッグというちょっとマイナーなレスキュー会社に変えたばかり。というのも、いままでメジャーな会社に加入していたが、使わなかったのにもかかわらず、毎年値上がっているのでということで、ダーリンがこの会社に変えていた。
携帯で電話をすると、まずは今の状況を聞くのではなく、あなたの会員番号は?登録の住所は?電話番号は?車のタイプは?と聞いてから、どうしたのですか?と聞かれた。もちろん交通事故ではないので、緊急性はないのだが、ちょっとイラついた。そう、私は短気なのです。

そのオペレーターがいうには、1時間程度でここにやってくるという。電話を切るとすぐに、携帯にテキストが入り30分程度で到着する。と連絡が来た。
「へぇー、なかなかサービスがしっかりしているね。凄いね。」と私が感心しているとダーリンは「でもね。ここは英国だからね。」と釘を刺した。
案の定、30分たっても誰も来ない。やはり1時間か。と我々は諦めて待っていた。
しかし、1時間たってもこなかった。再度、連絡をすると、向かっている車に連絡をしてくれて、
「近く迄来ております。あと2マイルです。」とのこと。これならあと5分程度でくるだろう。と待っていた。
ところが、こない。15分だってもこない。しかたがなくまた電話すると、またドライバーに聞いてくれて、「途中で何かあったらしく、パトカーが道をふさいでしまったため、迂回しているので、時間を取られていますが、もうすぐです。」という。その後、ドライバーからも電話があり、同じく遅れた理由を説明された。やはりここは英国。待ちの人生だと諦めて待っていた。
電話してから1時間30分後、ようやくレスキューの車がやって来てくれた。でかいトラックだ。ほお、万が一のために車も護送出来るんだ。これなら安心。よかった!!と安堵したのは、夜の12時だった。(つづく)

投稿者 lib : 10:39 PM | コメント (2)

August 27, 2008

ハイメンテナンスな女

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「ハイメンテナンスな女」とは、お金がかかる女のこと。ダーリンのファミリーでこの言葉に匹敵するのは、弟の嫁のジェマと言われている。彼女は、態度と胸がでかいので、派手に見られ目立つ。
それに、名のあるブランド品のバックも持っているので、そう思われてもしかたがない。
しかし、私が彼女のもっているバックを見て「これ本物?」ときいたら、「そんなことないわよ。」と笑って答えたけど、誰もそんな事聞かないから、本物だと思っている。
義弟は、彼女が「ハイメンテナンスな女」だと思っているから、連れて行くレストランやスパもそこそこいいレベルに連れて行く。こうなると女の欲は高まるばかり。きっと彼女のリクエストもあるのだろう、最近はこれに輪をかけて、泊まるホテルやゴルフをするのもなんだか有名な場所ばかりだそうだ。先日はついに海外勤務を終えて、英国に帰国。その際には小さな子供が2人いるからかもしれないが、ファーストクラスでご帰国されたそうだ。まあ、会社が払ったのか、個人が負担したのかは知らないが。
そりゃー、収入と関係するからそれだけ義弟も給与をもらっているのだろう。
おっと、こうして書いていると私の嫉妬と勘違いされるが、 彼女は本当に「ハイメンテナンスな女」だったかというと、始めはそうではなかった。
人間の思い込みは怖い。みんながそう、思って、そう扱うから、どんどんエスカレートして行くような気がする。
それに比べて、私は「ハイメンテナンスな女」とは、家族の誰もが思っていない。しかし、言えない事もある。日本にいた時は、着物に凝り、新品、中古と気に入ったものがあれば、友人と争って買いまくっていた。その金額といったら、、、。
ダーリンの家族は、着物がいったいいくらするのか知らないから、何も言わないが、これで値段のことを知ったら、私のことを浪費家の嫁とレッテルと貼るだろう。
しかし、「浪費家」と「ハイメンテナンスな女」何かが違うぞ。
そうだ、浪費家であってもそれは自分のお金を使用しているのであって、決して人からされているのではない。自分の財布で勝負しているんだぞ。っと威張って気づいた。
「ハイメンテナンスな女」は、 人からされる。これほどいい事はないではないかー。
ああ、私も「ハイメンテナンスな女」になりたいなーと思い始めて隣を見ると、そうか、そんな女には、高給取りのパートナーが必要なのだ。うーん、これが一番難しい問題かもしれないよね。ダーリン。

投稿者 lib : 12:05 AM | コメント (2)

August 19, 2008

歯痛 その2 (COCO)

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実は、始めはセカンドオピニオンをもらいにいった歯医者に予約を入れていた。
そしたら、この歯医者から電話があり、倫理上の問題があるので、いままで行っていた歯医者にいくように勧められた。
だって、その歯医者がちょっと心配だから、あなたを選んだのに。まったく。
医者の倫理ってなに?患者の気持ちや心配はどうするの?と思いつつも
この歯医者のメンタルに疑問を持ったので、新たな医者探しとなったのだ。

それでやっと見つけた歯医者に行くと、まあ、ここでは医者だけでなく、助手までが名前を名乗り、握手をしてきた。なんかプロフェッショナルな感じだ。
思い起せば、いままでいっていた歯科医院、助手は気が利かずに、いつも医者から、「ニコラ、ほら、あれして。これ用意して。」と言われて、始めて助手が動いていたっけ。
患者である私でさえ、気の効かない歯科助手をもって医者が気の毒だった。
それがここでは、テキパキと事が進んでいき、なんだか気持ちがいい。こうなるとなんだか腕もいいような気がする。
そして、医者の診断は私の歯には、やはり根の治療が必要だという。根の治療は専門のドクターが担当するという。へー、専門の医者ね?と思っていたら、これが普通らしい。
それと気になっていた以前の治療について、訊ねてみた。
すると「そうですね。まあ、よく出来ているほうではないですか?」とは切れが悪い。ダーリン曰く、同じ医者として相手の医者の立場を守るいい方であるけど、いい出来とはいっていない。
そうか、どうやらいい治療がされていないようだ。

そして、根の治療の始めの日、女性のドクターは「 念のために確認させてね。」と言って私の問題の歯をチェックした。歯を軽く叩くのだが、これが痛————いのなんのって。医者はゴメンなさいね。といって、この歯である事を確認し、治療に入った。
なんだか手際のいいこの医者にすっかり安心して、治療をまかせ1時間ほど口を開けていた。

「はい、終わりね。あとの治療はあなたのドクターにしてもらってね。」とテキパキ。
また懲りずに、前回の私の根の治療についてプロの意見を聞いてみた。すると「うーん。完璧ではないわね。」と厳しい意見。「いずれ再治療が必要なのね?」と聞くと「そんなに難しくないから。またいらっしゃい。」と軽くいう先生だ。
根の治療、保険の利かないプライベートでは結構な金額となる。
それなのに、前回の治療が完璧ではない。じゃあ、私がその治療に払ったのは無駄金?思うと、涙がでてくる。トホホ。

受付で治療費を支払っていると、その女性医者が白衣を脱いで、着替えみんなに挨拶をして帰っていく。フーム。どうやら彼女の本日の仕事はこれで終わりのようだ。この日は私を入れて2人の治療だけ?!。そして、彼女はたった2時間で数百ポンドを稼いだようだ。
そうか、私はネギを背負った鴨だったのかしら??

ああ、こうして歯医者通いが始まり、財布が軽くなる。
歯もどんどん生えてくればいいのに。

投稿者 lib : 11:18 PM | コメント (0)

August 13, 2008

歯痛 (COCO)

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先週から歯痛に悩まされている。
この国にきていった幾つの歯医者にかかっただろか。7、8カ所、いやもっと??。
目は悪くない、ちょっと太めだけど健康、1つ悩まされているのが歯だ。丈夫な歯が欲しい。
黒人の人で笑うとピカッと光る強くてしっかりした白い歯をみると、ああ、なんて丈夫なんだろうか、うらやましい。といつも思う。

この国の NHS の歯医者で腕がいい歯医者は至難の業。もし、あなたがNHSのいい医者と出会えたのなら幸運だ。
私の右上の歯、1年前ぐらいから、違和感があり、私のかかりつけの歯医者に訴えていた。
しかしドクターは「うーん。多分センシティブになっているのだろう。」と言って取り合ってくれなかった。
その後も時々訴えていたが、処置はなかった。
この医者は、出来るだけ歯を残こそうとしてくれる処置をする、だから無駄な治療はしない。これはうれしい。その点は大好きだった。

しかし、先週からすごーく痛くなった問題の歯。
これは絶対にセンシティブな問題ではなく、多分カナルトリートメントといわれえる根の治療が必要だろう。これは、何て言ったって高い治療の1つだ。うっうっ。。。涙。
この問題で行きつけの歯医者にはいけない。いや行きたくないのだ。実は今年の始め、別の歯を同様のカナルトリートメントの治療をしたが、いまだにすっきりしない。別の歯医者に診断してらったら、その歯の治療は完全ではないので、将来に再び悪くなるリスクが高いという。ガーーーン。ショック。
それに2週間前にも診察に行き、今回の痛い歯の隣を治療したのだ。その時にもどちらの歯か分からないが、痛いと訴えていたのに今回の痛くなった歯にもなんらしかの治療が必要になのに見逃しているのだ。だから、行きたくないのだ。

しかし、他のいい医者は思い当たらない。その日は会う人 、会う人に「いい歯医者知りませんか?」「いい歯医者知りませんか?」と呪文の用に聞いていた。
そして、いつもならそんなことを聞かない人に何気なく聞いたのだ。
すると自分もリコメンドされてから、その医者にお願いしているが悪くないという。さらに値段もロンドンのセンターに比べれば安いと言う。これはいいサウンズだ。
さっそく電話をして予約をとった。(つづく。今日は根の治療があったため痛みがあります。短いですが、この辺で失礼します。次回にその成り行きをご説明しましょう)

投稿者 lib : 01:18 AM | コメント (0)

August 06, 2008

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歯痛のため、今週はお休みとさせていただきます・・・(涙)。

投稿者 lib : 02:26 PM | コメント (0)

August 01, 2008

友達自慢

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いやー、日本にいる友人が本を出版しました。うれしいです。

前々から趣味でコツコツとやっていた手芸関係の本です。いい本なので紹介させてください。

「ヨーヨーキルトで作るyoyo bag ヨーヨーキルトで作るyoyo bag 」 亘理 孝子著

じっくりと彼女の趣味について話した事がなかったので、こうして本になると、その頑張りぶりが分かりました。

今年の始めに日本で会ったときにもうすぐ出版されるからね。と言われ、先日、日本からロンドンに遊びに来た共通の友人がその本を持って来てくれました。

さすがデザイナーだけあって、手芸の本でありながらお洒落に仕上がっている出来栄えのいい書籍です。一般の読者になった気分でフムフムと本を眺めて、よし、これを作ろう!!なんて思わせてしまうのも凄いです。

仕事とは別のことを続けるのは、大変な事ですよね。さらにコンクールに応募して、入選や賞をもらうぐらいにコツコツと努力を続ける。エライ!!意外の言葉が見つかりません。脱帽です!!!

ということで、皆さんもぜひ、紹介したかったし、本を見ていただきそして、買ってくださいな。


この本を持って来てくれた友人は、一家でロンドンにやってきた。日本の休暇とあって実質4日間の滞在は短い!!うう、かわいそうだ。すまない。私たちロンドン組は、高い物価と格闘はしているが、休暇だけはもっと取れる人が多い。

10年以上も前に夫婦だけでロンドンに遊びに来て、今回は娘も一緒の家族旅行でやってきた。そう、1人増えているのだ。

友人とは、同じ職場での同僚だった。その会社は、出来てからまだ若かったので社員同士がとても仲良く、よく飲んだり遊んだりしていた。

よくあるように1人娘からは、オヤジと言われて、少し敬遠されてきているが、本人はまったく気にしていない。だんだん受験などで忙しくなり、家族旅行なんてしばらくできないだろうから、これが家族で来る最後の旅行になるかな?なんて淋しそうにしながらも、この短いステイでもニコニコしている。

彼とは、数十年以来の知り合いだが、私がロンドンに来てからは、一時帰国の際にたまに会う程度で、今回のように久しぶりに観光などを供にしてゆっくりと過ごしてみると、彼への印象が昔とは違っていた。まるでお気に入りの本を、歳を経て読み返した時に、前とは違った感想を持つのと似ているかも。そう、若いが故に見えていない部分ってあるのよね!?

また、奥さんから聞いた話では、寂しがり屋でなんでも一緒にしたいらしい。フフ。結構、可愛いくて素直な奴だったんだ。と見直した部分がいろいろあった。(ごめん!!)

こうしてロンドンにいると日本のことが恋しくなる1つに、友人と気軽に会えない事があるよねー。しかし、この距離感が着かず離れずの関係を保てて、ワインのように時間とともにいい感じに熟成してくれているのかもしれないなー。でも友達っていいよね。さあ、今年はいつ日本に帰ろうかな?

投稿者 lib : 06:35 PM | コメント (3)

July 22, 2008

気になる人々 その1(coco)

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英国に来てからいろんな人種の方々を見たり接したりしているが、とりわけ興味があるのが、Jewish(ユダヤ人)。それもユダヤ教の信者でかなりオーソドックスな人たちにとても感心があるのです。これは、彼らが多く住む北ロンドンに住んだせいかもしれないな。
彼らは、夏でも、冬でもスタイルは変わらず、黒いコートを来て、毛の帽子をかぶり、ヒゲをはやし、クルクルとカールした髪型の男性に対し、女性は、こんな服何処で売っているの?というくらい素朴で質素な昔風の服装をしている。そして、いつも沢山の子供を連れているのが特徴だ(少子化なんて関係ない)。独特な生活スタイルが宗教と関係しているのは分かるけど、もっともっと秘密?を知りたいワタシです。

これまでに私が知ったことは、結婚すると奥さんは、頭を剃り、カツラをつけるそうだ。まあ、髪を剃る=女の魅力を半減して、家庭安泰を試みているのでしょうけど。だからつい彼女達のカツラに目が行ってしまいます。そういえば、彼女達のスタイルに、帽子やスカーフ覆いが多いな。
男性が被っている円形の大きな帽子シュトライネルは、テンの毛で出来ていて、高価なものは2000ポンドもするとか。これは花嫁の父が2つ!を婿に買ってあげるのが習慣らしい。まあ、毛皮の一種だから高いのは仕方がないけど、2つの帽子とは、2つを一生の間使うのでしょうか?
男性のコートも限定された素材で作られた物を着るのが原則で、こんなイギリスの夏だからいいけど、イスラエルなどの暑い国ではあのような冬服を着ているのはさぞ暑くてつらいことでしょう。(耐えると言う教えを守るのは大変ですね。)

食生活も厳しく、ミルク等などのデイリー品と肉は一緒に食してはいけないし、一緒に保管してはいけないようだ。だからきっと冷蔵庫は2つあるだろうし、厳格な家庭はなんと台所が2つあるも設置してあるとか。その他、エビ、蟹などの甲殻類や貝は食べられないし、豚もダメ。肉は、ユダヤ人が屠殺したものしか食べられないそうだ。 北ロンドンにいくと彼ら専用の肉屋やコーシャーバーガーなどのレストランを見かける。そうそうスーパーマーケットには、大概彼らのためにコーシャフードコーナーがある。

私の人生の中でこれまでに彼らとかかわったのは3度。1度は、家を探している時の大家として。家具付きの不動産だというのに、かけ布団もないし、枕も、シーツもない。そして台所では、コップ、鍋、皿がほとんど置かれていなかった。うーむ、倹約家(別名ケチ)ということらしい。いろんな意味でそこには住まなかったので、それ以上の情報が得られず残念だった。2度目の関わりは、歯医者の先生だ。これ先生、なかなか腕がよかった。土曜日もオープンしているので、あれ?安息日でも働けるの?と聞くと、自分は宗教を持たないといっていた。今は何処で開業しているのか、またお願いしたい。そう、ユダヤ人は器用だ。3度目は、なんと日本で出会った。友人の母親の葬式がラバイ(司祭のようなもの)によって執り行われた。なんと友人も知らなかったのだが、母親はユダヤ教に入信していたそうだ。ユダヤ教の世界制覇はここまできているのか。
なんとも日本でお目にかかるとは因縁深いと、益々興味を持ち、ユダヤ人の関するテレビ番組があると必ず見たいし、もっともっと知りたいと思っている。早く4度目、5度目と彼らとかかわる機会を増やし、見聞を広めたいと思う私です。彼らとの接点を増やす方法があったら、ぜひ教えてほしいです。

投稿者 lib : 11:34 PM | コメント (0)

July 16, 2008

英国のバブルはじける?(COCO)

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我が家の上に住む人が、不動産会社に自分のフラットの相場を見積もってもらった。
期待をかなり下回る価格を言われたようで、売るのを辞めたようだ。
そう、ニュースではリセッションなんていわれているけど、リアリティーがまだ一般庶民にはない。しかし、ついに私の周りにも嫌な話が入って来た。

友人のダンナは、CITYで働いている。なんと知らなかったが1ヶ月も前にリダンダンシー(解雇)をされていたそうだ。しかし、このカップルはおおらかだ。CITYで働いている以上、解雇はつきものよ。今は、夏休みで就職活動には向いていないから、焦ってもしかたがないのよ。と友人はいい、2ヶ月間のバカンスに出掛けて行ってしまった。こんな奥さんだから、ダンナもあまり気にしていない様子。確かに解雇にともない補償金をもらい、それで貯蓄を殖やす人もいるそうだから、この世界のことはよくわからない。

もう1組は、悲惨なことになった。
同じくCITYで働くダンナが、 リダンダンシーされてしまった。しかし、奥さんには、言えなかったようで、大家が家賃を滞納しているため催促に来た際に事態は発覚した。
この家は、夫婦共稼ぎで家賃も半分ずつ支払う。奥さんが家賃の半分をダンナに渡していた。ダンナは仕事がないから、家賃も払えず、その上、お小遣いもない。よって奥さんから預かった家賃のお金をつい使い込みをしてしまい、家賃滞納となったのだ。こうなると妻は妻で、騙されたと思い喧嘩が耐えない。ダンナは次の仕事も見つからない。その上、一緒に数人が解雇させられたのに、その内何人かが同じ会社に再雇用されたそうだ。しかし、 自分には再雇用の声が掛けられなかった。なんで?なんで?なんで?自分には声を掛けてもらえないのだろう、と思えば思うほど、精神的につらくなり鬱になってしまった。貯金は底をつき、そして、ダンナは引きこもりになり、ついに心配した彼の家族が登場してくる。40才を過ぎている息子であっても母にとってはいつまでも子供だ。傷つき弱っている息子を見て、実家に戻るように勧めた。そして息子もその暖かく差し伸べられた手にすがり、ついに実家に戻る決心をした。日本人の妻は、反対できるであろうか?ついに田舎に引っ越してしまった。

うーん。これが我が家だったらどうするだろうか。私もダーリンの田舎で生活するってこと?クリスマスで過ごすのとは違うよね。ずーとそこで住むのだ。正直言って、つ、つらい。
だって、ダーリンの街には、ハイストリートは短くて1本しかない。好きな洋服店が1軒もない。言葉がみんな訛っている。日本人なんて認識はできない。日本食も手に入らない。できないなーというと、ダーリンはきっぱりと言った。自分もあそこではもう生活出来ない。そうだよ。そんな時は2人で日本に行こうと言っている。日本に帰ってもねー。考えさせられる出来事でした。

投稿者 lib : 03:15 AM | コメント (0)

July 08, 2008

猫騒動のその後 (coco)

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我が家に迷い猫が来てから、早1ヶ月が経つ。
いまだに訊ね猫のポスターや情報がない。ということで、我が家にいる。
友人の助言により、ダーリンが注射を受けに獣医へ連れて行った。
我が家のミンミンは、産まれて始めての注射にショックを受けたらしく、帰宅しても静かで、小さな箱に隠れてしまった。
いつもなら、甘えて甘えて大変なのに静かな夜だった。そのうえ、ダーリンを恨んでか、無視のしっぱなしだった。ちょっと可哀想なダーリン。
しかし、翌朝になるといつもの暴れん坊将軍になっていた。少しホッ。
医者の話だと生後3ヶ月。そして、検診カードなるものをもらい、そこに猫の名前と生年月日と体重が書かれていた。プッ。結構笑える。生意気に一人前です。

猫がおならをするのには、ビックリした。
それも音無しだから、結構臭い!!犬を飼う友人に話したら、彼女の犬もおならをする。先日は、エレベーターの中で一発気持ちよくしたらしい。その後、運が悪く人が乗って来た。そして、その臭いに一瞬顔をしかめたらしい。彼女は、この臭いは犬がやったんです!と言いたかったが、なんだか犬のせいにしたと思われるのも口惜しいので、やめたとか。
犬は、一緒に歩けるのがいい。彼女、犬に運動をさせようと一緒に数時間歩いたらしい。帰って来て気づいたら、犬の足のつめから血がでていたそうだ。どうもアスファルトの上を長く歩きすぎたらしい。犬はけなげにも痛くなった足について、飼い主に泣き言を言わなかったそうだ。すごーい。
こんな行動は、猫にはないだろう。

朝のトイレ、シャワーと常につきまとい私のプライバシーは、まったくない。一心同体だ。朝も相手をしすぎて会社に遅れてしまいそうになる。みんなごめん!!
そんなもんだから、会社から家に帰るなり「ミンミン、ただいま。」何て言ってしまう。ダーリンは「ただいま、ダーリンでしょう!!」とご機嫌斜めだ。いけない。猫が原因で離婚になりかねない。
しかし、私は知っています。ダーリンも結構、猫を可愛がっているのです。
もし、始めの飼い主が見つかったらどうする?という話になると、ダーリンは返したくないようだ。すでにミンミンはダーリンのgood companyなのだ。

そろそろ2回目の注射を受けて、ついに公園デビューならず庭デビューです。我が家の庭は、他の家の猫のたまり場。先日は、ミンミンの4倍はあるニャジャラなる猫をみた。こんな猫と戦っていけるのだろうか?ああ、怪我をして泣く日も間近。それも仕方がないのでしょう。
外に出る前に1つだけミンミンに言い聞かせています。ご主人に褒められてもらうために、半殺しの鳥、ネズミを私に見せなくてもいいからね。と。ああ、猫馬鹿でした。

投稿者 lib : 11:31 PM | コメント (0)

July 02, 2008

おばあちゃんの葬儀で。<その2  Who knows? >

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我々は、葬儀の前の日に到着した。
到着してすこしゆっくりした後に、「おばあさんの顔を見に行く?」と義理ママがダーリンに聞いた。
この意味は、遺体が葬儀屋にあり最後のお別れをしたい人はここで対面できるということだ。私は好奇心(ちょっと不謹慎かしら?)もあって、もちろん同行することにした。
アメリカのTV番組で、葬儀屋が舞台となる「6 feet under」でみた光景のように西洋風棺桶のふたがあき、遺体が横たわっている。顔だけがだされ、ベールがかけられている。身体は白い寝袋のようなものに包まれており、なんだか小さく見えた。ドラマの中では、棺桶がディスプレイされている部屋があったが、それは見当たらなかった。
おばあちゃんの顔は少しだけ化粧がされていて、寝ているようにも見えるが、やはり顔がこわばって怖い感じもあり少し不気味な印象。
葬儀屋から帰り、義理ママになんて言えばいいのだろうかと思った。ママのお母さんが亡くなったのだ。残念ね。では言葉が足りない。こんな時は、どういわれるのが、当事者は救われるのだろうか。
最初に口をついて出たのは、「おばあちゃんの顔に、化粧がされていたわね。」と切り出すと、ママは「本当ね。ねえ、奇麗な死に顔よね?95歳にはみえないくらい若いわよね?」と。そうか、そういってほしいのか。となんだかポイントが見えた。ホッ。

我々はリビングルームに座り、ママは奥の台所でお茶の用意をしていた。
リビングルームは、玄関の隣にあり大きな窓がある。何気に外を見たダーリンが、「あ、誰かきたよ。」と言った。私も窓をみると誰かが玄関に向かってやって来る影が見えたので、ママに「訪問者よ。」と伝えた。葬儀の前なので、近所の誰かがお悔やみを言いに来たのだろう。ママが玄関に行き、ドアを開けると誰もいないという。
「え?!だって確かに来たわよ」私も玄関まで行き、外を見たが確かに誰もいない。でも、確かに見た。「白い上着とズボンをはいた女性の老人だったわよ。」と私が言うと、みんなが一瞬黙った。
まさか、おばあちゃん??、ママは我々の勘違いでしょう、と言ったが、ダーリンは人の影を見たし、 私も人の身体の一部と影を見た。しかし、ママは自信を持ってこう言った。「だっておばあちゃんは、この家の場所を知らないわよ。だから間違いよ。」と相手にしてくれない。でも、私もダーリンももしかしたら??おばあちゃん?なんて思ってしまった。不思議な現象だが、恐さは感じなかった。

実は、私の父が亡くなった時も変な現象があった。葬儀のため、嫁いだ妹も戻り、家族が集まって寝ていると、ママが明け方に眠りながら声を高らかにして笑いだした。私と妹は起き上がり、ママがショックでおかしくなったのかと恐れたが、後でママに聞くと、夢の中で、自分の父親と父の父が来て、「連れて行くからね。」と言って、3つの火の玉が天に登っていたそうだ。
それを見て、喜んでいる自分がいたそうだ。

超自然現象か、はたまた思い違いなのか、Who knows? ってことでしょうかね??

投稿者 lib : 12:07 AM | コメント (0)

June 25, 2008

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体調不良につきお休みします。ごめんなさい。

投稿者 lib : 09:08 PM | コメント (0)

June 18, 2008

おばあちゃんの葬儀で。<その1 20年間の秘密>

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ダーリンのおばあちゃんが亡くなった。
8月で95歳になるはずだったので、長生きの人生だった。ここ5年は、ややボケが始まったおばあさんの面倒を日中誰もみられないので、老人ホームに入所していた。歩けないので、ホームでの生活は、自室内だけの行動。施設の誰かがスイッチを入れ、そのテレビを一日中、ボッーとしてソファーに座り、見て過ごしているだけだった。家族の喜びは、いつも無反応なのに、ある日いきなりいつもの調子で話しだし、昔のおばあちゃんに戻ったときだろう。

延命治療はしないということだったので、脳梗塞を起こしてから1週間後に他界した。
世話をしていた義理ママやその兄は、もちろん寂しいと思っただろうが、おばあちゃんにとって、いい人生の幕引きだったと他のみんなは思っている。

ダーリンは、葬儀でスピーチをしてほしいと頼まれた。大概このようなスピーチは、おばあちゃんの息子、叔父さんがするはずなのに、なぜか依頼がダーリンにきた。ダーリンは困っている。冠婚葬祭のスピーチは、褒めることが鉄則だ。しかし、このおばあちゃん、私も知っているが、厳しい。というイメージしか思い浮かばない。ダーリンは、表面的に褒めることをためらっている。というのも葬儀に参列する人もおばあさんの厳しさ、頑固さを知っているのに、ただ、いい人だったと褒めても嘘がわかるからだ。頭を抱えているダーリン。そこへ弟がアイディアをくれた。

当日のスピーチは、こうだった。 手作りのジャムやクリスマスケーキ、アップルパイなどを孫に用意してくれていた祖母。今でも時々その味を懐かしく思い出す。それは、厳しいだけだと思っていた祖母が、実はいつも暖かく孫たちを迎えていてくれたことなんだと、今頃気づいた。 そして、両親が遠出で留守をした日、14歳の弟は友人と羽目を外し、家で初めての酒を飲み、吐いて家を汚した。面倒を見るように依頼されていた祖母が、家に来た時、弟の行動を見て厳しく叱ったが、ママには言わなかったそうだ。ママに言えば、さらに叱られるのは、目に見えている。もう、1度叱ったのだから、それでいいという事だろう。

このことは、20年経ったこの日までママも知らなかった事実だった。
葬儀が終わった後には、参列者からいいスピーチだったと言われていたが、これは、おばあちゃんの人柄を今になってみんなも知ったからだろう。人が去って初めて知るその人の良さってこんな時では、ちょっと遅いし残念だったなー。

投稿者 lib : 05:07 PM | コメント (0)

June 11, 2008

子猫騒動(coco)

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土曜日の朝5時頃、裏庭で小さく何かが鳴く声がした。
眠い目を開けて見るとなんと庭に子猫がいるではないか。ドアを開けると中に入ってきた。
みゃーみゃーとなくので、冷蔵庫を見るとミルクもなにもない。
そうだ!とツナ缶を開けて皿にだすと、ガツガツと食べ始めた。
毛並みもいいし、人間にも慣れているので多分、何処からうっかり脱走してしまったのだろう。
以前からネコか犬を飼おうかと相談をしていたので、 近所に張り紙がでて飼い主が見つかる迄、我々で面倒をみることにした。まあ、これもいいお試しの機会だ。しかし、私は猫を飼った事がないし、ダーリンは妹が飼っていたけど、自分では世話をした事がないのでどちらも素人だ。なんせ相手は生きているので、待ったナシだ。
すがる気持ちで友人に頼んで来てもらって、 餌のこと、人間のミルクはいけない、トイレのこと、、、いろいろ助言を得た。助かった。

始めは、借りて来た猫のような態度だったが、走る、走る、遊ぶ、遊ぶ、狭い所に入り込むなどだんだん暴れん坊将軍のようになってきた。 一方、かまってほしくなると周りをうろつくので、前足を2回ほど踏んでしまった。2回目は、ぎゃーと行って逃げて行った。今は、まず足下を見てから私は移動をしている。始めはこちらも全力集中で見ていて疲れたけど、なんとなくルーティンが見えて来たので、少しホッとしている。
今も私の膝の上で寝ている。
猫の名前は、ミンミン。耳が大きいのでミミ、と呼んでいたがなぜかミンミンの音の響きが気に入った。家に生き物がいるとなんか凄い物だと思う。
朝と夜が活発なので、朝起きて少し遊んであげてから、出勤するようになり、帰ってくるとまずは、「ミンミンは?」と聞くようになった。ダーリンも同じで、いつも何処にいるか気にしている。
そして、日本語でいろいろ話しかけている。
まだまだ一人立ちしていないので、何処にでもついてくるし、同じ目線が好きなので、コンピュタにタイピングしていると、キーボードの上を歩くし、マウス!のコードに興味を持つし、どこでもおかまいなしに乗ったり、噛んだりする。大事なものは、出しておいてはいけないなーと思いつつも、もし、壊されてもしかたがないのかなーと寛大な気持ちになるのは不思議だ。
猫が来て4日。いったい何処から来たの?と猫に聞いているが一向に話してくれない。
さあ、来週迄ミンミンは、我が家にいるでしょうか??
(すでにご存知の方もいるでしょうが、ダーリンが見つけたピアニスト猫のビデオは最高ですよ。)http://jp.youtube.com/watch?v=TZ860P4iTaM

投稿者 lib : 12:26 AM | コメント (0)

June 03, 2008

映画「Sex and the City」を観てきました。(coco)

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子育てママから反感?を買ってしまいそうですが、
アメリカの人気テレビ番組だった「Sex and the City」の映画が公開されたので、観てきました。ふふ。
なんと!英国が世界で一番はじめの公開国だそうです。本来ならアメリカが先でしょうが、景気の悪さが映画に反映するとイメージが悪いし、興行成績にも影響がでるので、景気のいい英国?を先発にしたそうです。
嫌がる?ダーリンを同行して映画館へ。賑やかな周りの雰囲気に高揚したのか、久しぶりにオーソドックスにポップコーンでも買おうと思い、どれにしよかと値段を見てびっくり。ポップコーンに飲み物がプラスされて6ポンドもする。(8ポンドのタイプもある)
えっ!? あのポップコーンと気の抜けたような飲み物がなぜ?なぜに??そのような値段に? 映画館に依っては、荷物検査もあるとか。つまり食べ物、飲み物の持ち込みを禁止するためだそうです。そう、映画館は映画よりもこのような備品?で儲けるようです。
私は、さすがに6ポンドなるポップコーンは、買わなかったけど、周りを見ると多くの人がこの高価なポップコーン様を持っている。うーん。やはり景気のいい英国のようだ。

シートにつくと、観客がどんどん入ってくる。それもほとんどが女子のグループだ。どうもヘンナイト(結婚式前に女だけ集まって騒ぐパティー)と勘違いしているグループもいる。
席は、一杯となり、ふと見ると98%は女性だ。男性は、数えるぐらい。可哀想なダーリン。

最後のテレビ放映から4年?は経っているので、出演者は年をとっている上に大画面のアップ。これは、さすがにショックだった。うう、あのキャリーが歳をとったし、ビックだって、始めは誰か分からなかった。サマンサだって、もう裸体での勝負は難しくなってきていた。
でも、この失望もだんだん消えていき、懐かしさで食い入るように見ている私。
ここに来ている観客は、ほとんどがテレビを見ているので笑いのツボが同じ、何だかこの一体感がなかなか気持ちいいーー。サッカーの観戦と同じ。まるで同窓会に参加しているみたい。

映画の内容は、やはり見てのお楽しみにしておきましょう。でも、ストーリーにちょっと無理もあったような気も、、、、。1つだけ暴露するなら、キャリーはウエディングドレスを着ますよ。しかし、、、、、、。それと、サマンサが飼う事になった犬の好演?(調教)が笑えます。

さて、子育てママの質問、「セックス・アンド・ザ・シティ」ファンの方がいたら、その魅力をぜひ教えて下さい。の回答をいたしましょう!!私は、友人からCD(18枚)を借りて、復習を兼ねて全エピソードを数日で観ましたもの。
さて、何処がいいか。

根底は結構まじめなテーマを扱っているんですよー。始めは、よくある若い子のように、なんでもカッコよさを一番重要視するんですけど、最終的には自分に取って何がいいのか、何が大切なのかを突きつめていくんです。このストーリーの中には、親のボケやマザコンの夫、ゲイの友人、恋愛や結婚感や子供を持つ事の意味など、普通の人達の日常を扱っています。しかし、それをストレートに真面目に表現するのではなく、まあ、ちょっと遊び心でファッション性を高く(まあ、比重はかなり高いけど)取り入れての演出なので、誤解を与えてしまうかもしれませんね。
ファッションをエッセンスに取り入れた点と女性の最大の感心事の恋愛を4人の性格の違う女性(しかも婚期が迫っている!!)を扱った点で女性の共感を取れたのでしょう。

サラは、美人でないという話もあるけど(私は好きですよ。だって隣のちょっとカッコいいお姉さんって感じが)あんな愛らしい演技ができる女優もめずらしのでは?。キャリーは彼女のはまり役でしょうね。アリー・マクビールのキャリスタ・フロックハート(ハリソン・フォードの現・奥さん)のように。

まあ、好き、嫌いは宗教と同じで、平行線の論議になりますので、これくらいにしておきしょう。

投稿者 lib : 11:37 PM | コメント (2)

May 28, 2008

英国の不気味な虫(coco)

日本にいた頃、西洋映画を見て不思議に思ったのは、 人が住んでいない廃墟となった家屋や屋根裏部屋にあるおびただしい蜘蛛の巣とホコリ。
日本ではなかなかそんな凄い状態になることがないので、リアリティーがなかった。
しかし、英国に住んで納得した。この国では、あのような 蜘蛛の巣とホコリだらけの家になるのには、そう時間はいらないようだ。
そう、冬にセントラルヒーティングを使うので、ホコリが宙に舞い、天井に張られた蜘蛛の糸に付く。それが繰り返され、固まりとなり、何気なく上をみると天井からぶら下がっているのだ。

これからの原因となる虫の蜘蛛、これが何と種類が多いことか。
我が家がグランドフロアーに引っ越して来てからは、本当によく見る蜘蛛。特にバスルームによく出没する。
結構大きく、 脚が長い種類もいて、蜘蛛研究にはもってこいだが、私は、蜘蛛愛好家ではないので、やはりこんなのがいると無視できない。そこでダーリンにお願いして、退場をしていただく。
退治法はこうだ。下がしっかりしている所に蜘蛛を追い込み、上からガラスコップを被せ蜘蛛を捕獲。そして、ガラスコップを少し持ち上げ、堅い紙を少しずつ入れていき、コップに蓋をする。これで蜘蛛をすっかり生け捕りにしたことになるので、そのコップを家の外にもちだし、蓋をとり、野外に解放する。
これで、殺生したことにならないので、お互いに気分がいい。

英国は、日本に比べて虫が少ないので、虫嫌いの私は幸せだ。
なんていったって、私の一番の天敵は、蛾。これがいるともう大変。部屋中を逃げ回っている始末。もちろん、蝶も苦手。昔、蝶のふ化を趣味にしていた人がいたが、私にはまったく理解をこえている。しかし、なんでこんなに嫌いなのか不思議だ。カタツムリやナメクジは大きくてこれもやや苦手。

実は、1つだけ気になる謎の存在の虫がいる。ダーリンに聞いても見た事がないというある生き物は、長さ1センチぐらいで、ともかく動きが速い。色はグレーで、大概は水回りの風呂場で遭遇する。どんなに小さくても気になる存在なので、すぐに発見する。大概は、シャワーを浴びようとするといるので、どうも解放という措置ができない。見つけると洗剤を吹きかけてしまうが、逃げるのが早くて、結構大変だ。
あまり近くで見た事がないが、どうも小さく黒い点があるので、目ではないかと思う。
この名前も知らない虫も嫌いだが、どうも気になる。我が家では、ニョロと呼んでいるが、どなたかコイツの正式名称をご存知でしたら教え下さい。

投稿者 lib : 12:04 AM | コメント (4)

May 21, 2008

BBCのニュースを楽しむコツ? (coco)

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何て言ったって英国の地上テレビは、5局しかない。
朝は、GMTVというワイドショーか、子供番組か、朝からテレビドラマか、なんて選択だったら、やはりBBCのニュース番組を見てしまう。それに、天気や交通情報も聞けるし、なんて言ったって天下の国営テレビなのにもかかわらず番組の気軽さがいい。
番組を見ていて、気がついたことがある。ここ最近は、白人のアナウンサーの使用が多いが、2年ぐらい前迄は、黒人のモイラおばさんがメインのニュースを読み上げ、ローカルな情報を流す際には、インド系、中国系アジア人を使う等、人種を意識した出演者の選択が凄いなーと感心したものだった。
最近は、男女メインの司会者がソファーに座り、ニュースも読み上げるなど、リラックス感を演出しているようだ。ともかく日本のニュース番組とは違うなー。
ある時は「今日は彼の誕生日です。」「あら、おめでとう」なんて個人的なことを話題にしてしまうし、 BBCの他の番組のためにダンスを習得し、その奮闘ぶりを披露したり、 気軽さが見える。
BBCだけでなく、どのテレビ局でも同様で好感を持てることに1つに、妊婦(それも臨月に近い人も多い)になってもそのまま画面にでて、そして、「明日から産休にはいります。」 なんて、言っても許される状況だから、この国は少子化で心配するのはまだ先の話だろうなー。

さて、BBCの話に戻ると、私が気になる人物達がいる。
司会者は、数人いてローテーションをしているが、中でもダンスを披露して一躍有名になったビルは、きっと視聴者のファンが多い、 熟年の司会者だろう。(写真を見て。)そして、隣の女性はシャン。
結構、この2人の組合せをよく見るということは、ここ最近の朝のメインの司会者達なのだろう。どうも私の勝手な憶測だが、彼女は彼に大変、好感を持っていると想像している。
だって、いつも彼を見つめているし、それも意図的に、そして、ちょっと甘えた風で、ついつい近くに寄っていくし、他の男性の司会者と何処となしに対応が違うのだ。それが気になりだしてから、つい、ついニュースを聞き逃して、彼女の態度を観察してしまう。これは女の直感です!!
彼女は、ビルが大層、気になる存在ですよー。
彼は、意外だが、なんと皇室関係も通うイートン校という名門バプリック校の出身者。一方、彼女は、元々は裏方で番組の制作を手がけていたキャリアウーマンだったが、ひょんな事から、表舞台にスカウトされたようだ。 どちらも子供もいる既婚者。この2人のこれからの進展?が楽しみだ。

もう1人気になるのは、8時30分になるとロンドンのローカルニュースのワクで紹介されるBBCラジオ、パーソナリティーのバネッサだ。
このオバさん、話をしているときに顔がつっぱっている不思議な人だ。そうか、きっと整形をしてシワをとったのだろう。まったく不自然な話かたなのだ。その上、彼女の喋り方、態度は、どうも好感が持てないと思ったら、ダーリンが曰く、彼女はかなり人々から嫌われているそうだ。嫌われているけど、ラジオのパーソナリティーって、何か矛盾な気がするけど、ようするに注目度があるってことかな? 某サッカー選手の奥様と同じ??
少し可愛そうだが、彼女はブランドキラーと呼ばれ、彼女が持ったブランド品を人々は持ちたくないとかで、売り上げが減るとか。ブランド会社は、普通有名人に使ってもらうために、いろいろプレゼントするが、彼女には、お金を支払って自社のブランドを持たないで。と懇願しているのだろうか? まさかね。
こうして、ニュース以外のことでも楽しませてくれるBBCのニュースって、結構楽しいわよ。

投稿者 lib : 12:22 AM | コメント (0)

May 13, 2008

義理ママがやって来た!! その3(coco)

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義理ママは、65歳を過ぎている。
まだまだ元気で動けるけど、リタイヤーしている。
今は、飼っていた猫も死んでしまって、1軒屋に1人暮らしだ。
近くに住むボーイフレンド(離婚したあとの50歳を過ぎてからできたボーイフレンド。これってすごいよね。見習わないとねー。)は、心臓にペースメーカーを入れて、もう生きる元気がないと愚痴をこぼすので、つまらない。とママからあまり交流を持たないようにしているそうだ。
ママの日課は、老人ホームに入っている自分のママ(95歳を超え、少し惚けている)の訪問がメイン。そして、暇があれば友達と一緒にブリッジというカードをして遊び、セカンドハウスのあるスペインへの旅だ。(英国人は、スペインや南フランスなど日光恋しさにセカンドハウスを持つ。だから、ママの家がある南スペインの一部は、スペインでありながら英国人のみが住む団地になっている。まあ、これもスペインの経済を助けているそうですが。)

嫁の口だす事ではないが、惚けないためにも何かしたほうがいいのでは?と聞いてみた。
「そうね。母がいるうちは、私も忙しいけど、それがなくなったら、暇になるわね。ボランティアで老人の送り迎えでもしようかしら?」と考えているらしい。
若い老人が年配の老人のお助け。こんな構図だろうか。

若い若いといっても、やはり歳なのだろう。
ママに少しでも日本のことを知ってもらったほうがいいだろうと 夕飯を食べた後、家にあった「Lost in Translation」の映画を見せて、笑ってもらおうと思ったが、笑っているのは我々で、ママを見るとソファーで気持ちよくうたた寝をしている。
うーん。仕方がないな。いろいろ動いて疲れたのだろう。

それと1つ気になった事がある。到着した日にお土産といって私にくれた香水は、去年の私の誕生日にくれた香水と同じ品だった。私は、思わずバスルームに駆け込み、そこにおいてある同じ品を隠してママの体面を保った。ホッ。

しかたがないよね。年寄りだから。と言ってはいられない。これはいずれ自分の将来だと思うと、気が重くなる。
英国では、2世帯住宅などといった同居などを考えることは一般的ではないので、ありがたいが、しかし、ママが惚けたら、誰が面倒をみるのだろうか。

私の実ママは、幸いに妹が文句もいわずに見てくれるので、たまには妹に御礼をしないといけないと年に1回、小額だがお金を送っている。
みんなどうーしているのでしょうか。
特に英国に住んでいると親に対してできることに限界があるので、悩みます。
ああ、暗いエンディングになりましたが、義理ママは気持ちよく帰宅したようだ。
そして、普通の英国人のようにサンクスレターがママから届いた。そこには、またロンドンに来ると書かれていた。え、、、。また来る?! 
そうか、来るか。
今度は、その日に備えて普段から掃除をマメにしておこうと決心したが、
またいつものように緊張感のない家になってきている今日この頃だ。

投稿者 lib : 10:56 PM | コメント (2)

May 07, 2008

義理ママがやって来た!! その2(coco)

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お昼ということでママとイタリアンを食べることにした。
チェーン展開をしているCARLUCCIO’Sは、手軽でそこそこ美味しいイタリアンの店だ。
ママとの会話ははずむが、何度も聞き返される場面が多いに気がついた。
そう、私の英語の発音に問題があるのだろう。ロンドン人は外国人アクセントの英語でもすんなり聞き分けてくれるが、外国人が少ない地域に住んでいる英国人には、この普通でない発音を理解するのは結構むずかしいようだ。
そうだ、私はバリバリの(威張っても仕方がないが)ジャパニーズアクセントの英語で、ママとズート話している事になる。しかし、めげずに話している。
だって私は日本人なんだもん。ママも負けずに聞き返す。へんてこな関係だ。

そして、お昼はママのゴチだった。ラッキー。

その後、やれ靴屋だ、食器がみたいなど、2人で店をいろいろ冷やかした。
夕方に、ダーリンンと合流して、ミュージカルのシカゴを観た。
インターバルになるとママったら、隣の人が席をたった後、席に残されたプログラムを勝手に見ている。ああ、これで買わなくてもいいわね。と、すました顔で言う。
大物かオバタリアン(もしかして死語?)か。
ママは、このミュージカルを堪能した模様で、すっかりご機嫌がいい。よかった。よかった。

我々は、予約をしてあったレストランへと向かった。
テーブルに案内されると、何処ともなく日本語が聞こえて来た。
我々の隣の隣だ。
ああ、悲しいかな日本語だと遠くからでも耳に入ってしまう。
その点、英語は聞きたくないと思うとシャットダウンができるという修行が足りない私。
だって、ダーリンは日本語で寝言も言うし、彼にとって日本語は耳に入ってきたらシャットダウンできないという。やられた。

その日本語の主たちは、 50代のちょっとおしゃれな男性と30代前半の女性。
その女性の格好がノースリーブのワンピース。
うーん。どう見ても普通のカップルに見えない。それに単なる知り合いにも見えない。と好奇心、いやのぞき趣味?で興味津々。
ああ、耳がそっちに向いてしまって、話の内容が聞こえて来てしまう。
いや、聞いているのかもしれない。
女「このワインおいしいですね。いい選択ですね」
男「みんな白ワインというとシャブリを選ぶけどね、これはね、、、、、、、」とワインの講釈をしている。

男「それで食欲がないんだって?」
女「ええ、本当、もっと食べたいのですけど、ぜんぜん食欲がわかないんです。」

我々は、スターターとデザートはシェアーだったのに。
でも、この2人、スターター、メイン、デザートをしっかりオーダーしていた。
それに残している様子もないぞ。そう、しっかりチェック済みの私。
彼女は何度も席を離れた。
おっと耳だけではなく、横目で観察する私。

その謎が溶けた。私がデザートの前にLoo(ルー。化粧室のこと。ブリテッュマナーでは、トイレと言ってはいけないそうです。)にいくと、その女性が化粧を直していた。
この人、鏡の中の自分に夢中でトイレに入りたい私の邪魔をしている。
しかたがないので、Excuse meと言ってトイレにはいりましたわ。
そう、こういう時って日本語でいいていいのか、困るのよね?
だって、もし日本語で話したら、なんか彼らの話を聞いていたみたいで悪いしさ、
こんな時は中国人に間違えてほしいけど、きっと日本語アクセントの英語で日本人って
バレバレよね?

少ない情報だが、勝手に推測してみた。多分、女はロンドンにある日系のクラブに勤務していて、同伴出勤のお客様とお食事をしていたのでは?と。
ダーリンも気になっていたようで、後で聞いてみたら私と同じように思ったそうだ。
あっ、いけない。この間、ママの話を上の空で聞いていたわ。
私の気になる2人組は帰ったので、しっかりママの話に集中しないと、嫁として失格よね?(つづく)

投稿者 lib : 10:25 AM | コメント (3)

April 30, 2008

義理ママがやって来た!! その1(coco)

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ここ1ヶ月間の週末は、ママ来日のために掃除と片付けの日々だった。
しかし、掃除すると家って、一段、明るくなるのねー。これは、ちょっと快感になるわよー。ウフ。
(えー、そんなに汚れている訳ではないのですが、ちょっとしたところを綺麗にすると、本当にピカピカに光るのよね。大掃除って、たまにはいいかも。)
さて、私の掃除は、予定の80%程度しか完了しなかった。

義理ママは、木曜日夜9時に我が家に到着した。
軽い食事をともにした。
食事しながら、いろいろ話しているのに、ママの目は、
我が家をなめ回すようにあっちこっちと泳いでいる。
ウッ、まずい何かアラが見つかったかしら?とおびえる私。
しかし、何もおとがめはなかった。ふー。第一関門突破だ。

食後のコーヒーを飲んでいるときに、ママが言った。
「この家の間取りは、使いにくいわね。改造したら、いいわね。その時はね、、、、、、、」と
ママのアイディア話がどんどん進みだした。
まあ、改造といってもお金は何処からでるの?と思いつつも、
我々は大した反論もせずに時々相づちを打ちながら聞いていた。
何も言えなかったのは、その前にママが語った嫁のジェマとの確執はなしを聞いた後なので、
何だかママが可愛そうで、うんうん。と聞いているしかなかった。
義理ママは、息子家族に会いに行った最後にこう宣言してきたそうだ。
「あなた達が私を呼んでくれるまで、2度と私からは来たいとは言わないわ。」と言ったそうだ。
それは、孫に会いにいけないこと意味し、とても悲しそうに話していた。

自分に対して、嫁の必要以上な攻撃的態度が理解できないと嘆いていた。
急に、私に「どう思う。」と話を振られた時には、正直困った。
だって、ジェマからは何も聞いていないし、あくまでも想像だからだ。
私が思ったのは、こうだ。
高収入のダンナを持ち、海がすぐ側の高級マンションに住み、自分は働く必要もないし、子供の面倒だけを見ていればいい、という恵まれた環境で生活している。昼は同じような境遇の若いママたちとのランチを楽しんでいるジェマは、だんだん自分が特別のグループに属すことにプライドを持って、鼻が高くなっているのだろう。(まったく、 世の中って不公平よね!?)
つまり、自分が「スペシャル」という勢いがどんどん増し、謙虚さがなくなってきているのでは?
と伝えたが、ママがどう思ったかは分からない。

ともかくダーリンと私は、ママを思いっきり楽しませてあげようと、
いろいろ企画した。

翌日の金曜日は、私が会社を休むことにして、まずは女同士の共通の楽しみ、
ショッピングに出掛けることにした。
実は、ママと2人だけで出掛けるのは、始めてだ。うーん。ということは、ずーと英語か、
と思いつつもなんとかなるさ、と出掛けた。

まずは、コンサバというところで、Oxford CircusにあるJohn Lewisに出掛けた。
ここは、昔は布や照明、家具、家庭用品などを主に扱ったデパートだったが、
最近は洋服にも力を入れていて、様々なブランドを揃えているのでいろいろ見比べられるので便利だ。
我々は、魅力的なセールコーナーを始めに、一通り見て気に入った物を手にして試着室に向かった

そこで気づいたのは、ママが持っているのは、 セールになっていたT-シャツとタンクトップだけ。
私は、スカートからワンピース迄、なんと7点も持っている。
(うっ、まずい、浪費家の嫁と思われるかな?)
幸い気に入った物がなかったので私は全部返した。(ホッつ。まあ、気に入ったものがあっても後日来ただろう。)
幸い?ママは気に入ったものがあったので、1点購入した。
しかし、タンクトップをもっと探したいと言う、他に行くのはもちろんOKだ。
ということで2人のショッピングはまだまだ続いた。(つづく)

投稿者 lib : 11:12 AM | コメント (3)

April 23, 2008

ゴッドファーザー (coco)

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いやー、スカイプ(インターネット電話サービス)はすごいよね。
(今更感心している奥手のワタシ。)
先日、アメリカに住むダーリンの弟家族とカメラ付きで、スカイプを利用し会話を楽しんだ。
もうすぐ2歳になる甥っ子には、このシステムがなんだか理解ができないようで、
興味深そうに自分の顔と我々の顔を見ていた。私も同じ心境だ。
そこへ、義理ママと仲が悪い弟の嫁ジェマが、
「ほら、あなたのゴットファーザーよ。」とダーリンの事を呼んだ。

そう、ダーリンは甥っ子の『ゴッドファーザー』だ。
我々日本人がこの言葉を聞くとすぐに思い出すのは、アメリカ在住のイタリア系移民の栄光と悲劇を描く、あのギャングの物語。映画では、若くてカッコいい、アルパチーノが出演していたっけなー。うっとり。
しかし、ダーリンの『ゴッドファーザー』は、カトリックの世界でいう、
後見人的な父親をさし、母親の場合は『ゴッドマーザー』と呼ぶそうだ。
この甥っ子の『ゴッドマーザー』は、ジェマの姉妹にお願いしているとか。
そうだ、だからこの子の洗礼式には、ダーリンも一緒に儀式に加わっていたな。
もし、ダーリンの弟に何かあった場合は、弟に代わってダーリンが父親役となってこの甥っ子の面倒をみるということらしい。

ふーん。よく出来ている。
ダーリンもこうして自分は、この子の『ゴッドファーザー』と毎回、意識しているようで、
だんだん特別な感情を持っているらしい。
去年のクリスマスでは、きれいでよく出来ている飛び出す絵本や、アニメなど沢山プレゼントをあげていた。

会話の中で、義理ママが我が家に訪れることが話題になったが、
話は何も発展しなかった。
うーん。彼らの中では、特にママに対して不満を持っていないような感じだ。
実は、弟家族は、仲良しだった妹とも仲違いしている。
そして、義理パパとも、仲が悪い。
これもそれもどうーも、嫁ジェマの影響が強いと思われているらしい。

ダーリンの親友は、この弟とも親しくて、この状況を彼はこう読んでいる。
いままでも弟は、ガールフレンドができると、自分の生活を変えてしまったそうだ。つまり、自分たちとの遊び制限し、オンナにあわせるらしい。
つまりは、女にリードされて、それでhappyらしい。
きゃー、まるでボーイフレンドができると女友達を捨てるとんでもないオンナと同じ?
ってことは、多分、今回のことも、夫である弟がもっとしっかりと舵取りしていれば、
家族の絆は保たれていたのかしら?

でも、夫婦仲はいいし、誰が、彼らに忠告するのだろうか。
だれもいない。みんなこのまま2人を見ているだけだろう。
もしかすると、事態はもっと悪い方向にいくかもしれない。

結婚してお互いに家族を持つってことは、家族が増えると供に問題も増えるってことなんだなー。とつくづく身を持って感じた。
しかし、我々は弟家族とも、妹家族とも、そして、ママやパパとも仲良くしている。
いつか、どっちにもいい顔をしたコウモリのような奴らだ。と言われないように
気をつけないといけないってことかしら?

投稿者 lib : 03:12 PM | コメント (2)

April 16, 2008

嫁姑問題 (COCO)

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古今東西、嫁姑問題は起こる。
期待を裏切って悪いのだが、私と義理ママではない。
ダーリンの弟の嫁と義理ママが、現在問題を抱えている。
弟には、2才の子供がいる。
ママにとっては、初孫。可愛いし、プレゼントもしたいし、いろいろ面倒をみたい。
しかし、これが嫁に取っては大迷惑らしい。
そのせいか、嫁のジェマはママからプレゼントが届いても、お礼も言わなければ、届いた知らせもしない。
彼女は、私と違って肌は白く、英語もちゃんと話せるので、義理ママとしては、大満足なはずだ。

ジェマの性格は、いつも自分が正しいと思うと後に引かない傾向があるが、我々兄妹同士は仲良し。
昨年会った時には、義理ママが遊びにくる計画を立てていると分かった時には、
冗談か本気かわからないが、ジェマは「私は、その間に旅行にいこうかしら?」なんて言ってたなー。
どうやらあれは、本当の気持ちだったんだ。
2月に、義理ママが彼らの家に遊びにいった時に事は起こったそうだ。

ダーリンの弟は、ともかく仕事で忙しい。ママが遊びにいったときにも、
夕飯を食べては仕事に戻るなんて、ハードな人生を送っていたそうだ。
必然的に、ママと嫁の過ごす時間が長くなる。
ママは、どうも自分が歓待されていないのを感じて、息子に聞いたそうだ。
しかし、なんと弟は、それをストレートに妻に聞いたらしい。ガチョーン。
そうなのよね。男って時々、正直に話すのがいいと誤解しているようで、間違いを犯すのよね。
火に油を注いだのよー。女の戦いはこれでしっかり始まったよね。
ともかくそんなことを夫に言ったママを許せなくて、 ジェマは、ママが自分の子供の躾が悪かったから、あなたの子供はみんなダメだ。とか、私の子供に対して何も言わないで。
等々、はっきり、きっぱりとママにいろいろ言ったそうだ。
あげくの果ては、私たちはサンドウィッチを食べたら、昼寝をするからね。
自分のことは自分でしてね。とサンドウィッチさえも作ってもらえず、突き放されたそうだ。

この話は、義理妹からの情報だ。この話を聞く限りではママが可愛そうになってくる。
ママはセンスがよくないものも送ってくるだろう、でも、ママの愛なのだ。
着せなくてもいいから,ありがとうを言えば、すむのに。。。
たった2週間なんだから、何も本当の事を言わなくても。。。みんなで笑顔でねぇ。
と、人の事だから、何とでも言える。
ジェマも子供が産まれてから、さらに気が強くなったのは事実。

こんな傷心のママが我が家にやってくる。
正直、ママといると気を使って、落ち着かないし、すごーく疲れる。
多分向こうも気疲れしていると思う。
今回はいい気持ちで帰ってほしいが、それはそれでプレッシャーだ。
ああ、私うまくやれるかしら??
ママは来週やってくる。
キャー、今週末は冷蔵庫、食品棚とオーブンの掃除が私を待っている。
ママを向かえる頃には。きっと疲れ果てて、静かな私になっているから、ママも大満足するか、
気が利かない嫁の烙印を押されるかのどちらかだなー。
ああ、大変んだー。

投稿者 lib : 10:18 AM | コメント (0)

April 09, 2008

義理ママがやってくる!!!!(coco)

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ダーリンのママが今月末にロンドンにやって来る。
彼女の3人の子供は、それぞれが家庭を持ち、故郷をあとにしている。
この2月、ママは孫と会いたくて外国に住んでいる弟の家を訪れた。
3月は、最近結婚した娘に会いに北部へ行った。
我が家には、孫もいないし、黄色い肌をした嫁がいる。
うーん。どう考えてもあえて遊びにくる必要もないし、我々も期待はしていない。
それにクリスマスに会ったばかりだし、弟の家に遊びにいく前にもあって食事をした。
そう、ママとは充分に会っている。
しかし、なぜか、我々に失礼と思ったという理由で、ロンドンにもやってくるという。
ふーん。と思っていたら、実は、格安飛行機会社のキャンペーンで、ロンドンへの片道チケットが
1ポンドで買えたので、来る事を決めたらしい。さすがしっかりママだ。

そして、いままでならロンドンにいた高給取りの弟の家に宿泊していたので気軽だったが、
弟がいない今回はそうはいかない。そう、我が家に泊まると言う。それも3日間も!
ウチは狭いし、お客様用の部屋もないといったが、何処でも寝むれるので構わないという。
さあー、大変、大変だ。

義理ママは、英国人でありながらすごーーく綺麗好き。
そう、窓の桟を指でふいて「あら?こんなに誇りが、、」なんて姑の役がピッタリなぐらい。
ママは、週4日働いていても、掃除人を雇っていた。
私は、週5日働いているが、自分で掃除をしている。この違いは何か。
家の隅々までが綺麗にできない。ということ。
だって、仕事をしていると週末は掃除機かけて、
トイレ、風呂場を掃除するのだけでも大変よね?!。
たまに土日ともお出かけなんてしてら、そんな掃除もできなくなる。
だから、冷蔵庫の中の掃除なんてなかなか出来ない。
まして、食器棚の掃除なんておおよそ2年はしていない。いや、3年?
だって見慣れてしまって、気にならない。が冷静に見ると散らかっている。
意外に汚れているのが 食器棚のドアの内側。なんで??
ああ、カトラリーが入っている引き出しなんて、いらない物が沢山あって、
欲しい物が見つからないじゃないの。

数日間滞在となると誤摩化しが効かないぞー。しっかり掃除をしないと見破られてしまう。
さあ、大変だ。とばかりにここ最近の週末は掃除ばかりしている私だ。プレッシャー。
ああ、開き直って私は掃除がきらいです。ってなれればいいのに、
なぜか見栄?を張って、ここ迄綺麗にするのはなんでだろうか??

庭の手入れは?
そうそう、カーテンが長いって以前指摘されたっけ。
5年も経つのにいまだに長さは変わっていない。いつかやろうと思っていてがまだ進んでいない。
本箱は整理した。食器戸棚も引き出しも綺麗にしたぞー。
シンクの下のスペースも掃除した。いらない物が沢山あるなー。
あッ、オーブンがまだ何も手をつけていない。机の周りもまだ散らかっている。
タンスの中は? あれもこれも。。。
ああ、、、、まだまだ、やる事が沢山ある。

もちろん、お客様が来る事で我が家は綺麗さを保っていられるが、
義理ママとなると半端な状態では許されない。
これで完璧!!と思っても、必ず何かを見つけ、バシッ!!と後で何か言われるからねー。
キャーッ。残された週末はあと2回しかない。時間はないぞー。
何処迄できるか、ああ大変だ。 大変だーー。(義理ママ滞在記は後日ご報告しますね!)

投稿者 lib : 09:26 AM | コメント (0)

April 02, 2008

ああ、海外出張(その3)

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やっと現地で合流したマリアや先方の人々と会食となった。
ワイワイとみんなよく喋る。
子供の話になると私もバーバラも関係ないので、2人で違う話題で話していた。
その印象は、結構いい人で、好感が持てる。
しかし、30分毎に小さな鏡を見て、免税店で買った口紅を綺麗に付け直しているのが気になった。
うーん。自分の身だしなみに厳しいのかな?それともナルシスト??

なんたって私は、英語が自分の言語でないので、だんだん無口になってくる。
ああ、ワインが旨い。料理もなかなか。勧められるままにデザートまで食べた。
満腹。満腹。満足。
そして、明日の朝の集合時間を聞いて、各自ホテルの部屋に。

朝食を食べにダイニングにいくと、マリアもリタもいた。
2人も普通の朝食を食べている。
なんていったってドイツの朝食はいい。ハムやチーズ、パンの種類が豊富でうまい。
それにケーキが朝食に用意されている。と、朝からケーキを食べて満足な私だ。
それに比べてイギリスの朝食はなんて淋しいのだろうか。涙。
あれ、バーバラがいない。朝食抜きなのかな?

そして、玄関に集合し、この出張の目的の場所へバスで向かった。
そこは工場で、担当のPRを紹介されて、さっそく一同工場見学を始めた。
ここではメモと写真を撮るのは、もっぱらマリア。時々興味本位で質問するのは私。
バーバラを見ると、なんだか元気がなくただ皆の後をついて来ているだけのように見える。
リタが、「どうしたの。今日は静ね。」と聞くと、
「だって情報がいっぱい過ぎるんですもの。」と
現地のPRの人の話が長いのと、工場の中を連れ回されているのでちょっとご機嫌が悪い。
しかし、我々はかれこれ2時間は工場を歩いていただろうか、
これじゃバーバラがいうのも無理はない。
PR担当者も「じゃあ、ちょっと休憩しましょう。」と我々をキャンティーンに連れて行ってくれた。
各自、水やお茶を飲んでいると、コツコツ、と音がした。
見るとバーバラが、ゆで卵を割っているではないか。
その視線を感じてバーバラが「朝食なの。」という。
えっ?と皆の目が点になっている。
ちょっと休むといっても、だれも何も食べていない。
みんなは、バーバラの行為にただ、唖然、沈黙だけ。
そして、お決まりのようにバーバラは、鏡を取り出し、口紅を付け直した。

バーバラが食べ終わったのを見計らって、
現地のPRの人が「朝食は終わったの?」と彼女に聞いていた。
バーバラはすまして、「ええ、終わったわ。」。この2人の間にはちょっと冷たい関係が見えた。
ともかく我々は1日中、工場内を歩き回り、質問し、写真を撮った。
その間、1度もバーバラは、質問も写真も撮影しなかった。
真面目なマリアとは、正反対なバーバラの態度に、
みんなは、彼女がいったい何をしにきたのだろうか、と疑問をもったようだ。

最後にお茶をしていた時に、現地PRの人が各自に感想を聞いてきた。
このとき、問題児のバーバラはすでにPRのイメージを掴んでいて、
しっかりと意見を述べていた。なるほどしっかり見ていたんだ。
そして、バーバラは、鏡を取り出し、口紅を付け直した。

私は、飛行機での優しい態度、そして、自分のやり方で仕事を進める彼女の姿を見て、
すっかりバーバラが好きになった。
その夜は、お疲れさま会で、また会食だ。飲んで、食べて、飲んだ。
バーバラとはさらに話し込んだ。
時々、鏡を取り出し、口紅を付け直した。
よく話を聞いてみると口紅を何度も塗るのは、唇が乾燥してしまうからだそうだ。
そうか、ナルシストだけの理由ではなかったんだ。

次の日は、私だけが別行動をするので、みんなとは朝に別れることにした。
最後にみんなとハグをして、バイバイをする時に
バーバラは「一緒に楽しく過ごしてくれて、ありがとうね。 」って別れの挨拶をくれた。
たった数日だったけど、英語は下手だけど、もっと英国人を知りたいなーと思った出張だった。

投稿者 lib : 02:15 PM | コメント (0)

March 26, 2008

ああ、海外出張(その2)

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飛行機で搭乗を待っていた時、バーバラが「これ読む?」と言って、
ラウンジにあった無料の新聞を私に渡してくれた。
へぇー、意外と親切じゃん。その後も飛行機の中でウトウトしていたら、
「椅子を倒すといいわよ。」と結構世話を焼いてくれる。
(むー、人は見かけで判断してはいけないなー。)と思った。
そして、我々にとってはトランジットのための飛行場に着いたが、少し遅れての到着だ。
その上、着陸した後もトロトロしていて、なかなかゲートまで到着しない。
PRのリタがいるので任せっぱなしだが、実は我々は結構時間がない。
次の飛行機の時間が迫っている。
そして、ドアが開いて降り、イミグレーションへ向かった。
リタもバーバラもEUの列だが、私はALL OTHERSの列だ。
そして、前にはインド系の家族が審査を受けている。
どうもすんなりと入れてもらえないような雰囲気だ。先に出たリタがイライラして私を見ている
しかし、どうーすることも出来ない。
やっと通過した家族の後に審査を受け、リタ達と合流。こういう時に日本人って不便だなー。
そして、我々は乗り換えの飛行機のためのセキュリティーチェックに向かった。
しかし、次の飛行機のための搭乗券を持っていない。
当然のことだが、セキュリティーのスタッフに止められた。
カウンターに戻って、発券をしてもらうように言われたが、リタも黙っていない。
ロンドンで発券をしてくれないし、乗り換えに時間がないのだから、通過させてほしいと懇願した。
が、答えはNO。
我々は、仕方がなくカウンターに行き、事情を話し、一番先に対応してもらうことにした。
しかし、その担当者は「離陸時間の25分前迄が受付だ。それを過ぎているのでもう遅い。
向こうのカウンターへ行って相談して。」とつれない答え。
言われるままにそのカウンターへ向い、次の飛行機のチケットと交換してもらった。
次の飛行機は3時間後だ。
我々は、ここで時間を潰すことになった。

「そうね。お昼でも食べましょう。」とリタは気を取り直して、レストランを探した。
席についた我々は、ワインを頼み、ゆったりのランチとなった。
ふと気づいたが、ドイツの空港ってなんだか静か。人々もひそひそしゃべっている感じ。
そこへ、リタのしゃべり声が響く。
飛行機に乗り遅れた事。先に1人が現地に着く事。
タクシーの手配などなどを到着先の相手と連絡しあっているのだ。
それは大変なことなのだが、明らかに我々の存在は浮いている。
どうもうるさいのだ。リタは気がついていない。

そして、待って、待ってやっと乗れる時間になったので、ラウンジに向かった。
しかし、到着する飛行機が遅れているということで、そこでまた待つ事になった。
そんな後だから、搭乗手続きが始まった時にはリタは、はしゃいだようになって
「ほら、 急いで。早く乗りましょうね。」と我々を促す。
しかし、自分のスタイルを崩さないバーバラは、
「急いでも同じよ。ゆっくり行きましょう。」とゆっくりモードだ。

乗り込んだ 飛行機は、小さなタイプで、小型のスーツケースと手荷物を持ち、
最後に乗り込んだ我々には、荷物を置く場所見つからない。
リタが「ほら、詰めさせてもらって、ここに置きましょう。」と座席の上の荷物おきに
自分のスーツケースを入れようとした。
他人の荷物を押しのけ、スーツケースを入れ込もうとしているリタを見て
スチュワーデスが我々の所に飛んで来た。
「NO。マム。あなたのスーツケースの車輪は汚れています。他の方の荷物を汚しますので、無理に荷物を乗せないでください。」ときつく断られた。
「じゃあ、我々の荷物はどうするの?」
「自分の座席の前に置いてください。」
「ちょっと、それじゃあ、足がはいらないじゃないの。」
「置いてみて。」
試したが、やはり足が入らない(このスッチー、歳は取っているが新米?って感じの対応だ。それとも英国人嫌いかしら??)
「では、空いている座席の前に置いて下さい。」とスチュワーデス。
その間、上げたり、置いたり、移動したりと他の乗客の視線にさらされていた我々だった。

外は、暗くなってきている。
どうやら、やっと目的地が近くなってきた。まだ終わっていないが、長い1日だなー。(つづく)

投稿者 lib : 10:11 AM | コメント (0)

March 19, 2008

ああ、海外出張(その1)

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私は、仕事柄めったに海外への出張なんてない。昨年がなんとか2回。
そして、昨年と同様な仕事で急遽ドイツに行って来た。
これは出張というよりもPR絡みなのでご招待されていくのだ。
なんて書くと羨ましがられるが、タダほど怖い物はない。
あとでこのお返しをしなくてはいけないので、プレッシャーだ。
さて、 一緒にいくのは私の他に3人の女性達。
フリーでPRの仕事をしているリタ。
今回のコーディネーターで、適度にやり手の気の良いオバさんだ。
マリアは、記事を雑誌社に提供するライターで、子供が2人いる良妻賢母でありながら、
仕事もしっかりこなす優しいママだ。
この2人とは、昨年も一緒に行動をともにしたので、なんだか嬉しい再会。
それに今回はもう1人の雑誌社に勤務するエディターが参加するようだ。

空港のチェックインカウンターで待ち合わせることになったが、
これまた朝の早い時間に集合だったため、待ち合わせの時間に少し遅れそうになってしまった。
心配をかけてはいけないと思い、リタの携帯に電話をしたが出ない。
まあ、遅れると言っても数分だ。たが、日本人の几帳面さ?か、
悪いと思い、ヒースロー駅に降りた後は、ちょっと小走りに約束の場所に向かった。
しかし、なんと誰もいないではないか。さすが、やはり英国人たちだ。
時間に遅れそうになるとハラハラするのは、日本人だけ?
そこへゆっくりとリタがやってきた。
「あら、もう着いていたの?私はね、道が混んでいてね。タクシーが進まなかったの。
いつもそうなのよね。、、、、」
(なるほど、英国の乗り物は何も信用できないからねー。でも、あなたがコーディネーターだから少し早くきたほうが、いいのでは?と思うけど、ここは英国。まあ、いっか。)
そこへリタに話しかけてきた女性がいた。(あ、多分これがもう1人の同行者だ)
背が高く、長い髪、高いハイヒール、 グリ−ンのジャケットの上から太いベルトをして、
ファッションに興味ありまーす。という出で立ちだ。名前はバーバラという。
ロンドンからは、この3人だけなので、一緒にチェックインした。

今回はちょっといろいろな事情が重なり、我々はドイツ国内で一度乗り換えて、
ドイツの他の都市へ向かうルートとなった。
マリアとは途中の空港で一緒になる予定だ。
最終目的地迄、同じ飛行機会社を利用するので、1枚のボーディングチケットで済むはずなのに、機械がどうの、こうの、と言われ、トランジットの際に、再度、向こうで新たな搭乗券を発券してもらうように言われた。
今回のトランジットでは、あまり時間がないので、できれば1枚の続きの搭乗券にしてほしい。
とリクエストしたが、答えは同じだった。仕方がない、我々はこのまま出国カウンターへと進んだ。

入り口では、 液体、ジェル、クリームが手荷物に入っている場合は、それらをビニールの袋に入れて、セキュリティーを通過するようにアナウンスしている。
我々は 乗り換えに時間がないので荷物は手荷物だけとされていた。
もうこれは習慣化されていて、誰もが事前にそれらを袋に入れるか、
取り出しやすくしている人が多くなっていると思っていたがどうも違っていたようだ。
私もリタも準備万端でその袋を手にもって歩き始めたら、
バーバラが「ちょっと待って。」と言って、近くの椅子に腰掛け、
小さなスーツケースを開け、液体、ジェル、クリームなどを探し出し始めた。
どうも何も準備をしていなかったようだ。
本人は、慌てている様子はない。マイペースだ。
しばらくすると小声で「カモーン、バーバラ」とリタがイラついき始めた。
やっといろいろ取り出し準備ができたバーバラと一緒に3人がセキュリティーを通過した。
その前から、リタが「ああ、コーヒーが飲みたいわね。私は朝にコーヒーが入らないと仕事にならないのよ。ここを通過したら、まずはお茶にしましょうね。」と騒いでいる。

通過し終わると、そこはデュティーフリーのショップが並ぶ。
バーバラが「私、口紅が買いたいんだけど、いいかしら?」とリタに聞いた。
リタが「いいわよ。そしたら、コーヒーを飲みましょうね。」と繰り返し我々に言った。
意外と早く口紅を購入したバーバラが「サングラスも買いたいの。」という。
そして、3人が一緒にサングラスのコーナーに向かった。
しばらくバーバラはサングラスを見ていたが、これもまた早々に決め、購入した。
我々は、やっとカフェにたどり着いた。
ここで、自己紹介を兼ねてだらだらおしゃべりタイムとなった。
2人は、前から知り合いだからよく話す。
途中で私に気を使ってか、話をしてくる。
私は気になるバーバラを観察している、バックから、小さな鏡を取り出し、先ほど買った口紅をつけてご満悦のようだ。「昨日買った口紅が気に入らなかったの。これはいいわ。」とバーバラ。
ファッション狂いの自己中に見えるバーバラと、やり手のリタ、そして、次の空港で合流するマリアとの2泊3日の出張の旅は、これから始まる。続きはお楽しみに。(つづく)

投稿者 lib : 11:16 PM | コメント (0)

March 12, 2008

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急遽、出張のため今週は、やむえずお休みをさせてください。ごめんなさい。coco

投稿者 lib : 09:24 AM | コメント (0)

March 05, 2008

英国で『パラノイド』を通過しましたか?(coco)

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英国に来て1、2年住んだ人の多くは、「英国っていいですよね。緑が多くて、人々も親切で。人に干渉しなくて。ね。」
と褒める人が多い。
が、これが4年、5年の滞在となると英国の嫌な部分がいろいろ見えてくるのか、パラノイド(妄想)化が起こる。
友人のK子は、滞在6年。
英語は本人もしっかり認識しているほど達者だ。
(しかし、しゃべり方が早口のうえ、まくしたてるので正直少し怖い。英語で話された人に同情するほどだ)
彼女は、友人も多く、すぐに友達ができるタイプで人気者。
ある日、彼女とエキシビションに行き、 バーで飲み物をオーダーした。
するとバーテンダーは彼女に向かって「What ?」(何?)と聞き返した。
その瞬間、彼女は、まくしたてた英語で「Beer. Beer」(日本語で解説すると、ビールだよ。お兄ちゃん、ビールお願いね!!といった感じ)
そして、私に向かって、
「なんで、私の英語がわからないの?奴は、きっとアフリカから来たばかりで、英語圏の人間ではないな。」
と自分の英語が通じなかったのではなく、向こうの英語力を問題にし、自分に落ち度がなかったことを強調する。
私は、「ねえ、ここの場所がうるさくて、ただ単に聞こえなかっただけじゃないの?」といっても聞く耳持たない。
やれやれ。

彼女は、一人暮らし。掃除、料理が嫌いなので、部屋が汚れている。
まるで家事をした事がない単身赴任のお父さんのようだ。家で何かを食べると洗わないといけないので、
最近は外で食べる事にしているそうだ。
ある日曜日に、英国人がよくやるように新聞を持って近くのカフェで、ブランチと決め込んだ。
そして、コーヒーとサラダを頼んだそうだ。
するとコーヒーには、すでにミルクが入っていたそうで、彼女は文句を言って交換させた。
その上、サラダが、なかなか出て来ない。店はそんなに混んでもいないのに、「なぜ?」と疑問をもったそうだ。
もちろん、いつものようにまくしたてた英語で、まだこないサラダを催促したらしい。

この状況は、彼女が言うには、わざとされたらしい。という。
彼女の解釈は、こうだ。
まず、ミルク入りのコーヒーの理由は、自分が黄色人種だから、 白いミルクをいれて “白人“を強調したかったのだろう、と。
そして、サラダが遅れた理由は、やはり白人優先主義で色付きの自分は、どんどん後回しにされたという。
つまりは、どちらも彼女が日本人だから、差別されたという。

彼女のエリアは、日本人にも人気の北ロンドンで、 色付きの人種はあまり住んではいない。
私は、「それは、かなり考え過ぎだよ。」といっても取り合わなかった。
そして、彼女、この事をクレームの手紙として、そのレストランのヘッドオフィスに出したそうだ。

その手紙の内容は、“人種差別を受けた。”とした。
どの企業もこの言葉 “人種差別“ に敏感だから、
その会社は「 人種差別という事はないと思うが、あなたに失礼をしてしまい申しわけない。
スタッフにも充分注意するし、心ばかりだが、フリーの食事券を同封します。」と返事が返ってきたそうだ。
「ねえ。やっぱり言ってみるものね。これで一緒に食事に行こう!」とすっかり気分がよくなっている彼女だった。

「夏でも寒いし、冬はすぐに暗くなるし、いやな天気よね。まったく英国は、、、、、、」
という友達はあなた周りにもいるでしょう?
こうしたストレスがだんだんパラノイド化させているかもしれないけど、
10年以上もいるとそれも慣れてきます。
私も、一時は日本のような居酒屋がない。友達に会いたい、、、などなど言ってもしかたがないことを言っていた時代もあった。
まあ、誰もが一度は「この国は、、、、」とういうパラノイドを通り過ぎないと
しっかりと英国に落ち着かないのかもしれないなー。

投稿者 lib : 10:38 AM | コメント (2)

February 27, 2008

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すみません。風邪のため1回お休みします。coco

投稿者 lib : 02:34 PM | コメント (0)

February 20, 2008

英国のバレンタインと義理チョコ(coco)

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darling_20feb08.jpg

英国のバレンタインは、男女どちらからでも愛を告白していい日。
まあ、多くはカップルが贈り物や食事をするイベント日となっている。
贈り物は花やチョコレートがポピュラーのようだ。
この日をすっかりビジネスにしようと、スーパーマーケットではピンクのシャンパン、赤いバラ、赤やピンクのパッケージに包まれたチョコなどの食品がつまれ、ある一面がピンクとなり、
誰でもがバレンタインを意識する。
当日の道端では、母の日のカーネーションのようにバラが高い値段で売られていたりもする。
それでもバレンタインの夜では、それらのバラの花が売り切れとなり、
みんなバレンタインで出費をしているようだ。
レストランは、特別バレンタインメニューが主流で(もちろん値段も特別)、何処も混んでいる。
ダーリンは、その昔はレストランに連れて行ってくれたが、 高いし、混んでいるという理由で、最近は家でちょっと腕をふるった料理を用意して過ごす事が多い。
ダーリンも釣った魚には餌を与えてくれないようで、ロマンよりも現実的になったということかな?
結婚生活が10年も過ぎると何処の家もこんなものかしら??

しかし、今年はダーリンの他にもバレンタインのカードとプレゼントをもらったのだ。ルンルン。
会社の向かいの事務所にいる23才のシャー君からだ。1985年生まれだ。キャっ、かなり年下だ。
英国生まれのパキスタン人で、欲目でみるとF1ドライバーのハミルトン君に似ている。
おっと、歳も同じだ。
彼とは、毎日顔を合わせる。
彼は大概が煙草ブレークでブラブラしていて、私はトイレに行くときに出会う。
会えばたわいのない会話だ。天気、会社の仕事等、時には、からかって、
「あ、また煙草?あなたはいった何時働いているのかしらねぇ?」と言ってやる。
バレンタインの数日前に、「今度のバレンタインには、君の会社のガールズにチョコレートをあげるからね。」と予告はあった。

当日、用事があり昼頃に会社につくと、「これもらいましたよ。」といって同僚が私に渡してくれたのは、
カードと小さなチョコレートが沢山入った何処にでも売っているチョコボックスだ。
あ、本当にくれたんだ。と思い、何気なくその箱の後ろを見ると値札が貼ってあった。
「2.99ポンド(約600円)」。うーん、まだまだ若い。
こんな感じだからシリアスなプレゼントではない事がわかるが、カードもあった。
カードには、
Dear Coco
You always make me laugh &smile-and my day seems to go faster when I see you,
With lots of lave ×××
Shelr

意味は、こんな感じかしら?
「親愛なるココ。
あなたはいつも私を笑わせてくれる。あなたに会う時は、私の一日が早く過ぎるようだ。
愛をこめて。シャー。」
慣れない人がこれを見たら、もしかしたら、ラブレター?ってウキウキしてしまうけど、
「With lots of lave ×××」。まあ、これは親や兄妹にも使う常套句。
「草々」みたいに習慣でつい、書いてしまうってやつです。
Loveの後の、××は、時に×◯×◯などとも書き、×はkiss、◯はhug(抱きしめる)と言う意味でこれも常套句。もともとは×は十字架と言う意味があり、誠実を意味したとか。(余談)

まあ、いい事が書いてあったので、さっそく向かいのドアをノックすると、昼時で食事中だ。
彼のボス(といっても30才ぐらい。この人がちょっといい男だ。)がドアを開けてくれて
「どうしたの?」と聞くので、「シャーがチョコレートをくれたのでお礼に来た。」と言うと
「どうも彼は、このビルの女の子、全員にチョコレートをあげていたみたいだよ。」と
ボスが笑いながら言った。
「なるほど、なかなか優しい人だね。」といい、
ランチを食べていたシャー君に向かって「ありがとうねー。」と言った。

数時間後、またいつものように煙草を吸って一服していたシャー君に会ったので、再度お礼をいい、
またいつもの癖でからかいたくなり
「そうそう、チョコレートの後ろに値札がついていたよ。知ってた?」と暴露してあげた。
「えーーー。しまった。でもカードの方が高かったんだよ。3.5ポンドもしたんだ。」と
若さ溢れる回答をしたシャー君。
爽やかな23才だ。こんな義理チョコならもらっても楽しいよね。
しかし、こうしてブログのネタにされてしまったことは、想像もしないだろうなー。

投稿者 lib : 02:13 AM | コメント (0)

February 13, 2008

悪ガキと格闘?

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月子さんのブログにあるように英国の青少年の犯罪が増えているそうだ。
そんな予備軍のような子供たち「悪ガキ」は、顔つきが悪い。
なんだか、顔に子供らしさがなく、すさんだ顔つきになっている。

そんな悪ガキと関わり合いを持ってしまった。
先週末は天気がよかったので、運動を兼ねてダーリンと散歩をしていた。
散歩をしながら悪ガキが増えたもの、大人が何も言わなくなった事が原因という記事を読み、
ダーリンは同感だと私に話していた。
日本もそうだが、最近は武器をもっている子供を恐れ、
大人達は悪ガキのとんでもない行動を見ぬ振りをしているのは確かだ。

そんな話のあとに、悪ガキ達が騒いでいた。
何やらドアが空いているバスの運転手に向かって唾をはき、Fワードを言っている。
見ると、バスの外に設置してある非常ボタンを悪ガキが押し、ドライバーにドアを閉めさせず、
バスが発車することができない。
1人の悪ガキが逃げ、また1人がきてそのボタンを押している。その繰り返しだ。
バスはそこで立ち往生している。
年齢は、10才程度だろうか。なんてイヤな事をする子供達だろう。

するといきなりダーリンがその子供の頭をこづき、「止めろ!」と言った。
見ていた私もビックリした。
ダーリンは、熱血漢でもないし、このような時もいつもなら、
「ああ、イヤなものをみた。」という傍観者タイプなのだ。
それが行動にでた。

もちろんこのままでは、終わらない。
こづかれた子供は、一旦逃げたが、仲間がこっちに向かってくるのを知り、心強くなったのだろう
落ちている枝を拾いあげ、我々のあとを追って来た。
その枝を投げたが、我々にはあたらなかった。
そして、「なんでぶったんだ!」と我々に向かって叫んだ。
ダーリンは「お前の行動がみんなの迷惑をかけているからだ。」と答えると
彼の仲間もきて「ぶたれたのか?それは子供虐待だ!虐待だ!」と騒ぐ。
私は「子供虐待?!あんたがバスの乗客に迷惑をかけているのよ!」と言うと
「お前には関係がない」という始末。
そして、我々に唾をはき、石を投げつけてきた。
まだ子供だからナイフは持っていないだろうけど、
やはり5人が相手だと気持ちとして早くここから逃げないとヤバい。と思う。
走るのはしゃくだから、我々は、そのまま歩いていったが、
後ろから我々にFワードの連発の上、小石をなげてきた。
私が後ろを見た時に、丁度石があたると思いよけると、それを面白そうに笑っていた。
その間数分だったが、だれも応援はしてくれなかった。
後でダーリンの背中をみたら、唾がかかっていた。

私はダーリンにいったいどうしたの?と聞いた。
ダーリンは我慢出来なかったと言った。

実は、この場所にくる前にもマナーのない子供たち達が歩道でふざけ、仲間を蹴ったり、
ぶったりして動き回わり、あげくに他人にぶつかっても謝らない。
なんだか野放しにされているちょっとイヤな子供たちを見ていた。
その後に、狭い歩道のうえ、しかも混んだ八百屋の前で客がごった返し、歩道が混み動けないのに、後ろにいる黒人のオバさんがダーリンの背中をグイグイ押すので、嫌がって横にどいたら、
嫌がったのを察知したのだろう、腹いせに彼女が持っていたバックでダーリンが持っていた荷物を叩いていった。
なんてアグレッシブな女だろう。という2件があった数分後に悪ガキどもに出くわしたのだ。

今日の悪ガキは、きっと学校でも問題児で、家では親からの愛情が薄い可愛そうな子供達なのだろう。
そして、大きな変化がない限り、もっとエスカレートした犯罪に手を染めていくのは想像できるような気がする。
10才程度なら、今ならきっとなんとか出来るだろうに。残念だ。
しかし、今後このような子供達が多くなり、
我々は、どうやって自分を守り、他人を気にしてあげられるのだろうか。

我々は、今回の経験で自分たちを鍛えないと悪ガキに対抗できないし、力も持ちたいと思った。
そして、武道をするべきか悩んでいる単純な夫婦だ。
しかし、こうしてブログにかけるのも、何事も起こらなかったから。
ムリは禁物。でも、何かしないとよね。

投稿者 lib : 08:21 PM | コメント (2)

February 06, 2008

英国とイタリアの違い??

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以前にも紹介したダーリンのタフな女性の同僚(自転車に乗り、自動車の接触事故で足を骨折した彼女)の
イエメンへ旅行に行った話が、印象的だったので紹介しよう。
イエメン、決して治安がいい国とは言えないが、たまたま友人が住んでいたとかかで、
彼女は出掛けて行った。

ボディーガードもつけていたが、少しの格闘があって誘拐されてしまった。
一緒にいた友人の1人は、妊娠しており、
もう1人は子供連れなため、子なしの彼女だけが選ばれて誘拐されたらしい。
誘拐と言ってもあまりシリアスなケースはないそうだ。
イエメンの政府への要求(道路を作ってくれとか、学校をつくってくれとか )を
通すためにゲリラが外国人を誘拐し、交渉の材料にするといったケースが多いらしい。
多くの場合、人質は紳士的に扱われ、すぐに解放されるようだ。

彼女もこの国の情勢を知っていたので、あまり騒がなかったが、
最悪なケースも過去にあったので、 慎重に越した事はないと気をつけたらしい。

まず、許されたのは電話をかける事。
彼女はもちろんイタリアの領事館に電話をしたそうだ。
電話に出た人は、慌てて、
「すぐに大使に連絡して折り返し電話をします。」と言って電話を切ったそうだ。
その後、1時間待っても電話がこないので、再度彼女が電話をすると、
「領事館の窓口は、朝の何時から何時までです。」といった窓口が閉まった後に聞く
アナウンスが流れているではないか!!もしかして、連絡がもうつかない?!
しかし、彼女は、少しの期待をした。
このアナウンスの後に「人質になっている人は、◯○へ電話してください。」という
アナウンスが入っているだろうと。
しかし、その期待は見事に裏切られた。
ショック!!

今、人質になっている自国人がいるという非常事態なのに、時間がきたからって、
窓口を時間通りに閉めるなんて。信じられない!!と爆発したそうだ。
まあ、さすが、イタリアだ。と愛想をつかしたそうだ。

じゃあ、どうしたら、、、、。彼女のアイディアは、英国の領事館に連絡することだったらしい。
理由は簡単。
今英国に住んでいるイタリア人だけど、人質になっている。と。
運良く、英国の領事館には人がいて、人質事件として対処してくれたそうだ。
その後、BBCからインタビューの電話は来るし、親とも電話で話せて、
なんだかすっかり人質的な扱い?を体験したとか。

そして、あくる日には「イタリア女性が人質!!」「しかし、イタリア大使の活躍で解放された。」
と大使の写真付きで報道されていたそうだ。
イタリアは何もしてくれなかったが、解決したのは自分たちと新聞に報道されている
自国民の姿を見た時に要領のよさ、軽薄さを思い知ったとか。

そうか、彼女は常に「英国は陽が短い。」「食べ物がまずい。」「物価が高い。」
「安全でない。」と文句をいうのに、
14年間も英国に住んでいるのは、こうした借り?があったことは意外だったなー。

いろいろあるけど、人質になった場合は、
おしゃれなイタリアよりもダサイ英国の方がまだマシっていうわけ?

投稿者 lib : 02:13 PM | コメント (0)

January 30, 2008

一時帰国(その3)

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日本で買いたかった品物の1つに任天堂のDSがあった。
今頃?と言われてしまうが、
その中のソフト川島教授の「脳を鍛える大人のトレーニング」に非常に興味があったからだ。

実は昨年、地下鉄である日本人の方に「こんにちは」と言われた。
「こんにちは」と答えたけど、頭は真っ白。
えっ!?この人誰だっけ?うーん。顔は覚えているけど、どこの誰だか思い出せない。
このとき私はあるパーティーに出席するために会場へ向かっていた。
この方もそこへ行くという。うっ。まずい。思い出さないと話がおかしくなってくる。
相手は、同僚を連れている。「そうでした。同僚を紹介しますね」とその方が言った。
(ああ、神の助けだ。)その同僚の方から名刺をいただき、会社名はわかったが、
まだ、その方の名前が思い出せない。困った。困った。
そうしているうちに会場に着き、一旦離ればなれになった。(よかった。ほっ!)
そして、後で再会した際に、胸につけている名刺から名前を見てやっとすべてがクリアーになった。
あーあー、遂に老化が始まった。とかなりがっかりした日だった。
その後も名前が思い出せないことがあり、やはり老化している脳に刺激を与えないといけない。と
教授のトレーニング本を購入した。しかし、3日坊主で続かない。
また、思い出したように取り組んだが、やはり1日で終わり。
ああ、情けない。 情けない。教授曰く、続ける事が大切だという。
しかし、続けられない怠け者はどーしたらいいのでしょうか?
このままどんどん老化することは耐えられない!!
もっとやる気がでる物をということで、気になっていたDSとトレーニングのソフトを購入した。

帰国後、やってみるとこれがなかなかハマるのだ。
そして、始めての脳年齢テストでは、実年齢より10才も若い結果でウキウキしていた。
私が独り言をいいながら、DSと遊んでいるのを見て、ダーリンも挑戦した。
すると実年齢よりも18才も上の結果がでて、ショックを受けた。
「まあ、テストが日本語だからちょっと理解に戸惑っただけだよ。」平静を装いながら、
いい訳をしていた。その後が可笑しい。
さて、今日もトレーニングをしようと思いDSをつけると、なんと私のDSにダーリンの名前があり、このトレーニングを受けるためにしっかりと登録しているではないか。クククッ。
どうも、結果として出たお爺さん年齢のままではダーリンは納得がいかないらしい。はははー。

その後、ダーリンと私は、毎日のようにこのDSと遊んでいる。
結構いろいろな工夫がされていて、楽しませてくれる。
気に入っているのは、絵を描かせる事だ。
思い出して絵を描くと前頭葉の何処何処を刺激していいと解説がされていた。
これは、登録者に一斉にだされるイレギラーの問題で、ダーリンもこの質問に答えて絵を描いていたら、
2人の絵を並べて見せてくれるのだ。
一番始めの時には、龍を描くようにと言われ描き、その後、2人の作品がDSの画面に並べられた。
ダーリンの龍は、なんと火をふいている龍で、結構笑わせてくれるイラストだった。
教授曰く、このことで人とコミニュケーションを取る事で、脳が活性化するとか。
マンネリになっている夫婦には、いい遊び道具かも知れないですよ。

こうして、14日程度、続けている。
2回程度さぼったが、毎日、挑戦している。 計算だって、ドンドン早くなって来ているし、
成績もドンドン上がっているぞー。
脳も若返った気がする。 いい調子。

先週、ある新年会があった。知らない方もいらしたので
「すみません。名刺交換をさせてください」と言ったら
「いやですよ。前回、交換しましたよ。ココさん」
「えっ、あっ、すみません。最近、老化現象ですぐ忘れてしまうんです。ははっ。」なんて自分でおどけて誤摩化した。
だって、先方は私の名前までもしっかり覚えていてくださるのに、私はまったく覚えていない。
情けない。
教授!!毎日一生懸命トレーニングをしていますが、まだ、効果が現れていません。
私の脳は、老化から改善が見られないようですが、このままトレーニングを続けていればよくなりますか?
ちょっと不安です。いったいどうしたら、いいでしょうか?とひたすら教授におすがりするこの頃です。

投稿者 lib : 12:44 AM | コメント (0)

January 23, 2008

一時帰国(その2)

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帰省シーズンだったせいか、多くの家族を見た。
昔は、子供を持つと自分の格好を気にしなくなる親が多かったが
今は、「えっ?あなた、お子さんがいるの?」というぐらい
きれいなお姉さんやお兄さんがしっかり親をしているのには驚いた。
うーん。日本は少子化と言われているが、こんな若いカップルが子供を持っているのだから
大丈夫だ!!と勝手に思った。

ダーリンの友人夫妻にあった。
かれらは、昨年の夏にロンドンに遊びにきていたので、半年ぶりの再会だ。
こちらも少子化を助けるかのように、おめでただと言う。それも双子らしい。
ダンナいわく。「これはロンドンの子です。」という。
聞けば、夫婦でダンナの実家の家業を手伝っているので、奥さんは息抜く時がないそうだ。
それに、結婚して10数年。子供もできずに辛かったらしい。
それがロンドンに行って、リラックスできたらしく、子供に恵まれたというのが、ダンナの理屈。
よかった。よかった。ロンドンもたまにはいい効果があるらしい。

我々の東京滞在には、ダーリンの友人宅に御世話になることが多い。
ここもダンナが外国人で、奥さんが日本人。
ハーフの可愛い娘がいる。
この子、ダーリンの事が大好き。
昨年は、私が2日遅れて彼らの家に行った頃には、ダーリンはすっかり気に入られていた。
そこへ私というライバルが登場したわけだ。
これが面白い。彼女は、私がいるために不機嫌になり1日目は、まったく私と口を聞かなかった。
しかし、2日目には、口を聞いてくれた。3日目には、幼稚園に一緒に行こうという仲になった。
賢い彼女は、私と仲良くした方がいいと思ったのだろう。
滞在期間中は、その子が毎朝、我々の布団、主にダーリンの布団に入ってきて、我々を起こす。
まあ、3才の子供だから許されるけどね。パパは少し困った顔をしていた。
今年もしっかり我々の事を覚えていて、歓待してくれた。
私がお風呂に入ると、私も!!と一緒にはいるわ。いろいろ遊んだ。
我々が帰ったあとに、ダーリンとお風呂に入りたかった!!と残念がっていたそうだ。
今年もまた、彼らの家にお世話になるだろう。
いつまで、あの子はダーリンを大好きでいてくれるのかな?
(つづく)

投稿者 lib : 10:04 AM | コメント (0)

January 15, 2008

一時帰国(その1)

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日本を離れている人が一旦日本に帰る事を一時帰国といいます。
私も年末から年始にかけて一時帰国してきました!!。

一時帰国 の特権は、免税が受けられる事かな?
これは、書籍や化粧品、食品などは対象外だが、消費税5%が還元される。
ただし、1万円以上に対してだ。
これを行ってくれるのは、大手の百貨店や電気販売店。
だから買い物をする時はまとめて同じ日に1カ所でしている。
買い物が終わったら、 免税の手続きを受けるためにそのコーナーに行き、パスポートを見せるだけで今迄大丈夫だった。
帰りの飛行機のチケットがあったら万全かも。

免税にはならないが、以前は日本食をスーツケースいっぱいに詰めて帰ったこともあるが、
どうせ、これをたべたら終わり。
1年も持つ訳ではないし、幸いロンドンなら贅沢言わなければ何処でも手に入る。
と食品買い物欲は解脱した。
それでも、大好物な梅干しや気になる物を数点は買う。
今年は、 人様の家で感動した「ゆず胡椒」を購入した。鍋やうなぎにも合います!!

本はさすがにいろいろ買ってしまう。
一番いいのは、本屋に行ってのんびりと探すのだが、
あれもやりたい、これもやりたいと欲張りなうえに、時間に制約がある私は
日頃、新聞やサイトで気になっていたタイトルと著者名をリストアップして、大きめな本屋でそのリストを渡し、集めてもらう。
集める時間を聞いて、その間に本屋をブラブラする。
集めてもらった書籍は、パーと目を通し、購入するかしないかを決める。
このことは始めから言っておくといいかも。
しかも買い上げ5000円を越えると(10000円の場合もあったかも)宅配迄してくれる。
毎回この方法で購入しているけど、何処も断られたところがないですよ。

みなさんも同じだと思うけど、食事も注意したいよねー。1回でも変な物は食べたくないよね。
友人とランチで会う時に、
「フレンチでもどお?」なんて言われると、「私は日本食が食べたい!!」の答えしかない。
だって、そうでしょう?
そばでも、定食屋でも、讃岐うどんでも、ラーメンでも、お好み焼きでも、、、、、いいのに。
私たちが 異国でどんなに食生活で苦労しているか、と説明して差し上げると
物分かりのいい友人達は、気を使ってくれて日本食を選んでくれる。感謝。 感謝。

今年は、念願のケーキ屋でランチと称してダーリンと3個のケーキを食べた。
しかし、おいしい蕎麦に出会えなかった。

食べる事にはまだ解脱出来ません。
(つづく)

帰国早々、高熱の風邪にやられました。まだ本調子でないので、短いブログで失礼します。
日本の友人が写真付きのブログにしては?いいというので、随時挑戦してみます。
お楽しみに。
今年も宜しくお願いします。
COCO

投稿者 lib : 10:19 PM | コメント (0)

January 08, 2008

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一時帰国のため今回はお休みします。ごめんなさーい

投稿者 lib : 07:09 PM | コメント (0)

December 19, 2007

ナイスな女2人旅「ウインザー城、イートン校」(その3)

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朝食を食べて、B&Bをチェックアウトして、目指すはイートン校。
今日は、ボーイ達をたっぷりと拝見する日だ。
イートンの町は、小さな可愛らしいし店が建ち並び、川も流れ、女王様も持ち物の白鳥様もなぜか沢山いる。
美しい眺め。いい兆候だ。
ルンルンルン。
2人のナイスな女は、イートン校の中を見学できると聞いていたので足取りは軽い。
ウキウキしながら、学校の前にたどり着くと、何かノーティスが貼ってあった。
なんと構内見学は、イースターまで行わないと書かれてある。
ガーン。おばさん2人組は軽い目眩が起きた。
なんていたって、今日のテーマは、美しいボーイ達を見る事だ。
その目的がなくなってしまったのだ。
無言。・・・・・・・・・・

仕方がない。今回の旅は下調べが全くされていない。自業自得だ。
じゃ、せめてちょっとだけでも周りを散策して、同じ空気でも吸って帰ろうということにした。
人生、いろいろあったナイスな女性は、立ち直りも早い。

すると若いボーイ達が数人歩いてくるではないか。
白いタイを結び、モーニングコート(イートンではテールコートという)を着ている。
きゃー、可愛い。
我々は、急に方向転回して、若者がいる方向へ向かった。
時は朝の11時、授業が終わって教室を移動しているようだ。出てくる。出てくる。
モーニングコート着た坊ちゃんたちがどんどん出てくる。
どー、どーしよう。とおばさん2人は立ち往生。
しかし、ここで怯んではいけないと、友人は、いきなり1人生徒を捕まえて、
「道に迷ったんだけど、駅はどっちかしら?」と大胆な質問をした。
その躾の行き届いた若い学生は、
「僕もよく知らないが、多分右に折れて、左に行けば、行けるはずです。マム。」とイートン発音で答えてくれた。
友人「ああ、いいわねー。ヒューグラントを若くしたみたいで。」とうっとりしている。
そう、そう、ここの生徒の髪型は、時代遅れのようにみんな長髪で、あるボーイは、金髪を風になびかせている。
うっとり。
だれも5分刈りなんていなし、スキンヘッドなんていない。
しかし、制服フェチってあるけど、このモーニングコートを着ていると誰でもかっこ良く見えるから凄い。

私「ねえ、ちょっと。あのお坊ちゃまなんで駅の場所をしらないのよ。」
友人「決まっているじゃない。彼らは電車なんて使わないのよ。たまに帰宅する時は、お迎えの車がくるのよ。」
これは我々の勝手な想像ですが、そんな一般の人とは違う生活って感じです。
それに最後の「マム(マダム)」なんて呼んでくれて、気持ちがいい。
「我々に男の子がいたらねー、入学させたいわね。」とオバさん達は、
自分の境遇をまったく無視した妄想にしばし浸っていた。

学校の近くには、イートン校のギフトショップがあり、そこでお土産でもと物色していると
友人は大画面に写し出されたイートンボーイの生活という映像を見ている。
友人「このDVDが買いたい!!」という。
うーん。すっかりハマっている。

我々は、目の保養と元気をいただき、「ああ、来た甲斐があったね。」と大満足だった。
目の保養に次回は、何処にいこうかしらね?と我々は、変な味を覚えてしまったようだ。

投稿者 lib : 10:43 AM | コメント (0)

December 12, 2007

ナイスな女2人旅「ウインザー城、イートン校」(その2)

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さて、ウインザー城を見学することにした。
広大な建物の中を見学して、ああ、ここに住めたらいいのにね。などと願っても無理なことを言い合って楽しい時間を過ごした。
そう、見学はさっさと終わらせ後は、街見物だ。

女2人は、何処にいってもファッション店のショーウインドーが気になる。
「あら、これ、いいじゃない。ちょっとココに寄ってもいいかしら?」と寄り道がどーしても多くなる。
ここにダーリンがいたら、まったく、旅行に来たのか、ショッピングに来たのか分からないなーと言いたげな顔になるが、
女性の旅はそんなことは気にならないし、気にしない。
そんな時間を過ごしていたら、お腹も減ってきた。
あら、もう夕飯の時間だわ。じゃあ何か食べましょう。ということになり
手軽なイタリアンレストランに入った。

我々は、適当に注文し、またまた姑やダーリンの話、うわさ話に夢中になっていると
「君たち、日本人?」と声をかけてきた男性がいた。
聞けば、このレストランのオーナーだという。それもトルコ人。
イタリアンレストランなのに、トルコ人がオーナー?? 
深く考えることはやめよう。イタリアで育ったトルコ人かもしれない。
片親がイタリア人かもしれないし、、、。と質問は辞めた。

やたら陽気に話しかけてきて、しきりに1度は日本に行きたいという。
聞けば、 日本人のexガールフレンドをえらくに気に入っていたようで、それ以後、日本人女性にハマってしまったようだ。
よくよく話を聞いてみると、店を一緒に切り盛りしてほしいという。だから、日本に行きたい。という。
我々「ロンドンには、沢山の日本人独身女性がいるから、そこで見つけたら?」と言うと
彼「いや、 日本から連れてきたいんだよ。そして、ロンドンやウィンザーなどいろいろな所に連れていってあげたいだ。 」
と言う。
ふーん。何かヘン。

そして、とどめの言葉を彼は言った。
彼「ともかく日本で奥さんを買いたいんだ。」
我々「えっっっ!! EXCUSE ME!! ちょっと、何か間違えているわよ。日本では女は買えないのよ!!」と言うと
彼は、慌てて、奥さんがほしいんだよ。と弁明した。
どうもこの男、貧しい国の女性がハゲでチビで年寄りで、イキが臭くても
英国国籍が欲しいがために目をつぶって、我慢して、嫁いでくる女性が日本人だと思っているようだ。

まったく何を考えているのか、この男。
我々は、コーヒーも飲まずにさっさとこのレストランを出た。

ああー、せっかく楽しい一日にケチがついたなー。
でも、明日は汚れの知らない(?)、若くてイキのいいイートン校のボクたちを見に行くので気分は上々。
ウキウキ。(ナイスな女2人旅。まだ続きます)

投稿者 lib : 12:40 AM | コメント (0)

December 05, 2007

ウインザー城、イートン校(その1)

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女友達と旅行にいくことになった。
二人ともロンドンに長く住んでいるが、一緒に出掛ける旅はこれで2回目だ。
パリにしようか、それとも行った事がない英国国内などと候補があったが、
なんと近場のウインザー城、イートン校巡りとなった。
ロンドンからだと通勤圏内なのに、なんと1泊することにした。
久しぶりに家から解放?されて、ウキウキムードの2人。
まずは、ゆっくりのお出かけで、それも電車を使い、昼頃に着いた。
さっそくお昼だ。
前に来た事があるが、何も調べていないので、行き当たりバッタリのレストランに入った。
料理は、まあ、観光客用だからこんなものかと言う感じだった。
いつもなら、料理に文句をいうが、女2人はともかくよくしゃべるのだ。
だから、あまり料理はたいして関係ない。
近況は、お互いにしっているが、いざこうしてゆっくり話しだすと、細かい点を聞いていなかった。

お互いが、英国人をダーリンにもち、なんとダンナが同じ年。
そして、どちらもダンナの両親が離婚をしている。
もちろん始めの話題は、姑問題。
彼女の場合は、ダーリンが一人っ子。その上、両親ともロンドンに住んでいるので大変。
その上、義理ママがすごい。キャリアウーマンで、美貌が自慢。
ミニスカートは着こなすし、いまだに恋愛モードにすぐに入れる強者だ。
どうも嫁と張り合っているらしい。
仕方がない。男の子で一人っ子。その上、離婚していたら、その子供はママにとって、子供でありながら、恋人役なのだ。
やれ、今日は男か声をかけてきたとか、お茶に誘われたとか、いかに自分がモテるかを嫁にアピールするらしい。
そして、嫁にまで、もっとミニスカートをはけとか、痩せすぎて胸を小さくするなとか、
ある時は友達的に、また、ある時はライバルとしての助言が飛ぶらしい。
確かに彼女の結婚式に参加した時に、新郎のママは、ママというより女をアピールしていたドレスだった。
女としは、尊敬できるけど、義理ママとなるとちょっと違うな。

ダーリンの両親は、現在パートナーがいないので、さびしいのか子供夫婦と一緒に過ごす事が多いそうだ。
それにロンドンにいるために、家族行事が多く、そのたびに振り回されるらしい。
やれサッカーを一緒に見よう。ご飯を食べに行こうというお誘いから、誕生会、クリスマスと会う機会が多い。
ああ、それに比べて、私はなんとラッキーか。親戚が遠くにいくので、年に会うのは数回のみ。神に感謝だわ。

あるとき、友人は、甘党の義理パパの誕生日に、 奮発して高いケーキを購入していったそうだ。
会場は、もちろん義理ママの家。料理をつくるのもママだ。
ほら、おいしいでしょう、とみんなに褒めてもらいたくて仕方がない。
友人も慣れているので、「おいしいですね。」とママをいい気持ちにしてあげる気遣いもしていたそうだ。
そして、デザートタイムになった時に、義理パパはウキウキしいていたそうだ。
実は、義理の娘が買って来たケーキを見てしまっていたからだ。
義理パパ「なんかデザートなんかあるんじゃないのかな?」と遠回しにいった。
義理ママ「あ、そうだったわね。」と言ってキッチンに行って、
持って来たのはスーパーマーケットで購入した大型のトライフル(カスタードクリームに生クリームが載ったお菓子)。
義理ママ「これって意外に美味しいのよ。沢山、食べてね。」
友人(やられた。ママは、おいしいケーキがだされると、買って来た自分に話題が移るのが面白くないんだ。)
みんなは、仕方がなくそのトライフルを食べた。
義理ママ「家には、私1人だから残さないで食べてね。」と2杯目も取り分けている。

しかし、友人も負けていない。
「私のケーキもあったわね。だしてもいいかしら?」と台所に行って、ケーキを自ら持って来たが
すでにみんなは、お腹がいっぱいで食べられない様子。
義理ママ「あら、もったいなかったわね。」そして、パパに向かって
「せっかくだから持って帰ったら?」でお終いになったそうだ。

すごい義理ママです。
そして、我々は、お腹もふくれたし、やっと観光にと動き始めました。(つづく)

投稿者 lib : 03:02 PM | コメント (0)

November 27, 2007

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風邪のためお休みします。治り次第アップします。

投稿者 lib : 09:51 PM | コメント (0)

November 20, 2007

サービス精神って?

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洗濯機が壊れた。
歯が痛くなって歯医者に行った。
結婚式参加やお祝いでいろいろ出費した後だけに、どうしてお金がいる事が重なるのかなー。
トホホ。これも人生かと諦めた。
まあ、この洗濯機は、前のオーナーが置いて言った物を6年も使用したのから、仕方がないな。
さっそくサイズを確認して、注文をした。
一週間ほどで洗濯機が届く予定だ。

洗濯機が届く日、配達される時間が朝8時から10時のあいだという。
朝早く起きて、シャワーを浴びていたら、ベルがなった。
まだ、7時30分だ。しかし、洗濯機が運び込まれる。
大変—。と濡れたまま、部屋に駆け込み着替えを済ました。ほっ!!

洗濯機の設置場所に行くと皆が呆然としている。
配達人が、洗濯機を取り付けてくれる予定だが、何も起こっていない。
洗濯機の後ろにある水道の元栓を締めて、ホースを交換し設置するのだが、
どうもこのねじが作業をしようとして割れてしまい、これ以上の作業はプラマーの仕事で自分達の管轄ではないという。
「いつもこうなんだよなー。だから始めにプラマーを頼んでくれれば、古い洗濯機が持ち帰れるのに。」とワーカー達の声。
だったら、会社にフィードバックして、同じ繰り返しをしないのが、自分たちのためじゃないの?と思うが、
ここは英国。
「また、電話してくれたら、古い洗濯機を引き取りにくるから。」と彼らはさっさと帰っていった。
直感だが、どうも作業をしたくない彼らが、乱暴にそのねじを壊したような気がした。
だって、引き取りにくるのは、別の人の仕事になるかもしれないから、今がラクならそれを選ぶのが当たり前だろうなぁ。
この洗濯機、なんでこうも重いのか。我が家はグランドフロアーだが、2階なんて運べない重さだ。
また、運が悪く水道管の工事をしていて、車が側に止められない。
彼らが、拒む理由はたっぷりある。

ダーリンは、「これからプラマー探しだ。ああ、これでまたエキストラのお金が必要だね。」と嘆いた。
このプラマー探しも、誰がいいのか、どこの会社がいいのか探すのにまた、ひと苦労。やれやれ。
洗濯機、まだ当分使えないなー。と私は出勤した。

帰宅すると、洗濯機が取り付けられているではないか。
プラマーが来てくれたんだ!!と聞くと、予約はしたがダーリンが自分で試してみたら設置できたという。
聞けば、簡単らしい。要は、水の元栓の場所が分かっていれば、その大元を止め、水を止めれば簡単に取り付けできるそうだ。
ちっ。奴らそれを知りながら、自分たちの仕事を軽くしたらしい。

ダーリンは古い洗濯機の引き取りを購入先に依頼した。
すると、その会社は一度納品したあとに古い物を集荷するサービスはないという。事情を話したが自分たちで処理するように言われた。
ああー、奴らが嘘をついたんだ。古い物を引き取りに来るといえば、客が安心するので、そんなシナリオがつくられたようだ。
どうも常習犯だろうなー。
英国だからね。とまったく驚かない我々。

これが、日本だったらお客様窓口に電話して、クレームの嵐だろう。
怒りをすべて、この窓口の気の毒な人にぶつけてしまうのだろうなー。と想像した。
この会社は神様のお客様のクレームをしっかりと対処、改善し、このデリバリーした人間を見つけて、叱るのだろう。
そして、このクレームに携わった人は、ああ、今日もイヤな事があったなー。とストレスとなり、酒がすすみ、父親不在、家庭内崩壊、
健康問題、鬱病なんてなるのかな???
それに比べれば、だーれも責任をとらないこの国は、
今日の配達人や電話に出た人もきっと仕事の帰りには、行きつけのパブでワイワイ騒いでご機嫌になって帰っただろう。
あ、そうか、ストレスは、お金を払った神様がみんな引き受けた訳か。なんだかかなり損した気分だけど、諦めも身に付いた。
ふー。これって、いいことか、悪い事か、どうなんでしょうね??

幸いカウンシャルが白い電化製品(冷蔵庫、洗濯機、クッカー)は、街の美観のために無料で引き取ってくれるとか。
予約していたプラマーも予約をキャンセルした。文句を言われると思ったのに、「いいよー。」と気持ちのよい対応だった。
我々は、この感じのいいプラマーには、ぜったい次に仕事を出したいね。と言っている。
ねえ、我々が洗濯機を購入したCで始まる大手の電化製品販売会社の社長さん、
サービスっていうのは、 お客さんが次もあなたの所で買いたいわ。って言わせる事じゃないの??

投稿者 lib : 10:50 PM | コメント (0)

November 13, 2007

ウエルカムな客人とは?

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こまった客人を先週書きましたが、さて、ウエルカムな客人もいますよね?
それは、届け物の内容や量ではなく、こちらの気持ちを理解してくれるというのか、
気を使ってくれているのが分かるとそれだけで、もうサービス満点になってしまいますよね?
我が家にもいろんなお客様が来ますが、「また、来てね。」と言いたい人も沢山いました。

その1人は、ダーリンの知り合いで仕事柄、時々ロンドンにくる。カエル君。
前回も書いたように、パリへ行く時の弁当を私に頼んだどんでもない野郎以来、
我が家にはいっさいそのような人を泊めないことにしている。
そう、彼らの職業はフリーランス系の人たち。
カエル君は、あるとき泊まる所を確保していたのに、その家の持ち主が夜になっても連絡がとれず、
宿なしになりそうになりダーリンにすがってきた。
仕方がないので、禁を破って我が家に泊める事にした。

彼は、前の彼とは違い、行儀もいいし、何のリクエストもない。
話は面白いし、一緒にいても快適だ。なんだ、こんな人もいるんだ。とちょっと方針を変えそうになったぐらいだ。
その彼が帰国した後に、我が家に小包が届いた。中を開けたらカエルの置き時計が入っていた。
実は、私はカエルグッズのコレクションをしていて、トイレには50体ほどのカエルが並んでいたのを見て、送ってくれたのだろう。
うーん。感心。感心。お金がないだろうに、と思いつつもありがたくいただいた。
しかも、この時計、なんとも可愛いのだ。
これ以来、カエル君は私の中でいい人、にかわってしまった。
(やはり届け物の差では?と勘ぐる方もいますが、ええ、しっかりと見透かされているようです。)
その後も、律儀にこんなのを見かけましたといろんなカエルを送ってくれるし、旅先からはカエルの葉書が届く。
まあ、なんともマメな人だ。しかし、あれ以来我が家には泊まっていないが、
それでもカエル君は、どんどんカエルを送ってくれるし、ロンドンにくれば必ず何かを持って来てくれる。
私もいろいろ差し入れをしているが、お返しは出来ていないなー。
彼のお陰で、我が家にはどんどんカエルが増えている。ありがとう!!
また、泊まってもいいですよー。

前回の話で夕飯をご馳走してしまった彼女には、日本からのお客様が多い。
先日は、 知人のお嬢さんが英国の大学を受けたいから下見に来たといい、1週間ロンドンに滞在した。
彼女の家には、泊まらなかったが、その間の毎夕飯を作り、ごちそうして、そして、日中もいろいろつきあっていたようだが、
決して、苦にならなかったそうだ。
たった1人で渡英して、若いのにしっかりとした目標を持ち、とても気持ちがよかったそうだ。
そして、心から応援したくなったとのこと。

フィーリングといってしまえば簡単だが、
何か共感点や気持ちがつながっているお客さんなら、一緒に時間を過ごしても楽しいし、きっとウエルカムな客になるのだろう。
でも、そこには、お互いの気遣いも必要なのだろうけど。
我々も日本でお世話になる家がある。
こまった客と言われないように、気をつけよう!!っと。

投稿者 lib : 11:02 PM | コメント (0)

November 07, 2007

困った日本からの客人

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あなたは、日本からくる困った客人に出会いましたでしょうか?

友人の話。
たまたま日本で会った友人の知り合いがロンドンに遊びにきた。
ぜひ、またお目にかかりたいとの電話を受け、会いにいったそうだ。
先方は、50歳後半で1人旅の男性。私の友人は、彼より少しだけ年上の女性。
短時間だが観光につき合い、成り行きで夕飯を一緒にすることになった。
日本からの客人は、なんと日本食がいいというので、彼女の行きつけのレストランにタクシーで行き、
寿司とお酒を楽しんだ。
客人は、日本からのお土産と言って、和菓子と洋菓子の菓子折りを自慢げに2つも渡したそうだ。

さて、お勘定の段階で、 客人は何も言わない。
彼女は??と思いつつも自分のカードで勘定を済ませた。
そして、「御馳走様でした。」で終わり。自分の食べた分やタクシー代を支払うなどという申し出はなかった。
この行動に彼女は戸惑ったが、もともと紹介して下さった方には大変お世話になったので、
今回だけは目をつぶる事にしたそうだ。
別れ際に彼は言ったそうだ。
「ああ、ロンドンはいいですねー。今度は妻と一緒に来ます!」これを聞いた瞬間、
彼女は心の中で呟いたそうです。
(2人分も支払うのは勘弁して!!もう2度とあう事はないでしょう。)
しかし、彼女は、なぜ彼は払う気持ちがなかったのか理解出来ないという。
お土産をもらったから? それとも日本から来た客人だから??
彼女は1人暮らしの上、甘い物は好きではない。
2箱をもらっても消化出来ない、、、と言って私にくださったのだが、
「ああ、これがせめて私の好物ならば、、、」と泣いていた。

同席していた他の友人もこの時とばかりに話しだした。
「そうなよ。私が日本に行く時は狭い!!と言って誰も泊まらせてくれないのに、反対にロンドンに行くから、泊まらせてね!という依頼ばかり。それも1人ならいいけど、大概はパートナー連れでしょう。ロンドンだって、狭いのにね。そして、せんべい程度のお土産だけで、B&Bとして利用されて、後片づけが大変よー。」
ある晩、彼女の家に泊まったカップルと夕飯の買い物を一緒にスーパーマッケットでしていた。
レジで、友人たちはお土産用の小物はしっかりと支払ったのに、
自分達がその晩に食べる食料について、まったく支払う意識がなく、彼女が支払ったそうだ。
確かに別の日に使う物も入っているが、まったく気にしていない点がビックリしたそうだ。

私もあるあるそんな経験。
ダーリンの知り合い(日本人)を泊めた事があるが、まるでその人のママのように、お願い事をたのまれた。
ほとんどは、食べる事。ご飯は、なるべく日本食が希望。
そして、3日後の朝一番でパリにいくので、電車の中で食べるお弁当を頼まれた時はさすがにブチ切れた。
私は、あなたのママでも妻でも彼女でもない!!!!!!!
ボクシングを習っていたら、反射的に一発で完全にノックアウトのパンチをお見舞いしてあげたのにああ、残念。
ことばのパンチだけで終わった。

英国に長く住んでいるとこんな体験している人は多いのでは??

投稿者 lib : 10:17 AM | コメント (5)

October 31, 2007

義妹の結婚式

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ダーリンの一番下の妹がついに結婚した。
ボーイフレンドいない歴がないほど、適当にモテてダーリンとはちょっと違う。
夫になった彼にあったのは、4年前のクリスマス前のパーティー。
このとき、彼女はアメリカ人のボーイフレンドを英国に呼び、クリスマスと新年を祝うはずだった。
可愛そうなのは、このボーイフレンド、クリスマス前に振られ、異国の地で淋しい新年を向かえた。

妹のダンナは、背が低い。このことがよくダーリンの家族でネタにされていた。
子供服で済むから、お金が貯まるとか、どこにいるか見えないなど、
もちろん彼がいない時に言う冗談だが、私もいない時にはあの黄色は、、、何て言われているかもしれないなー。
おお恐。
この彼、しっかり屋だ。寮に住んで仕事をしていたので、家賃がわりに家を買い、人に貸している。
既に2件を持ち、投資をしっかりと考えている。その上、テレビはくだらないと家にはテレビがない。
だからケチと言う訳ではない。私は、このしっかりとした考え方を持つ若者に好感を持っている。
もちろん、義妹も大好きだ。

そんな彼らの結婚式だからとはりきって、何と振り袖を来て出席した。
着物の効力は、凄い。
「写真を撮らせて!」とか、「これ、着物っていうのよね?」なんて、みんなからどんどん話かけてくれる。
その上、バンドが入ってからは、ダンスに誘われたりもした。よしよし。
生憎、着物なのでうまく動けないのと、
汗だくになって、汚れた手で触られると着物の後始末が大変なので、丁重にお断りした。
最近は、みんなが珍しいのか着物に触りたがるのを知っているので、その気配を感じると素早く身をかわす。
しかし、スキンシップが大好きな国民だから、触ってはいけない。という意識がないのはちょっと困るな。
子供にも着物は効果がある。「あなた素敵なドレス着ているわね。中国から来たの?」というので、
新しい知識として「日本」と言う言葉をインプットしてやった。
どんな高いドレスを着ていてもこんな人気者にはなれないだろう。
ですので、皆さん、外国では着物を着ましょう!!

さて結婚式は、アウトドア嗜好の彼らにピッタリのスコットランドの田舎で、川が流れ、
山がある場所のマナーハウスで行われた。
元は貴族の館で、狩猟の戦利品として、鹿の頭の剥製が部屋のいたるところに飾られていた。
そして、食事をするホールでは、およそ2000頭の鹿の骸骨が天井に施され圧巻だった。
2時半から始まり、お開きになったのは0時45分。
ほとんどの人は、ここから30分程度の街のホテルに泊まっているので、
バスが向かえにきてくれるまで拘束状態だった。
着物を 12時間も着ているのは、結構大変だったので、最後はバスが来るのを今か今かと待っていた。
そして、お腹もいっぱい、お酒も飲んだ。暖かい車でウトウトして寝ていたら、バスが急ブレーキを踏んだ。
どうしたのかとフロントガラスを見ると、なんと鹿が道をふさいで止まっているではないか。
逃げる気配もなく、バスを睨んでいるようにも見えた。その間15秒はあっただろう。
そして、林に消えていった。
本日のディナーには、鹿のキャセロールのメニューがあり、美味しくいただきました。
あなたの仲間が見せ物になっていた場所で楽しんできました。
ごめんなさーい。乗客はみんなそう思ったに違いない。
でも、朝食の時には、「ねえねえ、昨日の晩、私たち鹿をみたのよ。」と自慢話になっていたのは当然かな??

投稿者 lib : 12:04 AM | コメント (2)

October 24, 2007

英語口

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ロンドンで日本人の英語劇を観て来た。
出演者は、演技だけではなく、英語を使うという壁があったと思う。
彼らは、普段も英語の生活をしているのかもしれないが、1時間半の英語の台詞を話すなんて相当凄い。
私には到底できない。感心するばかりだ。
さらにネイティブでないので英語を使う事にきっとご苦労したと思う。が、申しわけない。
やはり日本人、英語が日本語のイントネーションなのだ。
ああ、日本人の英語ってこんなに抑揚がない話し方になるんだーと、改めて気がついた。

そして、思い出したのは、ダーリンの家族が私と会話するときの表情だ。
最近は、この私のいい加減な英語にだいぶ慣れて来てくれたが、始めのうちは、私が話すと彼らの顔が????となり、
ダーリンに「この子は何をいっているの??」と目で助けを求めていたっけ。
おばあちゃんと話す時は、ダーリンの通訳が必要で、なかばやり投げになっていた私だ。
特に田舎の年寄りは、英語の並び方や発音がちょっとでもおかしいと理解出来ないから、仕方がないよ。
とダーリンがなぐさめてくれたが、そのことが本当に今日理解出来た。

もちろん言うのは簡単で、私には演技以前に1時間半の台詞を覚えるだけでギブアップだから、この演劇の評価なんてできない。
ただ、口惜しいのは、発音って大切なんだ。ということが当たり前だけどわかった。
テレビで、外国人が英語を話しているのに、字幕スーパーがでるのもこういう理由だろう。

実は、私はBBCの番組に出演していたかもしれなかったのだ。
きっとその時は、私のしゃべりに字幕スーパーがついていたかもしれないなー。
でも、撮影はしたがオンエアーはされなかったので、そんな恥はかかなくてすんだ。ホッ。

内容は、日本人にアフタヌーンティーのマナーを教えている英国人の先生と生徒ということで、
出演するように先生から依頼されたのだ。
生徒の主役はいるので、その他の脇役としていてくれればいいということだった。
しかし、当日は私もインタビューされ、その時々に英語の発音、単語を直されて、撮り直しをして、
オンエアーされる事にも承諾し、疲れ果てて帰宅したっけ。
しかし、最終的にボツになったと先生から聞いた。
まあ、あまりにも成り行きで撮影していたので、中味のない番組になっていたと思う。
もし、オンエアーされていたら、文字スーパー付きの発音の悪い英語で、すました顔で出演したと、
私は笑いのネタにされていたのは、いうまでもない。

ああ、せめて字幕スーパーが使われないぐらいの英語耳版の英語口になりたいものだ。

投稿者 lib : 12:31 AM | コメント (0)

October 16, 2007

ダーリンの願い

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ダーリンは、辛抱強い。
こんなわがままでうるさい私に文句も言わずに、一緒に住んでいる。
寛大なダーリンだ。
そんなダーリンでもささやかな?お願い事が私にある。

我が家では、2人とも働いているので家事は分担制になっている。
洗濯とベッドのリネン換えは、ダーリンの担当。私は、掃除機とトイレ、バスルームの清掃だ。
1週間に1度の作業だが、忙しい週末を過ごすと部屋の掃除が次の週になることもあるが、
そうなってもダーリンは文句も言わない。よし。よし。

皿洗いの役目は、料理を作らなかった人が担当になっている。
よくあるパターンは、ダーリンが作って、洗い係が私の担当だが、
夕食を食べたら疲れてしまって、後で洗うつもりが朝になり、急いで会社に出かけて洗えず、
そして、その日の夜になる。たいがい次の夕食の準備も帰宅の早いダーリンになることが多いので、
ダーリンが洗っている。
他のことには、あまり文句は言わないダーリンだが、どうもシンクに皿や鍋がたまっていると
気になるらしく、洗うように催促される。
最近は、パターンを読まれていて、朝起きてシンクに食器類がたまっていると
「食器、洗ってから出かけてねっ。」と軽く言っているが強いお願いに聞こえる。

ダーリンのお願いは、もう1つある。
それは、髪型だ。
どうも短い髪型が嫌いなようだ。
ダーリンがいうには、多くの中年女性は、なぜかみんなショートカットにする。ふむ。ふむ。
確かにダーリンのママも、おばさんも、おばあちゃんも、みんなベリーショートカットだ。
女性、歳を取る。イコール、ショットカット!! イコール、おしゃれでない!!ババくさい。ということらしい。
女性らしくないそうだ。
まあ、短いから手入れがラク、ということがバレバレなんでしょうかね??
ふーん。男性の長い髪の女性が好き!!という信仰は我が家にもあったようだ。

ということで、ダーリンと結婚してからショートカットはしていない。
昔は、刈り上げなんてしていたこともあったけど。

長い髪はショートカットに比べて、美容院に行く回数が少なくて経済的だけどね。
変なこだわりだなーと思いつつ、結構、男性っぽいリクエストかもねー。
みなさんのご主人や彼氏もやはり、こういうリクエストがあるのですか??

投稿者 lib : 07:05 PM | コメント (2)

October 09, 2007

到着した日にすぐに帰国すると決めていたのに、、、(その4)

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住む処は、ダーリンと同じ街にした。
物価高のロンドンなので、仕事を早めに決めないと、、、と選択のないままに、
今は閉店してしまった某日本食品店でアルバイトをする事にした。
それも魚や肉売り場だ。
お客さんは、ほぼ駐在員の奥様で、注文に応えて計ったり、包んだりという単純な作業だった。
そこの店には、中国人のスタッフもいるため、私は時々中国人と間違われ、
奥様から、英語で注文されることもあった。
中には、英語に苦労している方もいて、
「Can I have 百グラム?」となぜか数字だけが日本語になっている人もいた。

しかし、彼らはここで毎日、高級日本食品(今よりももっと高い時代でした!!)を買えるご身分で、
私は帰る時になると生臭い臭いが、髪から皮膚にまでしみ込んだ感じで、
バスに乗って帰る際に、隣に人がいないシートを選ばないといけないといった身分だった。

臭い上に、水を使うので手が荒れるし、冬なんて冷たくて大変だった。
正直言って、なんでこんな仕事を?なんて泣き言を言っていた事もあったが、
賄食も出るし、同僚はみんないい人で、
大学院に通う日本人もアルバイトをしていたくらい、簡単にいい仕事が見つかる時代ではなかった。

その年は、売り上げが良かったと言う事で、スタッフ全員がレストランのクリスマスディナーに招待された。
こんな話を聞いていたダーリンは、自分も奨学金で生活する苦学生だったので
一緒に働きたい!!と言い出した。

なんていったて、あまのじゃくな上、一風変わったダーリン。
オフィスワークよりも日本人の生態が見えるこんな場所で、バイトをするのが面白いと、
私が別のアルバイトを見つけた後もダーリンは、1人で日本食品店でアルバイトを続けた。

こうして、始めて英国にやって来て、早1年と半年が過ぎた。
貧乏だったが楽しい学生生活も、やはり金がなくなってくればつらい。
バイトの給料は、家賃と食事を支払ってしまったら何も残らない。
日本の貯金は、学費で使い果たし、そろそろ日本へ帰る時期が来た。

英国で知り合った男女は、 普通ならここで別かれるか、結婚するかの選択をするのだが、
ダーリンは1年間大学を休学して、日本で働くことを考えていた。
かくして、我々は一緒に日本へ旅発つ事になった。

投稿者 lib : 07:18 PM | コメント (0)

October 02, 2007

到着した日にすぐに帰国すると決めていたのに、、、(その3)

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その当時、学生ビザを延長するのは無料だったし、その日の内に終わった。
朝早く起きて、ロンドンから小1時間、クロイドンにあるホ−ムオフィスに出向き、
番号札を取り、その番号になるまでただ待つだけ。
学費も半年分支払い、英語学校からのレターもある。
残高もまあまあある。
これで最低は、半年は延長してもらえるだろう、運が良ければ1年かな?なんて確信を持って窓口へ向かった。

しかし、ビザは1ヶ月のみの延長となった。
なんで????
担当官曰く「また、1ヶ月だったら、いらっしゃい。」とのこと。
理由はない。
これは、いじめだ。
抵抗も出来ずに引き下がるしかない。ちぇっ!!

今の空港のイミグレーションでもそうだが、おおよそ女性の担当官に当たると運が悪い。
以前にも書いたようにヒースローで足止めされたときも女性だった。
そして、この時も女性担当官だった。

1ヶ月後にで直すと今度は男性の担当官。前と同じ条件でなんと1年半くれた。
この差は、なんだろうか。

ビザも無事延長出来たし、さあ、もっと長くいるためには、毎日の経費を下げるしかないということで、
費用が高いアーチウェイのホームステイを引き上げ、早々に次を見つける事にした。
今度は、バングラディッシュと英国人を両親に持つ40代のお母さんと10代の男の子が2人いる家族の1部屋を借りる事にした。
今度は自炊だ。
さっそく色々買い込んで冷蔵庫や戸棚に入れた。
そして、次の日にさあ料理をしようと、冷蔵庫を見ると、卵が1個減っている。
あれ??確かこの棚に置いていいって、ママが言っていたのに。なぜ??
そうか、卵は、卵。多分、間違えたのだろうと思い、卵全部に私の名前を書いた。
(ケチって。でもその当時は、貧乏学生。卵1個でも貴重な1品だった。)
しかし、次の日も卵が無くなっていた。これで2個目だ。
うーん。これは、ママに言わないと毎日減ると思い、他もいろいろチェックしていたら、
ガーン。なんと高ーい日本食品店で買ったうどんのカップ麺がなくなっているではないか。
ショック。

すぐにママにこのことを言うと、
「ごめんなさいね。きっと息子たちが食べてしまったのね。」という。
この息子達、私は1度も会ったことがない。
どうも夜遅く帰ってきて、昼まで寝ているようだ。学校は、行っているのか、いないのか、、、、。不明。

お詫びにとママがつくったカレーをご馳走するという。
やったー。本場のカレーだ。と嬉しさいっぱいで席につくと、
カレーのルーは、水ぽっく、私が期待していたカレーとは全く違っていた。
そして、茹でた豚のレバーがそのままでてきた。
「これを食べながら、カレーを食べてね。」とママ。
う、臭い。どうしよう。レバーを口にいれたが、かまずにそのまま飲み込み、あとは残した。
あまり食がすすまない私に、ママは「ダイエットはいけないわよ。」と心配された。

そして、3日目が過ぎたころだろうか、朝起きて歯を磨いていると、後ろに人の気配がした。
振り向くと、そこには、ニターと笑っている若い男性が立っていた。
息子ではない。
ビックリしている私に、息子の従兄弟だと自己紹介された。

しかし、これが、ほぼ毎日続いた。
ただ、見られているだけだが、なんとも気持ちが悪い。

ママに呼ばれて、「その人に、何もされなかった?」 聞かれた。
もちろん、まだ何もされていないので、「いいえ。」と答えた。
するとママは、良かったと言った。
どうも彼はオバさんのお尻を触ったそうだ。だから、あなたも気をつけてねという。
げっ。気持ち悪い男だ。
しかし、気をつけるって、そんな人を家にいれなければいいと思うが、国民性か、家族、親戚の絆が強いそうだ。

その後、部屋に鍵をつけてくれると言って、1週間も何も起こらず、
相変わらずその従兄弟は、訊ねてくるし、なんだかだんだん家に帰りたくなくなった。
1ヶ月を過ぎて、ママに申しわけないけど、家を移りたいことを伝えた。

その当時は、グリーンカードといい住所が変わるたびに最寄りの警察に届ける義務があったけ。
ダーリンの住んでいた同じ町の警察にいくと、
「よかったね。この町で。昨日隣町で発砲事件があり1人が死んだんだよねー。」という。
なんて、街にきたんだろう。

投稿者 lib : 10:55 PM | コメント (0)

September 26, 2007

到着した日にすぐに帰国すると決めていたのに、、、(その2)

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人間なんてなんて、いい加減なんだろうか。
英国をさっさと去ると決めていたのに、いざ生活を始めてみると、なんだか楽しい。
それは、なんでもが新鮮だからだ。
しかし、円が1ポンド260円の時代。
物価の高さに気づき、このまま長く住むには、アルバイトをしないといけないことを悟る。
元来貧乏性なのだろう、お金がなくなる前に仕事をさっさと探してしまおうと、
いろいろ探し出すがなかなかそう簡単にいい仕事は見つからなかった。
そんなあるとき、ある企業を訊ねれば仕事がもらえるかも、、と日本にいる友人が英国で一度あった人を紹介してくれていた。
のこのことそこへ訪れ、「仕事はありませんか??」なんて聞きにいったけど、生憎、そこでは人材を探していないとのこと。
ああ、残念。
しかし、英国に到着して1週間しかたたないのに、仕事を探している私に同情してくれたのか、
面接してくれたその人が、
「来たばかりで大変でしょう。彼女から英国のことでも聞いてみたら?」
と 同じような職種でそこに働く女性を紹介してくれた。

縁とは、こんな所から始まるのだろう。
彼女は、その当時、 引越したばかりだったが、新しい家がお気に入りだったのだろう、なんと初対面の私をその家に招待してくれた。
さっそく、その週末にそこの家にお邪魔する。
そこは、 天井が高く、広いフラットで、大きな庭もあり、 念願の猫を飼うことができると喜んでいた。

英国では、広い家を数人で借りるシェアーというシステムがあり、彼女も英国人2人とシェアーしていた。
その1人がダーリンだった。
すでに日本語を勉強していて、私に会うなり日本語で自己紹介をした。
私の第一印象は、ああ、日本好きのへんな外人!!だった。(笑)

しかし、なんと彼の大学と、私の英語学校が3分とご近所。
うーん。これは便利な人に巡り会ったぞ。とさっそく銀行口座作りの手伝いを頼み、数日後に会うことを約束した。

こうして、ダーリンは年上の日本人女性のお願いを何度も聞かねばならず、必然的に会う機会も多くなり、
気がつけば2人でデートしていた。

さっさと帰るはずが、その後お金がつづく2年間も英国に居座った。
これもダーリンと出会ったことが大きな要因だったのだろうなー。
ああ、人の運命なんて不思議なものだなー。

投稿者 lib : 09:56 AM | コメント (4)

September 19, 2007

到着した日にすぐに帰国すると決めていたのに、、、

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私がロンドンに住もうと決めて、ヒースロー空港に着いたのは確か9月23日頃だったと思う。
あの時はこんなに寒くなかった気がするけどなー。

長くいる方法としては、やはり学生ビザを取得することだと知り、渡英前に英語学校に入学の申し込みをして、
飛行場からホームステイ先までのミニキャブをアレンジしてもらった。
ドライバーはしっかりと待っていてくれて、荷物を車まで運んでくれた。まずは、これで第一関門を突破した。
なんていったって、ロンドンは初めてだ。地下鉄の乗り方もしらないし、それに結構小心者の私。
大きな荷物をもって、ウロウロするのはあまりいいアイディアではないと判断したためキャブを頼んだ。

ドライバーは、開口一番にステイ先に連絡したけど誰もでなかったんだよ。というような事を私に言った。
今よりも更に英語の理解力がないので、多分そんなことを言っていたと思う。
はっきり覚えていないが、ナショナリティーとしては英国人ではなかった。

ステイ先は、北ロンドンのアーチウエイ。
ヒースロー空港からなら、車で1時間30分もあれば到着するはずだから、
遅くとも8時ごろには着くので、夕ご飯を食べると伝えてあった。
しかし、8時を過ぎても到着しなかった。
なんだか、淋しい工場街を走り、うすぐらいライト、風があったのか、道に落ちている紙くずが舞い上がる。
なんだか不安な感じになって来た。
特に街灯、オレンジ色はなんだか気分を憂鬱にさせるよね。
日本の蛍光灯のように明るくないので、誰もがこのライトにイラつくようだ。

どうなっているの?とドライバーにも聞けず、ただいろんな想像だけが頭に浮かんだ。
ホームステイ先に連絡ができないので、ということを理由に別の場所へ連れて行かれるのでは?
そうだ、タクシーで飲み物をもらい、飲んだら睡眠薬が入っていて身ぐるみ取られたという話を読んだような気がする。
いや、このまま何処か知らない所に連れていかれて、売られてしまうのでは?(自分の容姿を無視しての発想だけど。)
ああ。やっぱり外国は危ないんだ。こなければよかったかなー。
夜のせいもあるけど、どこまで行っても車からみる景色は荒れている環境で、スラム街のようだ。
もし無事に到着しても英国からは直ぐに出ようと決めた。

走り出して2時間。ドライバーもだんだん不安になったようで、ガソリンスタンドに立ち寄り自分の行き先を聞きに行った。
ここで車を降りて助けを呼ぼうと思ったが、なんと説明していいか、分からない。どうしよう。いいチャンスかもしれないのに。
あ、まずい、ドライバーが戻ってきた。どうも間違った方向に行っていたというような事を言った。
そして、「ごめん」と言って、私にコーラをくれた。
飲み物だ、、。これって飲んでもいいものか。うーん。困った。
ドライバーは、行き先がわかったようで、鼻歌なんて歌っている。そして、コーラを飲みなよ。と勧めてきた。
困った。 困った。コーラを手にした私は、飲むに飲めずに、どうしようか、迷っていた。
しかし、コーラは缶だ。それにまだ開いていないぞ。
まさか開けてもいない缶に、睡眠薬も入れられないだろう。
しかし、この話はうまく出来ているよなー。このコーラは、彼が店で買ったものかどうかはわからない。
油断させているのでは?と疑り深くなるばかり。

そんな事を考えていたら、急に周りが住宅地になってきた。
そして、なんだか明るい。活気がある。ドライバーの迷ったということは本当かもしれない。
コーラ、飲んでも大丈夫かも。

缶を開けた。
すると急に車が停まった。
ホームステイ先に到着したのだった。
さすがにステイ先の家族も心配して、ドライバーに文句を言ってくれた。
私は、そーっとコーラの缶を逆さにして、中味を捨てた。

今覚えているのは、テムズ川を渡ったこと。
ヒースローからアーチウエイに行くのには、ぜったいにテムズを渡らない。
いったいドライバーは、どこを走っていたのだろうか。今でも謎だ。

投稿者 lib : 12:10 AM | コメント (0)

September 11, 2007

つながり

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いやいや、ロンドンの日本人社会がこんなに狭いとは。
先日、子豚を食べる会に参加したときの事(その模様はこちらから)。
17名の人数が集まった。主催者以外、参加者同士はあまりリンクのない人たちの集まりだった。
そのうち、3人が非日系、そのうち2人は、日本語ベラベラ。
その1人が後から入って来た人を見て「あっ!!」と声を上げた。実は、以前の同僚だったそうだ。
そして、私の前では、「あれ?もしかして、、、」と斜め向かいの人に声をかけていた。
どうも日本の職場で、1週間だけだが一緒に働いていたそうだ。
そして、私の隣では、「あの、あそこに座っている人は、もしかして、××さん?」
どうもご主人とよく飲み歩いている方で、会うのは初めてだそうだ。
「これもいい機会だから、ご挨拶してこないと。」と話を始める2人。
17名中に6人は、お互いが知り合いだったことになる。
この集まりの共通項は、ただの食いしん坊だけなのに。

英国には、同窓会や県人会などのサークルがあるけど、そこでもこんな話はよくある事だそうだ。
日本にいたら、こんな集まりはみんな忙しくて参加しないかもしれないけれど、これも結構参加すると面白い。
私なんか、同年代で姉妹校に行っていたということで、急に親しい気持ちになったものね。
同じ制服や同じような校風で話が盛り上がり、彼女には常に親近感がある。

私は、札幌で産まれて、御殿場、山中湖、忍野、鶴ヶ島、を経て東京の大山、池袋に住んでいた。
まあ、これだけよく引越したものだ。

英国で日本人同士の始めの会話に、出身地を聞くのは一般的だ。
しかし、私は札幌で生まれているが、幼いころに本土に引越しため札幌の記憶がない。
そのため出身を聞かれるとつい
「産まれたのは、札幌なんですが、父がサーカス団にいたので各地を転々としていたのです。」と言ってしまう。

一方、ダーリンなんてロンドンの大学に通うまでは、1ヶ所の町で生まれ育って来た。
いまだにその町には、ママや親戚が住み続け、町の景観の変化もずーと見続けて来ている。
クリスマスなどに帰省すると、昔はこうだった。ああだった。などと説明してくれる。
ちょっぴりうらやましいな。

投稿者 lib : 11:11 PM | コメント (6)

September 04, 2007

英国のスーパーマーケット

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我が家でも土、日曜日のどちらかにスーパーに行き、一週間の買い物をする。
近所には2件のポピュラーなスーパーがあるが、ほとんど1件しか利用しない。
その理由は、地域のせいかもしれないがその1件がなんだかシャビーなのだ。
このスーパーブランドは嫌いではないが、近所にあるこの支店に一歩、入った瞬間に買い物の気持ちが薄れる。
レイアウトのせいだろうか? ああ、 多分このスーパーの住民の嗜好とまったくあわないと思う。
魚コーナーは、極端に小さいし、並べ方もセンスがない。
ダーリンなんて、デプレッションになると言って決して近寄らない。

ということで、毎回いつも少し遠いスーパーに出向く。
まずは、野菜コーナーで選び、 精肉コーナーに入ると、一気に北国に来たかと思うほど寒い。
ここでいつも不思議なのは、チキンの価格だ。
まるまる1羽が£3程度で買えるニワトリちゃんと、
フリーレンジで育ったオーガニックになると£12もするスノッブなニワトリさんとなる。
いったい同じチキンなのに、なんでこうも値段が違うのか。不思議だ。
なんだか、そうなると気のせいか£3チキンが色白でファットが多いようで、
見ているだけで食欲がなくなる。私は洗脳されやいかもしれない。
うーん。と考え込み、買い物のトローリに入るのは、中間的な価格のニワトリさん。
しかし、いつ見ても肉コーナーはでかいなー。それに比べて魚コーナーはなんと惨めなサイズか。
同じスーパーでもエリアによってこの魚コーナーのサイズは違う。

インテリで高所得者が多いエリアは、ぜったいに魚コーナーが広い。(私の独断的な調査より)
我が家のエリアは、ここ最近、地代があがってきているけれども、魚コーナーは小さいので、
インテリで高所得者が多いエリアではないことは確かだなー。

そのせいか、魚の売れる回転が悪いのか、魚売り場が 時々臭いのだ。
新鮮な魚屋は臭くない。
そう、ここのスーパーのサバの目なんて死んでいる(そう、既に魚は死んでいるのだけども、完全に死んでいます)
めったにイキのいいサバにお目にかかれない。
それで、定番のサーモン、ツナ、トラウト(ニジマス)をよく買う。
これらは人気の商品らしく、まあまあ鮮度がよさそうだ。

以前、ムール貝を買ったら臭う。でも、火に通せば大丈夫かな?と思ったら、
もう臭くて 臭くて、料理したけどそのままゴミ箱行きだった。
それ以来、ピチピチの魚に会いたい時は、お気に入りの魚屋にいくことにしている。
その上、売っているお兄さんもなぜかみんなイキがいいのです。(ふふっ)

さて、スーパーですが、魚コーナーを過ぎて、 卵コーナーへ。
もちろん、他の人がしているようにふたを開けて、中味の卵が割れていないか確認する。
この行為、大切です。本当に卵がよく割れているんですよねー。

そして、パンコーナーへ。
パンには、不満がいっぱいある。フランスに近いのだからもっと美味しいフランスパンが食べたいのに売ってない!!
先日テイスト・ディファレントと書かれているブランドのパンを購入したが、すっかり期待を裏切られた。
だって、味のないいつものパンと同じだったのですもの。
ダーリンいわく、「テイスト・ベターとは言ってないからね。うそじゃないよ。」ウーンなるほど。
ディファレント(違い)とは、美味しいよ。と言っている訳ではないので、上手な広告かもしれないなー。

しかし、なんだかんだといってもスーパーは大好き。
特に、楽しみはレジで会計をすませる時。
レジを待つ間に,前の人や隣の人の買い物の中味をみて、その人の生活ぶりをいろいろ想像するのが楽しい。
本当に見事にタイプが分かれている。
オーガニック好きは、野菜から肉、牛乳までオーガニック商品で身なりもそこそこなインテリさん。
賞味期限切れに近いため値下げラベルがついた物しかない買わない節約さん。
小さなポテトチップスが沢山はいった大袋を3つ、4つにコーラの巨大ビン、冷凍チップスを大量に買い、
それにミルクさえ飲んでいれば健康と勘違いしているジャンク家族。
野菜嫌いの若者カップルなど様々だ。

我々の買い物の中味は、ノーチップス、ノーコカコーラ大ビン、ノークリプス(ポテトチップス)のはずだが、
たまにダーリンがこれは身体にいいクリプス(ポテトチップス)といって、知らぬ間に買い物のカートに入っている。
私もダーリンが見ていない隙に、 化粧品やクリームなどを入れている。
だって、我が家ではスーパーの会計はきっちりと2人で折半するのですもの。
自分が使う物を沢山いれておかないとね。
このスーパーは、いま売り場面積拡大のために工事をしている。この秋には、洋服や雑貨のコーナーが増えるらしい。
私が使える物があるといいなー。ああ、スーパーは楽しいな。

投稿者 lib : 11:22 PM | コメント (2)

August 29, 2007

英国の地下鉄で。

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通勤の地下鉄で何気なく車内を見ていたら、「座る?」と言って立っている私に席をオッファーしてくれた 若者の男性がいた。
反射的に断ったが、なんで?私に?まだ、席を譲られる年齢でもないし、怪我をしている訳でもない。
あっ!!と思った。
友人も同じことをされたと言っていたことを思いだした。
彼女いわく「私、多分、妊婦と勘違いされたのよ。失礼しちゃう。」なるほど。
え、じゃあ、私も?妊婦に間違えられた??
友人と私の共通点は、かなり健康的に豊かな肉体を持っている点だ。

日本では、席を譲りたい人がいても、自分の譲る行為が目立つのでやりたがらない、と言う話を聞くが
英国では、えっ?!こんな兄ちゃんでも席を譲る気持ちがあるのか、と感心する反面、
いいジェントルマン格好をした人がまったく状況を気にしていない場合もある。
また、空いている席があり、その席をめがけて座ろうとしている男女がいたら、大概は男性がその席を女性に譲る。
この限りでない男性に会うと、「まあ、失礼な人!!」となるから気をつけてね。
しかし、最近は男性が女性に席を譲ると、男女平等なのになんで私に譲るの??と怒る女性もいるそうだから、男性もダイヘンだ。

地下鉄にはいろいろな想い出はあるが、以前、地下鉄の中でスリ未遂を見た。
リックサックを背負っている女性の後ろに立ち、小さなポケットのファスナーを開けようとしている。
中には、どうやら財布が入っているようだ。
私は、どうやってその女性に伝えようかと思い悩んでいたら、彼女が止まった駅で降りようとしているではないか。
それに続いてそのスリも降りようとしている。やば〜い!!
2人がドア付近に立っている私の方向へやって来た。
思わず、彼女の耳元に「リックの後ろのファスナーに気をつけて!!」と耳打ちした。
彼女は、後ろを振り返った。
その瞬間にすべてを悟ったスリは、仕事を諦めた。が、その獲物を捕られた怒りを私にぶつけてきた。
一旦はホームに降りたが、再度車両に乗り込んで、私に向かって飲みかけのジュースをかけようとした。
反射的に私は逃げたが、座っていた人々がジュースの雨の被害を受けた。
私にかからないとわかると今度は、ジュースの缶を私に向かって投げて、逃げていった。
しかし、あたらなかった。
この行為が、駅に止まって、そして、ドアが閉まる迄の時間の出来ごとだったからすごい。
まるでスローモーションを見ているようだった。

しかし、自分の行為を恥ずかしく思わず、向かってくるなんて、スリのくせにマナーがないなー。と腹立たしかった。
日本でだが、口が大きく開いている私のバックに後ろから人の手がバックに入っているのを目撃した。
これもスリだ。しかし、ラッキーなことに私は財布を手に持っていたので、被害はなかった。
取る物がないと分かったのだろう、手がさっとバックからなくなった。
すぐに後ろをみたが影も形もない。誰がやったかまったく分からない。さすがプロのスリだと感心した。
スリになるなら、このぐらいスマートな立ち振る舞いにしてほしいなー。とつくづく思った。

投稿者 lib : 12:47 AM | コメント (2)

August 22, 2007

海辺でのホリデー

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お互いに1つ1つ確認していないけど、ダーリンと私は、好き、嫌いがよく似ている。
まあ、だから夫婦なんだろうけどね。
興味がないことの1つは「海辺で過ごすホリデー」がある。
そう、我々は、へそ曲がりであまのじゃくのようだ。

ダーリンの同僚、イタリア人の彼女が我が家に遊びに来た。
我が家の自慢は、家よりも広々とした自然いっぱいの庭。
「このラフな感じがいいですね。」と社長5年生の奥さんにも褒められた素晴らしい庭がある。
そう、手入れがまったく行き届いていない庭だけど、夏にはすごーく便利。
テーブルと椅子さえ用意すれば、りっぱなガーデンパーティができますもの。

イタリア人の彼女もそんな庭を褒めてくれて、ワインを飲みながら雑談していた。
そこへ料理を持って私が加わると、「ねえ、ココ。あなたこんないい天気でどうして帽子をかぶるの?。」
「そうだ、まだ、日傘をさしているの?」と続けて聞く。
「天気がいいから、帽子や日傘をさしているのよ。」と私。
「えー、わかんないなー。どうしてよー。」と彼女。
小麦色の肌だけが美ではないわよ。日本では白い肌が美しいのよ。と言うつもりはないが、
私は日焼けをするとすぐ赤くなり、そして、しっかりとシミとして残る。
この国は特に紫外線が強いので、油断はできないのだ。と言うと
「信じられない。太陽はいいよ。なんでわかんないのかな?」と自分の太陽信仰を押し付けてくる彼女。
こんなことで、討論はしたくないので、「これは、政治や宗教みたいなもんで、人それぞれの考え方の違いよ。」と軽く答えたら、
「なんでー。夏に海辺にいくでしょう。それをここでも満喫すれば?」と彼女。
「私たちは、海辺のホリデーはいかないのよ。」と答えると
「えーーーーーーー、信じられない!!!!!!!!!!」と絶句の彼女。

前にも書いたが、ダーリンは子供頃、判で押したように毎年行ったスペインの夏の休暇にいい想い出がなく、
我々は”海辺で過ごす夏”にまったく興味がない。

これで引き下がる彼女ではない。
さらに話は、義理の弟の話になった。
弟は最近仕事の関係でカラビアン に転勤した。住宅の目の前には海が広がる最高のロケ−ション、みんなが憧れる環境だ。
そのため、まだ引っ越して半年なのに義理ママやその他多くの太陽信仰の英国人が彼の家を訪問している。
ダーリンが日本にいた4年間には、たった2人しか訪れなかったのに。
義理ママなんて、香港にきていながら、日本に寄る話もなかった。
人気のない日本。

そして、この彼女でさえ、
「弟がそんな天国みたいな所にいるのに、もったいないなー。この機会をどうーして、無駄にするの?」という始末。
「本当に、もったいないなー。もったいないなー。」とブツブツいっている。

まあ、可愛そうなことに弟は、今は台風で批難しているけどねー。

価値観が違うとこんなに大変だと言う事を思い知らされた一日だった。
彼女とは、結婚出来なかっただろう。ふー。

その後、ダーリンが彼女と会うと、最近はデイプレッションだという。
この寒い英国の夏の天気で鬱になりそうだ。と弱くなっていた。
ダーリン曰く、人はその土地の水が合わないように、太陽も合わないってことあるのかな?

投稿者 lib : 12:11 AM | コメント (0)

August 15, 2007

日本からのお土産

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奥さんが日本人で、ご主人が英国人。
日本から両親や友人が英国に遊びに来るときに聞かれるのは、「あなたのご主人には、また、その家族にはどんなお土産がいいかしら?」
お土産。うーん、これは日本の風習だ。
この国の人々は、あまりお土産という概念がないので、あまり心配の必要がないのです。
やはり家族が日本から来る私の知り合いが、ご主人にお土産は何かいい?と聞いた所、
彼の返事は、「侘びと寂びがほしい。」といったそうだ。
え?、「詫びと寂び」、茶の道具???うーん。それとも???と悩んだ彼女。
ダーリンに聞いて見ると、まあ、古くて味わいのある物のことじゃないのかな??
結果、鉄で出来ている急須と判明したらしい。
なるほど。しかし、これは結構いい路線です。
これをお土産としてリクエストする英国人は多いです。

さて本当に、お土産は悩みの種。
私も始めのうちは、日本に帰った後にダーリンの実家へ行くことが多かったので、
お土産は、嫁として、礼儀、絶対購入すべし。なんて思い、ない頭をしぼっていろいろ買って来たがどれも不発だった。

その1、せんべい。
揚げてあるものから、堅焼きせんべいまでいろいろな種類を購入してみたが、みんな一口食べて、それでお終い。
あ、あなた達、お煎餅が嫌いなら、私もって帰るわよ!!。と心で騒ぎながら、そんなこと口にできない嫁としては、
黙って見過ごしていた。

その2、日本酒。
これも、開封されずに1年間も家に放置されていた。これじゃあ、美味しくなくなります。

その3、扇子。
これもあまり喜ばれなかった。義理ママと義理妹に購入したが、1度たりとも使ったことがないようだ。ショック。

意外なことに自分に買った大好物の「かりんとう」が人気だった。
ただし、ダーリンのちょっと変わった友人だから、万能ではないかも。
食べ物のなかで、羊羹なんて、ぜったいダメですよ。
あの黒くて、ちょっと柔らかくて甘いのは、英国人は嫌いのようです。

最終的に落ち着いたのは、 義理ママのアンティーク好きということで、その手の物。
蚤の市で買った物や昔の復刻版をさも曰く付きで話すと喜んでくれて、なんと!自分のコレクションと一緒に棚に並べてくれた。
これが判明してからは、この路線でお土産を購入していたが、最近はこれも購入していない。
あれ?緊張感のない結婚生活同様、嫁として思いやりが足りないかしら??
うーん。どうもお土産という観念が英国人同様に無くなって来ていると、いいように文化に馴染んだと解釈しているが、
どうーしてかな??と分析してみると、日本に帰ると自分用の買い物で頭がいっぱいで人様のことを忘れているのが
本当かもしれないなー。これってエゴかしら??

投稿者 lib : 12:04 AM | コメント (5)

August 08, 2007

ダイアナの死の真相

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元皇太子妃ダイアナが死去して10年になる。
だんだんと人々の記憶から消えつつあるが、ここ最近彼女のテレビ特集が続いた。
彼女の事故があったとき、我々は日本に住んでいた。
あれは休みの日で、テレビを見ていたダーリンが「あっ!」と言って、私を呼んだ。
その後、彼女の葬儀の模様もすべて、テレビを通して見ているので、
リアリティがないせいか、私はいまでも彼女は死んでいないのではないかと思っている。
彼女のパパラッチに追いかけられた生活は、かなり異常だっただろう。
よく耐えていたものだ。私ならキレて暴力にでるか、精神病になるだろう。
離婚後、きっと彼女は、普通の幸せが欲しかったに違いない。

犯罪者が警察に協力して新しいアイデンティティーをもらうというが、
どうも彼女もこれを実施したのではないかとワクワクするような想像をしている。
交通事故をいいことに、顔を成形して、新しい人生をもらって静かな生活を送るのも悪くない。
だって、助手席に座っていたボディーガードが助かって、なんで後部席の人が死んでしまうの??
ここに謎がいっぱいある。
暗殺説などいろいろあるが、このような新しい人生を選んだという説がまったくでないのは不思議だ。
エルビスだって、まだ生きていると信じている人がいるのに。

しかし、つくづく死んでしまたらおしまいだとも思わされた。
ライバルは、熟年離婚して、再婚して、もしかしたら次期女王になるかもしれないのに。
片や交通事故で死んでしまうのは、可愛そう過ぎる。

何か新事実が見つかるかもしれないと、彼女の記事やテレビを見るのは私はかなりダイアナファンなのかしら?

投稿者 lib : 12:00 AM | コメント (2)

August 03, 2007

寛大な精神を養える英国??

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ハット卿の電話保留詐欺?ではないけど、この国も詐欺まがい(いや詐欺でしょう)が多い。
日曜日に我が家のドアベルが鳴った。
誰も来る予定がない。日曜日だから郵便マンでないのは事実なので、どうせろくな事はないだろう。
多分、宗教の勧誘か?と思いつつ、ダーリンが出ていった。
台所にいた私にも聞こえて来たのは、
いきなり丸暗記で覚えた台詞を吐き出しているセールスマンだった。
つまり、息継ぎがなくドドッーとしゃべりだしている行為だ。途中でとまると忘れてしまうからねー。
彼の話は、 こうだった。
この地域は、ブリティッシュガスが供給を止めたので我々が引き継ぐ事になった。
だから、ガスを引き続き使いたかったら、我々と契約しないと使用できなくなりますよ。というのが彼の説明だった。
ダーリン「数年前より自由化されて、使用する我々が供給会社を選べるようになったんだよ。それおかしいよ。」
セールスマン「いや、しかし、この地域は、ブリティッシュガスが、、、、、、、、、」と壊れたレコードのように先と同じ台詞をいいだした。
ダーリン「・・・・・・・・・。興味ないよ。」

しかし、この手口を信じてサインしまう人も多いらしい。
特に老人は、ガスといえば、ブリティッシュガス。それがなくなるのなら、大変だと、彼らの話を信じてしまう。
もっとひどいのは、セールスマンもノルマがあるのだろう、勝手に変更届けをだしてしまい、
現在使用している会社から「あなたの契約が何時何時で切られます。」というレターをもらって、
初めて何が起こったか知るケースもある。
我が家も1度あった。いえ、やられた。
このあとがめんどうだった。
こんな経験?をつむと否が応でも勉強させられて、次回には同じ目に遭わないようにしよう、と力が入る。

ちょっと話がかわるが、先日頼まれて予約したバレエのチケットを取りに行った。
これがボックスシート。4枚のチケットだし、金額も張る。
郵送してもらうも心配。(届かないこともあるからねー。これもすでに勉強済み)ということでわざわざ取りにきた。
しかし、なかなかチケットが発券されない。
聞けば、チケット発券のシステムを最近新しく変えたらしい。1枚はでるのだが、4席分のチケットにならないそうだ。
しかし、あれこれと操作している。
この時点で、ああ、今日は発券されないよなー。とピーン!!きた。
そして、やはり本日は発券されない。とのこと。
申し訳けないと思ったのだろう「郵送にしますか?」と聞くので、
「それは、書留にしてくれるの?」と聞くと、「いいえ。普通郵便です」といわれた。
こんな高いチケットを普通郵便で送るなんて、もし、紛失したら、そう。こう大切な物に限って無くなる事がある。
この国の郵便事情を知っていたら、、、、いや知っているはずだが、そんな時は知らん顔だ。
まあ、紛失しても再発行してくれるらしいが、これがまた面倒なことであることは、体験しなくても予想できる。
ここで普通なら、まったくもうー。と怒るのだが、
英国生活も長くなると、「あ、そう。じゃあまた来るから発券ができるようになったら 連絡して。」
(ここは皮肉っぽく言っているつもりだが、向こうには通じていないだろう。チェッ!。)

こうして、寛大になることを英国に来ていくつ学んだなー。

投稿者 lib : 11:28 AM | コメント (0)

July 25, 2007

Think about it

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友人が英国人ボーイフレンドと住んで2年になるが、結婚の話がでないそうだ。
彼女は、そろそろちゃんと結婚をして夫婦として落ち着きたい。
「私たちそろそろ一緒に家でも買わない?。」と彼女が提案すると、
「Ok, think about it. (ok.考えておくよ。)」と彼が答える。
しかし、待てどもその回答はない。

一方、我が家では、
「家をちょっと改善したいわね。」
ダーリン「どういう風に?」
私「ああして、こうして、、、、、、、、、、、、、、。どう?やってもいいかしら?」
ダーリン「Ok, think about it.(ok.考えておくよ。)」と

そして、6年経った今年、ペンキなどの最低レベルで家は更新されたが、大きなことは何も起こっていない。
しびれを切らした。
私「そろそろ売るか、手を入れるかしないとまずいんじゃないの?
あれだって、これだって、、、、、、、、、、、、、。ねえ、このまま売りましょうよ。」と私。
ダーリン「Ok, think about it.(ok.考えておくよ。)」と。

しかし、私はもう騙されませんよー。
このままでいったら、また何にも変わらないで6年なんて過ぎてしまう。

万国共通で男性は変化を好まないときくが、
英国男性の場合は、かなりのレイジーかシャイなのか変化がお好きではないようだ。
これに対抗する手段を、、、と策は練ってみるが、
私の焦った気持ちだけで、前に進まない。
暗礁に乗り上げてしまった。
こんな英国人の対策について、何かいい方がありましたらお教えください。

投稿者 lib : 09:28 AM | コメント (0)

July 18, 2007

英国の運転事情

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いつかは事故を起こすと確信できるドライバーたちがゴロゴロ運転しているのがロンドンだ。
ウインカーは出さないのは、当たり前。
歩行者は止まるものと信じているのか、いまだに車を持っているのが偉いと思っているのか、
曲がり角で止りたくない、できるだけブレーキを踏まないのがカッコいいドライバーと信じている奴もいる。
だから、歩行者の皆様、道の角は気をつけて!!必ず左右の暴走してくる車に注意です。

おまけに街中で、反対車線にでて特に遅くもない車を追い抜き、
結局信号待ちで追いつかれる光景もよく見かける。
これらが、たまにならいいのだか、毎回車を運転するたびに見るのだから困ったもんだ。

先日見た光景は、いきなり出て来た車にぶつかりそうになったドライバーが頭にきて、
その止まらせた車を追いかけて行ったこと。
気持ちはわかる。しかし、追いついてどうするのだろう。突っ込むつもりか??

またあるときは、渋滞のときに、アクセルを踏みすぎて前の車にぶつかった車がいきなり逃げた。
もちろん、ぶつけられた車は、たいしたダメージもなかったが追いかけていった。
たまたま、その後ろにいたので野次馬根性で、我々もついていきたい衝動があったがアホらしいのでやめた。

車の運転をすると性格が変わるというけど、英国の場合は本性がむき出しになっているような気がする。
私が運転していたときに、老人か道を渡っていたので、止まってあげた。
また、バスが動き出したので、道を譲ってあげた。
そんなトロトロの私の運転に頭にきたのだろう、いきなり追い抜いて行ったエンジのBMWがあった。
今でも覚えている、黒人でサッカーのアースナルのファンだ。
結局、赤信号で彼の車の後ろにつくと、なんと、後ろについた私に向かって、中指をたてているではないか!!!!!
それって、Fワード?!!

ムカつく!!と鼻息が荒い。

アクセルをふかしている私の興奮状態を察して、ダーリンが「アホを相手にしないことだよ。」と。
うーむ。ダーリンが止めなかったら、後ろから突っ込んでいたかもしれない。

しかし、私もすっかりロンドン流運転になってきているではないか。
やはい、染まってきているぞー。
挑発させるドライバーもいれば、挑発に乗るドライバーもいるが、
ここはそんな手に乗らない事と、気持ちを落ちかせる修行もロンドンのドライブテクニックなようだ。

投稿者 lib : 09:51 AM | コメント (0)

July 11, 2007

英国のドライブインで。

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英国の高速道路はほとんど無料でどこまでも行ける。
そう、カーディフに行くため長い橋を渡る時に、確か5ポンド支払った。高いな!!と思ったけど、
基本無料の高速道路は、何もかも高いこの国でのささやかな恩恵だな。

最近は、ドライブインにスーパーやコーヒーションプが入り、昔よりは格段に施設がよくなった。
昔は、トイレとレストランだけ。
何の選択もできずに、しかもあのまずい食事をしたかと思うと、いまはまだまし。
しかし、ダーリンは今のドライブインに寄ると、「ああ、暗い。ああ、つまらない。」と嘆く。
そこに集まってくる人々は、英国の縮図みたいで嫌なんだそうだ。

朝は、イングシッリュ・ブレックファーストの食事やファーストフードに長い列ができる。
これは味音痴な英国人を示しているそうだ。
それもどこも代わり映えしない。
食べる人間も嫌いだし、金太郎あめみたいにどこでも特徴のない同じ顔を持つ店が並ぶ商業化されたこの状況に
「日本のように、峠の釜飯や特別ラーメンなど、もっと地域の産物を販売すればいいのに、、、。」と嘆く。
着ている洋服は、親子で、しかも女の子にも上下サッカーチームのロゴが入ったスポーツウェアーや
朝そのままベットからそのまま来ました的なスウェットの上下で見ているだけで寂しいそうだ。

まあ、日本も同じようだけどね。。。

そして、トイレから帰ってくると、トイレに張られていたポスターを見てますます暗くなった。
そこには「あなたの子供は本当にあなたの子供?あなたの子供のDNAテストをします。」
と書かれたポスターが張ってあったそうだ。

聞けば、英国、結構自分の子供でない子を育てているそうだ。
つまり、自分の子として育てている子供が、実は奥さん(彼女)と他の男性との間にできた子供っていうこと。
女性は、だいたい生まれてくる子が誰との子供か知っているからねー。
まあ、たまにどっちかな?という場合もあるだろうけどさ。

ふーん、これが英国事情か。

一方、女性のトイレには「借金で困っていませんか?そんなあなたはここで相談して。」
という連絡先が書かれたポスターが貼ってあった。
ふーん。女性は、借金問題か。

そう、英国は欧州で一番個人の借金が多い国だそうだ。それは女性が原因だったのか。

男は自分の子供かどうかを悩み、女は買いすぎた買い物のつけ、借金をどう払うのか悩んでいる。
その間に生まれた子供は、どんな気持ちだろうか。

悩んでいるから、悩まなくてもいいサッカーのロゴ入り洋服を着せて、食べる物も定番を選ぶ。
女は、借金を返すため金持ちの男がいたら乗り換えたいと思い、気がつけばいつもの彼以外の子供を産んでしまった。
男は、女の尻軽さを心配して、どうも自分に似ていない子供のDNA検査をしたほうがいいかなーと悩む。
子供は..........


ドライブインは、ダーリンがいうように英国の縮図かもしれないなーとドライブに行きながら、
社会勉強をした貴重な一日だった。

投稿者 lib : 09:31 AM | コメント (0)

July 03, 2007

英国の田舎の生活

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ダーリンのパパの家に行った。
ロンドンから車で4時間は充分にかかるその村は、可愛らしいがすっかり田舎。
着くや否や、さあ遅くなる前に出掛けようと車で10分程度の広大な庭園に行った。
いつもは、ここの上の丘へ上がり、2時間程度は歩く。
本当に田舎の人は、アトラクションがないせいかよく歩く。
今日は、雨だったので庭園で許された。
ホッ!!

パパは我々のお腹がすいているだろうから、まずはティーハウスに行けば?とサッジェッションしてくれた。
先に訪れていた妹とパパの妻は、私たちはまずは散歩をしてくるわ。と雨の中を傘もささずに歩いて行った。
パパは、案の定我々とお茶と決め込んだ。
ティーハウスには、雨のせいか誰もいなかった。
小腹がすいていたので、お茶とケーキを我々は頼んだ。
しばらくして、パパも「僕も食べようかな?」とケーキを注文した。
パパは、大の甘党。しかし、甘い物を制限されているらしく、
妻のいないこのチャンスにと嬉しい顔で注文している。

いつものように、親戚の誰々が何をした、我々が何をしていたのか、これからどうするのか、という家族の話が続いた。
そろそろ我々も散歩に出掛けようとティーハウスを出ると、ずぶ濡れの妹たちが戻っていた。
結局我々は、散歩がなかった。ラッキー。

次の朝、朝食がすむと、散歩に出掛けることになった。
もう、慣れたけど、まあ、よくもこう、歩くのが好きだなーと思う。
今度は、家の裏の教会を通り、永遠と続く小道を歩くようだ。
小高い丘の上には、大きな家が見える。そこまで歩くことになった。
道々の会話は、たわいのないもの。
この村のゴシップやこの村の産物の話。

そこへ馬に乗った親子が通る。
子供は子馬に乗り、親は大きな馬に乗っている。「おはよう!!」とお互いに声をかけてすれ違う。
うーん。この家は、馬を最低2頭は持っていて、乗馬を子供から習えて、、、と想像すると
どうも酪農の家族ではなく、良家としての習い事か。
そして、小高い家にたどり着くと、そこは大きな家で庭も綺麗に手入れがされ、まるでマナーハウスだ。
うーん。ここにも良家がある。

パパの家は、マナーハウスとはいかないが、趣のあるテラスドハウスだが庭も大きいし、一部屋ずつが大きい。
風の音が聞こえ、周りには放牧された馬や牛の声が聞こえる中を歩くのは、なかなかいいものだった。
なんだか、こんな暮らしのいいなーと思うが、銀行もない、店もパブも村には1件しかないこんな場所に、
都会に長く住んだ者にとってたまに来るから、いいのかなーと思いつつ、
ここまで田舎でなくてもいいから、ロンドンを離れてもいいかな?と思うこの頃だ。

投稿者 lib : 10:02 PM | コメント (0)

June 28, 2007

ベネフィット生活

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今日も地下鉄でまた会ってしまった。
「これからホームレスのシェルターにいきますが、その前に暖かい食べ物が食べたいので、
お金を恵んでください。」と地下鉄の各車両に廻って、演説?してお金をもらっているホームレスA君。
いつも感心する。
みんなにしゃべりかけるのは、大変な勇気だ。
しかも、1車両3カ所で同じ事をしゃべっている。
地下鉄は10両程度あるのだから、1本廻るだけでも大変な労力だ。
そして、根気のいることだ。
常々思うのだがこんな人をセールスにスカウトしたら、どーかな??って。
だって、その勇気と根気をもってすれば、いつか大きな仕事がとれるのでは?と思う。

しかし、スカウトされないのは、仕事としてやりたくないのだろうなー。
彼を見かけるのも毎日ではないし、気まぐれに働かしてくれるほど、会社は寛容でないものね。

統計によると彼のようなホームレスにお金を寄付する人が多いらしい。
そう聞いて人々を見ていると、「つい」という気持ちでお金をあげている人をよく見る。
ある広告では、お金をあげないでください。とあった。
それは、政府はしっかり彼らの面倒をみています。あなたがあげるお金で彼らは薬や酒を買います。
といった内容だった。

私は、このような人にはお金をあげた事がない。
だって、私はイヤ事、辛い事を耐えて1ペンスを、1ポンドを稼いでいるのよ。
だったら、あなたも何かして稼いだら?というのが、私の冷たい意見。
だから、地下鉄で音楽を演奏して人にはお金をあげるし、
ホームレスが自立のために売っているビックイッシューは買う事もある。

しかし、我が家の2階に住んでいるシングルマザーは、セールスマンにもなれない、
何もせずにともかくベネフィット受けまくりのママだ。
そのママ、今回もオサガワセをしてくれた。
何て言ったって自称アーテイスとだから、いろんな物を拾ってきては作品?を作っている。
拾って来たが使えない場合は、リサイクルといって何処かに持って行ったり、我が家の道沿いの塀の前にだし、欲しい人に持って行ってもらう。

今回もみかん箱程度の大きさの頑丈な木枠の箱を拾ったが、使用しなかったのでリサイクル気分で道に出していた。
しばらくして警察が我が家を訪れ、「外にある箱はオタクのですか?」と聞いたので、
多分シングルマザーだろうと答えた。なんで警察?と思っていたら、実は、その箱には「爆発物在中」と書かれていたのだ。それを見て、誰かが通報をしたらしい。

この時制、この言葉はあまりジョークにならない。
警察は、シングルママに確認をすると、「棄てたのは、私だけど?何か問題?」と聞く。
しかし、警察官はまじめで少し怒った顔で、
「こういうものを道にださないように。この時期、、、、、、、」とお叱りを受けていた。
さすがのアーティストも警察官には、歯向かえない。ははー。
しかし、この箱は今での我々の玄関前に置いてある。
シングルママいわく、「だって、こんなに頑丈なのだから、棄てるのもったいないでしょう。誰か貰ってくれないかしら??」と棄てる気持ちはない。
しかし、我々にしてみればこんな刺激的な文字が入った箱は、早く処分してほしい。

早3週間。箱は誰も持ち去らず、そのまま置きっぱなしだ。
車を持つ我々に処分しろ?!ということなの? たぶん、そうなのだろう。
さすが、要領のいいママだ。もしかしたら、ママは人を使えるマネージャーになれるってこと??

投稿者 lib : 01:17 AM | コメント (0)

June 20, 2007

ああ、イミグレーション。

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イミグレーションの話には事欠かない我々だ。
ずーと住んでいいですよ。というレジデンスのビザを持っていても 、日本国籍を持つ以上、我々はただの外国人。
先日も知り合いの学生が入国拒否をされ、その場で強制送還されたと聞いた。
強制送還されると5年間は入国ができないらしい。
彼女は、住んでいたのだから荷物もあっただろうし大変だろうな。と同情する。
理由は、よくわからないがどうも日本で取得した学生ビザに不備があったとかという噂だ。
真相は、だれも知らない。

レジデントビザをもっている仲間でそんな話を話していたら、 心配事があると言いだした1人がいた。
来週からスペインに行くのだが、パスポートに問題があるという。
去年の末にパリ行き、帰る際のユーロスターのイミグレーションで
押されたハンコウがなんと観光ビザだったそうだ。
そう、つまりレジデンスを持っている彼女のパスポートに、観光ビザのスタンプが押されたのだ。
その場では気づかずに、2、3日過ぎてこのことに気がついたが、ついそのままにしていたらしい。
このビザが正式となれば、すでに観光ビザの6ヶ月間は過ぎ、彼女は不法滞在しているわけだ。
スペインに行くのはよいが、帰りが心配という。

そこに居合わせた別のレジデンスの人が「それは、問題よ。」と騒ぎ始めた。
どうも知り合いがレジデンスビザを持っていたが、やはり入国した際に観光ピザのスタンプを
押されてしまい、弁護士に依頼してレジデンスビザに切り替えてもらったという。

そこへ他のレジデンスの人が、私の娘もレジデンスのビザをもっているのに入国時に観光ビザのスタンプを押されたが
すぐに気がつき、イミグレーションのオフィサーに訂正を頼んだとか。
そしたら、快く「OK」と言い、その観光ビザのスタンプの上をボールペンで×と消しただけで、
そのイミグレーション担当者のサインもなければ、但し書きもなかったそうだ。
それで今迄、問題は起きていないという。

うーん、それはいい。それはいい。妙案だ。
あなたも観光ビザのスタンプの上から×にしなさいよ。とみんなで勧めた。

当の本人は、どうしていいのか悩んでいる。

人ごとながら家に帰ってすぐに自分のパスポートを見てみた。
あ、、何これ。えー、12月迄のビザ??? なんだ?これは。ああ、アイルランドに行ったときだ。
ホッ。よかった。今の所、他には何も見つからなかった。
しかし、いつ自分に降りかかってくるかもしれないなー。
やはりイミグレーションも、いい加減な英国だなあー。

投稿者 lib : 08:45 AM | コメント (0)

June 13, 2007

英国で交通違反する….

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最近の我々は、マフィア映画のグッドフェラーの主人公が逮捕される前のシーンのように車に乗りながら上を見ている。
何を見ているかって、それはあちらこちらに設置されたテレビカメラだ。
ここ数ヶ月間にダーリンは、信号無視、バスレーンを走ったと立て続けに、罰金のレターをもらっている。
だから、カメラのある場所をしっかり見ておかないとまたやられてしまう。
という訳で我々は常に上をみて気をつけようということだ。

ダーリンの運転は至って安全運転。
だから、信号無視といってもきっと黄色から赤に変わった後に写真を撮られて信号無視になったのだろう。
カメラの位置によっても本当の信号無視か、黄色で侵入して来て赤に変わったのか、
その判断が違ってくると思うが、動かぬ証拠にいい訳無用だ。
自分では、もちろん記憶がないが、しっかりと写真に撮られているので、いい訳ができない。とダーリンも辛い。
まあ、それでも違反だから反論はできないのだが、罰金と減点が問題だ。
減点は4年たたないと消えないそうなので、気をつけないとあっと言う間に免停だ。
とちょっと青くなっているダーリン。すでに信号無視が2回で6点引かれている。

英国で交通違反をカメラで取られた場合は、まず車の持ち主に手紙が届く。
「この日、この時間にあなたの車が○○で違反をしました。
この車を運転していたのは、あなたですか? 他人ですか? それとも車をもう持っていませんか?。
いずれかで回答してください。」
ふーん。相手は誰かを認識していないのなら、私が運転していたことにして免停を免れることをすれば、いいね。
なんて軽く考えていたら、同じようなことをして、偽証罪で刑務所行きになった人がすでにいた。
げっ!危ない!!
パリス・ヒルトンのようなセレブでないから、普通の刑務所にはいると、
牢名主の言う事を聞いたりいじめにあうんだよね。
それは、やはり遠慮したい。

ダーリンもいろいろ調べていて、いい方法があるという。
2人で代わる代わる運転していたので、違反した時にどちらが運転していたか特定できない、
として私が運転していたことにすればいいという。
今回の違反をカメラで撮られた日は、残念ながらダーリン1人の乗車なのでその方法は使用出来ないが、
次回はそうしよう。とちょっといい解決策が見つかってうれしそうだ。

うーん。でもさ、バレたら、私は刑務所行き?
その結果、日本人界で話題になり、 刑務所の話を書いて儲けられるかも??
うん、うん、それも悪くないがやっぱ行きたくない所だ。
しかし、石原真理子ではあるまいし、無名な人の話を聞いても誰も面白くないね。
あっ、もしかしたらブログを読んでくださる皆様は喜んでくださるかしら??

投稿者 lib : 09:06 AM | コメント (2)

June 06, 2007

ダイエット

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久しぶりにあった人に言われた。
「何か変わったわね。髪型かしら??うーん。違うな。」
「今日、むくんでいるからかな?」
「あっ!!、ねえ、太ったんじゃないの?」
ガーン。

確かに太った。
3キロは増えてしまった。
思い起せば、ここ数ヶ月、外食が多く、イライラもあり間食も増えていた。
こんな時だけ正直な身体。
食べなくても痩せないのに、食べるとしっかり太る。
横にいるダーリンを見ると、ダーリンもなんだか肥えているようだ。
大変だ。家族でダイエットだ。
そう、毎月しっかりと銀行から差し引かれているジムにもまったく行っていない。
悪い事が重なりすぎている。
まあ、これば事業自得。これから肌を出す夏なのに、なんてことだ。

こうなると世の中のデブがやたらと目につく。
本当に最近の英国はデブの人口が増えているようで、毎日1人は超デブを見る。
今日は、電車の座席で隣に座られた。
ドッスンと言う音とともに空気が動き、狭いシートのスペースから身体がはみ出した。
お陰でこちらが狭苦しくて窮屈だった。
ふー。
ふと手を見ると、まるでグローブのようだし、1本1本の指がソーセージのようだ。
ウーン。こうなる前にしっかり痩せないと。
人の振り見てなんとやら、、。
きっと彼女だって、そう思っていた時期はあっただろう。
それが、明日、明日といっている間にこんなになったのだろう。
ねえ、一緒に痩せようよ。と声をかけたくなる。

そう、そう思っている私でもさえも明日、明日で1ヶ月も何もしていない。ヤバい。
最近、私の周りでは2周り細くなった男性が数人いる。
聞けば、夜遅い食事とお酒で太ってしまったそうだ。
痩せるとなんだか彼らは、若く見えるし、なんだかカッコよいではないか。
よーし。やっぱ私も痩せなければ。
というわけで、これからダイエットの開始。
基本は、玄米中心のマクロビオティックにしようと思っている。
さあ、ご期待ください。
結果報告しまーす。

投稿者 lib : 09:45 AM | コメント (0)

May 30, 2007

英国不思議な現象(その2)<チップについて>

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英国の習慣にチップを置くが、この意味が今ひとつはっきりしていないのが気になっていた。
サービスをしてくれた人のその質のよしあしであげるというのが、通念だとおもうが、
特にレストランでは、働く人の時給が低いのでチップでまかなうというのも聞いたことがある。
時給の不足分をお客にねだるのもなんだかねー合点がいかないなぁー。
しかし、レストランでは、特に問題がなければ10%程度を黙って置き、タクシーは、繰り上げて支払ったりする。
美容院に至ってはすごい。その仕上がりがよければ5、10ポンドなどの札を美容師に直接あげている光景を見た。
多くの人は、ただの習慣にしたがってチップを置いているのでは?
そう、私も同じだった。

しかし、最近のレストランでは、
チップをサービスチャージ(12.5%も!!)としてお勘定書に入れてある店が増えた。
含まれていない店では、「お勘定書にサービスチャージは入っておりません。」とはっきりと書いてある。
どちらかというと、後者に好感が持てる。
現金で支払う場合は、まだリアリティがあるが、カードで支払って、このチップは本当に従業員に支払われているのだろう。
もしかしたら、レストランは従業員に支払う事にして、
税金のかからない利益にしていないのだろうか?とつい疑いたくなるのは、私だけ??

先日、日本人にも有名な中華レストランで、ダーリンと飲茶を食べていた。
注文をして待っていると、ちょっと上のクラスのウエイター(服装が違う)が来て
我々のオーダーした1品が売り切れたと伝え、注文書にバツをしていった。
私が冗談で、「勘定書には、書いてあるかもしれないからしっかり見ないとね。」と話していた。
「うまい、うまい。」と食べ、殆ど食べ終わったのに、1つだけ来ない品があった。
そう、私の大好物のエビ腸粉だ。
毎回必ず頼む1品なので、食べ終わった皿を片づけに来たウエイターにそのことを伝えた。

しばし待っていた。
待ちきれないので、先にきたデザートをゆっくりと食べた。
しかし、まだ来ない。このあとにも用事がある。
もう、いい。これ以上待てない。これをキャンセルして勘定書を貰う事にした。(そう、辛抱つよくない私)
ウエイターは、商品をキャンセルにすることにちょっと不快な顔をしたが、
我々にまだこない品について謝やりもせず、無言で勘定書を置いて行った。

見るとそこには、 売り切れた商品がチャージされていた。 冗談が本当になってしまった。
我々に品切れのことを伝えにきた、ちょっと上のクラスのウエイターを呼びこのことを指摘すると、
「あ!!」と声を発し、 勘定書を持っていった。

新しい勘定書 を見た瞬間、私の目に入ったのはサービスチャージが含まれている事だ。
3.28ポンドとある。
うーん。サービスされたかな??
されてないなー。なんて気にしていたら、いろいろ思い出してきた。
商品は頼んでも来ないし、ビルには余計な品がチャージされるし
そのことで1回も謝ってもらっていないぞ。
まあ、中華のサービスには慣れているが、私の大好物のエビ腸粉を食べていないせいか
なんだか、この強制的なサービスチャージを支払いたくなくなってきた。

現金があれば、サービスを抜いた金額を置いてさっさと帰れるのだが、
生憎現金がない。
ダーリンは、いいじゃない。この通り支払えば。という。
男はいつもそうだ。
事なかれ主義が好きだ。ダーリンに言わせると、英国人は目立つのが好きでない、という。

よーく、わかった。 私が言う。
近くにいたウェイトレスを呼び、本日のサービスに満足していないので
このサービスチャージは支払いたくないと伝えた。
彼女は、一瞬「えッ?」と言う顔をして、私のカードと勘定書を持ってテーブルを離れて行ってしまった。
ちょっと私のカードを持って行ってどうするの??
どうしよう、嫌がらせで私のカードを不正に使用するのでは??と小心者の私はハラハラドキドキ。
幸いに私の目の届く所でウェイトレスが私のカードを持って上の人と話している。
よし。大丈夫。これなら、カードに工作は出来ないだろう。
そして、また無言で新しい勘定書を差し出し、私のカードを機械に差し込んだ。

以前、あまりにもサービスがなっていなかったレストランで、チップを置かずに出て行こうとしたら、
マネージャーが飛んできて、「サービスに問題がありましたでしょうか?」と聞いてきた。
我々は、事情を話したら、そのマネージャーは丁寧に謝り、
実は全員新しいスタッフで始めたばかりなのでと理由を説明して、
我々に無料グラスシャンペンをサービスしてくれた。(支払わないで得する。こんなこともある。)

いったいチップってなんなのだろうか。

投稿者 lib : 09:09 AM | コメント (0)

May 24, 2007

内輪もめ

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よく結婚してパートナーをもつと兄妹や家族の関係が変わると聞くが、うちも同じようなことが起きている。
幸い?私は英語が達者ではないので、このもめ事の原因にもならないし、
もし、凄い事をいってもあの子は、英語を知らないからな。と許してくれそうだ。
英語が達者でないと得する事があるな。

問題を起こしているのは、ダーリンの弟夫婦だ。
嫁は、美人でグラマー、頭がシャープ。
普段はみんなから好かれているが、何かあると正義とばかりにはっきりと物を言い過ぎる傾向があるようだ。

事は,義理パパの家で起こった。
パパは、再婚している。その奥さんも物をはっきり言うタイプ。
その上、先生なんかしているから口も立つ。
オーガニック狂の健康オタクで、ボランティア大好き。
彼女も自分をしっかり持っているタイプで、
昔、義理パパが、私に「もっと英語が上達しないとね」と言った際には、
「あなたが、日本語を勉強してもいいのよ」とマジで言ってくれた。(そうだ!そうだ!パチパチ)

私は2人も嫌いではない。むしろスカッとしていて好感を持っている。

まあ、背景にはパパの離婚もからんでいる。
離婚してもう15年、いやもっと?経つのにいまだに,ママはパパを許していないようで、
家族の冠婚葬祭で会う時は、パパに対して厳しい態度を取っている。
そんなママにパパはつらいのか、さびしいのか、子供たちが遊びにくると昔話のなかで、ママの悪口?愚痴をいう。
それだけならいいのだが、その嫁が一緒になって、そんな母親ではね、、、というように言い始める。
弟の嫁は、それを聞いていて
「子供にとって、母親は大事。それをあなたが言うなんて。おかしい!!」とはっきり言ってしまったそうだ。
そう、あなたは正しいが、その場の雰囲気は当然壊れ、パパの妻は「もう寝る」と部屋に行ってしまったらしい。
それ以来、この家族は関係がぎくしゃくしている。

そして、今度は妹と。
弟と妹は、家を2人で共同購入している。
妹は、この秋に結婚するのでお金がいる。
「家を売りたいがどうだろうか。」と相談したが、「いや、僕はそのつもりはない。」と弟は突っぱねた。
その後いろいろ話すうちに、喧嘩になり、
妹が「私の結婚式に来ないでね。」とまで言うぐらいエスカレートしてしまったようだ。

仲がとてもよかった2人知っている私は、ちょっと驚いている。
弟はあまりお金に執着しない人だったのに。
こうなるとああ、結婚したから変わったのね。となるだろう。
そして、義理パパの家での出来事を考えれば、
弟の嫁がいろいろと知恵をつけているのでは?と勘ぐるのは私だけではないだろう。

6月末に義理パパ宅に妹と我々夫婦が遊びにいく。
きっと妹のこの話が話題になるだろう。
ちょっと楽しみ。

投稿者 lib : 08:55 AM | コメント (0)

May 16, 2007

英国での日本語

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地下鉄を降りようとしたときに、私の顔を見ている黒人の男性がいた。
あれ?知り合いだったかな??と思うと、
「おはようございます」と言って恥ずかしそうに急ぎ足で電車をおりていった。
多分、日本語を勉強していて使いたかったのだろう。
チャイナタウンでは、間違いなく中国人に間違えられる私なのに、うーん、感心、彼は私を日本人と認識したようだ。よし。よし。
最近日本人以外で日本語を話す人が多くなった英国。
大使館のそばのスタバでは、何にしようかと思っていたら、「何にしますか?」と日本語で聞いてきた。
彼は、カタコトではなく会話ができるくらい日本語が上手かった。

ブラウンズホテルでアフタヌーンティをしたときにも、たしかトルコ人で日本語が流暢なウエイターがいた。
聞けば奥さんが日本人で、彼自身も日本にいたことがあるそうだ。
「すみませんが、紅茶に湯を足してほしいのですけど、、、」と頼むと
「なんのこれしき。」と言ったときには、一同驚いた。そんな言葉を何処で覚えたのだろうか。

地下鉄で隣に座った若い男性が、日本語の教科書を開いて勉強していたので、
ちょっと聞いてみるとガールフレンドが日本人だという。
ふーん。こうしてみても日本語を話すのは男性ばかりだ。
そう、ダーリンと私の知人をみても、女性の日本語を話す割合が低い。
日本人のガールフレンドを1回持つと、次も日本人の彼女がいいという男性が多い。
日本人女性は、優しいし、神秘的と思っているようだ。
だから、日本語を習う男性が多いのか定かでないが
我々日本人は、「えーい、日本語なんて解らないから、何をしゃべってもいい。」という訳にはいかなくなったぞ。
それは、不便だな。
昔読んだ話で、電車で英国の悪口を言っていた日本人若者に乗り合わせていた老人が
「壁に耳有り、障子に目あり。」ということわざを残して電車を降りたそうだ。
これは、怖い話だ。気をつけないとね。

投稿者 lib : 09:29 AM | コメント (0)

May 09, 2007

ポーランド人の英国への移住

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ポーランドがEUに加入してから、確実にポーランド人の英国移住が進んでいると思う。
マイナーなわが町にもその影響は確実にある。
近所にあるDIYショップの前には、その日の仕事を求めてポーランド人が集まってくる。
そう、DIYにはマンパワーが必要だから、ここで人材まで手に入れば、
しかも安価で人が雇えるなら使う方もうれしいだろうな。
というわけで、何処で知ったのか始めは10人程度の集まりが,今は50人以上にも膨れ上がり、
そのDIYショップはセキュリティーの人を雇用し、
外で仕事を待っている彼らが用もないのに敷地に入らないように警備している始末。
本日は、ついに警察が出動しその集まりを解散させ、その近辺に立っている人たちに、
ここで人を待たないように、と注意をしていた。
うーん。事態はここまできているのか。

道を隔ててその前には、ポーランドのデリカテッセンの店がオープンし、
さらにその近辺には、ポーランド人のためのサービス事務所があり、
その業務内容が書かれた看板の中に見つけた英語には
P35、P60(どちらも会社勤務者用の書類)とあり、なんとも怪しい雰囲気を感じた。
ダーリンは、この会社が違反で会社関係の書類をつくっているのでは?と
創造力をフル回転させてこの様子を興味津々に眺めている。

そして、新聞の記事にもなったロンドンで一番安いホテルとして紹介されたのは、
なんと新築の公衆トイレでこれまたご近所の出来事。
通常はトイレとして使用する場所が、
ポーランド人にとっては夜露をしのぐのに最適で格安な場所として利用されているそうだ。
すごいなー。まさしく外国で生きる基本のようにも見え、まぶしくも感じるなー。

こうして、基盤を作って金を儲けていく奴と、こんなひどい生活にこりて帰っていく奴とわかれるのだろうな。
私はどっちのタイプかな??
しばらく、わが街にいる彼らの今後を見つめてみようっと。

投稿者 lib : 09:12 AM | コメント (0)

May 02, 2007

怠慢な英国の郵便マン?

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ダーリンがいきなり言った。
「僕もクレームの手紙を書こう!!」
すれ違い様のカップルが、自宅に配達してくれる郵便マンのことでクレームの手紙を
書くという話しを聞き、自分もしようと決めたらしい。

最近、ダーリンは家で仕事をしている事が多い。
日頃気になっていたのは、家に一日中いるにも関わらず、郵便の不在届けが入っていることだった。
レコードオタクなので、いろいろな物が家に届く。
不在届けの通知を受けとる度に、歩いて20分程度のところに郵便物を取りに行くという面倒なことをしていた。
ダーリンは「何かへんだなー。」と思っていた。

ある日、仕事で小包が送られて来る事を知っていたので、朝から郵便物を待っていた。
微かに“バサッ”という郵便受けから郵便物が落ちた音がしたそうだ。
ダーリンは、クリスマスプレゼントを待つ子供のように待っていたので、すぐに玄関に走った。
「アッ!!やっぱり。」
郵便物の中に、不在届けが入っていた。
ダーリンは家にいたのに、ベルも押されなかった。

反射的に玄関を開け、外に飛びだしたダーリンは、我が家に配達してくれる郵便マンに話かけた。
「ねえ。僕、家にいたけどベルが鳴らなかったよ。この不在届けに書かれた郵便物をくれない?」というと、
「え!? そ、それは僕が入れたのではく、きっと車で配達した奴が入れたんだよ。
だから、僕はその郵便物を持っていないよ。」という郵便マン。
我々は、この郵便マンに好感をもっているので、ダーリンは、それ以上追求をやめたが “あること”に気がついた。

予測だが、その小包が重いので、郵便マンは持ってくるのを止めたのだろう。
そのかわり、不在届けを入れていったのだろう、と。

英国の郵便マンは、個人宅には徒歩で配達する。
管轄に、毎日どのくらいの郵便物を運ぶかは知らないが、
ちょっと重くポストに入らない書類の小包なんかを持っていく時、
配達先の住人がいればいい。
いなかったら? そう、ずーとその小包を持ち歩き、郵便局に帰り、また後日持ってくる。
うーん。大変だ。イヤだ。無駄だなー。と思う郵便マンは多いだろう。
となれば、不在届けをうまく利用するのは、賢い方法かもしれない。
郵便マンにとってはね。

しかし、差出人は、翌日に着くというファーストクラスを利用し、
受け取る側は、確かに早く受け取るために自力で収集場所まで取りにいくことになる。
その上、原理ではその郵便物は、郵便マンがもち歩いているので、この日に受け取る事はできない。
結局セカンドクラスよりも悪いサービスとなる。

、、、、、と普段は文句も言わないダーリンが、私に説明してくれた。

うーん、郵便マンにまつわるイヤな話は多い。
管轄の郵便物を配達したくないから捨てた、現金や金目の物が入った郵便物を盗むなど、
誇り高き英国の郵便システムは何処にいってしまったんだろうか。

投稿者 lib : 10:12 AM | コメント (0)

April 25, 2007

ブタペスト

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先日、仕事半分、遊び半分でブタペストにダーリンと行ってきた。
最近の我々の悪いクセは、充分な下調べをしないで現地に赴く。
最悪のときには、飛行機の中であわててガイドブックを読むのだ。
これも格安飛行機で行ける気軽さが来ているのだろうか、どうも海外旅行を軽くみているようだ。

ハンガリーの言語は、何処の国とも似ていない。
いろいろな歴史のせいで、ロシア語、ドイツ語を話せる人は多いが、
英語を話せる人は少ない。
もちろん観光関係で仕事をしている人々は、英語はパーフェクトに話せるのでご安心を。

さて、ブタペストは温泉が有名。あちらこちらにある。
よし、行こうと決めたが、男女日替わりで入浴日が決まっている。
同じ日に一緒に利用できないので、併設されているプールに行く事にした。
タオルと水着を持て出掛けたが、営業は終わっていた。
残念。
そう、ガイドブックの記載時間が間違っていた。よくあるよねぇー。
めげずに、次の日に行くと料金を支払う場所で、私が入れないと首を横に振られた。
ここは、観光客がくる場所ではないので、英語が全く通じない。
本日は、 男性しか温泉は入れない。私は、プールに行きたいので、ジェスチャーで泳ぐ真似をした。
しかし、首を横に振るばかり。
うーん、おかしい。そこには、営業時間や詳細は英語でも書いてある。
もう一度見たが、プールは男女一緒に入れる。
言語がつうじないと困るなー。
英語も世界言語ではないようだ。


ダーリンは、ここの内装が見たいというのでやって来た。 仕方がない、ダーリンだけが入ることにした。

数分するとオバアサンがプールからでて来た。
うーん。やはりプールは、女性も使えるはずだ。
解明したいと思い、入り口で立っている男性を捕まえて「英語を話せる?」と聞くと首を横に振られた。
仕方がない。ダーリンを待とうと座っていると、「Can I help you?」と英語が聞こえてきた。
どうもさっきの男性が英語を話せる人を連れて来てくれたのだ。おお、神の助け!!

事情を話すと、私も問題なくプールが使えるという。
よーし、入ろうと思ったが、しまった。私はお金を持っていない。
その親切な彼に、なんだか必死に、そして、きっとへたくそな英語で、ダーリンがお金を持っていること、
すでに数分前にプールに行った事を話したのだと思う、
彼が、更衣室に行って呼び出してくれるという。 
おお、なんて親切。

しかし、見つからなかったようだ。
残念。やはりここで待とう。と思っていると英語を話せる彼が、
「僕が立て替えるから、後で返してくれる?」という。
「え!? いいの??」

うううっ、涙。。。。。。

物価が安いこの国だが、プール代は、現地でコーヒーが飲める価格の3倍程度もする。
見ず知らずの私にコーヒー3杯分のお金を貸してくれる。うーん。この親切はありがたい。

プールに行くと、ダーリンが驚いていた。(笑)

プールからでて、お金を借りた彼にお金を返し「本当にありがとう!!」を連発し、
彼を連れてきてくれた入り口の彼にも「ありがとう」を連発した。

こんな時には、現地の言葉で「ありがとう」ぐらい言えないとね。
と他国を訪問するのに勉強不足な自分をちょっとだけ反省した。

勝手な想像だが、ハンガリーは共産時代があったせいか人々は愛想がない。
しかし、笑顔を向ければ向こうも笑い、私は、今回こんな親切も受けた。

いい旅だったなぁー。

投稿者 lib : 09:06 AM | コメント (0)

April 18, 2007

英国の天気

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英国の文句の一つに天気が悪い!!という日本人は多いようだ。
最近は、異常気象で暖かい日が続き、曇りの日や雨の日など、はっきりしない天気が以前より少ない気がする。
そう、これでも良くなっている英国の天気。でも、日本に比べるとねぇー。その気持ちはわかる。
私は、あまり天気が気にならないので、トクをしているかもしれない。
もちろん天気のいい日は、気持ちがいいが、曇りや雨の日が続いても鬱にはならないタイプのようだ。

どうも英国の天気が嫌いな人は、太陽サンサンの海辺でバカンスを過ごしたい人に多い気がする。
そう、私は、まったく海辺のバカンスに興味がないのだ。
子供の頃は、毎年海で過ごしたぐらい、海は大好きだった。
ただ、肌が弱いので焼きすぎて、痛い目にあったことは度々あった。
若い時は、ダメージの回復は早いが、だんだんその効力が無くなって来てからは、
だんだん海から縁遠くなった。
英国は、オゾン穴があるという北極から近いせいか、すぐに日焼けはするし、シミもなるので油断はできない。

ダーリンの子供時代のサマーホリデーといえば、
スペインの海辺で1ヶ月ほど家族と過ごすのが習慣だったそうだ。
朝起きて、海に行き、身体を焼き、ランチを食べ、また肌を焼く。
夜は、大人はバーに行き、1、2杯飲んで寝る。
これが、毎日続いたそうだ。
本の虫のダーリンは、アクティブな海の遊びに興味がないようで、退屈な想い出しかないという。
面白いもので、こんな所にも共通点がある我々は、決して海辺のホリデーにはいかない変わり者になっている。

そんなダーリンに、シドニーで仕事があるかも、、、という話があった。
ダーリンの開口一番は、「イヤだ!」という。
その理由を聞くと、毎日天気が良過ぎて、鬱になるからという。
そうか、天気が悪くても鬱になり、よくても鬱になるとはおもしろいな。

ダーリンは、ここ3年程、仕事で毎年訪れたアイスランドに惹かれている。
水は美味しいし、温泉もあるし、自然がたっぷりあり、風が強くてワイルドでいいという。
住んでもいいかなあーと私に聞く。
うんうん、オーロラは一度見たいと思っていたが、住むのはイヤだー。
だって、寒い日が長過ぎるもの。

というわけで、さえない天気の英国に住んでいる我々だ。

投稿者 lib : 12:55 AM | コメント (0)

April 11, 2007

イースターホリデー

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先週は、英国では珍しい連休だった。
学校も休みで、家族で旅行に出掛けるなど、みんなウキウキ。日本でいうゴールデンウィーク感覚。
我が家は、子供はいないし、混んでいる所へ出掛けるのは嫌いなので、
毎年、家で過ごす事が多い。
さて、今年は、雑草が気になっている庭の手入れ、ペンキ塗り、部屋の大掃除など、やるべきことは山ほどある。
よし、やるぞ。と張り切っていた。

ところが、数日前からダーリンが風邪に似た症状で寝込み、私もなんだか調子が悪い。
しかし、休みは4日もある、 大丈夫だよ。少しゆっくりしよう。と無理はしない事にした。

初日のイースターフライデーは、近くのちょっと小じゃれた街で、ブランチをした。
その後、スーパーで食品を購入し、 ペンキを買う予定だった。
しかし、ダーリンが、疲れた。といったので、ペンキを買わずに、
その日は、帰って来て昼寝をして、ビデオを見て1日が終わった。
うーん、あっけないお休みだった。でもまだ、第一目だ。

土曜日は、用事があり朝から1日中外出。
夜は、ご近所のお宅でご飯をご一緒にした。ああ、忙しいかった。
充実していたが、やるべきことは何も出来なかったな。反省。

イースターサンデー。
なんとDIYショップが閉まっていて、ペンキが購入不可。
ああ、金曜日に購入しておくべきだった。
またして、何も出来なかった。ちょっと焦りを感じる。

イースターマンデー。最後の休みの日だ。急にエンジンがかかり、朝からペンキ購入で店に出向く。
我々と同様に、ペンキやガーデニング用品を買う人が多い。

ペンキを数種類買い、作業に入った。
午後3時、塗り始めたペンキが足りなくなった。計算違いだった。
ここまでしたら、最後迄仕上げたい。再度、ダーリンが近くのDIYショプにペンキを購入に出掛けた。
いいぞ、調子にのってきたぞー。

しかし、2時間してもダーリンが戻ってこない。おかしいな?逃げたかな??
ちょっと心配になっていたときに戻って来た。
聞けばDIYショップが大混雑で、レジには長い列ができ、その上駐車場からでるのに随分と時間がかかったらしい。
しかし、もう夕方なのに、なんで店がそんなに混むのだろうか?

どうもみんなも最後になって、焦ってきたのだろう。
この4日間の跡足を何か残したくて、駆け込み寺のようにDIYショップにはいり、何かを購入したのだろう。

我々のこのイースターは、4枚のドアにペンキを塗り、新しいカーテンの丈を直し、吊るした。
根を詰めれば、しめて1日ぐらいですむ仕事だが、
結果4日間で仕上げた内容となってしまった。
うーん。ちょっと不満足だ。

しかし、休みって、もしかしたら、残酷なものかもしれないね。
こうして、我々を苦しめるのだから、、、

投稿者 lib : 12:06 AM | コメント (0)

April 04, 2007

英国で恐い体験<その3>

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以前、働いていた事務所のあったビルには、使われていない部屋があった。
大家が、全てを借りてくれるテナントが見つかったので、我々は出て行く事になった。
さっそく改造工事が始まり、出て行く数週間、我々は別の入り口、トイレを使用するようにいわれた。

あれは、今と同じような小春日和だったと思う。

ある日、私がトイレに入ると、笑い声が聞こえた。
あっ!トイレの窓が開いているではないか、改造工事で働いている陽気なワーカーたちが、
「見えるよ!!」という意味で笑ったと思い、「Thank you!!」を言おうと思い、窓の外を見ると誰もいない。
へんだなー?どこから笑い声が聞こえたのだろうか??

事務所に戻り、そんな話をしていたら、暖かくなって夢でもみたのでは?と誰も気にしてくれなかった。

その後、別のスタッフがトイレに行った後、私の所に来て、
「ダメだよ。私を怖がらせようとしても。」と言った。
私は、何の事だか分からずに詳しく話してもらった。
彼女がトイレに入ったときに、そのドアをドンドンドン、とノックとは違った感じで誰かが叩いていたそうだ。
彼女は、さっきの話で怖がらせようと、私が叩いていると思ったそうだ。

会社は、5人と小さい。誰もが私がこの部屋にいた事を知っている。
そう、誰もトイレにいっていない。

じゃ、誰が叩いたの??
「・・・・・・・・・・・・・」
そして、トイレの近くにいると、人の話声を聞いたり、その度にキャーと騒いだり、
トイレは、 中学生のように数人で行くようになり、行かない!と決め人もいるわ、
だれも1人では残業はしないし、帰るのも集団下校になってきた。

どうもここの場所は、数年間開かずの間だったらしい。
以前、働いていた人からは、何も変な事は起こらなかったと聞く。
うーん、どうも誰かが住み着いてしまったようだな。

ものは試しと母が送ってくれた厄よけのお札を
トイレの側のドアに貼ってみた。

あら、不思議だ。
その後、誰も何も聞かなくなったし、へんな現象は起こらなくなった。

魔除けの札は、どうも世界共通のようだ。
気の持ち様というけれど、これは、本当に起こった怖いお話でした。

投稿者 lib : 08:15 AM | コメント (0)

March 27, 2007

英国生活に馴れ過ぎた結果、、、、

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先週は、歌舞伎を観るためにパリへと旅立った。
前日の晩に「9時30分頃にウォータールーに着けばいいね。」ダーリンと出掛ける時間を打ち合わせして寝た。
朝早く起きたものだから、いろいろ用事を済ましているうちに、なぜか9時30分に家を出ればいいと勘違いしていた私。
8時30分になったので、ダーリンをおこし、悠々とシャワーを浴びていると
ダーリンが「大変だ!!もう、出掛ける時間だよー。」と珍しく慌てている。
「えっ?。だって9時30分に出掛ければいいんでしょう?」とまだ、気づかない私。
「あのね。ユーロスターは10時10分に発車だよ!!」とダーリン。
大変だ!!!!!!
ドタバタ、ドタバタ、ドタバタ、ドタバタ、ドタバタ、、、と出掛けた2人。
家から、ウォータールーまでは最短でも40分はかかる。
計算上では、間に合いそうだが、その間に乗り換え1回がある。その上、チケットの発券もある。
こんな時に限って、乗り換えがスムーズにいかない。
イライラ、イライラ、イライラ、、、、、、
駅に着いた時に、普段めったに走らないダーリンにチケットの発券を頼み、私は荷物を持って後を追った。
チケットの発券が終わり、時計を見ると発車15分前。
改札も混んで人々が並んでいる。

こんな時は、女性はずうずうしい。
係員を見つけ、あと15分で発車するの。と言って、新しい改札を開けてもらった。
次は、セキュリティの荷物検査だ。
ここも並んでいるが前に行き事情を話すと、無言で荷物を載せてくれた。
ダーリンは??と振り返ると、律儀に並んでいるではないか。
こんなときに紳士をしても始まらないのに、、、。とダーリンを手招きして呼び、また、横は入りをさせてもらった。
ふー。やっと難関通過だ。
そして、イミグレーションも無事通過。
7分前に電車へ乗り込んだ。危機一発。
「でも、並んでも間に合ったかもね。」というダーリン。
「かもね。でも保障はないわよ。」と私の一言に反撃はもちろんできないダーリンだ。
しかし、ああ、疲れたー。でも、間に合ってよかった。

そして、3月25日(日曜日)の朝。
歌舞伎の公演日。
着物を着ていこうと決めていた私は 着替えに時間がかかるので、
前日ホテルに事情を話し、 チェックアウトを1時間延ばしてもらった。
ちょっと早めだったが、さっそく着替えにかかり、しばらくするとフロントからの電話。
「あの、チェックアウトの時間が過ぎましたので、部屋を掃除したいのですが、、、」との内容。
ダーリンは昨日の我々のお願いが伝達されていないと思い、
「昨日、チェックアウトを1時間延ばしてもらったんだが、伝言されているのかな?」と返答した。
すると「はい、聞いております。ですので、そのお時間が過ぎたので、お電話いたしました。」
ダーリン「?????」
フロント「本日よりサマータイムが始まりましたから、1時間早くなっている事はご存知ですよね?」
ダーリン「そうだった。・・・・・・・」
側で聞いていた私は、ドタバタ、ドタバタ、ドタバタ、ドタバタ、ドタバタ、、、、、
幸い友人が同じホテルでもう1泊するので、そこへ逃げ込み、着付けを無事終えた。
ふー、 疲れたー。でも、気がついてよかった。
だって、もし、その日も宿泊していたなら、フロントからの電話もなく、1時間遅れて会場に着いただろうね。
ああ、恐い。

そうそう、英国生活が長くなると緊張感がなくなりこんなことを起こしてしまうこともある。
パスポートを忘れ、ユーロスターに乗れなかったり、飛行機に乗れなかった 友人の話も聞く。
気をつけないとね。だんだん、海外旅行が国内旅行みたいな気がして、緩んでくるんだよね。

月曜日に出社して、同僚に私のストーリーを話したら、「えっ?サマータイムっていつからだっけ?」と聞く始末。
そういえば彼女、この日は1時間遅れて出社してきた。
そう、私が話すまでサマータイムで1時間早くなったことに気づかなかった彼女は、私よりも在英生活が長い。

投稿者 lib : 11:39 PM | コメント (1)

March 21, 2007

英国で恐い体験<その2>

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スチーミングという犯罪を知っていますか?
数人から数十人の若者が、人数の多さを武器に金品を強奪することなんですが、
その現場にいたんです。

あれは、ダーリンと夕飯を食べ終え、最寄りの駅まで歩いていた10時ぐらいだったと思う。
交通量の多い道路の両側には、すでに閉まってしまってしまったけど、
おしゃれな店が並んでいるので、ウィンドーショッピングをしていた。

遠くでワーッという歓声が聞こえた。
ああ、またサッカーでもあって騒いでいるのだろうと思っていると、その声が段々近くなってきた。
見ると大勢のティーンエージャー(13〜15才ぐらいかな?)がこちらに向かって走ってくるではないか。
何? 何?と思っていると、我々の方にも1人、2人と向かって駆けてくる。
我々のすぐ側で止まった。えっ?!何??
しかし、また走っていく。
どんどんと若者が走ってくる。その数は100人いただろう。
特になんて言う事もない普通の子供だ。
しかし、その雰囲気がちょっとおかしい。
こんな時は、身体がうまく動けない。フリーズしてしまった状態だ。
何かヘン!?と思っていると、その後ろからパトカーが彼らを追ってきている。
蜂の巣をつっついたような騒ぎになり、彼らが小道にバラバラに散って逃げていく。
それも真剣に逃げるというより、遊び感覚だ。
その後をパトカーが追っていくがまったく効果がない。

その瞬間に、ダーリンが言った。
「ああ、これがスチーミングだ!」
そう、彼らの誰かがターゲットを見つけたら、そこへ仲間が集まり金品を奪うのだ。
1、2人に囲まれる訳ではない。これが4、5人、いや10人となったら、どう防げるのだろう。
何もできやしない。
騒いでも盗られるだけだろう。
ああ、恐い。

今回だって、彼らは逃げる途中だったが、我々がカモとみなされたらやられていただろう。(冷や汗)
防衛は、逃げる事だろうな。今回もこの事を知っていたら、すぐに開いている店に入ったと思う。
しかし、その後の電車の中でもこのスチーミングがあったとも聞いた。こんな時は、防げないなぁ。

スチーミング(蒸気)というネーミングは、
どうもあのお湯が沸いたときにシャッーとでる蒸気の勢いと大勢の人がワーッと動くのが、
同じように見えるからでは?とダーリンの講釈でした。

投稿者 lib : 09:03 AM | コメント (2)

March 14, 2007

英国での恐い体験<その1>

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夜に後ろから人が近づいてくるといまでも驚く。
実は、3年前にバックをひったくられた。

その日は、自宅のある駅に着いたのは夜の12時を過ぎていた。 家は駅から徒歩10分程度かかる。
私の住んでいる場所は、 エリアとしてはラフなので
そんな時は、 ダーリンが 駅まで向いに来てくれる。
その日も2人で、家路に向かっていた。
私は、ちょっとビールを飲んでいたので、緊張感がなくプラプラしながら歩いていたと思う。

道のりの半分程度を過ぎた頃だろうか,手に握っていたバックの取っ手を後ろからいきなり引っ張られた。
無防備とは、こんなものだろう。そのまま後ろに尻餅をつくように倒れた。
よくスローモーションで見えるというけど、本当にそうだ。
若い、そう、13、4才程度の黒人の子供がバックを引っ張り、奪い、逃げている姿が見える。
自分に何が起こったのか、やっとわかった。
すぐに起き上がり、後を追ったが、ああ、普段の運動不足がここで影響する。足が遅い。口惜しい。
あっ!と言う間に走り去っていく少年の足では勝てないので、思わず叫んだ。「Murder!! (人殺し)」って。
ああ、情けない。ここでも英語力がない。
しかし、「人殺し!!」と叫んでも誰も家から出て来てくれなかった。悲しい。

闘争心がまったくないダーリンもこの時は、ひったくりを追いかけようとした。が、
無惨にもゴミ箱につまずき大きく転んでしまった。そして、ズボンに穴があいてしまった。
若者の駆け足には、かなわない2人だった。

さっそく家に帰り、
カード関係や携帯電話の会社に連絡をして、すべて使用不可にしてもらった。

そして、警察に電話をしたら、巡回の警察官が近くにいるので送ると言われた。
5分か、10分程度で来た。意外に早い感じがあった。
怪我をしていないか、そして、どんな犯人像だったかと聞かれ、これで捜査が始まると思いきや、
「まあ、何も戻って来ないと思うよ。」とまるでやる気なし。
まあ、よく言われているのは、犯罪が多過ぎて捜査する警官が不足しているので、
人が怪我をしないこのような小さな?犯罪に対しては、何もしないと聞く。

しかし、穏やかだが注意もされた。口惜しくても、ぜったいに犯人を追ってはダメって。
もし、ナイフを持っていたら、銃を持っていたらどうするの?と転んで穴があいたダーリンのズボンを見て、
警察官が言った。

興味深いことに、もし、ショックを受けていて、メンタルケアがしたいなら手配するよ。とも言われた。
生憎、メンタルよりも許せない気持ちで興奮しているので、鎮静剤が欲しいくらいだった。
だって、丁度日本から戻って来たばかりで、バックの中見には、財布、化粧品といろいろ新調した物が入っていた。
その上、決してブランド品ではないが、バックもパリで買ったお気に入りだった。ああ、口惜しい!! 口惜しい!!
実は、翌朝、バックなどの諸々はすぐに捨てられたと思うので、
盗られた周辺のゴミ箱や公園を探してみたが無駄だった。
がっかり。

その後、分かった被害は、クレジットカードを使い海外に電話したのが2ポンド、携帯電話の使用が1.5ポンドだけ。
現金は、15ポンド程度しか入っていなかった。被害は、多分捨てられた諸々の方が高いだろう。
あのさ、こんなことの為に人のバックを盗らないでほしいよ。とまた怒り出した事件だった。


しかし、その後、昼間でも人が自分の背後に近づくとドキッとする。走ってくる人なんて恐い。
トラウマになっているのだろう。
聞けばダーリンも同じだと言う。
随分たった今では、だんだんその感覚は無くなって来ているが、いまだにハッとするときがある。
色々想像するが、もし、あの子供を捕まえていたら、その後はどうなっていたのだろう。
ちょっと恐い。

最近、遅くなって帰る時は、
ポケットや他のバックに鍵やカード類など無くなって困る物を分散して持つようにしている。
ああ、いやな出来事でした。

<警察官のアドバイス>
1.歩道を歩く時は、車の走る側は男性が歩き、女性は中側を歩く。バック類は、2人の間に持つ。
これでだいぶ盗りにくいそうです。
2.盗られても、決して追跡してはいけない。欲しいと思われるものを投げ、自分は反対側を走り無事で逃げる事が大切。

投稿者 lib : 09:33 AM | コメント (2)

March 07, 2007

クィーン

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会社で音楽の話をしていた。若者というか音楽に興味がない彼女が言った。
「クィーンって誰ですか?」
「えっ!?知らないの???」
ショック!!
あの不滅のロックグループを知らないで英国に住んでいるとは、、時代も変わった。
トッテナムコートロードにあるドミニオンシアターの入り口の像が、誰かなんて知りたくもないんだろうな。
ロングランになっている「We will rock you」は、何のミュージーカルかも知らないんだろうなー。

思えば、10代の時、クィーンの音楽は当たり前の用にラジオから流れていた。
テレビでみるフレディは、いつも奇抜で、でもいつも気になっていた。
ゲイという言葉も知らなかったので、彼の存在がよくわからなかったけど、
ただ者ではないという強烈な磁石で吸い寄せられていた。
でも、ただ、末端のファンとして音楽を聴いて楽しんでいただけ。
なぜか、いまでも落ち込んだとき、元気になりたい時の音楽は、クィーンの曲を聴く。

しかし、不純な動機で「We will rock you」のミュージーカルに、ハマっていた時期があった。
主役のガリレオ役 (初期の役者トニー・ビンセント)が、ちょっといい男だった。
クィーンの正真正銘のファンの友人Mさんと私は、1年間に6-8回も見ることになった。
それもいつも最前列の席のみ。
裏返る高音の声といいゲイぽい彼の魅力は、もう、ヨン様を慕うおばさまのよう。
ある日、意を決して花束を渡すことにした。
しかし、タイミングをはずした。
握手をしてもらおうとした計画は、見事にはずれたが、
花束を渡した瞬間、彼も握手のタイミングをはずしたことをわかり、ゴメンね。と目で言った。
たぶん。そう。(いまだに勝手にそう思っている)
まるで女子高生のような気分だった。いい時期だったな。うーん。
しかし、これも数年前のこと。

最近なにかの話で、ついダーリンに話したら、
「え、花束なんて僕はいまだにもらったことがないぞ。」とちょっとふくれていた。
あっ、いけない。ごめんね。ダーリン。でもこれは、違う気持ちなのよ。
彼は、スターだし、、、、といい訳がましい私。
どうも女は、口が軽いのだろうか、秘密を最後迄持ちきれないらしい。

最近のビンセント君は、何処で何をしているのでしょう。ご存知の方、お教えください。

投稿者 lib : 10:01 AM | コメント (0)

February 28, 2007

ノイズチーム

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土曜日の夜9時、突然何処からかベースの効いた音楽が聞こえる。
うーん。結構な音の大きさだ。
心当たりはある。隣だ。
部屋を移動して確かめてみたが、どうも音は隣からではなかった。
音がする裏庭に出て見ると、なんと3、4軒先の向こうの庭には大きなテントが張られている。
ダーリンがぽつり「パーティのようだね。」
パーティ?、この時間から?・・・と考えればいったいこの騒ぎが何時迄 続くのだろうと心配になる。
この時間はいい。まだ、起きている。しかし、寝るときになるとちょっとたまらないだろうなー。
と想像していたら、やはり12時を過ぎても一向に静かにならない。
ベッドにはいったが、気になる。眠れない。
うーん。許せない。いったい近所迷惑という考えはないのだろうか??
それにしても一番うるさいだろう隣の家人は、文句を言わないのだろうか???
うーん。やはり許せない。睡眠にうるさい私。
カウンシェルに電話だー。とダーリンを無理矢理ベッドから起しサイトで番号を調べ、電話をしてもらった。
面白い事にその電話番号は夜用があり、21:00から朝の5:00まで対応する。
(地域によっては朝7:00迄のところもあり)
そうか、このようなパーティの騒音対応は、朝の5時迄には終わるという事か。
まあ、みんな酔いつぶれて静かになると踏んでいるのだろうなー。

さて、電話をしたら、30分以内にノイズチームの調査員?を我が家に送りますという。
我が家にくる必要ないから、現場に急行して静かにさせてくれーと言いたいが、そうはいかないらしい。
待つこと20分ぐらいだろうか、電話がかかって来た。
「雨が降っているので、お宅にあがると汚れるので、直接調べにいきます。追って電話します。」
なかなか、紳士で感心な心がけだ。
再度電話があり、
「ただいま、訪問したところ、誕生日パーティをしているとのことです。静かにしてもらうように伝えましたが、
かなり酔っている男性たちがいるので、歯止めが効かないかもしれません。
もし、静かにならない場合は再度ご連絡ください。その場合は、物理的な証拠が必要ですので、
お宅に伺って騒音の測定させていただきます。」とのこと。
誕生日パーティだか、何だか知らないが、だからと言って人の睡眠を奪ってもいいのか!!
自分達させ楽しければいいのか!!と誰に言えばいいのかこの怒りの矛先はない。(興奮!!)
その上、これで音量が下がらなかったら、また電話して、測定につきあって、いったい何時に我々は眠れるのだろうか。
睡眠妨害をしている点では、あなた達も同じ?と絡みたくなる。

その後、少し静かになったが、今度はカラオケが始まった。
うるさいより下手な歌を聴くのはもっと苦痛だー。ああ、悲しい。
やはり自己防衛しかないか。と耳栓をしたら30秒後には夢の世界にいた私だった。

しかし、騒音がひどい場合は、その音源となるものを取り上げるほどの権力をもつこのノイズチームは、
いざとなれば頼りになるに違いない。

※ノイズチームの探し方は、自分の住んでいるカウンシェルのウェブサイトから、「環境( Environment))という項目をクリックします。サイトによっては、そこに騒音(Noise)というセクションがありますが、存在しない場合は「公害 (Pollution)」を探します。そこに必ずNoiseという項目があります。
イギリスでは、騒音は公害なんですね。ちなみにDIYも騒音になりますので、朝早くと夜遅くには作業をできませんのでご注意を。

投稿者 lib : 09:31 AM | コメント (0)

February 21, 2007

オーガニック狂

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ダーリンのパパは、再婚して早10年になる。
新しい奥さんは、自然を愛し、健康に気をつける田舎をこよなく愛す女性だ。
化粧はしないし、まったくの贅肉もない。いやちょっと痩せ過ぎだ。
そして、口にするすべて食品はオーガニック製品と徹底している。
だから、食費だけでも相当のお金をつぎ込んでいる。

彼らの朝食は、自分で配合するシリアル(はっきり言ってまずい)にオーガニックのセミスキンミルク、
半分に切られたグレープフルーツ(もちろん、オーガニック)、トーストは、オーガニックのブラウンブレッド。
バターやジャムももちろん、オーガニック。
そして、オーガニックのジュースは、何種類も用意されていてまるでホテルのようだ。
テーブルに載った山盛りになっている果物もすべてオーガニックだ。
肉や魚はすべてオーガニックを供給する所から、購入している。
彼らの朝食紹介には、オーガニックという言葉を7回も使用した。そのぐらいオーガニック教の信者になっている。
あの油いっぱいで塩分の高い不健康な、イングリッシュブレックファーストが大好きなパパも妻の熱心なこの宗教には勝てず、
最近は、我々に自分たちの食生活を自慢するぐらいの信者になっている。

バスルームには、オーガニックの製品を生産している皇太子ブランドのシャンプーがあった。
ああ、ここにもオーガニックの波が来ているのかぁ。

食事時になると自分たちの食生活がいかによく考えられているかの話になる。
だから、こうして健康を維持できるのだという。確かにお腹がでていたパパも最近はすっかりスマートだ。
そして、ダーリンと私にも見習うように、ゆるいプレッシャーをかけてくる。
だから、パパの家に行く時は覚悟がいる。

実は、以前から我が家でも、健康の理由よりも美味しいという点で、オーガニック製品を時々購入することがある。
キュウリ、人参、セロリにいたっては、絶対に味が違う。
味がしっかりとあり、生で食べるのがおいしいのだ。
思い出せば昔の野菜は、こんな味だったなー。いつから変わってしまったんだろう。
経済という物のせいかもしれないが、悲しい事だ。

味が違うのは野菜だけではない。
ダーリンは、英国人なので小魚の朝食よりもベーコン付きの朝食が好きだ。
このベーコン、私も好きだが、焼いている時がなんとも動物臭く嫌いだ。
焼く時は、台所につながるドアを全て閉め、台所の窓をすべて開放してから焼く作業を開始する。
これを試しにオーガニック製品に変えてみたら、臭さが少ない。これは凄い!!

よーし、卵も試してみよう。ミルクもね、、、と気がつけば、我々もオーガニック教の信者になっている。
まずい、家計費に影響する。程々にしないとね。

しかし、教祖さまはもっと凄い。
私が夕食の手伝いをしているとき、サラダのためにとトマトを洗っていたら、
『それは、オーガニックだから、洗わなくていわよ。』と言った。
えっ!!
いくらオーガニックだって、ここに運ばれる迄には、いろんな人が触り、いろんな物が着いて来ているのに??
いくら教祖さまのご意見ですが、それだけはどうーも納得出来ません。
と言いたいが、まあ、よく言われるように、食事時に宗教の話はタブーと言われているので黙っていた。
しかし、トマトを食べずに反抗したけど、きっと彼女には伝わらなかっただろうなー。

投稿者 lib : 09:33 AM | コメント (0)

February 14, 2007

英国不思議な現象(その1)

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この国では、犬を手に入れるのは大変だ。
ブリーダーから買うか、飼い主のいない犬を施設から貰い受けてくる方法が一般的だ。
いっぱい産まれたのであげるわよ!!なんて言われたらどんなにいいだろうか。
我が家でも犬が買いたくて、ダーリンと私はドックホームを訪れた。
このドックホームは捨てられたり、虐待などを受けた犬をレスキューする施設だ。
クリスマスの後には、プレゼントされた犬を飼いきれず捨てる人が多いそうだ。そんな犬がこのような施設にくる。

記入事項を書き込むと、犬を見に行ける。
けっこう沢山いる。小さいビル全部に犬が展示されているようだ。
比較的広いゲージに入れられた犬には、名前や性格がしっかりとボードに書かれている。
「この犬は、甘えん坊だけど、気が強い。」、「この犬は、わがまま。老人には無理。」、「この犬は、凶暴。小さな子供がいる家には不向き。」なんて通信簿のように書かれてしまっている。
人間と同じなのか、可愛いくレアな種類の犬ほど、貰い先がどんどん決まっていくようだ。
問題犬なんて書かれたら、なかなか貰い手が見つからなくなるから、ちょっと甘く書いてもいいと思うが、
これは商売的思考のようだ。
問題を解って引き受けてもらわないと、また、ここへ戻ってきてしまうらしい。
また、飼い主がコロコロ変わると犬のメンタルにもよくないらしい。

なるほど、ここは、犬のとっていい方法が優先されるようだ。
我々は、特に好きな犬は見つからなかったが、次回のために面接を受けた。
里親探しだな。これは。

我々は、家もある。庭もある。オーガニックの餌は出せないが、犬には毎回適当なご飯をあげられる。
(そう、ドッグフードにもオーガニック製品が出回ってきている。すごい時代だ!!)
受け入れられる資格は,十分にあるとふんでいた。
しかし、2人とも日中働いているので不適格になるそうだ。ええっ!!。
もし、ここのホームから貰うなら、週に2.3回のドックシッター(犬の面倒をみる人)をつけないと対象にならないと言われた。
その理由は、ここにいる犬は心に傷を負っているため、普通以上に愛情に飢えているそうだ。
だから、基本は長く犬と一緒にいることができることだそうだ。なるほど。
ということで我々は、なんと対象外だ。ショック。

次なる手段は、ブリーダーから購入することか。これが数百ポンドもするので、なかなか踏み切れない。
柴犬なんてレアだから、700ポンドもする。
うーんどうしよう、、、と思っていると、街には多くのホームレスが、犬を、時々は子犬を抱いて、
お金を恵んでもらっているではないか。
犬がいるとみんなの献金も多いらしく、犬はどうもかれらの商売道具のような気がする。
うーん。確かに彼らは、いつでも犬といられる。これは犬にとってもいいことだろう。一緒に寝れるしね。
でも、自分の食事もままならないので犬にあげる食事の保証はない。しかし、彼らは犬を持っている。なぜだろう?
いったい何処から手に入れているのだろうか??
ドックホームからは、家がなければ貰えないし、また、お金がなくてホームレスしているのだから購入は無理よね?
私は、どうも闇のルートがあると思っている。
淋しいホームレスの心に目を付け、売りつけるか、レンタルをしているのではないかと密かに思っている。
どなたか知っていたらそのルートを教えてください。

投稿者 lib : 09:05 AM | コメント (4)

February 07, 2007

英国の結婚式(その3)

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さあ、レセプション会場に着くとそこには、既にアルコールを持った人々で賑わっている。
ウェルカムシャンペンは、1杯で充分なのでさっさとバーカウンターへ行く。
大好きなウォッカトニックを頼むと『ダブル?シングル?』と聞かれた。
こんなこと聞かれたのは始めてだ。さすが酒付きの田舎街だ。
本日は、花嫁のパパのご馳走なのでお祝いも込めて、
『ダブルでね!!』とちょっぴりオジさんのお金を使ってあげた。

私は結婚式には、着物で出席と決めている。(トップハム・ハット卿の奥様と同じです)
だって、ドレスを着ても日本人体型では負けてしまうし、(勝ち負けではないが)
これまた大好きな着物を着る絶好な機会だ。
以前、ダーリンの友人の結婚式にやはり着物で出席したら、花嫁のママに『ゴージャス!!』と感謝された。
でも、雨が降りそうだったので、シルクでなく洗える化学繊維の着物だったの。ごめんね!
まあ、誰も着物のこと分からないから、格だの季節などと気にしなくていいのも気楽な点だな。

この日も着物を着ていると、帯をさして、obi??と聞いてくるのは上級者。
鞄を背負っているの?と聞かれたり、 写真を一緒に撮らせて!とちょっとした人気者ならいいのだが、
どうも見せ物のパンダになった気分だ。
今回は、なぜか、着物=日本人=神戸ビーフという連想がいくようで
『先日食べたよ。神戸ビーフ、,,,,』という話を数回された。
英国人もグルメになったのだろうか??

男性は、まだいい。
困るのは、女性だ。いきなり触ってくるのだ。
あなた、さっき其の指で、何かつまんでいなかった!?と指についた油で着物が汚れるのにハラハラドキドキする。
だって、着物の汚れ落とし、英国では無理なんだからねー。

さてさて、ここで披露宴会場に移動するようにアナウンスされた。
平凡で大きなポーションの3コースを食べ終え、ベストマンのスピーチ、花嫁の父のスピーチが続いた。
『我が家の女性達(妻と娘2人)は、キャロット(人参)でなく、キャラット(ダイヤの大きさ)が大好きなんだよ。よろしくね。』というくだらない冗談を言っていたが、
だんだん言葉につまり、ちょっと涙ぐんでいた。
さすが、オジさんなんとか崩れずに最後まで乗りきった。

最後は花婿のスピーチだ。
『彼女に言われたのは、お母さんを許すお父さんのような旦那になってほしい』と言われたそうだ。
ふーん。オジさんは、オバさんをいろいろ許していたのか。
真っ赤なマニュキュアや口紅をいつでも塗りたくっている事とか、派手好きな性格とか、ダイヤをほしがるとか、
おばあちゃんのお見舞いに行かないとか、 そんなことを許しているのかな?
でも、オバさんが可愛がっていたポメラニアンかチワワがうるさく騒ぐので、結構イライラしていたらしいよね?
間違って(いや、間違ったふりをして?)車で引き殺したという話も聞いているが、
許せないこともあったのでしょうね? まぁ、いいか。


結婚式が終わり、またバーに移動だ。まだまだタダで飲めるというので、みんなバンバン飲んでいる。
節約型披露宴では、自分たちのバジェットをバーに伝え、その金額に達したらクローズし、その後は、
ゲストの自分たちで欲しいアルコールを購入することになる。
さすが、オジさん。最後迄ゲストにはフリードリンクを提供するつもりだ。
えーいい。飲んじゃえー。 飲んじゃえー。という気持ちの人が多かったせいだろう、
喧嘩が始まったらしい。これだけ飲ませれば、喧嘩もおこるだろうな。
会場では、テーブルを片づけ、ディスコ(クラブではない!!)会場に変身した。
始めは、もちろん花嫁、花婿のダンスだが、
待ちきれない人々は2曲目から、みんな物怖じせず、大きな身体を揺らしてフロアーに出て踊る。踊る。
生バンドがいたが、花嫁より年上の私でも知らない曲ばかりが演奏される。
どうもオジさんやオバさんの世代の音楽を頼んで演奏してもらっているようだ。
誰の結婚式だろう??

12時になっても終わる気配はない。
さすがに着物を着ているのも疲れた。
我々、若者組はもういいかなーとホテルに帰った。
イベントがない田舎街では、結婚式はみんなの楽しい 楽しい娯楽のようだ。

投稿者 lib : 09:15 AM | コメント (0)

January 31, 2007

英国の結婚式(その2)

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式は、1時過ぎに終わった。
ほとんどが地元の人なので、レセプション会場へは車で30分もある
地元でも有名なホテル(といっても小さいが)で行うらしい。
それは、6時頃からなので、時間はたっぷりある。
義理ママの予定では、このあとおばあちゃんのナーシングホーム(老人ホーム)に立ち寄り、
そして家に帰って簡単な昼食を食べ、会場に向かうそうだ。
昼食用には、解凍するために冷凍庫よりだされたスープが我々を待っている。

おばあちゃんのナーシングホームは、2階建てでこじんまりしている。
入所して2年経つが、動かないせいか食欲もなく痩せてきて、ちょっとボケている日もある。
『はい、グラニー(孫からのおばあちゃんの呼び名)、あなたの孫がきたわよー』とママ。
おばあちゃんは、椅子に腰掛けている。目がよく見えないようだが、笑顔だ。
『○○ちゃんの結婚式で教会にいったのよ。これから○○でレセプションなの。また来るわねぇー』
と病室を出て行こうとするママ。
一同??????
ママ、我々は2分前におばちゃんの部屋に来たのよ。それがもう帰る???
あまりの早業で、我々もついていけないが、おばあちゃんはなんだか困惑している。
しかし、ママはさっさと駐車場へ向かってしまった。(いつより更にせっかちな今日のママ)

義理の妹は、遠くに住んでいるのでおばあちゃんと会うのは久しぶりだ。
妹はママが先に行ってしまったが、それを無視して、いきなりしゃがんでおばあちゃんの目と同じ視線になり、
ゆっくりと話だした。
花嫁がどんなドレスを来ていたか、 親戚は誰が来ていたかなど結婚式の話しをした。
花嫁は、おばあちゃんにとって孫だ。

おばあちゃんは、笑顔で『そうなの?』としっかりと妹の話を理解している様子。
妹は、『花嫁にメッセージがある?』と聞くと、おばあちゃん『いつまでも幸せにね!』と言った。確かに言った。
ダーリンも、私もこの妹のメッセージはある?と聞いたこと、
また同じ視線になって話したことにいたく感心した。
妹は、病院で勤めているので、患者と同じ視線になることが大切と学んだそうだ。
うーん、凄いぞ、妹!!拍手、拍手。

そこへ ママが、 我々を待ちきれず迎えに来た。
我々は、おばちゃんに別れの挨拶をして、気持ちよく家に帰った。(つづく)

投稿者 lib : 09:31 AM | コメント (0)

January 24, 2007

英国の結婚式(その1)

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ダーリンの従姉妹の結婚式に参加のために、ダーリンとともに田舎に帰った。
従姉妹は、35才。ロンドンのIBMでキャリアウーマンとして働いていた。
結構仕事が出来たようだが、数年前に故郷に帰り、
なんと幼なじみの酪農をしている人と結婚することになったそうだ。
ロンドンは人間味がないとか、冷たいとかで肌が会わず、多くの若者が故郷に帰る。
彼女もその口で、やはり家族とは離れて住みたくないそうだ。ふーん。

田舎での結婚式は、たいてい教会で式をあげ、披露宴をホテルやレストラン、パブなどで行うことが多い。
従姉妹は、家の近くの教会で式を挙げた。
入り口には、たくさんの白い花で作られたアーチがあり、いたるところに大きく花が生けられ
かなり豪華な結婚式のようだ。
さらに花嫁の付き添い(ブライドメイド)と花婿の付き添い(グルームスマン)が各3名とすごい。
結婚式は、花嫁側が払うというシステムだから、教会に飾られている花のボリュームや参加者の服装で、
この家族の経済状態がわかる。
ブライドメイドのドレスだって、オーダーメイドで花嫁側が支払うのだから、
数が増えればその分出費も増える訳だ。
さらに式の始まる前と終わったあとの音楽として、フルートの演奏者もいる。
参加者も結構お洒落をしていて、豪華な帽子や髪飾りを被っている人も多い。
どうも、従姉妹の家は小金持のようだ。

教会にひと際目立つ、世話焼き風のおばさんがいる。
あっちこっちに行き、みんなといろいろ話をしたり、式が始まる前からスナップ写真を取っている。
聞けば、ゴシップ好きの近所の人だそうだ。
こんな人と話すときは、注意が必要。
話題のない田舎町では、うっかりこんなオバさんに色々話すと、明日は皆が知っていることになる。
そして、 大きなフラッシュが付いた一眼レフを持ったカメラマン?風の人もいる。
ともかく参加者も150名ほどいて盛大な式のようだ。

我々は、親族なので花嫁側の前から3番目に席が用意されている。
席につくとやあ、やあ、しばらくと挨拶が交わされ、その度に義理ママが私を紹介する。
ただ、 NICE TO MEET YOUと 笑顔で答える嫁を演じている私だ。
私の出で立ちは、着物。だから、皆が興味津々。

さてさて、いよいよ、式の始まりだ。
神父の第一声は、
「みなさん、よかったですよ。花嫁が到着したので、結婚式が始められますねー。」
陽気な神父だ。

父親と腕組みをした花嫁が祭壇の前に進む。ブライドメイドも後に続く。
ちょっとふくよかなブライドメイドがきた。あっ、従姉妹で花嫁の妹だ。これは仕方がないなー。
ううっ、2人目はかなりのおデブちゃんだ。
これは、ちょっと勘弁してほしい。
肩を出し、ウエストを締めているので、体型がすべてでる。
みんな花嫁をみてうっとりしているのに、このブライドメイドはちょっとマイナスではないのだろうか??
と思うのだが、花嫁はいいのだろう。きっと親友なんだろうなー。

日本と違うのは、英国ではすぐに挙式できない。
この人とこの人が結婚しますと、2~3週間程度の告知をしてから、入籍が可能となる。
これは重婚を防ぐためと聞いている。
式の間でも、神父がこの結婚に異議のあるかたはいますか?と形式的だがみんなに聞く。
いつもここで、誰かが異議有り!!なんて叫んでくれると、
面白いなーと思うのだが、そんな映画みたいなことは一般には起こらないようだ。
時間にして約30分程度で式は無事に終わった。
さて、これからはレセプション会場へ移動するようだ。(つづく)

投稿者 lib : 10:33 AM | コメント (2)

January 16, 2007

里帰り(その2)

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最近、ともかく飛行機に乗るには、セキュリティチェックが 頭の痛い所。
12月のあの列は凄かった。日によっては靴を脱げと言われたりするらしいが、
コートも脱ぎ、ジャケットも脱ぎ、いつかはヌードにならないといけないのかもしれないな。
荷物は1つ。これも結構うるさかった。
あるアジアの女の子は、ハンドバックと手提げ鞄を持っていた。
ラップトップを持っているらしく、2つの荷物になってしまったらしい。
「この飛行機に乗らないとこまるのよー。」と半泣きで頼んでいた。
注意した係員もともかくはみ出してもいいから1つにして。
とさすがにいい加減な英国でもこれは守らせていた。ふー。疲れるね 。

次にパスポートコントロール。
出国する時は問題ないが、 レジデントのピザを持つ私でさえも帰国はいつも緊張してしまう。
スムーズに入国できなかった事件は以前書いたが、私にはどうもトラウマになっているらしい。
知り合いは、ともかくバシッとした身なりをしていれば、いつもなんの質問もされないよ。自慢していた。
まあ、 私に限らず外国人の我々は、いつもこの関所越えはできればないほうがいいと思っているだろう。
そんな関所アレルギーの方に朗報です!!
帰国時がラクラクのアイリス(先週「ご存知」で紹介)を試してみました。

出国する際に、私のパスポートをパラパラとみて、
「あなたは、ちょくちょく海外に行くのでしょう?だったら、アイリスに登録したら?」と言われた。
アイリス??それってなに??
すぐ横に小さな部屋があり、ここで登録できるという。
面白そうと登録してみることにした。
視力テストのような機械で眼球の虹彩を撮影するそうだ。
そのデータとパスポートのデータでどうも私という情報を作るらしい。
時間としては、5分で登録終わりだ。
あまり人気がないのか、誰もいなかった。
英国人用には、もっと高度な?指紋と一緒に認識する登録もあったようだ。
ダーリンも登録してみようとしたが、パスポートのタイプが古くて無理だった。
残念。

さあ、日本からヒースローに着き、いつものパスポートコントロールの場所に行くと,
EU, NON-EUとIRIS(アイリス)と書かれたコーナーがあった。
やったー!!誰も並んでいない。

さっそく登録時にもらって読んだパンフレットを思い出し、ゲートに入った。
途中に眼球を確認する機械がある。
そこを見つめていると、私と確認できたのだろう、ゲートが開いた。
その所要時間1分。
例のパスポートコントロールのオジさんやオバさんの「あなたここに住んでいるのね?」という質問は一切なし。こんな気持ちのいい関所超えは初めてだ。
EUの列に並んだダーリンを見ると、まだ、キューの中。
やったー!!私の勝ちだ!!!?

快適なので、みなさんもぜひ登録してみて。
詳細はwww.iris.gov.uk

最近のニュースでどうもこのシステムに信頼性がないということで、導入を決めた労働党が批難されたらしいが、続けてほしいなー。
このシステム、

投稿者 lib : 05:16 PM | コメント (2)

January 10, 2007

里帰り。(その1)

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日本に里帰りをしていた。
当たり前だが、着いた瞬間から日本語でうれしい。
しかし、数年を英国で過ごしていると、イヤでも英国の生活習慣が身に付いている。
人にぶつかった時には、 無意識にsorryと言ってしまった。
人の視線を感じて、『え!!何かヘン?』『あ!!いけない!ここは日本だ。』
・・・・・・・・・・
電車に乗る時は、しっかり切符を買うのに、改札の前にくると切符を探さず、
オイスターカード(加金もできる定期)を探している自分に笑ってしまった。

しかし、地下鉄の床が綺麗だ。ピカピカしている。うっ!!目が痛いぜ!!
さすがだ。
うらやましい。

多くの飲食店で働いている “外国人”を見かけた。
一生懸命に働き、日本語を話していた。でも、イントネーションがちょっとヘンだな。フムフム。
あれ、もしかして、これは我々が英国で働いている立場と同じじゃない?と思うと
なんだか急に応援したくなった。

地下街のファッション店で、セーターを買った。8900円だった。
うーん、安いな。デザインがいいな。可愛いな。ウキウキ。
できれば、ここからここまで全部ちょうだい。と言いたいところだ。
購入後、商品が入っている袋を持とうとしたら、
定員が『お出口でまで、お持ちします。』という。
え、お出口って、たった3メートル先じゃない??
その上、たった8900円なのに、『ありがとうございました』とお礼も言われてしまった。
この丁重?なサービスには、無愛想な英国のサービスに慣れきった
私にはちょっとこまってしまった。

沢山の小銭を道にバラまいてしまった。
数人の人が通り過ぎたが、無視。
あるオバさんは、『ここにも落ちているわよ。』と指差して行ってしまった。
ああ、ロンドンなら誰か拾ってくれるのになーとちょっと淋しかった。

今年は、暖かい冬だったが、風邪を引いている人もいるようだ。
マスクをしている人が多い。しかし、マスクをつけた人を一度に沢山みるとちょっと不気味だ。
最近は、 立体的?なマスクをつけている人が多いせいだろうか。
昔、はじめて東京に来たフランス人がお土産に、マスクを購入していたが、
なんだか今、納得した。
ちょっと変な光景だ。

電車はいつでも混んでいるな。なんだか以前よりもっと混んでいるように感じた。
人身事故も多く、特にクリスマスの日には3件もあり、東京の電車は乱れていた。
ある日電車に乗ると、『本日は、○○のため電車が遅れまして申しわけありませんでした。』
とアナウンスがあった。よく聞いているとそれがたった3分なのだ。
たった3分でこのアナウンス。ロンドンの地下鉄も見習ってもらいたいなー。
でも、いいよ。3分ぐらいの遅れでそんなに謝らなくても。
英国に住むと寛大になれるものだ。

投稿者 lib : 10:04 AM | コメント (5)

December 20, 2006

またまた、英語力。

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昔、深夜番組のタモリ倶楽部(今はないよね?!)で、空耳アワーというコーナーがあった。
英語を始めとする外国語の歌詞が、変な日本語に聞こえるという曲を試聴者が見つけ投稿する番組だった。
あれは、日本にいて楽しい番組だったが、これが英国で起こるとちょっとまずいよね?
耳で英単語を拾うのはいいのだが、それがいい加減な私。以下のような間違えがあった。
では皆さんに質問です。

質問1
タックスヘブン(タックスが有利な地域)のスペルは?

正解はTax Haven タックス へ−ブンだそうだ。このHavenは、避難場所という意味。

私は最近迄、タックスの天国、タックス(tax) ヘブン(heaven)と思っていた。
これは、多くの人が誤解をしているようなので、ちょっと安心。


質問2
嗜好的児童性虐待(子供への性的暴力)は英語でなんといいますか?

正解はPaedophile.(“子供”、“好む”という意味)

これをピーター ファイル(Peter File、“男性名”“ファイル”)と思っていた。言葉の意味とは裏腹になんて可愛いのかしらと思っていた。友人に指摘されてショックだった。


質問3
公道を裸で走り抜けるストリーキングは、どう書きますか?

正解はstreaking。

投稿者 lib : 12:09 PM | コメント (1)

December 13, 2006

クリスマス

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ああ、ロンドンの街はクリスマスの買い物で大混雑だ。
歩道には人が溢れ、その上、はしゃいでいる子供と田舎者が(失礼!!)多いのか、ゆっくり歩くのでイライラしてしまう。
まったくどこから人が集まるのか、と不思議に思っているとメインストリートの裏道には、
大型バスが駐車している。
どうやら地方からクリスマスショッピングにきているようだ。
これでは混むはずだ。やれやれ。

英国のクリスマスは、一家で平均約2000ポンドを出費するらしい。
家族、親戚にあげるクリスマスプレゼント、ちょいとお洒落な洋服もそろえてしまえ、
クリスマスディナーを奮発して、飲み物のシャンペンも用意して、
そして、帰省するなら家族4人の交通費となると、、、、
うーん。そのくらいになるのだろうか。

我が家は、幸いな事に日本へ行くので、そんな事は関係ないもんねー。と思っていたがそんな訳にはいかないようだ。帰省する前にダーリンの家族にプレゼントは送るし、年賀状から解放されたと思っていたが、
クリスマスカードも書かなければならない。
さらに追い討ちをかけるように、郵便局はこの時期とても混む。一人がいくつものプレゼントを送るので大変だ。
特に月曜日は、失業保険がもらえる日なので、それらの人々も列に参加するので
住宅地の郵便局は長い列に辛抱強く待つそれなりの覚悟がいる。

ダーリンは仕事で日本に行くため、その準備で大忙しだし、私も仕事を片づけなればならない。
そんな時にリクエストされたプレゼントをこんな混んだ街であっちこっちと探しているゆとりはない。
日はどんどんたっていくし、かなりストレスだ。

そんな状況にダーリンから提案があった。
今年はすべてインターネットで買える物で済ませよう!とイージーな解決策に
買い物好きの私でさえ、あっさり賛成した。

本、DVD、シャンパン、洋服、チョコレート、あれ、意外といいものがあって便利だなー。と感心した
こうやって、便利さを選ぶと、どんどん店が無くなり、人との接点もなくなっていくのだろうかなー?

クリスマスプレゼントは、ツリーの木の下に置き、25日まで中味が何か楽しみに待つのがお約束だが、
今年は、クリスマスにいないので、内緒ですでにプレゼントを空けてしまった。
義理ママからは、マークスのカシミヤのセーター(レシート付き)。ママは、いつもレシートを渡してくれる。サイズを交換してもいいし、まったく別なものに変えてもいいし、お金?に交換もできるがしていない。
いや出来ないかな。
義理妹からは、私の大好きな緑のマフラー、義理弟の夫婦からは、そのワイフが選んだ帽子と手袋、マフラーの3点セット。なかなかお洒落だ。
みんなありがとうね。

やっぱり来年は、いろいろ探して『コレいいねー、何処で見つけたの?』何て聞かれるくらい、
時間をかけてプレゼント選びするぐらいの余裕はほしいなー。
(このブログもとても短いのは以上の理由からです)

投稿者 lib : 08:49 AM | コメント (0)

December 06, 2006

ネズミ騒動

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ロンドンにきて驚いたのは、ネズミをよく見る事だ。
地下鉄のホームはもちろんのこと、建物に入り込むことがよくある。
一度は、ラットと呼ばれる20センチもある巨大なねずみが事務所に入り込んだが、
逃げ回ったのは人間たちだったっけ。あれはさすがに怖かった。

我が家はグラウンドフロアー(日本の1階)のせいか、
入居してから5年の間に3〜4匹のネズミを捕獲したと思う。
まあ、マウスという小さなタイプだが、
やはり繁殖率の早さや病原菌を持っているので見つけたらさっさと退治をするようにしている。

もっぱら、有効的なのは原始的なネズミ取り。
そう、チーズなどを仕掛けて、バチーンと挟むタイプだ。
以前、漫画にあるようにチーズを仕掛けたが、しっかりとチーズだけが取られていた。
アニメのネズミ、ジェリーが笑っているようで口惜しかった。

そこでネズミ取りの説明書をよく読むと『ネズミはピーナッツバターが好きです』と書いてあった。
そうか、上品なチーズはやめよう。
うん、あの甘〜くてキャラメルやピーナッツがたっぷり入ったチョコレート、
マーズバーやスニッカーズがいいのでは?と思い試してみた。
これが大ヒット。我が家の定番となった。


先日、静かな夜に本を読んでいるとガサッ、ガサッという音がした。
あッ、またネズミだ!!

さっそくダーリンがマーズバーを買い、うれしそうに罠を仕掛けた。
しかし、しばらくしてもネズミが罠の餌を食べない。
ヘンだな?と思っていると、
なんと2階のヒッピーのシングルマザーがこともあろうにネズミに餌をあげていたという。ガーン。
フラットの中をネズミは自由にいけるので、安全な?餌場を知っていたのだろう。
赤ちゃんがいるのに、何たる行為。さすがにヒッピーだ。

事情を話し、ともかくネズミは退治しないと子供の鼻がかじられるよ。と脅し餌をあげないように頼んだ。

そして、間もなくネズミは罠にかかった。
通常は、餌を取った瞬間にあの強力なバネが、ネズミの身体を打ちショックで
即死するように出来ているのだが、
今回はネズミが少し大きかったようで、ショック不足で死んでいない。
足を挟まれたまま生きているではないか。
困った!!

そして、発見した段階で、チュチュと泣いているではないか。まるで助けを求めているように聞こえた。
暫く見ているとなんとそのネズミは、
逃げようとしてネズミ取りを引っ張りながらあちら、こちらと逃げ回っている。
ネズミながらけなげだ。
そして、何とかして罠から足を取りたいがなかなか抜けられないようだ。
さて、どうしよう。
心のそこで、逃げてくれて!、そして今度は即死で罠にかかってくれと、勝手な思いを巡らす。

そのまましばらく放置していると時々聞こえる、逃げようとしているガサガサという音と、
チュチュと泣いている声がHelp Help」と聞こえるようで、ダーリンは、倫理的に可愛そうだよ。という。
よく動物が致命傷の怪我や病気でもう助からない時は、早くラクにしてあげるために殺してあげるが、
このネズミも殺すべきだという。

しかし、どうやって?
生憎ネズミ用のピストルも麻酔の注射や流行の放射性物質も持っていない。
それとも袋に入れて上からレンガでも落とす? 
グチャ。
いやー、私には出来ない。
このまま待っているしかないよ。と逃げる私。

その後、ダーリンは決行した。その方法は残酷で語れない。
実行したダーリンも気分が悪くなった。
ネズミくん、今度は我が家に入り込まないでください。

投稿者 lib : 09:44 AM | コメント (0)

November 29, 2006

英語力(その2)

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日本語を話すダーリンがいるといいわねー。とよく言われるが、私にとってちょっと損。
だって、ちっとも英語が上手くならないから。

先日もショックなことがあった。
海外クーリエの会社UPSを年に数回使用するが、
集荷依頼のため久しぶりに電話をしたら自動の音声案内になっていた。

電話『UPSをご利用いただきましてありがとうございます。
カストマー番号をお持ちの方は、音声の後に続いて番号をおっしゃってください。』

私『カストマー番号?、あ、これだ。えーと、36F5××××』

電話『36A5××××ですね。あっていたらYES, 間違っていたらNOとおっしゃってください。』

私『NO』
(うーん、どうもFがAに聞こえるらしい。よし、今度こそ。)

電話『では、もう一度始めから番号をおっしゃってください。』

私『36F5××××』

電話『36A5××××ですね。あっていたらYES, 間違っていたらNOとおっしゃってください。』

私『NO!!』
(えー!!ちょっと待ってよ。ちゃんとFって言ったわよ!!)

電話『では、もう一度始めから番号をおっしゃってください。』

私『36F5××××』

電話『36A5××××ですね。あっていたらYES, 間違っていたらNOとおっしゃってください。』

私『NO!!!!!!!!!!!!』

電話『大変申しわけありませんが、番号が認識できませんでした。ただいま、カストマーサービスに繋ぎます。』

私(はじめからそうしてくれたら、よかったのに、、、)

そして、人間と話したら問題なく、Fと認識してくれた。やはり人間がいい。


ダーリン曰く、きっとエフ(af)って発音したんじゃやないの?と指摘された。
つまりaに力が入っていたため、Aと聞き取られたのではないか、とアドバイスをもらった。

別の日、また、UPSに電話をかける機会があった。
よーし、今度こそ、大丈夫さと自信をもって、音声に挑戦した。

電話『UPSをご利用いただきましてありがとうございます。
カストマー番号をお持ちの方は、音声の後に続いておっしゃってください。』

私『36F5××××』

電話『36F5××××ですね。あっていたらYES, 間違っていたらNOとおっしゃってください。』

私『YES! YES! YES! YES!!!!!!!!!!』

こうして、自動音声化が進むと英語の発音が悪い人は、いつまでもサービスを受けられないかも。
差別だー!!


P.S/やはり英語の発音大会が必要でしょう! 2007年になりましたら企画いたしますので、お楽しみに!!

投稿者 lib : 09:49 AM | コメント (0)

November 22, 2006

ナショナリズム

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どちらかというと日本がおかしいと思い英国にきた非国民の私でさえも西洋人に 『ニハオ』なんて挨拶され
中国人に間違えられるものならイヤーな気持ちになって無視してしまう。
だって、私は日本人だもん。
もっともこの『ニハオ』には、どこか差別的なイントネーションを感じるからイヤーな気持ちになるのだろうが。

しかし、中国人が嫌いという訳ではないのだ。
ロンドンのチャイナタウンでは、よく中国人から中国語で話しかけられる。
そうか、私のつぶらな瞳が中国人に似ているんだろう、とちょっとショックを受けるが、別にイヤーな気持ちはならない。
彼らから出た言葉は、純粋だから。

しかし、外国にいると日本人としての意識はあるし、意外にも日本人としてプライドを持っている自分が可笑しい。味覚の素晴らしさ、伝統文化の質のよさ、勤勉さ、あれ? もしかして私はかなり右よりかしら??
悲しいかな、生まれ育ったがために、日本のナショナリズム意識をインプットされてしまったようだ。と思う。

ダーリンが社会経験のない若い時代、日本で仕事を探していた時がある。
たまたま長い間仲よくしていただいたお花の先生のご自宅へ伺ったとき、
「ダーリンが仕事を探しているんですよ。」なんてお話をしたら、
「よし、任せておけ!俺が見つけてやる。」とそのご主人から暖かいお言葉をいただいた。
しかし、持ち込まれた仕事の種類は、すべて労働のきついものばかりで、
日本語がかなり話せたダーリンの得意分野の仕事は一切なかった。

ダーリンは、紹介してくれた仕事に興味を持てず、ことわり続けていたら、
『外人(差別用語です。正しくは外国人です)には、この程度の仕事しか見つけられないんだよ。
もっと自分の立場をわきまえて、これで満足しないとダメだよ。』と説教をされてしまった。
ちょっぴり残念なのは、彼の場合は、ダーリンがちょっと日本語を話せるからって、いい気になるなよ。
という気持ちが見え隠れしていた。

しかし、分かる気がする。これは納得がいかないのだ。
日本人は6年も英語を習っているのに、 英語を満足に話せない。
なのに難しいと言われている日本語をこうも簡単に操られる事に、
日本人としてのテリトリーが犯されているという違和感、いや嫌悪感なのだと思う。

これは、彼の責任ではありません。
程度の差こそあれ各人に埋めつけられたナショナリズムのせいだ。とこれ以後ダーリンと私は解釈している。

世界語、英語は、そのイントネーションで何処の国民か判断されるが、
英国人もこの時に間違われるようならいい気持ちはしないそうだ。

このナショナリズム、適度に持つのはいい事ですが、あまり強くなるのは感心しないのは言う迄もありませんが。

追記:
ダーリンいわく、日本語は、漢字など一見複雑に 感じる部分はあるが、言語としてはシンプルでそう難しいものではないと言っております。ご不満もあるかもしれませんが、英語の方が難しい言語だそうです。

投稿者 lib : 09:40 AM | コメント (0)

November 16, 2006

家族関係にヒビ? (その2)

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ダーリンの家族で妹1人だけが大好きな兄の結婚式に参加できないことになった。
つまり家族の祝いごとを一緒に体験できないことだ。それも自分は参加したいのに。
両親が離婚して以来、ダーリンの兄妹は更に結びつきが強かった兄妹人。このことは妹にとっては、かなりショックだったようだ。
彼女は、兄に参加したいと強くお願いしたようだが、嫁の兄妹はだれ一人もこないのだから、我慢してくれの1点ばり。
義理ママも嫁に娘が参加できるようにたのんだそうだが、きっぱりと言われたそうだ。
「これは、私たちの結婚式ですので、我々が決めたプランで進めます。」と。(凄—い!!)
さすがのママもこれ以上は、何も言えなくなったそうだ。
それ以来、嫁が息子をコントロールしているとママは思い、我々もこのオーガナイズには正直いい気持ちはしなかった。

そして、式の当日は、朝11時の式からレセプションのパーティまでには4時間もあり、
意味もなく船に乗車したりしたと、ともかく時間を潰すしかなかった。

ママは、離婚したパパとはどうも話はしたくないらしく、
そっぽを向いているし、その上、彼のセンスのない洋服に陰口をいい、
なんだかいろいろ大変なものがうずまいていた結婚式だった。

その後、妹とあう機会があり、今回の事はどう思ったの?と聞いてみたら
自分が、兄に必要にされていないのでは?と思ってしまい、ちょっとショックだったそうだ。
実は彼女のサイドでも変化が起きていた。
婚約をした。彼が結構、硬派で頑固者。
アウトドア派で、しかも倹約家。30才前半で家も2軒ももち、人に貸している。(これも凄—い!!)
そして、早々に2人で家を購入した。その新しい家に入居するのも、早ければ早いほど無駄がないと感じたのだろう。
ベッドがまだ購入できないのに、早々に新居に引越をした。
まあ、2人もアウトドア派だから、寝袋生活でもいいのだろうが、
大事な娘をベッドに寝かせてくれない婿をママは許せなかったようだ。
それで、ベッドを新居祝いにプレゼントすると申し出たが、すでにいろいろママからお金を借りている背景もあり、自分たちにあった生活をしたいという理由で、婿がその申し出を断ったそうだ。

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November 15, 2006

家族関係にヒビ? (その1)

darling.gif
ダーリンの弟が結婚した。
まあ、できちゃった婚だ。それは、いい。
彼らには、ある理由があってまず、ロンドンでごく普通の人が行うように、
レジスターオフィスで式をして、簡単なレセプションをして、
そして、子供が産まれてからは、彼女の実家近くで友人、親戚を呼んで盛大な結婚式をおこなうと決めていた。
最近の英国は、結婚式が派手になってきているのと、
どうも花嫁、花婿のわがままな要望に参加者が振り回されているという話を聞くが,義弟のところもややそんな感じだった。

結婚式の前に行うスタッグナイト。これは花婿の友人達だけが集まり、ばか騒ぎするものだが、
最近は、海外に数日行くというプランも当たり前で
1年に何回も参加する羽目になる可愛そうな友人が多いそうだ。
幸い、義弟は奥さんが妊娠していたので、ロンドンでおこなった。

ダーリンは、もちろん参加。
そして、そこそこいいレストランに行き、バーに行き、最後には、ポールダンスをしてくれるストリップの店に行ったそうだ。
ここは、エキストラのお金を払うと個室に行け、5分だけ自分の目の前で踊ってくれるそうだ。
なるほど。そんな店もあるのだ。
主役の義弟は、友人たちのおごりで何度も個室に行ったようだ。
みんな相当に飲んで、ここにきている。
ダーリンも一緒につきあってきたけど、そろそろ限界だった。
そして、みんなより先に帰宅した。
どうも飲み過ぎたようで、気持ちが悪くなってしまった。
というわけで、その後、義弟がどうなったか聞けずに残念だったが、
大概は、花婿は酔わされ、結婚前に最後の羽目を外すのを楽しみにしている悪友たちの餌食になるようだ。
そして、数日後にロンドンで結婚式があった。
彼らは、ロンドンは軽く仕上げるというプランがあった。
というのも花嫁の兄弟が多く、両家の人間を呼ぶと相当な数になるからだ。
本番(?)に行う結婚式ではみんなを呼ぶので、
今回は、双方の両親、たまたまロンドンにいる兄夫婦(我々)が参加するということだった。
我々も当日まで知らなかったが、ロンドンの式に弟の親友と花嫁とも仲がいいカップルも参加した。(つづく)

投稿者 lib : 11:25 AM | コメント (0)

November 01, 2006

リスと鳥

darling.gif
リスと言う英単語の発音の難しさは以前書いたが、そのリスが我が家の庭を今日も駆け回っている。
木に登る、屋根の上で追いかけっこをするなど、いたずら好きのリス2.3匹がいつもいる。
リスのガァーガァーという威嚇する声には、びっくりしたものだ。
知らない人からみればリスは可愛い小動物だが、これが結構くせ者だ。
人気だったTV番組の「SEX AND THE CITY」の中で主役のキャリーが
「リスなんて、毛皮を来たネズミよ。」という台詞があったが、その気持ちはわかる。

我が家では、ダーリンの趣味で鳥のために屋根から餌を吊るしている。
ピーナツなんて入れて置くならば、毛皮を来たネズミがこれを横取りする。
こんな場所なら取れないだろうと餌入れを移動しても、スパイダーマンのように壁をよじ登ってやってくる。
そして、一人占めしたいらしく、あの強い歯で簡単なワイヤーなら噛み切ってしまう。
気がつけば、餌入れは地面に落ちてバラバラに壊れ、中身のピーナッツはなくなっている。
おかげで何回も入れ物を買い替えたことか。
しかし、彼らは懲りない。あの手この手でピーナッツをたくさん口に入れたいようだ。
その執念と努力には関心するばかり。

最近は、リスでも噛み切れない頑丈なタイプの餌入れに切り替えたが、朝晩はリスが占領する数分間、鳥はえさ場に寄り付けない。
独り占めが長いと我々は、時々リスを追い払い、鳥に餌を食べる権利をあげるのだが、
気がつけば体の大きなリスがまた戻ってくる始末。

夏はどこにでもたくさんの餌があるのであまり気にしないが、寒くなり始めた最近は、また餌入れにピーナツをいれることにした。
しばらくピーナッツが入っていなかったのに、入れた瞬間、いったいどこで見ているのか、
リスがやってきて食べている。
さすがだ。
弱気な鳥がこの餌を気づくのは、あと数日はかかるだろうなー。

胸の赤いロビン、スターリング、くちばしが黄色いブラックバード、胸に緑の入った鳥たち(名前を忘れた!)が代わる代わる餌を食べにくるのを見るのは、結構楽しいものだ。
ダーリンなんて、水たまりで水浴びをしている鳥を見かけ、無駄使いが嫌いなはずなのに、
鳥のために水浴び用の入れ物まで買う力の入れ方だ。

今晩もリスに食べられた餌入れにピーナツを補充しているダーリンの姿をみていると
男の人って結構、まめなのねー。と思うのであった。

投稿者 lib : 09:56 AM | コメント (0)

October 25, 2006

郵便事情

darling.gif 日本の郵便システムは、ロイヤルメールを手本にしたと聞いたことがあるが、
最近のロイヤルメールの内部事情やサービスしか知らない人には驚きかもしれない。
本当に最近は、悪くなる一方だ。

その1、
私の誕生日に義理ママがプレゼントを送った。
しかし、私は何も受け取っていない。
つまり何処かへ行ってしまったのだ。
ママが、ダーリンに『プレゼントを 送ったからね。』と言ってくれたから、
届かなかったことを伝えられたけど、
あやうく“ありがとうが言えないダメな嫁”のレッテルを貼られる所だった。
ふー。危ない。危ない。

中味は、香水だった。
思うに、誰かが彼女のプレゼントに失敬したのではないかと想像する。


その2、
ダーリンの誕生日に、バースディプレゼントを送れなかった弟が現金をカードの間に挿んでポストした。
小切手が入った封書や誕生日カード類は全部届いたのに、その手紙だけがついに到着しなかった。
なんで??

想像するに誕生日の周辺には、沢山のカードが送られてくる。
そして、中味を想像することは簡単なことだ。
たまには、現金を送るアホもよくいるのだろう。
弟からの郵便も開封したら現金だったので、いただいてしまったのだろう。


その3
缶コレクターの私へと、フランス在中の友人が送ってくれたのは薬の入った缶(なんと下痢止め!)。
フランス語で書かれているので何だかわからないが、中味とは関係なくすごーくカッコいい缶だ。

うれしくて中を開けてみたら、
中には、変なものが入っていた。
それは、使い古した紅茶のティーバックが3個入っていた。
?????
友人に問い合わせたところ、彼女は開封せずに郵送したそうだ。
?????

その薬はまるでキャビアのような小さな黒い粒で、缶一杯に入っていたそうだ。
送られてきた封筒を見ると、どうも税関?で開封された形跡がある。

勝手な想像では、開封してみたらフランス語で書いてあるが、どうも形状がキャビアのようだ。
えーい。キャビアは食べて、中味を別の物に入れ替えてしまえ!!
しかし、なぜ使ったティーバックが中身に選ばれたのだろう??
身近にあるものだったのだろうか。
想像が正しければ、行われた国は英国だろう。

しかし、その薬は食べてしまったのだろうか。
もし、食べたのなら2.3日は苦しい思いをしただろうなー。


その4、
日本宛に送った小包が1週間ほどして、差し出し人の私に届いた時は開いた口がふさがらなかった。
届けた郵便マンも自らの過ちを認めていた。

会社やミーティングに遅れる理由のダントツは、『電車が止まった。』『動いてなかった。』だ。
絶好のいい訳にされているとの話も聞く。
これと同じように『請求書?いやー、届いていないよ。』とロイヤルメールのサービスの悪さにされるのもすぐだなー。

投稿者 lib : 10:07 AM | コメント (0)

October 18, 2006

得した事

darling.gif 英国にいると、時間に正確でない電車、サービスの悪さ、態度の悪い奴ら、、と
イライラする事こともあるが、意外に得する事もある。

この頃は、大根もかなりポピュラーになっていて、
先日、某大手スーパーで見つけ、珍しさとうれしさでカートに入れた。
しかし、案の定レジ打ちの人は、その名前を知らない。
こんなことはよくある。
重さを計り、単価をいれるので、商品の名前を見つけないと値段をだせない。
そこで、ダーリンが「ムリーだよ。」(mooli。どうもオランダ語らしい)と伝えたが、その名前が見つからないようだ。
こんな時は、フロアーマネジャーが呼ばれる。大概ここで解決するのだが、この人も見つけられない。
そして、『いいわよ。』といってタダにしてくれた。
『えー!!スーパーでもタダにしてくれるの??』
『わーい。わーい。得した。』と思ったとともに、ああ、もっと大きいのを選べばよかった。と後悔した。


ダーリンの田舎で電車に乗った時のこと。
無人駅も多く、そこから乗車した場合は、電車の中で切符を買うか、降りた駅で精算する。
私は、社内で買う機会がなかったので、終点駅で支払うために窓口でその旨を伝えた。
そしたら、『今日はいい天気だから、いいよー。』
『えっ?!』『今度乗っときに支払ってよー。』と優しくお兄さんが言った。
めったに見ないアジア人へのサービスなのだろうか。
いいのかな??と思いつつ、道を歩きながら,なんだか笑ってしまった。
このほのぼのとした感じが、田舎だなーって。

しかし、都会でもまだまだいい事はある。
知り合いが、よく道路で見かけるカーウォッシュの看板を目にして立ち寄ったそうだ。
車内の清掃と外観の洗浄で値段は12ポンドだったらしい。
綺麗にしてもらい、支払う際に気がついた。財布には、現金が11ポンドしかない。
『銀行は何処にあるのかな?お金が足りないから、おろしに行くよ。』といったら、
『いくら足りないの?』と聞かれ、1ポンドと伝えると
『いいよ。11ポンドで』と言ってくれたそうだ。

私も近所の小さい店で買い物をしたら、お金が足りなかった。そしたら、『今度寄った時まで貸しておくよ。』という。
次の日に返却したが、その後はちょくちょくその店に寄るようになってしまった。

どうもこういう“いい話“はよくあるようだ。
これは、自分の持っている会社ではないから、自分が損する訳でもないので“タダにしたりする”との話も聞くが、
多分、自分の会社であっても同じだろう。
ただのいい加減だけだ。

このいい加減という言葉は、
“いい(良い)加減。”つまり、いい感じなのだ。
と解釈できると友人から教わった。

そう、このいい加減さが英国の居心地のいいところなんだろうなー。とも思う今日この頃。

投稿者 lib : 10:17 AM | コメント (2)

October 11, 2006

英語力

darling.gif ロンドンの郊外の小さなドライブインに寄ったとき、メニューも見ずにカプチーノを注文した。
90ペンスと安いので、さすが郊外だな。得したぞ、と飲んだら、なんと紅茶だった。
なんで??カプチーノが紅茶?カプチーノがティーに聞こえるの??とグチグチ言っていたら、
ダーリンが、cappuccino(カプチーノ)がcup of tea(カップ・オブ・ティー) ねぇー。どうしてかなー??
あれ?!、カップオブティーを早く言うとなんだかカプチーノに聞こえるぞ。
どうも原因は私だった??
その後注意してみると、都会以外ではまだカプチーノが頼める所が少なく、その存在すらも知られていないようだ。
ようは、頼まれたお姉さんは、カプチーノってなんだか知らなかった。
多分、このアジア人(私)はティーと言ったのだろう。って思った。
たぶん日本人訛りで、そう解釈されたのだろう。
ロンドン以外では、頼む際にはメニューを見て存在を確かめてオーダーしないと紅茶になる場合もあります。
くれぐれもご注意を。

日本人は、「W」「R 」「L 」「F」の発音が苦手だといわれている。
私なんて正真正銘の日本人のようだ。どれも苦手!!

英国に来た時のバスの初乗りは、40ペンスだった。Forty(フォーティ)。これがなかなか通じない。
最後には指で4を出す始末。情けなかったなー。
「F」は、下唇を軽く噛むと思い出し、毎日乗る度に練習したおかげでいまではクリアーした。(と思う)

バーガーキングにWhopper(ウォーパー)という商品がある。これも通じずに困った。
しかし、食べたい一心で「W」の発音のストレスをいろいろ変えてこれも通じるようになった。(と思う)

いまだにたまに聞き返されるのは、Receipt(レシート/領収書)。Rの発音難しいよねー。
その上、この言葉、日本語化されているので、つい日本語のイントネーションになってしまう。
「R 」は、舌を丸めるというけど、なんだかすごーくわざとらしくて変だけど、そのぐらいにする方が通じるみたい。
それと最後の「ト」が「ツ」に近いようだ。

実は、 いつまでたっても言えないので、いいたくない単語がある。
Squirrel (リス)という単語。ここには、「R 」「L 」が並んでいるのよー。これは大変。
たまに「我が家に来るリスがねぇ……….」といいたい話があるが
ダーリンの助けがいるのでこの単語の使用を避けている。


みなさん Squirrel という英語を使用して英国人に通じるかぜひ、試してみてください。
そして、いい発音方法がありましたら、ご指導ください。

これも日本語が話せるダーリンのせいだと、恨めしそうにみていたら発音のレッスンが始まった。
そして、今日もまだ、「リス」がきれいに言えない私であった。原因は、やはりわたし??

投稿者 lib : 09:51 AM | コメント (6)

October 04, 2006

レンタカー

darling.gif スペインのホリデーの続き話。
車が必要だったので、安さを優先してスペインのレンタカー会社を予約した。
安さの秘密は、マニュアル車だったが、車自身は新しく問題はなかった。

さっそく到着の次の日、近郊にドライブに行った。
帰りには、巨大なショッピングセンターで買い物をして帰ることにした。
たっぷりと買い物をして、さて、家路に。ところがエンジンがかからない。
2.3回やってもかからない。義理ママは、「ちょっと時間をおいてからかけ直してみては?」といい、
私は、以前聞いた話で「アクセルを暴走族のように吹かしながら、踏むといいんだって。」と言い、
言われるままにダーリンは試してみた。
幸いこんな試行錯誤のあと、エンジンがかかり帰宅した。

次の日も出かけるプランがある。
ダーリンは、心配顔だ。
レンタカーの契約書を見ても車の緊急サービスに加入しているか書かれていない。
しかたがない。この契約書を持って何かあったらレンタカー会社に電話しようと、
みんな軽い気持ちで次の日も出かける決心をした。
朝は、エンジンもすぐにかかり、途中何度も駐車したがまったく問題はなかった。

暑くて外での観光にも限界がある。
どうもスペイン名物の菓子をつくる工場を見学できるというのでそこを目指した。
田舎にあるその工場は、最近建ったばかりで綺麗。
しかし夏の間は、暑いためチョコレートなどの加工ができないので、工場は閉鎖しているが、
見学はできるという。他にすることもないので入ることにした。
機械化される前の道具の展示や会社案内のような映画を見せられただけだ。なんだかがっかりー。
ただ、冷房が効いていたので、一服したと思えばいいかな。と思い、
売店で土産を購入し帰路へ。
ところがエンジンがかからなくなった。
昨日と同じ現象だ。
しかし、この日はまったくかからない。

仕方がないと、借りたレンタカー会社に電話をした。
折り返し電話をするという。
15分たっても電話がかかってこない。
ここはスペインだ。スペイン=のんびり、いい加減。と勝手な想像が浮ぶ。
ダーリンは、話したオペレーターの名前を聞いていない。
再度、電話をしてみると担当者が電話中だいという。

我々は、担当者から電話を待っている間に
いろいろなことを想定してみた。
その日は、土曜日、それも5時過ぎている。
このままレンタカーの事務所は閉まり、我々は見捨てられるのでは??

ありそうだ。
しかし、よかった。ここは、工場の駐車場でトイレも水もある。
この工場までにくるような山の中だったら、さぞ不安だよね。ちょっとよかったね。と慰めあった。
義理ママが「ちょっと行ってくるわね。」と菓子工場へ行った。
ママのことだから、車に強いエンジニアはいるかと探しに行ったんだろう。
と頼もしく思っているとただ水を買ってきただけだ。
ああ、ママったら。

よし、と今度は私が再度工場に入り、ことの事情を説明した。
しかし、英語が通じない。
やっと聞き出せたのは、 9時まで開いていると言う。
シエスタのおかげで遅くまで開いているのだ。よかった!!
最悪、宿を探してもらえば今日はなんとかなるだろう、不安感を消していた。

その間に電話があり、30分以内にレスキー車が来ると言う。
ダーリンは、その人は英語話せるね!?と確認すると大丈夫という。
本当に30分しないうちにトラックがやって来た。一同ホッ。安堵感。

英語を話せるその人は、スペイン語で話している。
しかし、言葉よりも実際に見せれば、話は早い。
彼は、ボンネットを開けて、ある箇所を触ったらエンジンがかかった。
また、同じことがあったら、こうするとよいと言われた(多分、、)。
彼の英語では、オーバーヒートだという。
そうかな??まあ、いい。
ともかくこれで動くので、近くの同じレンタカー会社の支店まで行き、車を交換したいことを再度電話で依頼した。

我々は、 車を交換する際を想像した。
まず、ことの成り行きを説明し、理解が得られない時は、さっきの彼女に電話をしてもらって、、、、、
ああ、大変だろうなー。
と思いきや、話はすっかり伝わっていて、スムーズに交換が出来た。
それもワンクラス上の車種に。

英国でこのようなトラブルになると、
知らない、聞いていない、すぐやるよ、と言われ、長く待たされ根気のいる経験を何度もしているので、
この素早い対応に感心した。
長い一日だったけど、英国はこのサービスのよいスペインにいつか抜かれてしまうなーと感じた日でもあった。

<ひとこと>最近スペインで多発しているのは、観光客が借りるレンタカーのタイヤをパンクしやすくさせ、
タイヤ交換している際や手助けしている際に 金品を奪う犯罪があるそうです。
借りられる前には、タイヤをしっかりと確認してから借りてください。

投稿者 lib : 09:51 AM | コメント (2)

September 27, 2006

サマーホリデー

darling.gif
9月に遅めのホリデーと取った。
義理ママが、憧れのスペインにフラットを購入したので、そこで過ごすことにした。
ダーリンも私もビーチサイドでゆっくりのホリデーが苦手。
私は、まず日焼けができない。
赤くなって、皮がむけて終わるだけ。それにすぐにシミになるので、日焼けは厳禁だ。
なので、ここはあまり楽しめる訳もないのだが、
ママが1人で淋しいだろうし、まあ、1度ぐらいは行ってもいいかな?と思い訪れてみた。

場所は、アリカンテから南に車で2時間程度にあるちっともメジャーじゃない街。
帰ってきてもいまだに名前を覚えられないダメな嫁だ。
小さなローカルの飛行場も最近のリゾート化で増築しているが、次の便を待つ乗客は 屋外にいる始末。

空港でママにあったら、すごーく焼けている。小麦色を越えてコゲチャ色だ。
2週間前に会った時は、真っ白だったのに、太陽の力はすごい!!
「凄く焼けているね。」といったら誇らしげだった。
イギリス人は、本当に肌が焼けているのを自慢する。夏に自国にいたら焼けないので、
「小麦色の肌=バカンスにいった小金持のシンボル」と思っているようだ。
車を借り、さっそくママのフラットへ。

走ると見えるものは畑か新興住宅だけ。あちらこちらにリゾート用の新築の家が立ち並び、さらに建築ラッシュの真っ最。
ママのフラットは、 同じような家が道の両側に並ぶ1つで、目印がなければ迷子になりそうなくらいの団地。
1つの通りに10世帯ほどのテラスドハウスがあり、
上下に分かれているフラットも含めるといったい何人がいるのか、わからない。

それぞれには、前庭があり、後ろには共同プールがある。つまり、各ブロックに1つずつのプールがある。
なるほど、これがウリなんだろうな。
海は近く?にあるが、歩いて20分程度なので、みんなこのプールを利用して日焼けを楽しんでいるかと思えば、
あまり混んでもいない。
多くは、自分の前庭に寝そべり太陽を浴びている。
この前庭がなんとも情けない。というのも何処の家からも丸見えなのだ。
ママの家は、1階(日本の2階)でテラスがお向かいに面した前庭側にある。
ママは、何をするにもこのテラスが好きなので、朝食から夕食までここでいただく。
だから、他人の行動を観察しているようなもの。
来る日も来る日も人々は、飽きもせずに太陽を浴びているだけ。
毎回プールに行くが5分で戻ってくる夫婦、朝から晩までただ座って本を読んでいる旦那。
ここの団地の居住者は、殆どが英国人。近くには、英国の新聞や、パンを売る店もあるとか。
パブがあればみんなここに入り浸っているに違いない。

しかし、脳みそが溶けるのでは?と心配するぐらい、みんな焼いている。ともかく焼いている。
これも自国に帰ってから、自慢するために必要な行為かもしれないが、
ずーと見ているとなんだか、決まったパターンで折に入れられた動物のようだ。

我々と言えば、 昼間は観光に行き、 日が陰る夕方にプールで焼くのではなく泳ぐ。
ママが海に行こう!といったときは、
私は帽子をかぶり、日焼け止めを塗り、万が一のために日傘にできる雨傘を持ち、万全の体制で出かける始末だ。
ママは、一緒に海で楽しめると思っただけに、さぞかしがっかりしただろう。
しかし、ママは1度だけ海に浸って終わり。え、これで海に 行ったと言えるの??
そして、歩いてレストランにはいりお茶を飲む。
確かに暑いので、口が渇く。
面白いことにここのコンガスアクア(唯一覚えたスペイン語。スパークリングウォターの意)は、ちょっとしょっぱい。
自然の物か知らないが、これだけ暑いと多少の塩分補給は必要かな?

ママは、プールに行くといっては、一往復泳いであとは、ご近所の人とおしゃべりを30分以上もしている。
話題は、ゴシップ。

どうもこの通りで、熟年カップルの2組が離婚し、現在、購入した家を売りに出しているそうだ。
ダーリンと私は、こう理解した。
2人で晩年を楽しむためにリゾート地に家を購入したが、
24時間、毎日一緒にゆっくりと過ごしすぎて、気がついたのだろう、
ああ、なんとつまらない人間と一緒になったんだろうって。

リゾート地型バカンスは、肌と将来に気をつけること。と教訓を得た夏休みだった。

投稿者 lib : 10:28 AM | コメント (2)

September 20, 2006

ソウルメイト

darling.gif 知り合いの既婚者駐在員は、日本に一時帰国する際にはよく“ソウルメイト”に会うそうだ。もちろん女性。
でも、一緒に食事をするだけ。彼にとっては、ちょとした栄養ドリンクみたい。
ソウルメイトになるには、魂の触れ合いがなければならないのだから、
きっと過去は、ただのメイトではなかったのだろう。
奥さんは、もちろんこのことは知らない。

でも、この言葉の持つ響き、なんだかいいなーと思っている。
ある一時でも、お互いの本音や思考をさらけ出し真剣に話し合い、つきあったからこそ、
その関係ができるのよねー。たとえ、男女の仲でなくてもね!!
でも、限りなく恋愛関係に近い感情はあるだろうなー。
ずーと見続けてくれるダーリン以外の男性がいるのは理想よね。
ちょっとウキウキしちゃうなー。欲張りかな??

親友が、しばらくぶりに日本に帰国し、元カレにあったそうだ。
というのも、毎晩のようにその彼が夢に現れるので、何かあったのかと思い、心配もあり再会したそうだ。

彼女は、夫婦円満だし、旦那に不満はないが、
しばらくぶりに会う元カレが、どんな感じになったのか、また、成長した自分を見せたい。いろいろ話したいと
それこそ、ソウルメイトになれれば理想だなーと楽しみにしていたそうだ。
2人も同じ会社で働いていた。
彼はまだ同じ会社にいるので、連絡は簡単についた。

6年ぶりに会うが、彼をすぐに見つけられたそうだ。
お互いに年を取ったのは、あたりまえだけど、
ハンサム系の彼の顔がなんだか老け込んだように見えた。

二人は、昔のようにお酒を飲みにちょっと小ぎれいな店にはいった。
懐かしさという甘い言葉にひたり、ちょっといい気分。でも、なんだか落ち着かない彼女。

彼がいうには、○○さんが、突然会社に来た。
あの人もひょっこり現れた。だから、今年は君に会えるような気がしていたという。
(あれ??元カレ弱っているかな??)と彼女は思った。
だって、その彼は、いままでそんな甘い言葉をいうタイプではなかったから。

そして、元カレは自分のことを話始めた。
最近の会社のこと、自分の立場、自分の今後をどうしようかと、いつまでも自分のことを話している。
それも愚痴に近い。

その合間に、綺麗な髪だね。
昔からサラサラの綺麗な髪をしていたね。なんて、言いよって?くる。
(もしかして、この人勘違いしているのかな??)と彼女。

そして、まだ続く彼の愚痴。まあ、彼女に甘えているのだろうけど、
そういえば、昔から愚痴が多い人だった。と彼女はだんだん思いだした。
まったく変わっていないどころか、年を重ねているだけになんだか情けないような気がしてきたらしい。
彼女は、お互いの知らない期間の話をして、「なるほど、そうか。」とうなずいたり、
「あなたらしいね。」と言い合ったり、
大人の時間が過ごせると思った。

それに40才過ぎたら、自分の顔は自分の責任とよく言われるけど、
彼の顔もよく見るとなんだか昔の面影もなくくたびれている。
昔売れっ子だった有名人が数年ぶりにテレビに登場すると、大概は普通の冴えないオヤジになっている。
それと同じだったそうだ。つまり、まったく魅力のない男になってしまった。と。

こうなると女は、急に冷めてくるよねー。
自分は、日本にいる時間も限られているのに、こんなくだらない話を聴くのはもういい。と
「じゃあ、そろそろ帰らないと主人が待っているから。」と嘘をついてさっさと帰ったそうだ。

ご主人は、その時は英国にいた。今回は、彼女の単身帰国。

しかし、“ソウルメイト”になるには、いろいろな条件をクリアしないと無理だし、
片方だけが期待しても成立しない関係なんだなー。
“ソウルメイト”ほしいなー。

投稿者 lib : 09:49 AM | コメント (2)

September 13, 2006

ご近所(その2)

darling.gif そうか犯人は、トップフロアーのシングルマザーか。

トップフロアーのシングルマザー、彼女は、ここに来て1年半だろうか。
いまだに18か19だ。
引越して来た時には、既にお腹が大きかった。
聞けば、高校生で妊娠したそうだ。家には、暴力をふるう兄がいて危ないので、
家をカウンシルから提供してもらったそうだ。
ここにも、私の税金が無駄に使われている。(涙、 涙 )

子供のお父さん(これも17か18才の男の子)と一緒だ。
まだ、若い彼らは、他人と一緒に住むルールを知らないので、する事なす事が私をイライラさせた。
しかし、言えば素直に『ごめん』と謝るので、教育されていない可愛そうな子なんて、思っていた。

無事に子供が生まれたが、彼は手のかかる赤ん坊にイライラしていたのだろう、
ファック、ファックという汚い言葉ばかりが聞こえてきた。
きっと、赤ん坊の始めての言葉が、その言葉だったらこの国の悲劇だな、
なんて余計な心配をするほど聞こえていた。


ある日、その男の子が、我が家のベルを押した。
聞けば、追い出されて、鍵を持っていないので家に入れない。
フロントドアを開けて中で待たしてほしいという。

ダーリンは、最近彼と彼女が喧嘩をしていることを知っていた。
どうも彼が暴力をふるうらしい。
鍵を渡さない彼女の考えもあるのだろうと、このフラットの借り主は、彼女だから、
彼女のパミッションがないと悪いけど、中には入れられないよ。
と答えていた。

その数日後、この家に警官がやって来た。
激しく喧嘩をする男の子達を止めたくて、ヒッピーのシングルマザーが警察を呼んだのた。

どうも若いシングルマザーは、新しいボーイフレンドをすでに見つけていた。さすがだ。
この二人は、新旧の彼女のボーイフレンド達。
古いボーイフレンドは、面倒も見ていなかった子供を楯に、
「オレは、子供の父親だ。会う権利がある」なんて、何処かの台詞みたいなことも言っていたが、
この家に住めなくなった。

ファックという汚い言葉は、聞こえなくなったが、若い子の生活は同じようで、
オバさんの私はたまりかねると、注意をしている生活は変わらない。

そこへ、今回の事件だ。
今回は、バシッと言ってやろう!!とダーリンを連れて上に上がっていった。

『あの生け垣を刈ったのは、あなた達なの?』

『ええ、だってベビーカーが通りにくかったから切ったの。』という彼女。

『あの木は、私たちの物よ』

『え? みんなのものでしょう?』

『私たちがいつも手入れをしているのを見ているでしょう!?』

『・・・・・(困惑)。だって、知らなかったの。』

(アホだ、やっぱり。頭がまったく動かないぞ。こいつ。)

『しかも、あんな酷い形にして。悲しいわ。』

『・・・・・(困惑)。知らなかったのよ。』
(弱々しい声になって、困った顔になったきた。)

『しかも、今日ゴミの収集が来たばかりなのに、既にゴミ箱が一杯。ビニールの袋にいれるなど、気をつけてくれないと、、』
となんだか、違う話をするダーリン。

『ごめんさない。』

(困惑顔の彼女)

なんだか、これじゃあ私達が悪者みたいな気になって来た。

『今度、刈る時は、いや邪魔な時は、我々に言ってね。』と優しい言葉使いになった私は、
最後まで怒りのテンションは続かなかった。

もしかしたら、若いシングルマザーが我々よりも一枚上手??
困惑顔をして、謝っていれば、素早く解決することを知っている?!
もし、ここで、彼女が自分の正当性を主張したら、真っ向から喧嘩となる。

それをすっかりかわされた。
うーん。納得のいかない、この怒りのやり場がない。
こんな時は。美味しいポートでも飲むか。


しかし、毎朝、見るたびに淋しい思いをしている。
我々は、こんな奴らと住むのはもう嫌だ。脱出計画を始めることにした。

投稿者 lib : 10:08 AM | コメント (1)

September 06, 2006

ご近所(若いシングルマザー)

darling.gif 我が家は、フラットだがグランドフロアー(日本でいう1階)に住んでいる。小さいが前庭がある。
花がいつも咲き乱れるような手入れは出来ていないが、とりあえず雑草はいつも刈り取っている。
なので、愛着がある。

珍しく明るい内に家に着いた日のこと。
玄関に通じる道と庭を分ける生け垣が、無惨な姿になっていた。
誰かが全体を短く刈ってしまったのだ。しかもある枝は明らかに折ったあとがあり、センスもなにもなく、
ただ、闇雲に枝を切ったため、惨めな植物となってしまった。(涙)

いったい誰が、こんなことをするのだろう!!
ダーリンがしたのだろうか??
乱暴で酷い切り方だ。
これは、いくら何でもダーリンの仕業ではない。

うーん。解せない。
いったい誰が。。。。
お腹がすいている事も忘れ、頭の中は、怒りでいっぱいだ。
犯人は、上に住んでいる2家族しかいないだろう。
1人は、上に住んでいるヒッピーのシングルマザー、
もう1つは、トップフロアーに住んでいるこれまたシングルマザーカップル。しかも未成年だ。

そこへ、ダーリンが帰って来た。
ダーリンは、この有様にショックを受け、
むなしい、淋しい、と落ち込んでしまった。
だって、植物が元の状態に戻るには数年かかるからね。

この怒りをはらすために、さっそく犯人探しに行く事にした。(怒りの転換が必要だ。)
私は、ヒッピーのシングルマザーの仕業と踏んでいた。
彼女は、引越と言っていた。
多分、荷物の出し入れに邪魔で刈ったのだろう。

外から見ると部屋には電気がついておらず、どうも留守だ。
こんな時は、ツルツル入る冷やし中華だ。と軽くご飯を食べ終えた。

そうしているうちに、玄関が開く音がしたので、ダッシュ。
ドアを開けるとヒッピーのシングルマザーが立っている。

『元気?』と聞く彼女に、

『ええ。一つ聞きたいことがあるんだけど。。。』とやや無愛想な私。

『私じゃないわよ。』と質問もしないのに答える彼女。

『???』

『生け垣の事でしょう!!。私も残念よ。娘が言うには、上の子とその兄が刈っていたそうよ。きっとあなたが怒るだろうなーと思っていたのよ。はははー。』

と私の行動をすっかり読んでいた彼女。
だから、すぐさま『私ではないわよ』と答えたのだ。

続きは次回。。。

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August 30, 2006

『異国に住む』のすすめ

darling.gif 最近郵便でレンタル出来るCDにハマっている。
先日は、日本の映画『バッシング』という映画を観た。
イラクで人質になった日本女性が、帰国してどのような扱いを受けたかという内容だ、
タイトルのとおり、周りからの様々なバッシングを受ける。
なんとボーイフレンドからも攻撃を受け、唯一サポートしてくれた家族にもその影響がでる。
いたたまれなくなって、またイラクに戻るというストーリだ。
事実とは、無関係とされていたが、ある程度の事実もあるだろうなー。

日本は素晴らしい国だけど、時々変わった人を排除、攻撃する癖があるんだよね。
ダーリンいわく、他の国なら、彼女は英雄だよ。なのに何故こんな目にあうの??と理解に苦しんでいた。

その点、英国はいいよー。皆が暑がっている夏に誰かがオーバーコートを来ていても、 変な目で見ないし、
ああ、暑い国から来て、まだ暑さが足りないのだろう、なんて理解してくれるしさ。

40過ぎて独身でも、なんで結婚しないの?なんて馬鹿な質問はないし(思っているかもしれないけどね)
年令も聞かれない。だから、本当に自分の歳がいくつか忘れたことはよくある。

ちょっと臭うおじいさんが、階段を登れなければ、近くに行って手を出し助けてあげる人もいる。
決して、『やだー。あの人臭うよねー。』なんて影口なんて誰も言わない。

本にしっかりとカバーをして何を読んでいるか、知られたくない。なんて習慣もない。
大人でも堂々とハリーポッターを読んでいるけど、エッチ本を公衆の面前では読まない。


認めているというのか、 人と人の距離感がいいんだよねー。


みんなにお薦めしまーす。

異国に住んでみよう。旅では、ダメ。住んでいろいろ見てみる。
日本の良さを発見するし、 違いもわかる。

思わぬハプニングでその地に住みついてしまうかもしれないけど、
長い人生、一度は試してみてほしいなー。

投稿者 lib : 09:52 AM | コメント (1)

August 23, 2006

『Thank you』&『Sorry』

darling.gif 英国で感心するのは、『Thank you』『I am sorry』という言葉をよく使うことだ。
人に軽くぶつかっただけでもすぐに『Sorry』という。
だから、交通事故の際には、『I am sorry』と言ってはいけない。なんて言われるぐらいだ。
交通事故で言ってしまうと自分が悪かったと全面的に非を認めてしまうためだそうだ。

また、すぐに『Thank you』と言ってくれるので、気持ちがいい。
ダーリンもよく、これらの言葉を私に使う。感心。感心。
ある日の電車の中でみた光景は、おばあちゃんらしき人が、孫に水のぺットボトルをあげると
その孫は『Thank you』としっかり言っている。
うーん。国民的にすごいなーと感心している。

以前日本に一時帰国した際に、階段で思いっきり私にぶつかってきた酔っぱらいのオヤジがいた。
もちろんあやまらない。
『痛いな−。あやまりもしない。』とちょっと大きな声で言ったら、
『なんだとー』逆切れされて、オヤジが向かってきた。
危ないのでさっさと逃げたが、
『言葉に気をつけてね。』友人に注意された。
うーん、変だ。

国土が狭い日本では、ちょっとぐらいぶつかるのは当たり前??
だから、あやまらないのだろうか??
こうしてだんだん日本に帰化できなる海外生活者も多いのだろうなー。

さて、ここはややラフなロンドンの地下鉄の沿線。
電車の中の出来事。
電車が揺れたためダーリンが若い黒人にちょっと触れてしまった。
『Sorry』とダーリンが言うと
『俺に触るな!!』
と言ってきた。
だって、ダーリンは悪く無いよ。
混んでいるし、それに乱暴な運転だ。
ダーリンは一応こまった顔をしているが、こんな奴と関わるのは無益とばかりに無視していた。
血気盛んな若者は、こうしてわざと喧嘩を売り、買う相手を待っているそうだ。

うん。こういう子には、ペットボトルをくれるおばあちゃんがいなくて、
『Thank you』や『Sorry』を使う機会がなかったのだろう。
と勝手に解釈して英国美化話しを終わろうっと。

英国は、地域によって人間性が変化するので一言では語れませんが、
大概の人々は『Thank you』『I am sorry』をよく言います。言うはずです。たぶん。。。。

投稿者 lib : 09:43 AM | コメント (2)

August 16, 2006

ある一日

darling.gif
朝起きて携帯を充電する。
今日は、ロンドンの郊外で打ち合わせだ。
電車は、ウォータールー駅 から 30分毎に発車する。
ダーリンいわく、 チケット売り場は、
最近凄く並んでいるので、早めに行った方がいいよ。とアドバイスをしてくれた。

まあ、1時間もあれば大丈夫だな。と出かけたら、ダーリンの言う通り凄い列だ。
辛抱強く待っている間に、テレビ画面の電車のタイムテーブルを見る。
私の乗りたい電車があと5分で出発。
ああ、どうも間に合いそうにない。しかたがない。
次の電車にすることにした。
幸い10分程度の遅れで済むので、お客様に遅れる旨を連絡しようとした。

ない!!携帯がない。
ああ、そうだ、充電したまま、家に忘れてしまったのだ。
ああ、情けない。(涙、、、)

小銭をかき集め公衆電話で連絡を取る。
お客様は、快く承諾してくれた。
田舎なので、駅まで向かえに来てくださるという。「店がない方の出口」で待つように言われた。

小1時間ほど電車に乗り、駅に降りた。
無人駅だ。
さびしい駅だな。
お客様が指定した「店がない方の出口」、そんなものはない。だってどちらも店はないのだ。

うーん、おかしいなー。と思いつつしばらく待ってみた。

やっぱり電話をした方がよいだろう、と思い、
バックを開けると、 ああ、そうだ。携帯を忘れていたことを思い出した。
こんな日に忘れるなんてアホな私。
幸いホームに公衆電話ボックスがあるぞ。
よかった。と思い電話ボックスに入ると、なんとホーンカードのみ。
ガーン。

困ったな。

2人の若い女の子がおしゃべりをしている。
多分次の電車を待っているのだろう。
彼女達に、この近くにある公衆電話の場所を聞いた。

『電話ねぇ、この辺にあったかしら??』
となんともたよりない。

焦っていた私は、お客様と待ち合わせしたこと、 向えが来ないこと、
そして、携帯を忘れて連絡が取れないとかなり困った風に話したのだろう、
1人の彼女が、
『私の携帯使っていいわよ。』と言ってくれた。

『え、いいの?』

『もちろんよ。』
人の親切が身にしみる。(2回目の涙)

電話をするとどうも降りる駅を間違えたらしい。
私が来たのは、彼女の以前のオフィスがあった場所で、現在はまったく別の所に移転したとのこと。
ガーン、ガーン。

正直言って、では、次の機会にさせてください。と言いそうになった。
しかし、お客様はお待ちしておりますから、どうぞ気になさらずにいらして下さいという。

お客様第一主義。そして、お客様 は神様です。
『では、お言葉に甘えて伺わせていただきます』と 明るく答えていた私。

それから1時間かけて、やっとたどり着いた。
お客様がいったように 『店のない出口』もちゃんとある。今度は間違いがない。
よかった。

電話をして向かえに来ていただいた。
ご挨拶をしたら、『お疲れでしょう』と言われ、
『お昼は、まだですか?あまりチョイスがないけど、よかったらランチを一緒にしませんか?』と食事に誘われた。

あっ、気がつけばこんな時間。
『そうですね。』といいつつ、駅を間違えたため電車のチケットを2回も購入し
お金をあまり持っていないことを思い出した。

『すみません。そこはカード使えますかね?』といきなりこんな質問をする私。

『さあ、どうかしら?』

『では、この辺でお金をおろせる所はありますか?』
と、今日の事情を説明し、所持金があまりないことを伝えた。

『キャッシュマシーンね、多分、なかったわね。』
ガーン、ガーン、ガーン。

『大丈夫よ、大変な思いをして来て下さったのだから、ご馳走しようと思っていたんです。』
と言ってくださる。
ここまで言ってくださって、一緒に行かない訳にはいかない。

『では、もしカードが使えなかったら、お借しください。』
とすっかり甘えムードでカフェのドアを開けた。

その瞬間にドアを見たが、カードを使えるシールが貼っていない。
ちょっと田舎のカフェだもん、無理よね。

やはりカードを使えず、お借りすることになった。
大体、このような場合は、仕事上私が支払うのが普通。
携帯も忘れ、お金もないなんて、なんてアホな私。。。

テーブルに着くと、小さな男の子がやって来て、○○を買ってくれないか?という。
○○って何?というと見せてくれた。
モロッコの子供たちがつくるブレスレットだという。
実は、モロッコの学校で教材が必要なので、これを売って寄付をするつもりだという。
自分は、この近くに住んでいて、このカフェの叔父さんは、すでに100ポンドで買ってくれたという。

うーん。また、お金か。
しかし、聞けばもうすぐ8才になるこの男の子のしっかりとした目的、説明できる能力に惚れ、
『今日は事情があって、お金を持っていないの。1ポンドなら買えるけどどうかしら?』
というと、それでもいいと言う。
お客さんと2人で、どんな色がいいだろうか、などど結構真剣に選んでいた。
お客様と年齢が近いこともあったのだろう、こんな話をしながらランチを終え、彼女の事務所でお仕事のお話をした。
結果、お願いしたかった事も承諾していただき、ここまで来た甲斐があった。
会社にもどったのは、5時を過ぎていた。長い一日だった。

携帯を貸してくれた女の子、ご飯をご馳走してくださったお客様、クレバーな男の子、
英国の生活もまだまだ捨てたものではないなぁー。

投稿者 lib : 09:58 AM | コメント (1)

August 09, 2006

帰国

darling.gif ダーリンが日本から帰ってきた。
さすがに暑くなり始めた東京で、まいっていたらしい。

しかし、開口一番に出た言葉は、
『いやー、日本人の女性は綺麗だねえー!!』

『えっ?!』

『若い子は、可愛い子が多いし、中年の女性も手を入れているよ』
という。

うーん。うちのダーリンにもそろそろオヤジ気が入ってきただろうか。と心配していると
日本人は、どうもみんな身繕いが整い、お化粧もして、清潔感もあり、好感度が高いそうだ。
英国人ももっと身なりを構うほうがいいとまで言い出した。

ダーリンは、日本に4年程度住んでいたので、
日本人をズート見てきたが、そんな事を言い出すのははじめて。
さすがにこの国の人々の構わない加減にも嫌気がさして来ているのだろう。
よしよし。
本当に、もっと構えば綺麗に見える人が意外と多い英国なのも事実。
もっとも、どれが本物の英国産か分からないくらいロンドンはミックス化がすすんでいるが。


ともかくダーリンは、一時帰国した日本人のように
食べ物はうまいし、安いのはうれしいなー。
ただ、ラッシュだけは嫌だけどね。という。

(しかし、帰国草々、チーズやお気に入りのパンを食べて、嬉しそうだったのも事実だ。)

どうもたっぷりと日本を満喫して来たらしい。
その上、逆ナンもされたらしい。

歌舞伎を見ていた時に隣に座っていた女性から、
名前を名乗られ、この歌舞伎を観にくるために神戸から来たという話をされ、
そして、○○ホテルに泊まっているとまで言ったそうだ。
それでなんで、 逆ナンか分からないが、本人いわくナンパされたという。

うーん。まあ、私に話しているのだから、何もなかったのだろう。たぶん。

日本にいた時もなぜか、スーツを来た時にだけ、
女性から声をかけられたそうだ。
それも、中国人の女性から同じ日に2回もあったそうだ。

中国人の女性は、積極的かしら?
声をかける台詞だが、使い古されたナンパ定番の言葉、
『何処かでお目にかかりませんでしたか?』と言われたそうだ。

億万長者の女性を捕まえて!!と常々言っているのだが、どうもそのような方からは声をかけてもらえないらしい。(残念!!)

ダーリンが望んでいるのは、奥様公認の恋人を奥様が探してくれるといいなー、
と冗談とも本気ともわからないがいつも言っている。

私も私が選んだナイスガイを公認の恋人にしたいなーと思う。
センスのあるお買い物用、ワインに精通したお食事用、喧嘩が強いボディガード用、
昔は、アッシー君なんていたねー。それもいいね。

いろいろいるといいねー。
きゃー、逆ハーレム、ハーレムだ。

そうなると夫婦ってなんだろうね。

結婚してまだ10年の我々。
これから先が長いのにこの2人大丈夫かしら?と結婚25年後に離婚した義理ママには
おこごとを言われないように言動には注意しなければ、、、。

投稿者 lib : 09:05 AM | コメント (0)

August 02, 2006

単身赴任

darling.gif  ダーリンが出張で2週間も家を留守にしている。
さびしいなー。と思いながら、毎日はどんどん過ぎて行く。
この機会に用事を済ませようと、夜にいろいろ予定を入れて1週間が過ぎた。

土曜日になって気がついた。
家が散らかっているではないか。

洋服は、脱いであちらこちらに置きっぱなし、シンクには洗い物はたまっている。
新聞も散乱している。
郵便物もテーブルに置きっぱなし。
部屋がともかく散らかっている。

暑かったから植物には、水をあげているので、なんとか生きているのが救い。(我ながら感心!!)

考えてみれば、毎日出かけていた。
強盗が入ったら、この家は男一人住い家だと思うような散らかり方だ。(男性の方々に失礼かしら??)
いや、ちょっとまって。この国のこと。もっとも奥さんがいてもすごーく散らかっている家庭もあるなー。
でも、我が家の場合、このままではいけない。

目標は、ダーリンを驚かせる事だ。
冷蔵庫の中を綺麗にし、バスルームにペンキを塗り、いらないものを捨てて部屋を片付け
ジャングル化になる前に庭をすっきりさせたいなーと日頃から出来ないことをする気持ちはある。

意気込みはいいのだけど、
何時やるの??というくらい、時間がない。(自業自得だね)
その上、やる気もしない。

英国に単身赴任している男性の話を思い出した。
奥さんが久しぶりにロンドンに来た時に、
食器の数が減っているのに気づき、どうしたのか聞いたそうだ。

ご主人、食器を洗えないらしい。まあ、洗いたくないのかもしれない。
食事は外食が多いのだが、たまには家でも食べる。
その時は、皿を洗いたくないから紙皿を使用していたそうだ。(そうだね。それもいいけど、ゴミが増える)
ある日の夕食、購入したレトルトのカレーをご飯の上にかけ、
テーブルに運ぼうとした。
その時、紙皿の弱さで安定感を失い、床にこぼしたそうだ。

口惜しいだろうなー。
だって、きっとその日は他に食べるものがなかっただろうしね。

紙皿は腰がない。
状況が手に取るようにわかる。

悲しくて、口惜しくて紙皿はそれ以後、使用しないことにしたらしい。

夕食を家で食べる際は、それ以降、食器を使うが洗い物がたまり嫌になり、
汚れた食器を紙皿と同じように捨てていたことがあったそうだ。
それで、食器がどんどん減っていったらしい。

奥さんもショックだっただろうなー。

今ならこの気持ちよくわかる。

さあ、私の場合は、食器を捨てる訳にいかない。
よーし、家をピカピカにしてみせる。みせたいなー。みせるぞー。多分。。。。

投稿者 lib : 09:42 AM | コメント (4)

July 26, 2006

ナンパ?

darling.gif  今日も暑いなー。
これから不愉快な地下鉄に乗るかと思うと、気が重い。
その上、身体が汗ですでにベトベトしている。
早く帰って、シャワーでも浴びよう!!と考えながらエスカレーターを降りている時に、
『日本人?』と日本語で話かけられた。
うかつにも『ええ』と答えてしまった。
『job?』と聞く。
???????
何の意味じゃ??と思いっきり不愉快な顔をすると
『イタリアに行きたい時は、電話してね!!』と日本語で言いい名刺をくれた。
旅行会社の名刺だ。なんだ、宣伝か。
名刺は、そのままゴミ箱に消えたのはいうまでもない。


最近こそないが、
昔は、ナンパをされることもあった。
そりゃー、いい男ならうれしいが、
これがまた、どーして、こんな奴から声をかけられるかというパターンが多かったなあ。

なぜか、中東系に好かれた。
視線を感じて振り向くと、ニコニコして『何処からきたの?』『これからどうするの?』と質問攻めにあう。
暑いのが苦手なように、暑い国に住む方のお顔も苦手。
第5夫人になる気もないので、
そのうち視線を感じても、見ないようにした。


ある日は、道の向こうから、
『俺、俺だよ。覚えていないのかい?』とオレオレ詐欺じゃないけど、俺を連発する奴がいた。
無視していると、余計なことにオヤジが、『ねえ。君の事呼んでいるみたいだよ。』
と私に話しかけている間に、オレが渡ってきた。

怪訝な顔でみる私に
『ほら、この前、ナオミの誕生日会であっただろう?オレだよ。覚えていないかい?』という。
『何かの間違いよ。私は、あなたを見た事ないもの。』
『いや、君だよ。覚えてないの??』
一瞬、アレ?と思ったが、さすがにまだボケてはいない。

『人違いよ』と言うと、
『今週の日曜日、俺の誕生日なんだよ。来てくれよな。』と住所を言い出した。
『あなたを知らないから、行かないわよ。』ときっぱり言うと
『マサコも、ケイコもくるから、来てくれよ。』
?????
なんじゃいな。日本人の女の名前ばかりじゃん。
ああ、そうか、日本人のガールフレンドを持っていい思いをして来た奴だな。
アホらしい。とオレを振り切り、帰ってきた。


ちょっと気が利いていたのは、ホームで地下鉄を待っている時だ。
アナウンスで、電車が遅れるという。
あちらこちらで、ああ、またか。というため息が聞こえた。

こんな時は、同じ思いで待つ人と目があうと、『困ったもんだねぇ。』と話が弾む。
一人の若者が困ったもんだの話の後に『昔、ホンダに勤めていたんだー。』と話だした。
『へえー、何をしていたの?』
なんて、ごく自然に話が弾んだ。

数分経った後に彼が、
『電車もこないから、お茶でも飲みにいかないかい?』と誘ってくれた。
うーん。いい感じの人だ。
しかし、すでに私は結婚していた。
残念だが、断った。


最悪なのは、おじいちゃんだった。
これは、英国に来たばかりの時だ。
スーパーマーケットでよく会うおじいちゃんがいた。
よく会うので、会えば話をした。
そのうち、電話番号を交換しようと言われ、おじいちゃんだから、と何の警戒心もなく渡した。
その後、何度も家に電話がかかってきて、『遊びに来て!』攻撃を受けた。
さすがに知らない家には、行けないので、居留守を使い、そのスーパーマーケットには行けなくなった。

丁度その頃、友人は被害にあってしまった。
公園のベンチで座っていると、
『隣にかけてもいいかい?』なんておじいちゃんが聞くので
『もちろんよ』と答え、いろいろ雑談したそうだ。
油断していたのかもしれない、いきなりおじいちゃんが胸を触ってきたそうだ。
すぐにその手を振りほどき、逃げてきたけど、ショックだよね。

おじいちゃんも淋しい。
だから、侮ってはいけない。
教訓になりました。

投稿者 lib : 09:43 AM | コメント (3)

July 19, 2006

身体の違い

darling.gif  以前、顔のつくりでダーリンの鼻の下と上唇の間にある溝について書いたが、
ブログを読んでくださった「春望さん」より、素敵なコメントがあったので、
皆さんにもお裾分けしますね。

『鼻の下と上唇の間の溝、philtrum(人中)っていうんですってね。
http://en.wikipedia.org/wiki/Philtrum
ウィキペディアによると、赤ちゃんが生まれる直前に、
天使が、このphiltrumにタッチするっていう逸話が載っていて、sweet〜!』

うっとり。天使ね。可愛らしいなー。
遅くなりましたが、 情報ありがとうございます。!!

そうそう、ダーリンの赤ちゃん時代の写真もなかなか可愛い。
同一人物とは思えない(ゴメン)。金髪で美少年だ。
しかし、天使の効力も今日迄効かなかったらしいな。ああ残念!!(ゴメン、ゴメン)


さて、最近気になる身体の違いに、体臭がある。
この暑さだ、もう耐えられないぐらいの身体の臭いを発散している人とは、
お近づきにならないようにしている。
地下鉄の車両内温度が、47度とか言われているが、
暑さと臭いで倒れそうだ。
特にピカデリーライン。空港からいろんな人が乗ってくるからかしら??

お願いだから、毎日シャワーを浴びてね。と肩を叩いてしまう人が多過ぎる。
特に男性だ。

この暑さは最近だから、いきなり彼らの習慣は変えられないのだろう。
だって、本来の英国の夏は、カラッとしていて涼しくて凄いやすいはず。
だから、ダーリンも毎日シャワーを浴びる習慣はない。
それでも、警察犬のように鼻に敏感な私のために、
気をつけているが、気を抜くとクンクンと私の鼻が動きだし、
文句を言われてしまう。

先日は、本当にこのままトンネルで止まったら、窒息するだろうと、恐怖さえ感じた。
息がうまくできない。呼吸が浅いというか、臭くて、考えながら息をしている感じだった。

私はたまらずに臭い車両内でしたことは、
肌につけるとスーとする清涼スプレーをつけ、香りで臭いをごまかした。
とにかく自分さえ、この香りで包まれていれば、なんとか凌げる。
しかし、そう長くは効果が続かなかった。
最後には、口だけで息をしていた。(だって、鼻で息を吸うと臭いを感じてしまうでしょう!!)
本当、最悪。

ダーリンがそれを聞くと
「そうだね。昔の貴族などの紳士は、香水をハンカチにつけて鼻にあて、くさい臭いを我慢していたしね。」

そうか、昔からそんな乗り越え方があったか。
強い香りをハンカチにね。

なんていったって、汚水を家の外に垂れ流していた国だもんね。
鼻もそれに耐えられるよう鈍感な遺伝子が、残っているんだよね。きっと。
私には、高い鼻もなければ、鈍感な臭覚もない。

ああ、夜が長くてもいいから早く冬が来てほしいなぁ。

投稿者 lib : 10:02 AM | コメント (0)

July 12, 2006

冷凍サンドウィッチ

darling.gif 義理ママは、3人の子供を持ちながら仕事をしていた。
「もう充分働いたわ。」と言って、昨年引退をした。

ママは、週に4日のフルタイムの仕事をしていた。
3人の子供、旦那、犬、猫の世話で大変だったと思う。

この国では、主婦が仕事をしている場合、掃除人を頼むケースがよくある。
ママも週に1回頼んでいた。
引退した今でも同じように来てもらっている。
あれ?へんだな。引退し時間はたっぷりあるのに。

しかし、つくづく主婦の仕事は大変だと思う。
特に仕事を持っていると、土日にゆっくりしたいのに、掃除、洗濯、片づけ、買い物と
休日ではなく別の仕事をしているような気分だ。ああ、疲れるな。
なんだか納得がいかないな。

そうだ、うちも掃除サービスを頼もう!!と提案しても、その言葉には力がない。
ダーリンは、洗濯、ベットのシーツ代えが当番で、毎週ちゃんとこなしている。
手伝っているのだから、そう時間がかからないでしょう?!という。
どうも知らない人が家に入るのが、イヤなのらしい。

我が家は、仕事場にランチを持っていく。これをつくるのも私の仕事だ!!
これで子供がいたら、やっぱり私も「 冷凍サンドウィッチ」のランチだな。とよく言う。
「 冷凍サンドウィッチ」、これは忙しいママが考えたもので、
休みの日に大量のサンドウィッチをつくり、小分けにして冷凍にする。
朝、冷凍庫から1つ1つを取り出し、子供達に持たせる。
ママの考えでは、お昼には凍っていたサンドがほどよく解凍されて、普通のサンドになるという理屈だ。
ところが、解凍は毎回上手く行われずに、かじると冷たかったことも多かったらしい。
ダーリンに聞くと、食べない日もあったとか。
子供にとっては、ランチ抜きは辛いだろうなー。
しかし、ママは怖い存在だったらしく、文句を言えなかったようだ。(笑)
今では笑い話だけど、その時の子供たちにとって、毎日のランチは悪夢だっただろう。
だって、半解凍のサンドウィッチって、なんだか気持ち悪いよね。

このような食生活の少年期を過ごしたら、
ダーリンは食べ物に無関心なると思いきや、口と身体の肥えた食いしん坊だ。
この国で、お寿司のウニは貴重品にもかかわらず、新鮮でないと絶対たべないという贅沢者だ。

でももしかしたら、少年期においしいものを食べられなかったので、
今取り返しているのかな??

投稿者 lib : 01:18 PM | コメント (0)

July 05, 2006

親愛なる若きお姉さまへ

darling.gif  今はワールドカップ期間中ですね。日本も盛り上がっていましたけれども、
残念ながら一次リーグ敗退となりました。そこで!!
日本が負けた記念にイングランド代表のゲームシャツを(ベッカム仕様のやつを)送ってください。
この願いを聞いていただければ私は幸せです。
心よりイングランドを応援しています。
遠い東の小国民より。

と甥ッ子からメールがきた。
この文面は、どうもその父親が書いたらしく、
2回目のメールには、自分の分も欲しいと書かれていた。

甥は、小さい時から日本でサッカーをしている。
やれ、稲本がアーセナルに来た!となればそのシャツを送り、
マンチェスターのシャツが欲しいといえば購入し、
今度は、ベッカムのシャツだ。

これらのサッカーグッズ、 結構高い。
えー、こんな素材で汗を吸収するの?と思うくらい、ナイロンいっぱいのシャツ。
それなのに40や50ポンド(¥8000〜10,000)からもするのだから驚く。

しかし、甥っ子の頼みだ、といつもその願いを叶えていた。
今回は、父親まで乗り出してきた。

甥っ子は、どうもサッカーの練習時に着ているようだが、
父親はいったい、いつ着るのだろう?
会社に着ていくように!!と言ったけど、そんなことも出来分けないしね。

仕方がないと、この暑い中、買いに出かけた。
店にはクーラーはないし、なぜかサッカーグッズ売り場だけが混んでいて暑い!!
ああ、いやだなー。
私はまったくサッカーに興味はないし、高いし、どうしよう、ファンに見られたら、
とブツブツとそのシャツを探していると、なんと特別コーナーになっているではないか。

どうも公式シャツの背中に選手の名前が入っているタイプは、 自分で 勝手に取れないらしい。
あるあるベッカムのシャツ。

『ベッカムのシャツでサイズLを見せてよ!』
と頼むと、

『XLしかないよ!』と言われた。

うん、ルーニーのシャツは、沢山の残っているのに、ベッカムのシャツはさすがに少ない。
甥っ子は、Lが希望だ。XLを見せてもらい、Lサイズと比べると、
なんとサイズが、ほとんど変わらない。
????

さすが、イギリス。
以前も洋服を試着した時に、SサイズがMサイズよりも大きかったことがあった。
店員に聞いたら、そう、出来上がりによって違うから、着てみた方がいいわよ。
と当たり前の顔で言っていたな。


これもそう??
まあ、いい。これにしよう!

値札をみると、
キャー最高!なんと70%OFFだ。

そうか、イングランドが負けたから、ディスカウントをしているのだろう。
これでシャツが2枚も購入出来て、彼らに寛大で優しい叔母の立場も保てるぞ。
これもイングランドが負けてくれたお陰だ。
ありがとう。

投稿者 lib : 09:30 AM | コメント (0)

June 28, 2006

生活の知恵??

darling.gif  ロンドンでパトカー、救急車、消防車のサイレンを聞かない日がないくらい、
あちらこちらでそれらが走っている。
ダーリンは、車を運転しているときに、
これらのサイレンを聞いたら、すぐに何処にいるのか確かめ、
その車を先に行かすように道を譲るジエントルマンだ。

と言えば聞こえがいいが、実は、それらの車を先に行かして安心したいのだ。

サイレンを鳴らせばいいとばかりにすごいスピードを出し、暴走しているパトカーなどを見るが、
実は英国、これらの車による事故が大変多いそうだ。

そう、我々も目撃してしまったのだ。

昔、我々が学生だった時、二人して日本食品店で働いていた。
(うーん、懐かしいな。)

私は、魚カウンターでお客さんの相手をしている時に、
サイレンが聞こえ、パトカーが凄い勢いで何台も走って行った。
何かあったか知らないが、反対車線に入るわ、追い越しはするわ、
相当早く行かないといけない事件でもあったのだろう。

丁度その時、ガッチャーン!!という音が聞こえた。
見ると店の前に駐車している車にパトカーが正面衝突をしたではないか。
お客の一人が『あーあー、ついにやっちゃった。』と誰もが予感していたことをつぶやいた。

すると 一瞬おいて、目の前にいたお客さんが、
『あ!!俺の車だ!!』と慌てて出て行った。

『えっ!』と店にいた客が、自分の車でなくてよかった!!という気持ちとともに、
同情心で事の成り行きを見ていた。

ああ、やっぱり映画の用にカッコよくはいかないなー。
急いでいるはずの警察官は加害者になり、被害者にいろいろ説明している姿は、なんだか哀れ。

戻って来たお客様に聞いたら、連絡先ももらったし、警察だから大丈夫だろうと言うので、
そう、こんなに目撃者がいるのだから、大丈夫よ。と励まされていたな。
その後、警察からの連絡があり、車はすっかりきれいに修理してもらったそうだ。

これを見て以来、サイレン=暴走した車=ぶつけられる!!
というイメージがしっかり出来上がってしまった。
だから、サイレンを聞いたら、歩いていても、運転していてもしっかりと
それらの車を注意する習慣になった。
これも生活の知恵??

投稿者 lib : 09:39 AM | コメント (0)

June 21, 2006

妊婦

darling.gif  知り合いの英国人が妊娠4ヶ月だ。
しかし、彼女のお腹はどうみても6ヶ月以上だ。
だれもが冗談で双子?三つ子なの??と聞いている。

しかし、スキャンをしても1人しかいないそうだ。
会うたびにどんどん大きくなっている。
大きなお世話だが、ちょっと心配だ。
そのせいか妊婦のお腹が気になり、最近は目の視線が人々のお腹にある。
こうして気にしてみうると英国は妊婦が多い国だ。
BBCのキャスターなんて妊婦ばかりだし。
日本のように少子化で悩まなくてもいいのはうらやましい。

しかし、お腹から視線を上に移すと、
どうみても子供を産める年頃でないオバさんやどうも妊婦でないただ腹がでっぱっている女や
オヤジや兄ちゃんがわんさかいるではないか!!
うーーん、妊婦ではない人間がこんなに大きなお腹をしていていいのだろうか。

いや、いけません。

肥満→成人病→成人病→病院に行く。となれば、
ただでさえ順番待ちの長いNHSシステムに問題が起こるし、
そのせいで税金が上がってしまうではないか!!
シングルマザーに、超肥満へのボランティアはごめんだ。
いつもこの国では普通の人が損をする。
肥満の問題は、アメリカの10年後を追っている英国だと言われている。
そう、10年たったら、ただでさえ狭い地下鉄が窮屈になるし、暑苦しくなるよー。

しかし、洋服のメーカーもいけない。
女性の洋服なんて、20号というサイズが、
国民的デパート、マークス&スペンサーには、当たり前の用に売っている。

先日は、40ストーン(約240キロ)の女性が、減量の方法として脂肪をとる手術のシーンをテレビで見せていた。

ダーリンは気持ち悪くなると言ってみなかったが、私は真剣に見ていた。
それは、鶏の皮をむくとたまに見かける脂肪の固まりと似たようなものが、
メスをいれた皮の下一面に広がっているではないか。

そうか、脂肪の正体はこうなっているのか。
ちょっとこれは大変ではないか!
と、そーとお腹に手をやると、まずい!!、 ダーリンと私も脂肪のあるお腹をもっている。

明日から間食を辞めようと心に誓うが、ストレスで食べる習慣を今度はなににしようか。
お買い物に走るのも家庭の問題崩壊を起こすし、お酒もアル中になるしね。
禁煙が難しくギブアップする人のように甘いものを辞めるのは難しいな。

しかし、あのテレビ以来、街で見かける超おデブちゃんをみると、
いろいろストレスがあってそうなったんだろうなー。と同情する反面、
あの脂肪を見せてあげたいなー!!

投稿者 lib : 09:48 AM | コメント (0)

June 14, 2006

ワールドカップ

darling.gif  サッカーの世界大会が始まった。
私はこのお祭り騒ぎが嫌い。
だって、何処かの国が勝てば車のクラクションを鳴らしぱっなしで走るわ、
馬鹿なファンは、ビール片手に電車、街、店の中と所構わず騒いでいるからだ。
そう、だからサッカーというスポーツは好きなのに、
サッカーにまつわる人がイヤでドンドン嫌いになっていく。

あるアンチサッカーファンが言った。
「今の時期は、運転しやすいわよ。」

「なんで?」

「だって、どの車を避ければよいかすぐ分かるもの。」

「????」

「国旗をつけている車よ。1つつけていれば、脳の半分がやられているし、2つ以上つけていれば全損ね!!」

ふーん。英国人でもここまで嫌いな人もいるんだと、ちょっとうれしかった。

理解できないのは、なんで皆と一緒に観戦するのか。
すごいのは、ドイツまで行っているのに会場外で観戦していることだ。
その人の数は凄く、水を買うのにも1時間30分も並ぶとか。
ご苦労なことだ。

英国内でも、いたるところで特設会場が設けられみんなで観戦しているようだ。
一体感が好きなのは、わかるけど、
誰と見るかで家庭内をもめさせるサッカーって、いたったいこの国のなんなの??

どうもこの異常な騒ぎは英国だけではないようだ。
日本では、時差があるので日本の試合が明け方になる日がある。
そんなテレビ観戦の極意なるものが新聞に掲載されていた。
観戦の前に仮眠と、昼間の仮眠で仕事を乗りきり、これ以降量より質の睡眠ライフスタイルにしよう!!
とまでポジティブにしている始末。

ああ、みんなはこうした言葉や雰囲気に乗せられて、
旗を買い、公式シャツやグッズを買い、高いチケットを購入して
世界の経済に貢献していると思いきや
ただ一部の人の利益に協力しているのを理解しているのだろうか??

幸いダーリンもサッカーにまったく興味がないので、
我が家は、静かな夏を送っている。

投稿者 lib : 09:43 AM | コメント (0)

June 07, 2006

ロンドン歌舞伎公演

darling.gif  ダーリンのおかげで今ロンドン公演をしている歌舞伎のレセプションに連れて行ってもらった。
今回は、市川海老蔵がメインの公演で「藤娘」「かさね」の2本立て。
舞台が終わってからのレセプションには、お父様、団十朗も参加した。

実は、 団十朗の大ファンのわたし。
こんなロンドンで、いやロンドンだから会えたのだ。
他人に割り込む隙を与えず、話はさせてもらうは、サインはもらうは、
写真も一緒に撮るなどファンとしては大満足な一日だった。

しかし、やはり父として、母として舞台に立つ、息子を見るのは、常に心配なのだろうなー。
という人間的な部分も見えた。

お母様が
「お客様の反応はどうでしたか?」
とずうずうしくもその場を離れない我々に聞くので、

「こちらの人は、感銘を表現するのが日本とちがうけど、最後に立ち上がってまで、
歓声と拍手をする人々を見てもかわりますが、大成功ですよ」

というと、ちょっと目のあたりがウルウルしていたように見えた。

梨園に住む。という人々を勝手に想像していただけに、
息子を心配する普通の母親と変わらないので、なんだか嬉しかった。

団十朗もとてもファンへのサービスが上手で、よくお話してくれた。
さすがだ!!


舞台には、花道も設けられ、狭い舞台をうまく使っていた。
「藤娘」は、オープニングのパッとした艶やかさと音楽と踊りが見物。
2つめの「かさね」は、クライマックスに迫力があり、観客も大変満足したようだった。

ちなみに歌舞伎の特徴『かけ声』、この公演のかけ声をやられている人は、日本人ではないそうだ。
このかけ声、実はタイミングが難しい。
これがはずれるとなんともカッコわるいし、役者も気分が乗らない。
だから、歌舞伎をかなり知っていないとかけられない。
日本の文化のひとつ、歌舞伎にこれほど精通している人が外国人だなんて、
頭が下がる思いだ。

実は、私も恥ずかしいが、ダーリンのお陰で歌舞伎を見始めた。
これが見始めるとハマって行くんだよねー。
難しいとか分かりにくいとか言われるけど、実は歌舞伎は江戸時代の大衆文化。
始めにストーリさえ、何となく分かっていればおもしろく見られる。
日本で観劇するより安いので、この期間にぜひ、見に行ってみは?
最終日は6月11日です。

僭越ながら演目と簡単な解説です。

「藤娘」
踊りの演目。衣装が数度変わること、海老蔵が女形として演じることが見所です。

「かさね」
恋人の与右衛門(市川海老蔵)を追いかけて木下川堤で追いついたかさね(市川亀治郎)は、一生懸命に恋心を訴えます。
川に流れてきたドクロとお塔婆。
これは、かさねの父のもので、与右衛門が殺害したとこがわかってしまいます。
父親の怨念がかさねに乗り移り、彼女の顔が醜く変貌。
そして、かさねをも殺害する与右衛門は、典型的な色男だが悪役さをたっぷりと演じています。
また、この場面を通して流れる清元の旋律が名曲だそうです。
クライマックスは、殺しの場面における橋上での数々の見せ所。迫力があります。
 

投稿者 lib : 09:29 AM | コメント (0)

June 01, 2006

ご近所(その1)

darling.gif  我が家は、グランドフロアー(日本でいう1階)に住んでいる。
2階の住人は、2人の子供を抱えたシングルマザー。
3階は、なんと17才で子供を産んだこれまたシングルマザーだが、ボーイフレンドと住んでいる。
2人の共通点は、家をタダで借りていることだ。

この国は、恐ろしいほどシングルマザーに寛大だ。
家は供給するし、食べるためにお金も差し上げている。いいなー。

以前、TV番組を観ていたら、
子供が6人いるが両親は無職なので、カウンシェル(市役所みたいなもの)から結構な金額をもらえると言っていた。
正確な金額は憶えていないが、
一般の夫婦共稼ぎの収入と同じくらいを何もしなくて貰っていたぞー。
どうもこの国では、働くよりも子供をドンドン産んだほうが、儲かる仕組みになっているようだ。

だから、ご近所2組を見ていると、うらめしいし、時には腹が立つ事も多い。
まずは、一日家にいるのだから、
もっと家の中を綺麗にしてもいいかと思うけどできない。
共同スペースだって、お菓子のくず、自転車の泥などなど汚し放題!!
そして、綺麗に使っている私が毎週掃除機をかけている。
だって、我が家が1階だからねぇー。

偏見だが、概してこういう人たちちょっと変わっている。
2階のママは、考え方がヒッピーだ。
11才の子供に鍵を持たせない。どうも合鍵を作っていない。
だから子供はちょっと近くの店に買い物に行くときは、フロント玄関を締めて出かけない。
風なんてあったら、どうぞいらっしゃい。とばかりにドアが全開している。
10分、時には20分、ドアは開いたままだ。

ちょっと、ここは、ロンドンだよ。それも決していいエリアじゃないのよ。
以前だって、自転車が盗まれたし、
あんたたちのベビーカーだって、置いてあるじゃないのよー。
それなのに、なんで玄関を締めてでかけないの??

我が家は、1階なのでハラハラしている。
住んでいるのは、あんたたちだけでないんだよ。

ある時、見かねてダーリンに手紙を書いてもらった。
面倒だが,安全のために鍵をかけてね。って。
そしたら、そういう気持ちを持つと泥棒を呼ぶ。って、反対に意見をされてしまった。
・・・・・・・
まあ、その後は鍵をかけて、出かけてくれるけどね。

だからといって決して我々と仲が悪い訳ではない。
家にちょっと呼ばれて話をすることもある。

始めてあった時には、
今は、こうして子供を育てているシングルマザーだけど、私は芸術家よ。といって作品を見せてくれた。

見せてもらった絵の印象? う〜ん、芸術は難解だなー。って感じ。

彼女が越してきたときは、まだお腹は大きくなかったが、
だんだん大きくなり、男の子を産んだときは、お父さんは何処?というほど、
誰も尋ねてこない静かな家だった。
いろいろ話を聞いていると、子供はもう一人いるらしく、別のところに住んでいるそうだ。
そして、子供のお父さんは全部違うとか。

ふーん。

あるときは、庭に紙が落ちていた。
何だろうと思い、悪いけど読んでしまったが、
それは、彼女の娘への手紙だった。

娘が親のボーイフレンドについて文句をいったらしい。
どうも、数が多いって!!

母親の答えは、あなたがそんなことを言う資格がありません。という内容だった。
手紙は、どうも娘が窓から捨てたらしい。
親が親なら、娘も娘、
外にはいつも掃除夫が待ち構えていると思っているのかしら??

自由恋愛大好きのピッピーなあなたは、芸術家で子供を作るのもうまい!
あなたは、いまのような人生を選んだ。
しかし、それを誰がサポートしているのだろうか、
そう、同じカウンシェルに住み、働いて税金を支払っている我々よね?!
我々は、そんな人をサポートしません。って選べない。

ああ、納得がいかないなー。
寛大になれないなー。

投稿者 lib : 10:31 AM | コメント (2)

May 24, 2006

NHS(国営医療サービス)

darling.gif  自転車で通勤しているダーリンの同僚が、帰宅途中に車と軽く接触し
病院に運ばれたというメッセージが留守電に残っていた。

その病院は、我が家から車で20分程度だ。
夕食を軽く食べ、彼女の分も持ちさっそく病院に向かった。

噂どおりに、 救急の入り口付近には待ち疲れた人々がいる。
彼女に会うと意外に元気だ。
どうも足の膝を折ったらしく、レントゲンを撮ったのが1時間前。
そして、いまだに治療もされずに放置されている。

さすが、NHSだ。
命に別状がなければ、後回しされると聞く。
とのかく待たされるので有名だけど、待つ身になるとやっぱりイヤだなー。

日本食が大好きなイタリア人の彼女。
持ってきたおにぎりを嬉しそうに食べ、ちょっと一息ついたようだ。

やっと彼女の診察の番が来たので、我々も同行した。
レントゲンを見た医師は、
「これは複雑骨折で手術が必要だな。今晩はできないのでこのまま入院して、明朝に予約をいれよう。いいね!?」
と優しく彼女に言った。

すると彼女は、
「いいえ、私は帰れます。帰って明日また来ます!!」と言った。

ドクターは
「じゃあ、立って歩いてごらん。」という。

さすがに折れた足では、歩けない彼女。

しかし、ここは頑固者のイタリア女性。
「支度もあるし、友人に連れて帰ってもらいます。」

えっ。それってもしかして、私たちのこと??

そんな自信ないよー。だって折れているんだよ。
トイレどうするの?それにあなたの家は、3階でエレベーターもないよ。
その足では登れないし、ダーリンもおぶうには覚悟がいる体格だ。
ここは、やっぱり入院したほうがいいとことを必死に勧めるダーリン。

なぜ入院したくないか理由を聞けば、彼女は悪評の高い英国の病院で入院なんて考えられないらしい。
その気持ちは、よ~くわかる。
しかし、しかし今回は仕方がないよ。
となだめても納得しない。

「帰る。帰る。」と叫びだす始末だ。

ともかく骨折した足を固定するために、別の部屋に連れていかれた。
包帯を巻いている間でも悪態をつく有様。

さすがに1時間もすると疲れたのだろう、静かになって渋々病室に連れて行かれた。
その時刻は、なんと0時。
彼女が運ばれてから、約5時間は経過していた。
我々は、ぐったり疲れて帰宅した。

数日してお見舞いに行くと、とても元気な彼女。
この時は、すでにあの晩のことは笑い話になっている。
しかし、彼女の気持ちはいまでも同じで、早く退院するための歩行練習に励んでいるそうだ。
なんと驚いたのだが、手術の次の日から歩行練習をするらしい。

そして、彼女が見せてくれたのは、ベットの端にかけられている彼女の情報ノート。
看護婦などの申し送りのためにあるのだろう、血液型、飲んでいる薬や今の状況などとともに、
備考欄に“扱いに注意。頑固者。”と書かれてあった。

「まったく失礼よね。」と笑って答える彼女。

うーん。うーん。しかし、我々は事実を見ている。
このメッセージを書いた人の気持ちもちょっとわかる。
いろいろ叩かれているNHSだが、働く人に同情した出来事でもあった。

投稿者 lib : 08:20 AM | コメント (0)

May 17, 2006

誕生日

darling.gif 今日は、ダーリンの誕生日。

2〜3日前より家族のカードやプレゼントが届き本人もうれしそうだ。
こんなときに妻の私が手を抜くとかなりやばいみたい。

正直言って、プレゼントは買うが、ついカードを買い忘れあわてて当日購入なんてこともよくある。ごめん!
最近は、バレンタインデーでさえそんな有様だ。
最悪は当日も買い忘れる。←ひどいよね。
だから、最近はダーリンも期待していない。可愛そうなダーリン。

このカード、結構英国では、重要なコミニュケーションツール。
誕生日祝い、お礼、病気見舞い、引越祝い、お悔やみ、出産祝い、結婚祝い、結婚記念日、父の日、母の日、クリスマスなどあらゆる場面で登場する。
まずは、カードを送っておけばソーシャルライフ合格なのかもしれない。
だから、ダーリンもよく慌ててカードを出している場面をみかける。
まとめて買ってストックする人もいると聞く。
ふーん。なくては困る物なのね。

きっとクリスマスの後に、義理ママに送るサンクスレターも飾ってあるのかな??
もっと送らないといい嫁になれないね。
でもさ、英語で書くのでついついめんどうで後回しになり、だすタイミングを失っているケースが多いなー。
ちょっと反省。


さて、受け取ったカードは、暖炉があれば、その上に。
我が家では、テレビの上やタンスの上に飾る。
やはり受け取るカードの数が多いと部屋も華やかだし、本人もうれしいいらしい。
私が思うには、何人が自分に関心を抱いているのかをカウントしているように見えるがどうなのだろうか。

ダーリンは、30歳を越えていえるし、結婚してから10年、
もういい加減に誕生日程度で騒がなくても、、、、と言いたいところだが、そうはいかないらしい。
聞けば誕生日、クリスマス、ホリデーはイギリス人にとって(たぶん、本人にとって?)年間の大事なイベントらしい。

今日も朝から「おめでとう!!」の電話がパパから入り、
夜は、ロンドンにいる弟とそのガールフレンドと4人でお食事だ。
もし、これが何のイベントも行われないとなると、夫婦中が悪いと思われてもしょうがないなー。
たぶん、2、3日後に電話をしてくる義理ママや妹は、
誕生日をどう過ごしたかを 必ず、必ず聞くだろうから、
しっかり胸を張って?答えられるようなプラン作りは毎年欠かせないのよね。

だから、英国人を伴侶にされている方、誕生日には手を抜かないようにね!!

投稿者 lib : 12:28 PM | コメント (0)

May 10, 2006

顔のつくり

darling.gif  「上唇にある溝に指が面白いように乗るのよー」とイタリア人と結婚した友人が言う。

ふーん。なるほど。
やってみたら、本当だ。
ダーリンの上唇にも深い溝がある。
面白いくらいに、指がスポット入る。
「キャー、面白い!!」と騒ぐと
「人の顔で遊ばないで」とムッとするダーリン。

西洋の外国人の顔の作りは、日本人とは違うんだなー。と改めてつくづく見ていると、
あ、睫毛が長い。
いいなー、マスカラが映えて。

鼻が高い、目が二重だ。
いいなー。いいなー。
高い鼻をつまんでみると、プカプカしている、
どうも上部は骨がなく空洞のようだ。

そうよ。
骸骨なんて万国共通で、どれが日本人かすぐには分からないわよね?!
ってことは、この凹凸の差は、何??筋肉??

考古学者が言ってたけど、発掘した骸骨ですぐに男女の判別ができるそうだ。
じゃあ、「ああ、鼻が高い痕跡があるので西洋人ですね。」ぐらいはDNA検査の前にわかるのかしら??


義理ママとマイママを比べると、
明らかにシワとたるみが多いのは、義理ママだ。

凹凸がはっきりしている分、老化もはっきりしちゃう訳だ。
ふむふむ。

その性で、日本人は若く見られるのよね。
そういえば、30才越えていても、20才?なんて言われた事もよくあった。
昔は、よく軟派もされたわ。
これも天然若作りの性かしら??

若いときの凹凸の美しさと、晩年の若作り、どちらがいいかということなのだろうか。
しかし、今は金さえだせば、シワを引っぱり上げたり、たるみも取れる。

そうか、金さえだせば、凹凸も可能か。
しかし、マイケルのように顔が変形しちゃうのもイヤだし、痛いものイヤだな。

悩むなー。

横で、ダーリンが、
「そんなことにつぎ込むお金を持っているなら、世界一周旅行へ行こうよ!!」という。

うーん。無駄な悩みだった。

投稿者 lib : 11:17 AM | コメント (1)

May 03, 2006

ジェントルマン度

darling.gif  英国人の男性は、まだまだ紳士的な振る舞いが多い。

先日は、お昼に夕食の材料を購入して、会社に戻る途中に思いっきり転んだ。
膝小僧が剥けてしまうほど、ダイナミックに転んだ。
こんなときは、恥ずかしいのよね。
みんな見ているから。。。

そんな気まずいときに、さっと手を差し伸べてくれるのが、英国人男性!!(英国に住んでいる男性という意味です)

「大丈夫ですか、お嬢さん」

とはさすがに私にはいわないが、

「大丈夫?」と声をかけてくれる。

そして、そこらじゅうにぶちまけた野菜やヨーグルトなどの買い物した商品を拾い集めてくれる。
蓋がついたスープなんて、蓋が取れ、中身が飛び出している。
すごいのは、それをすくうかのように、拾おうとしているのだ。
「それは、拾わなくても大丈夫よ」と声をかけなければ、なんとか拾って、ポットに戻してくれそうだった。
凄すぎる。
しかし、いい気分だった。

おとといは、駅のホームで手帳に挟んであった、紙の束をホームにバラまいてしまった。
電車がホームに入ってきているにも関わらず、拾い集めてくれたのも英国人男性。
感謝!!

ドアも後に来る人のために開けておいてくれるなど、英国にいるといい思いをすることが多い。

我が家のダーリンは、どうか。
半ば日本化しているせいか、英国人紳士のようなジェントルマンな態度がない。
というのか、いままでもしていなかったようだ。

先日もレストランを出て行くときに、ドアが私の目の前で閉まった。
ドアを抑えていたダーリンの手を離すタイミングがズレたのだ。

「もう、ジェントルマンじゃないんだからー」とイヤミをいうと

「すぐ後から、来ているので大丈夫だと思ったんだよ」
という言い訳をする。

ちゃんと確認していないんだよねー。

そこへ一緒にいたダーリンの同僚のイタリア女性が
「そうそう、ちょっとジェントルマン度がたりないと思っていたのよ。」
というではないか。

そうか、ダーリンはみんなにもサービスをしていないのか。

これは、問題だ。

私にはいいからみんなにはサービスしてよね。
いやいや私にもしてよね。

と言いたいが、これは強制できるものでもないので、
どうしたもんだろうか。

「ダーリン、ちょっと。この英語の意味なんていうの?」

「ねえ、コレとって。」

「あそこへ買い物に行きたいから、連れて行ってね」


ダーリン曰く、どうも日々の注文が多く、お疲れ気味でこれ以上、人に気を使えないよ。と言われてしまった。

その原因て、もしかしてワタシ??かしら??

投稿者 lib : 03:39 PM | コメント (0)

April 26, 2006

英国の入国管理局

darling.gif  ブロク「キャリアウーマン」の洋子さんも書かれているイミグレーション問題、私も痛い思いをした経験がある。

ダーリンと私は、日本で入籍した。
英国に戻る際、諸事情でダーリンが先に帰り、私が後から英国に入国した。

日本の英国大使館で発行してもらった(購入した?)りっぱなマリッジビザ。
水戸黄門のようにコレが見えないのか!!とこれさえ持っていれば怖いものなし!!と私は思い入国した。

いつも長蛇の列の入国審査。辛抱強く順番を待っていた。
順番が来てその場へ行くと、担当は女性。(コレ以後、女性の審査官に当たらないように祈っている)
渡したパスポートを見て,

「そう、結婚しているのね? それで、ダーリンは?」と質問された。

「先に戻ってきています」とわたし。

「彼は何をしているの?」

「学生です。」

「ふーん。どうやって生活して行くの?」

「ダーリンは、奨学金をもらい大学にいき、私は働きます!」

「そう。」

「それでは、あっちの部屋に行ってくれる?」

「えっ?」

「左に見える部屋よ」

「・・・・・・・・」

え!?この関所より先に行けないの??
もしかして、これは入国拒否??

頭がぐるぐるしてくる。
こ、このあと、どうなるの???
あれ、来た国に戻されるんだっけ?
それともフランスに、いやアイルランドに行けばいいのかな???
どうしよう。どうすればいいのかな??

行った部屋には、色付き人間がゴロゴロ待っているではないか。
なんか入国されない理由が分かる気がする。
そして、みんなレントゲンを撮っている。
なんで????

受付の女性が、
「最近、レントゲン撮った?」と聞くので
「ええ、去年」と答えると
ちょっと偉そうな女性が「ああ、この子はいいのよ。」という。

?????

同じ境遇のアジア人母子が待っている。

「あ、そうだ。この女性がレントゲン撮るから、あなたこの人の子供の面倒をみてくれる?」
と彼女の子供を2人も押し付けられた。
同じように見えるけどさ、私はこの子たちと同じ言語を話さないのよ。と思いつつ
ここは、同じアジア人として助け合いが必要だ。と母親が戻ってくる迄一緒にいた。
お陰で、私はパニックにならなかった。

どうもレントゲンで何か見つかったら、それを理由に送還する魂胆らしい。
それって、お腹に隠したドラッグ??を探しているの? それとも病気???

ふーむ。それで私は???

そして、複雑な思いで30分ぐらい待っただろうか、
私は誰もいなくなった入国審査のあの関所(ゲート)へ行くように言われた。

「あなたのダーリンとは話したわ。さあ、入っていいわよ。」
バーン!!とパスポートにハンコウを押してくれた。

何???なんで????

外に出ると、心配そうな顔をしたダーリンが待っていた。

泣きたいというより何があったか、狐につままれたようで、
どうも府に落ちない。

ダーリンに聞くと、私があの怪しい部屋で待たされている間、
入国審査官に呼び出され色々質問されたそうだ。

どうも我々をペーパーマリッジのカップルと疑っていたようだ。
家はもっているのか、仕事は?などなど聞かれ、
多分、その答えが私と同じだったことと、
そして、なぜだがわからないが、
その日ダーリンは、財布に500ポンド(約10万円)も持っていた。
「金は持っている」と言って審査官の目の前にそのお金をボンっと出したようだ。
このお金が効いて??私は無事入国できた。と言い張るダーリン。
本当かな??

しかし、スリも多く、いつも必要以外のお金を持たないダーリンが、
なぜその日だけそんな大金をもっていたかは、いまだに不明。

神様のご加護かしら??

今でもターミナル3の入国管理局は嫌いだ。
あの関所に向かって左にある部屋に、待って人がいると彼らの不安の気持ちが痛いほどよく分かる。

イミグレーションの審査官は、ピザを持っていても関係なく入局拒否をできる
すご〜い力をもっているそうだ。
だから、高いお金を払ってゲットしたビザを持っていても安心はできない。

友人の会社員は、いつもビシッとスーツでキメテ、入国に挑んでいるという。
彼いわく「審査官は、格好で判断するからさ」

そうか。たとえ12時間の旅でもラクラクな格好は駄目か。

しかし、みんないろいろ苦労していますよね!!
やっぱり我々は外国人なんだよなー。

 

投稿者 lib : 09:14 AM | コメント (0)

April 19, 2006

親友のママ

darling.gif ダーリンの親友のママの話をしよう。

田舎がダーリンと同じなので、
クリスマス時期にはダーリンと一緒に彼女の家に寄る。
ダーリンは、あいさつもそこそこに親友の部屋にこもって音楽の話に没頭。
私はいつもこのママとおしゃべりだ。

親友ママは、大きい。大きな人特有の優しさがにじみ出ている。
人を良く褒める、人の話をよく聞いてくれる。
暖かさが滲みでている。

彼女は、家庭を訪れて、色々な品を販売する田舎ならではの商売をしている。
人あたりのよい気質に加え、人を引きつける力で、なんと常にトップセールス・ウーマンの位置を守り通している。
そして、毎年売上げ貢献度が認められ、高額商品を会社からもらっている。
昨年は、このテレビをもらった。この冷蔵庫はいつもらった。
この家にあるものの多くは、景品としてもらったものばかり。
今年は、クルーズの旅にいくの。と笑顔のママ。
「ねえ、ねえ、クルーズの洋服を選びたいの。どれがいいかしら?」
といって、 洋服を見せ始めた。

「そうそう、これはどうかしら?」

「それよりコレかしら?」

と次から次に洋服を隣の部屋からもってくるママが大変そうなので、
私が隣の部屋に行くと、
そこには洋服が山となってつまれているではないか。

驚いて「そんなに持って行くんですか?」と尋ねると、

「洗濯したけど、まだワードローブにしまっていないのよ」というママ。

「そうですか、面倒ですものね。」

「そうなのよ。それでいつもこんな状態なの」

(いつも??)

周りを見渡すと、どうも物が溢れている。
捨てられず、片付けられずに物が散乱している。そういえば、家はなんだかきちんとしている気配がいつもないなー。

後でダーリンから聞いたのだが、痩せたり、太ったりしているママは、洋服が捨てられず、ある部屋は、ママの洋服が入った袋が天井迄届き、凄い光景だそうだ。

ママがそうなら息子は、どうか。
ダーリンとフラットをシェアーしていた時。
親友クンは、脱いだ洋服はベットの脇に置き、数ヶ月は脱いだ形を守りアート化している。たまに溶けだしていたものもあったな。冷蔵庫の物は、刑事も尾行できないくらい、元の形や色が分からなくなる。掃除でどけたソファーの下には、いつもビックリ玉手箱状態のものがある。お皿やコップ、フォークなどはまだしも、食べ残したピザが発見される場合もある。

ああ、そう考えるとどっちのママに育てられた息子との結婚生活がいいのだろうか?
やっぱり綺麗好きなママに育てられた息子かな??
たとえ、ちょっと口うるさい義理ママがオマケ付きでも。。。

あっ、いけない!!
ついつい家族も気になるところだけど、
一番大切なのは、ダーリンとして愛せるかどうかよね。

投稿者 lib : 09:41 AM | コメント (0)

April 12, 2006

ダーリンのママがやってくる(その2)

darling.gif その2

ママは、どうやら我が家には泊まらず、弟の家で泊まることになった。
ホッ。よかった。
例のカーテンのある部屋は、
ダーリンの勉強部屋?趣味の部屋?でガラクタ置き場化しているが、
客が来たら泊まる部屋だ。

でも、お昼を我が家に食べに来るらしい。

ついにママがロンドンに到着した。
カーテンは、長いままで何も変化はない。
エーイ。どうせ、ランチだけだから、リビングだけですませ、
あの部屋に通さずにこのまま乗り切ることにしようっと。と腹を決めた。

家の中の掃除は終わった。
あとは、庭仕事だけだ。
庭仕事は奥が深く、やってもやってもきりがない。
1日、2日では奇麗にはならない。
もういい。できる範囲で乗り切ろう。
とすべてやり投げモードになって来た私。

そして、ついに我が家にママがやってきた。
家に入りソファーに座ったので、
「何か飲みますか?」

「コーヒーをお願いね。」

「久しぶりのロンドンどうですか?」

「・・・・・・・・」

返事がないので、振り向くとママがいない。

どうもさっさといろいろな部屋へ行き、いろいろチェックしている!!
ああ、絶体絶命。
オーマイ、グッドネス。


「今日のランチは、何かしら?」
と部屋点検が終わって戻って来たママは私に聞いた。
何もカーテンの事は言わない。
気づいていないのかしら??

食事中は、弟とそのガールフレンドの話になった。
ママが私に
「アイロンは、あなたのうちでは誰がかけるの?」

「えー、一応私ですが、何か??」

「そうよね。」と満足そうだ。

どうも弟がアイロンをかけるのを見て驚いたようだ。
ママにしてみれば、女の彼女がかけるべきと思っている。
それは、弟が彼女よりも稼ぐ仕事をしているから、
それをサポートするのは、彼女の役目を思っているようだ。

弟たちは、まだ結婚していないし、自分たちはお互いに仕事をしているので、
出来る方がするらしい。(まあ、どうもほとんど弟がかけているようだが。)

そんな事情を聞いた私は、
「そうね。ウチもダーリンがゴミをだしたり、洗濯をしてくれて仕事をシェアーしているわ。」
と弟達に助け舟をだした。

するとママは
「そしたら、あなたには時間があるわね。もっと庭を手入れしたらいいわね。
あそこの木は、少し枝を切った方が言いし、あれは雑草だから抜いた方がいいわよ。
それと・・・・・・」

ああ、カーテンの次は、庭仕事の指示が出てしまった。
綺麗付きな義理ママを持つと、こまるなー。

投稿者 lib : 11:09 AM | コメント (0)

April 05, 2006

ダーリンのママがやってくる(その1)

darling.gif  大変だ。
ママがロンドンに来る前にやることがたくさんある!!
カーテンを直し、家をきれいにし、庭を整理しないと。
ああ。大変だ。

以前来た際に言われたのは、カーテンの長さだ。
「カーテンの長さは、ラジエーターにかかってはダメよ。」

「え!!なんで?」

「暖かさを逃がさないためには、
窓が隠れてラジエーターの上までがちょうどいい長さよ。」

「そうね。私が持って帰って直してきましょう」
とママのオファーがあった。

嫁としてママにそんなことはさせられない。
「その間にカーテンがないとこまるし、送り返すにもお金がかかるから大丈夫。私がやります!!」
と丁重に?断ったのは、3年前。
あれからやろうと思ったのは、何度もあるが、手を付けていない。
いまだに暖かさが逃げる長さのままだ。

どうしよう。時間がないなー。

3年前にママがオファーしたには訳がある。
ママは、どうも私が、裁縫を苦手にしていると思っているようだ。

それは、我々がロンドンに戻る直前、弟が日本に遊びに来た。
帰る際に、自分の荷物があまりないから、
我々の荷物を持って帰ってくれるという。
その言葉に甘えて、ダーリンの服をメインに持ち帰ってもらった。

弟が持ち帰った洋服をママがスーツケースから出す際に、
嫁チェックがあったようだ。
ボタンが取れていないか、裾がほつれていないか等...。
そして、ママとしては裾上げが気に入らなかったらしく
やり直したらしい。

「・・・・・・・・・」

しかし、ママは私に一切何も言わなかった。
このことは、弟が見て、ダーリンに話し、ダーリンが私に話した。
みんなは、ママの癖、行き過ぎた行為をからかっているのだが、
私にとっては問題だ。
きっとママは、裁縫の下手な嫁。
息子がかわいそう。と思っているだろな。

自慢じゃないけど、昔は私だって、趣味でスカートやズボンを作っていたのだ。
まあ、ママがその腕を認めてくれるかは、別だが。

そんな経緯があり、ママのカーテン直し発言があったのだ。

「3年もたっているから、大丈夫よ。」と友人はいうが、
ママはきっと覚えているよなー。
ママの記憶は、像並みで決して忘れないからなー。

こんなときに限って仕事も忙しい。

ああ、ママが来てしまう。
カーテン、どうしよう。(つづく)

投稿者 lib : 08:56 AM | コメント (0)

March 29, 2006

マイママがやってくる!!(その4)

darling.gif  明日は、ママの希望でベルサイユ宮殿に行く予定になっている。
転んだので、どうするか聞いたら
ママは“行く”という。

電車で小一時間。
有名な鏡の間をみて、ママは、館内にある土産コーナーで買い物をしていた。
ママが、カードで精算しているので、私も店内を見ていた。
ちょっと夢中になっていた私。
ママがお買い物をして、カードを財布にいれようとしたら、
財布がないと騒ぎだした。

イヤな予感がした。

『他になくなった物はないの?』
と調べるとなんと!なんとパスポートもない。
やられた!!スリだ。

我々がいながら、情けない。
パスポートを預かっておこうと思っていた矢先にやられた。
まあ、スリにしたら、ママは簡単なターゲットよね。

この日ほど、自分の愚かさを思い知らされたことはない。
スリの話は、よく聞いているのに、それを防げないなんて、
情けない。バカ、バカ、バカ!!


お金は、20ポンドしか入っていなかったが、
問題は、パスポートだ。
ロンドンには、明日の夕方、帰ることになっている。
『・・・・・・・・・・・困った。・・・・・』

朝一番で大使館に行き、頼むしかないと腹を決めた。
パスポートがない外国人の立場が分かっていないママは、
あまりショックな様子はない。
このあとの観光は無惨だったが、しっかりと夕食はおいしい物を食べて気分転換をした。

次の朝、大使館で事情を説明したが、
このような場合、新しいパスポートの発行まで通常1、2日は必要と言われた。

ガーン!!万事休す!!!


幸いママのデーターはすぐに見つかり、
写真も昨日撮影しておいたので、2時間後に新ポスポートが発行されるという。
ラッキーとしかいいようがない。ありがとう!フランス領事館の方々。
ああロンドンには、予定通り戻れる!!よかった!!


帰りのユーロスターで、
ママは、しきりに足がかゆい、かゆいという。
みると虫にさされたようで、
大きく赤く腫れ上がっているではないか。
それも1つや2つではない。。。

ロンドンに戻ったら、医者にいくことにした。

虫さされの原因は、なんとダニだという。
パリは、ダニで有名だからねぇ。。とドクター。知らなかった。

転んだ事も話すと、レントゲンを撮ってくれた。
するとなんと骨が欠けているという。
『えー!!どうなるの??』と怖々聞くと、
このような場合は、何もできないそうだ。
自然のまま安静にしておくしかないという。
これで手術や入院なんてなったら大変だった。
ともかく、よかった!!よかった!!

ママは、このあと痛みがあったが、頑張ってダーリンの家を訪問。
あのパパには、疲れてしまい再会は出来なかった。
ママの大冒険は、終わった。

日本に帰国したママに、電話をすると
『ありがとう!!本当に楽しかったわ。』とお礼を言った。
あのママがお礼?!
いろいろあったけど、ママは心底楽しんだようだ。
よかったなーー。

その後、本を読んだ。
『東京タワー』だ。
内容を知らずに読んだ私は、
他の読者と同じように涙なしでは読めなかった。


これを読んで、すっかり反省した私。
もっとママに優しくしてあげればよかった。
まだ、遅くない。と反省はしたが、実行が追いつかないぞ。。

投稿者 lib : 08:11 AM | コメント (0)

March 22, 2006

マイママがやってくる!!(その3)

darling.gif  さて、2回目のママとの海外旅行が始まった。
パリを訪れるママの目的は、大好きなモネの絵画をはじめとする美術館巡りだ。

前回に懲りて“もしも”の場合にも備えて、レトルトの日本食もパリに持って行く。
その上、ホテルにお茶の用意がないヨーロッパだから、旅行用ケトルも購入した。
ティーバックのお茶、コーヒーもばっちり持ったぞ。
さあ、準備万全。
これならママと何処でもいけると自信満々な私。

パリにつき、ホテルに荷物を預け、さっそくパリ見物。
生憎 モネの有名な睡蓮があるオランジュリーは休館しているが、
別の美術館で沢山のモネが見られて幸せそうだ。

しばらくぶりに一緒に歩くと
ママの歩くスピードが随分遅くなっている気がする。
やっぱり歳だなー。

次に、オルセーに寄った。
ここでも沢山の絵画を見て、ご満悦のママ。
なかなかいい出だしだなあ。よかった!!

しかし、ここでハプニングが起こった。

疲れもあったのだろう、7段ぐらいの短い階段を降りている時に
後ろから、「あー!!」という声がした。
振り向くとママが、倒れていくのがスローモーションで見える!!
本当にコマ送りのように見えるのだ。

まずい!!ママはもう70才、骨が折れるー!!と思った。
転んだ瞬間を見ていた人が飛んで来てくれて、
『大丈夫!?』としきりに聞いてくれる。
身振り手振りで、何処を打ったかと聞いてくる。
やさしいな。聞けば、看護婦だという。

我々は、ママを起き上がらせて、何処が痛いか聞いた。
『大丈夫よ』というママ。
打ったので痛いが、折ったような痛さではないという。

『本当!?、本当に?!』
ホッ!!よかった!!よかった!!

知り合いが、お父さんとパリに来た時、
お父さんが、バランスを失ってエスカレーターの上から下まで落ちたそうだ。

頭がパクってあいたそうだ。もちろん入院。
3日間、パリにいながら病院通いだったそうだ。

そんな話を聞いていたので、ああ、うちもだー!!と一瞬思ったが、
何とか大丈夫のようだ。
ホッ!!

しかし、ママとの旅は、これだけでは終わらなかった。(つづく)

投稿者 lib : 09:05 AM | コメント (0)

March 15, 2006

マイママがやってくる!!(その2)

darling.gif  ローマをすっかり堪能したママ。
海外旅行を満喫している様子でご機嫌だ。

ロンドンへの帰りの飛行機でトイレに立ったとき、前方で誰かと話している。
『何言われたの?』聞くと、
『誰か入っていると言われた。』という。
『英語聞き取れたの??』と聞くと
『もちろんよ。そのぐらいは、わかるわよ。』と言い張るママ。
ヒアリングを理解したのではなく、ドアに鍵がかかっていたので、
そう理解したのだろうけど、思い込みは凄い。
日常英会話集を持って来たけど、1ページも見ていないように綺麗なままだよ。ママ。
まあ、いっか。


さてさてロンドンに帰ると、ダーリンのパパとレストランで会うことになった。
始めてパパに会うママは、会った時の挨拶のフレーズや握手をするのかなどなど、
細かくダーリンに確認し、心の準備をしていた。

レストランにママとダーリンが着いたときは、すでにパパは来ていた。
パパは、ママに挨拶をし、なんと頬にキスをしたらしい。
ママは、その場でフリーズだった。
『・・・・・・・・・・。』

遅れてレストランに着いた私は、怒られた。
『なんで始めに言ってくれないの??』と目が怖い。
60才を過ぎたママにとって、始めてあった男性がいきなり自分の頬にキスしてくるなんて、
驚いたし、信じられないし、恥ずかしくて耐えられなかったようだ。
私もダーリンもパパがいきなりそんなことするなんて思わなかった。
きっとパパにとっては、大サービスのつもりなんだけど、
我々はこの日はパパを恨んだ。


いろいろあったが、3週間のママの始めての海外旅行が終わり、飛行機に乗せた後、我々は正直ホットした。
ママも疲れただろうけど、我々もかなり疲れた。
滞在中ママが楽しんでいる姿を、あまり見なかったし、
怒っているか、疲れている話ばかり。
きっとこれに懲りて『もう、こないね。』と我々は話していた。

1週間後に妹に電話すると、
なんだかママは友人に、
『旅行するなら、やっぱり、海外よねー。』と自分の旅行を自慢しているという。
そして、『また行くわよ。』と宣言していたそうだ。


あれから2年経った。
あのママが、またやって来る。
今度は、ロンドンの他にパリに行きたいと言う。
ダーリンは『本当に来るの?』と実現してほしくないようだし、
ダーリンの家族は笑いながら『また来るんだね?』と皆興味津々だ。

そして、ママが再びロンドンにやって来た。(つづく)

投稿者 lib : 08:33 AM | コメント (0)

March 08, 2006

マイママがやってくる!!(その1)

darling.gif  私のママがまた、ロンドンにやってくることになった。
その話を聞いたダーリンはエッー!!という顔になった。
それもそのはず、前回の想い出がよくないからだ。

前回の渡英が、ママにとって始めての海外旅行だった。
飛行機には、乗ったことがあるが、さすがに一人で海外にはこられないので、
搭乗手続きからイミグレーション、荷物のピックアップまで手伝ってもらう
航空会社のサービスをつけてもらい
12時間の飛行をがんばり、なんとかロンドンにやって来た。

時差もあるし、我々も仕事があったので、
着いてから2日間は、家でゆっくりしてもらった。
我々がいない昼間に、近所に外出したいというけど、やっぱり何かあったら不安。
言葉がわからないからと家に閉じ込めてしまった。

そして、3日後、行きたがっていたローマに飛び立った。
ローマのホテル事情もあって、我々が泊まったのは小さなB&Bのようなところ。
でもさすがに、大理石の床だし、奇麗だし特別何も不便はない。
しかし、着いて我々も知ったのだが、ママの一人部屋にはバス、トイレがついていないない。
部屋の外にあるバスルームを使用するとのこと。

ママは、一気に不機嫌になり、ここじゃ嫌だ!!と言い出した。
聞けば、2人用なら空いているし、部屋にトイレとバスルームも付いているという。
よし、そこに移ろうと、一見落着した。ホッ!!

お昼を食べに外出すると、何かさっぱりした物を食べたいという。
ママ、ここはローマだよ、ソバ屋とかないよ!!困ったな。
とりあえず、近くのレストランにはいり、比較的爽やかなパスタを注文した。

疲れもあり、緊張もあり、不満もあり、食べたいものもないし、
ついに食事をしながら、爆発したママ。

聞けば、ロンドンについてからよく眠れない。(それが時差ボケだよ。ママ)
布団じゃないし、(だって、日本じゃないよ。ママ)
これから日本食も食べられない。(だって、来たかったローマだよ。ママ)

ダーリンが後で言うには、爆発したママとそれに対応している私が言い合っているので、
ウエイターが皿を片づけたいけど、できなくて困っていたそうだ。

ママは、子供のように怒りを何かにぶつけたくて、疲れたから、マッサージを呼んでほしいという。
そんなー。我々だって始めてのローマだよ。何処にあるの?マッサージサロン。
色々手を尽くしたけど、マッサージ師は見つからなかった。

自分の要望がかなえられなくて、ストレスのおさまり先がなく、イライラは頂点にきたようだ。
ママは、ちょっと気分が悪いと病気だ!病気だ!パラノイドになってしまうキャラだ。
もちろん持病もあるけど、身体が疲れているのは、時差ボケだよ。大丈夫だよ。となだめても駄目。
そして、なんと日本に帰る!!と騒ぎだした。
そんな!!!!ここからは、帰れないよ。ママー。
どうするの?となかば飽きれて聞くと、明日ロンドンに帰って、その足で日本に帰るという。

我々は、ローマに着いたばかりなのに、観光どころでない。
すぐさま、ロンドンへの帰りのチケットをゲットしに、インターネットカフェ探しだ。
やっと探し出し、予約をした。フー。
その帰り道に見たのが、ここはもしかして、トレビの泉なの??
ああ、残念。夜ではよく見えないな。
我々は、何のためにローマ迄来たのだろうか??? うーーーん。
その夜は、ダーリンに“ごめん”と謝って、今度は2人でローマにこようね。約束した。

次の朝、飛行機は夕方だからどうする?とママに聞くと、
「うん、なんとか大丈夫だから、もっと滞在してもいいよ。」というママ。
えー!!今日を逃がしたら、明日が土曜日でロンドン行きのチケットはもう取れないよ。
本当にいいの??

「なんだか、元気になったの。」と我々の苦労なんて分かっていない様子。

その後、ホテルの側で見つけた回転寿司屋でハッピーになったママ。
ローマに来たのに、我々は日本食三昧だった。
ダーリンの楽しみ、おいしいイタリア料理を食べる夢は実現しなかった。
また2人でこようね。とまたまた詫びる私だった。(つづく)

投稿者 lib : 08:35 AM | コメント (2)

March 01, 2006

お葬式

darling.gif  英国で数回の葬式に出席したが、日本とは違ってなんだかドライだ。

まず、老人の葬儀には涙がないといってもいい。
ダーリンのおじいちゃんがなくなった時、
葬儀場でおばちゃんに会った瞬間、涙腺のゆるい私は、ウルウルしている。
「おばあちゃん、残念だったわね。」と涙声になる私に、
おばあちゃんは、いたってしっかりとして「大丈夫よ」という。
周りをみれば、誰も泣いていない。えー。。。。なんだか、へん。
私は、ただのダーリンの嫁で外国人。なんだか、私が泣くのは変な雰囲気だ。

昨年、そのおばあちゃんも亡くなってしまった。
亡くなる1ヶ月前には、モルヒネで痛みを抑えているおばあちゃんと会っており、
「人生でこんな痛い思いをしたことがないよ!!」と淋しく訴えて姿を見ているだけに
今回は、もっと泣けてきそうだ。
しかし、同じ鉄を踏むまい。
みんなの行動をみてみると、なんだか明るい。
それは、苦しんでいる姿を見るよりは、天寿をまっとうしてよかったというような感じだ。

葬儀場に行く前におばあちゃんの家に寄ると親戚が数人集まり、
おばあちゃんの話をしていた。酒も飲んでいる。
そして、ダーリンのパパったら、自分のママの葬式なのに笑い話を始めた。
こちらでは、棺桶を親戚が運び出したりする。
パパは、昔、坂のある家から棺桶を運びだしている時に、ハラハラしたいう。
もし、ここで誰かがこけたら、バランスを失って棺桶から死人が外に飛び出ちゃうだろ?
それって困っちゃうよね?!と。
それを受けて、みんなが葬儀のハプニングを話しだす。

さあ、そろそろ行こうか、ということで葬儀場へ行く。
火葬場の中にある葬儀場は、教会に似たスタイルにはなっているが、
どの宗教が葬儀をおこなっても問題ないそうだ。
人によっては教会で葬儀をしてから、火葬場に運ぶ場合もあるが、
多くの人が、このような葬儀場でおこなうようだ。

おばあちゃんが通っていた教会の神父が葬式をしてくれた。
さすがにミサの中で、おばあちゃんの話がでるとあちらこちらからすすり泣きが聞こえてきた。
ああ、故人を思う気持ちは、何処でも同じなんだ。となんだか安心した。

その後、別会場で簡単な食事と酒が用意されているので、葬儀に参加した人たちが集まる。
こんなことで久しぶりに再会した人たちは、自分たちの会話で盛り上がる。

日本では、葬儀のあと親戚が焼き場に行くが、
英国では葬儀場の祭壇に置かれた棺桶が、ゆっくりと降りていき出席者の目から見えなくなる。
あとは、業者がやってくれ、翌日に灰になったお骨を取りにいくだけ。
だから、日本のように焼き場で行って、骨を拾うという行為はない。
まだ日本で葬式を体験していないダーリンは、この行為にはかなり抵抗があるようだ。

おばあちゃんの遺言で、灰は自分が子供のころに遊んだ海に捲くことになった。
翌朝、家族が海に集まり、パパを含む3人の兄弟が骨壺をもって海の中に入り、
おばちゃんの灰を捲いていた。
さすがに3人は、泣いていた。


しかし、これが働き盛りの人だったり、子供だったりすると、やはり重い葬式になる。
できれば明るい葬儀だけに参加したいな。

投稿者 lib : 08:48 AM | コメント (3)

February 22, 2006

掃除 <番外編その2>

darling.gif  先週に引き続き、「それぞれのダーリンはイギリス人」第2弾!
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イギリス人の夫の母は、完璧主義者の上、きれい好きである。
しかも人に指図するのが、3度の飯より好き、という人でもある。
こういう人が姑だと、嫁は眉間にシワが2,3本余計に増えることになる。

彼女が訪ねてくる前日は大変である。

結婚した当初、
「カジュアルな訪問だし、普段の生活をお見せする方がいいんだわ」と、かなり勘違いしていた私は、
居間にざっと掃除機をかけただけでお迎えした。
と、彼女は薦めたソファーに座りもせず、「キッチンはどこなの?」とずいずい奥へ入っていく。
「まあ、何このレンジは?ちゃんと掃除してるの?冷蔵庫の中も汚いわねー。それにこんなに詰め込んだら冷えなくて食品が傷むでしょ。あらあら、それに床も・・(以下略)」

言い忘れたが、彼女は歯に絹を着せない人でもある。

こんな調子でバスルーム、寝室まで点検され、しっかり「だらしのない嫁」のレッテルを貼られてしまった私は、次の彼女の訪問の前日、大掃除を決行した。

とりあえず前回指摘されたところは全てきれいにして、「ふふ、これで汚名挽回」と挑んだ2回目だったが、彼女は部屋に入るなり「この部屋、カビ臭いわ」とおっしゃった。
あまりのフェイントに石像のように固まる私を眼にして我に返った夫が、
「何言ってるんだよ。全然カビ臭くなんてないよ。」と一応反論するが、
「あなた達は毎日生活してるから気が付かないんでしょ。ああ、たまらないわね。ちょっと窓開けていい」と主人を押しのけ、窓をお開けになった。
「あのね、カビは健康に悪いのよ。こんなところで生活してたら、あなた達も体壊すでしょ。ちゃんと毎日部屋の風通しして・・(以下略)」

彼女が帰宅した翌日、私は日本の母に電話して、カビ防止用品を山ほど航空便で送ってもらった。
タンスの中に積んであった洋服も(風通しが悪かったので、確かにすこしカビ臭かった)、
泣く泣く半分ほども処分し、残った洋服は全て洗濯した。
家中の壁を、カビ取り洗剤で拭きまくった。
しかもその上、トイレ掃除はもちろん、蛇口のまわりも専用の洗剤でピカピカにし、
台所のレンジも磨き粉で磨き、床は手で拭いてつやをだし、
嫌がる夫を動員して窓ガラスまできれいにした。

「これで勝負よ・・・」

万全の体制でお迎えした3回目。
彼女は、いつものように、家中をお回りになった。
が、コメントがない。
静かだ・・・。
「こ、これは、ついに勝ったか・・?」
思わず口元がほころびかけた私に、彼女はおもむろに言った。

「あのね、私、今まで完璧主義で掃除とかもきっちりしないと気がすまなかったんだけど、もうそういうの止めたの。ストレスが溜まるだけでしょ。だから汚くても平気でいられるようになったわ。私、そういう自分をほめてやりたい。」

ま、負けた・・。

この人にはもしかして一生勝てないかも、と悟った嫁であった。

投稿者 lib : 07:46 AM | コメント (1)

February 15, 2006

金銭感覚 <番外編 >

darling.gif  今週は「番外編 - それぞれの「ダーリンはイギリス人」として、私の友人版「ダーリンはイギリス人」をお届けします。

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一昔前だったか、「アメリカの黒人などは、借金しても平気の平左。クレジットカードで買い物しまくって、返済のことなんて考えもしないでケロッとしている」とコメントし、大ヒンシュクをかった日本の某大臣がいましたが、その時はまさか、自分がその「ケロッとしている」人と結婚することになるとは夢にも思っていませんでした。

彼はイギリス人のサラリーマン。
イギリスのことですから、日本の終身雇用のような安定感はないにしても、毎月そこそこのお給料をもらい、そこそこ安定した生活を営んでいました。

そんなある日、某クレジットカード会社から手紙が届きました。
普段は夫宛の手紙は開封しないのですが、私も同じ会社にクレジットカードを持っていたため、つい自分宛のだと勘違いして中身を見てしまったのです。

「あなた様の借入金が5000ポンドを超えましたので、返済計画をご相談できればと思います。できるだけ早く下記の番号にご連絡ください・・・」

がびょーん!!!

なに、なに?これは何!!
何度見直しても、夫宛の手紙です。
すぐ会社に電話することも考えましたが、
「いやいや、何かの間違いかもしれないし。会社にまで電話して下手にことを荒立てては・・」という誠に日本人的な気配り発想で、彼が帰ってくるのをじっと待つことにしました。

「ただいまー」
いつものように呑気に帰ってきた彼に、私は努めてさりげなく手紙を見せました。
「こんなのが来てたんだけど・・。これなんかの間違いだよね。こんなに借金するほど買い物もしてないし。ね、間違いだよね」

「ああ、これ、ホント。うるさく言ってきた時に、ちょこっと返しておけば大丈夫だから、心配することないよ。ドント・ウォーリー。」

がびょーん!!!がびょーん!!!

な、なにがドント・ウォーリーだー!!
いきなり般若のような顔になった私に怯えた彼は、
「だ、だって、これは無駄遣いじゃないよ。去年のホリデーの費用でしょ。それとクリスマスプレゼントとか両親や君への誕生日プレゼント。あと、おととしのホリデーも入ってるし。それと、それと・・・」

お前は「返済」という言葉を知らんのかー!。

「あのね、使ったら返さないとダメでしょ。ちょこっと返したって、利子分にもなってないじゃない。これ放っといても増えるだけだよ。」

「えっ・・?」

今ひとつ納得していない彼に無理やりクレジットカード会社に電話させ、毎月口座引き落としで返済することにしました。
クレジットカード使用禁止命令も出しました。

そうして3ヶ月。
少しはほとぼりが冷めたと思ったのか、
「最近テレビの調子が悪いよなー。これも古くなったし、この辺で新しいの買いたいよなー」
と、大きな独り言が聞こえてきます。
うるさいので、
「で、どんなのが欲しいの?」
とつい聞いてしまいました。
そして「こんなの」と見せられたカタログには、
“最新プラズマTV 特価£980.00”
の文字が・・。

「あのね、給料決まってるんだから、使えるお金も決まってるでしょ。大きな買い物をする時は、お金を貯めてからしないと。急に言われても買えないんだよ。」

「えっ・・?」

もし子供が産まれたら、絶対に「おこずかい帖」をつけさせようと心に誓った私でした。

投稿者 lib : 08:09 AM | コメント (2)

February 08, 2006

日本食

darling.gif ダーリンの好きな日本食は、豆腐のほか、寿司、蕎麦、天ぷら、焼き肉、しゃぶしゃぶだ。
日本に行くときは、寿司を食べる日を決めているし、店も決まっている。
2週間滞在で同じ店に2回も行く!!
だから、その計画が狂うとかなりショックだ。
昨年、私のせいで計画が壊れてしまい、いつもの寿司屋に行けなかった。
だから、うらめしそうに
「ああ、○○のおいしい寿司がたべたいなー。」と時々嫌がらせを言う。

私は、ラーメンが好きだが、ダーリンは嫌い。
ラーメンは下品な味だと言う。
下品??フィッシュ&チップスみたいなものなのに。
ラーメンこそが、日本の大衆食文化よ!
日本を知りたければラーメンを食べなきゃ。と言っても、
ラーメン屋には入らない頑固者だ。
だから、ラーメンはいつも一人で楽しむしかない。

それにおでんも嫌いだ。おいしくない食べ物と言う。
濁った色と歯ごたえのない具が、どうも感触が悪いようだ。
同じ理由で、野菜の煮物も具によって一切食べない。
牛蒡やレンコンなどの歯ごたえがあるものは、パクパク食べる。
だからといって、自分が嫌いなものを目の前で食べている私に、
文句は言わないが、決して自分の箸は動かさない。

友人が、英国人のボーイフレンドと大げんかしたときに、
腐った食べ物を食うやつとなんてつき合えない!!
(おでんのことらしい)と言われ、プチっと切れて、
それで終わりになったそうだ。
だから、食べ物の恨みは、怖い。


ダーリンのもう一つの大好物は、蕎麦。
特にざるそばは、上品な味でうまい、うまいと絶賛する。
これは、意外に英国人に共通していて、あの甘くて濃いつゆが好きなようだ。
日本に行く際は、もちろん蕎麦屋に行くプランも入っている。
最近は生意気にも出雲蕎麦に凝っている。

そんなダーリンでも、泣き所がある。
日本酒だ。
大好きなのに、どうも体質があわないようだ。
飲み合わがいけないのか、量なのか、
大して飲んでいないのに、
いきなりトイレに行ったっきり戻ってこない。
これが、朝まで続くのだ。つき合うのは、大変だ。
見ていても辛そうで、ハァ、ハァ、いいながら震えている。
これまで何度も痛い目にあっているのに、
やめられず最近は私が飲まないで!!と止めているのに、
こっそりと隠れて少しだけ飲んでいるようだ。

英国も日本食ブームのなったおかげで、
手軽に日本食を買えるようになったし、安くもなった。
でも、やはり何処何処の寿司が食べたい!!という希望はかなえられない。
ダーリンの欲求は、すでに日本人化していて、
「ねえ。日本のあの寿司屋で食べて帰ってくるには、3日あればいいかな?」
なんて馬鹿なことを言い出す始末。

まあ、日本に住んでいながら、英国のママから送られてくる英国製のチョコレートと
ピザ、イモしか食べられない英国人BFを持つ友より、ずーと幸せな私かしら??

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February 01, 2006

オバタリアン・キラー

darling.gif 外国人に弱い、日本のオバタリアン。
その上、女性っぽい柔らかい日本語を話せたら、外見なんて関係ない、
“ハンサムな?ガイジンさん”ということで、みんなが可愛がってくれる。

ダーリンも日本にいるときは、それで随分得をしたな。
豆腐屋のおばさん、叔母、母、大家さん。

大家さんは、目の前に住んでいた。
よくお裾分けをくれた。そのときに窓越しに呼ぶのは、ダーリンの名前。
きっと私の名前は最後まで知らなかったし、覚える気もなかっただろう。
でも、そのおかげで、3年目の部屋の更新時、すごーくまけてもらえた。

祖母が近所に住んでいたので、よく週末に遊びに行った。
私が先にいくと、同居の叔母が「あら、ダーリンは?」必ずと聞く。
後から来まーす。というと、2階に上がって口紅なんて、塗ってくる始末。
その上、寿司が一番好きだ。と何度言っても、
ガイジン=ステーキという概念が抜けず、おいしいお肉があったから、
と霜降りのステーキ肉を焼いてくれる。
そして、お年玉までくれる、いい叔母だ。

母にしても、
「ちょっと!!いつも同じ服を着ていて、かわいそうね。何か買ってあげようかしら?」という。

一番うれしかたのは、豆腐屋のおばさんだ。
日本に住んでいた間に、
あるときスーパーマッケットと豆腐屋で買う味の違いに気づき、
自ら近所の豆腐屋に出かけていた。
ある日、頼んだ豆腐以外にべつの物がはいっていたので、
「どうしたの?」と聞くと、豆腐屋のおばさんがくれたという。
それ以来、少し崩れて売れない豆腐だからとか、
今日は油揚げがあまっているからとか、
買いに行く度におまけを貰ってきてた。

豆腐屋では、同じ外人がよく買いにくるのでうれしかったのだろうな。
だから、豆腐屋へのお買い物はダーリンの仕事だった。
ある日、タケノコご飯を作ろうと思い、油揚げを買いに行ってもらった。
豆腐屋のおばさんは、
今日は豆腐でない油揚げを買いにきたのでちょっと興味本意に
「この油揚げをどうするの?」聞いたらしい。
ダーリンは「タケノコごはんを作ります。」と言った。
おばさんはえらく驚き、そして感心したようで、またおまけに豆腐をくれた。
作るっていったって、私がつくるんだけど。。。
おばさんの頭の中では、きっとこの外人さんが作るんだ!!感心!!と思っていたようだ。

まったくこのオバタリアン達は、ダーリンのことなんて思っていたのだろうか?
下町のヨン様??なんだろうか。

私は、いつも遠目でみながら、
ダーリンが貰ったものをピンはねする役を楽しんでいた。
しかし、ロンドンにきてしまっては、その恩恵はない。
さびしいなー。

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January 25, 2006

パールのネックレス

darling.gif  ダーリンの弟とはクリスマスに会えなかったので、ロンドンの彼の家で会うことになった。

彼は、弁護士。ジョージ・クルーニによく似たハンサムボーイ。
記録を作ったこともあるくらい子供の頃から水泳に打ち込んできたので、身体もしっかりできている。
その上、お洒落でフレンドリー。彼が声をかけたら、たいていの女の子はなびいてくる。
ダーリンの兄弟とは思えない!!
遺伝子がこんなに違うなんておかしいーー。。。

いままでに、いろんなガールフレンドとつき合ったが、一緒に暮らした女はいなかった。
それが、去年から彼女と住み始めた。
義理姉としては、気になるところだが、この彼女、とてもいい子。
グラマーで美人なのに、気だてがいい。
家族中、大賛成。
お似合いのカップルだ。

食事を終え、遅くなったがお互いのクリスマスプレゼントを交換した。
その後、彼女が私に「ねえ、見てくれる?」といって渡したボックスを開けたら、
そこには、パールのネックスが入っているではないか!
クリスマスプレゼントに弟からもらったそうだ。
さーすが、弁護士、やることが違うな。
パール1個のネックレスではなく、一連全部パールなのだ。
ゲスの想像では、500ポンド以上(10万円)はしているだろうなぁ。

えーと私は、ダーリンから何をもらったかしら??
ああ、一緒に選んだコートだ。
何かが違うな。

そうだ。ダイヤもあったな!と思い出した。
そう、去年のバレンタインには、彼女、ダイヤのペンダントをもらっていた。
ダイヤのペンダントヘッドがついたネックレスで
そのときも、「コレをもらったの!!」と嬉しそうに見せてくれたっけ。
そして、コレまた可愛いんだよね。
「なくしてしまったら、困るので怖くて着けられない。」って、真剣に言うのよ。
まったく計算なく言っているんだよね。
なんて、いい子なんだろう。と私まですっかりファンになっちゃった。

パール、パール。いいな。いいな。と帰り道に騒いでいると
「あんなコンサバなもの、もらってもあなたはしないでしょう!?」というダーリン。
「パールは、アクセサリーの定番よ。持っていて困らないわよ!!」と言い返したが、
実際言われてみれば、結婚式か、葬式しかしないかな?

でも、ほしーい!!
アクセサリーをプレゼントしてもらうのは、女の喜びよねェー!?

そうだ、そういえば、ダーリンも1度だけアクセサリーをプレゼントしてくれたことあったなー。
まだ付き合い始めた頃のクリスマスプレゼントだ。
今はもうないが、ガラードという高級宝飾店へ、怖いものしらずで入っていったダーリン。
そこは、商品のディスプレイがされていない類いの店で、
店員が客の欲しい商品とバジェットを聞き、探してくるスタイル。
ダーリンは、100ポンド(約2万円)でアクセサリーを探していると伝えると、
目の前にもって来てくれた商品は、ほんの数点。

世間を知らないって強いよね。
私なら、まず入らないよね。外から中が見えない宝飾店なんて、恐すぎるもの。

もちろん、ダーリンは場違いのところに来たことを知り、おずおずと引きあげた。
しかし、めげない!!
やはり名のある所で買いたかったらしく、次にもっと庶民的?なリバティーに行き、
なんとか気に入ったものを買い、私にプレゼントしてくれた。
小さな珊瑚がついた金のピアス。
可愛らしいのよ。うれしかったなー。

しかし、しかし、たった1度だけだ!!
あの情熱は、いまではまったくなく、欲しい物は何?と聞いてくる始末。

釣った魚には餌やらずは、万国共通語なのかしら??

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January 18, 2006

クリスマス その3

darling.gif  さて、さて、クリスマス時の嫁としての仕事だが、テーブルセッティングの手伝いから始める。
ワイングラスは揃っているのか、ナプキンは、塩、コショウはテーブルに出ているのかなどなど。
その間も、ママが使い終わった鍋など不要なものはどんどん洗い、
ターキが焼けたら、サイドの野菜たちを暖め機から出し、
(この暖め機、レストランみたいに、料理がさめないようにメインの準備ができるまで、
お皿や先にできだ料理を保温しておくもの。
活躍する時は、年に数回なんだけどママの自慢の機械みたい)
ママが切り分けたターキーを皿に載せたら、みんなのテーブルに運ぶ。

そして、食べた後が実は一番の活躍時だ。
タイミングを見計らって、皿を台所に運び、
ディッシュウォッシャー(皿洗い機)に入れられる物は、全部入れる。
はじめの頃は、何を入れてはいけないかわからなかった。
金が付いていたり、古い陶器など皿洗い機に向いていないものは、手で洗うことになる。
また、シルバーでコーティングされているカトラリーも入れてはいけない。
わからなかったら、聞くのが一番よいようだ!!
結構,陶器やカトラリーを大切にしているママが多いので、あとで泣かれても困るしね!!

そして、多いときは、7人分のスターターからデザートまでの
皿洗い機に入れられないものを洗うことになる。
これくらいはしなければ!!という男性たちが、横に立ち、拭くのを待ち構えている。
洗うの1人で拭くのは2人だ!!あせる。あせる。
だって、みんなは泡を流さないが、私はいつものように泡も流すから遅い。

英国の家では、食器の洗い方が日本とは違う。
たっぷりお湯がはいった洗い桶に洗剤を入れ泡立たせ、汚れた皿を入れ、
スポンジで汚れを落とし、そのまま洗いカゴに上げる。
そう、泡を流さない!!すすがないのだ!!!!!
私は、それがたまらないので、自分流儀で濯ぐ。
知り合いが、義理ママの家で洗い物をしているとき泡をながしていたら、
あなたは、水を使い過ぎると注意されたとか。
彼女は、それ以後、濯ぐのを止めたが、ママが見ていないときに、
自分の使う皿は、濯いで使うとか。。
本当、これだけは慣れないわよね。

さて、洗い上げる私の横で待ち構えている男性たちが、
直ちに拭いて、戸棚に入れてくれる。
そして、台所をすっかり綺麗にしてから、コーヒータイムになる。
フー。疲れる!!

これは、いつまでも汚れた皿がシンクにあるのを嫌うママの性格からで、
決して、英国人がこんな綺麗好きとは思わない。
しかし、みんな飼いならされたペットのようによく動く。感心。感心。
まあ、それだけママが怖いんだろうね。
そして、嫁の私へ、よくやったね!!という労いの言葉をかけてくれる。
ああ、これで勤めは、終わったぞ!!とコーヒーを飲む。

クリスマスディナーが終わると、この日の一番楽しいプレゼントを開ける時間がやってくる。
最近は、値段設定をして、予め欲しい物を聞いているので、外れることはない。
ただし、形や色などは購入者のセンスにかかっているので、ここが楽しみでもあり、怖いとこでもある。
以前は、何も設定していなかったので、お金は使うわ、
もらってもうれしくないプレゼントもあり、無駄だったので、今のシステムは効率がいいと評判だ。
さすがに親戚には、欲しい物を頼めないので、
いらない物をもらわないためにも、
いつも自分が何が好きかアピールしているといいと思う。
私は、クマのぬいぐるみや小物を集めているし、ポートとシングルモルトが好きと公言してきた。
おかげで,みんなプレゼントに困ると、この中から選んでくれる。ラッキー!!

以前、ママやおばあちゃんが、私が何に興味があるかわからなくて困ると言ってたそうだ。
だから、折にふれて自分は何に興味があって、
何が好き、嫌いとはっきりと主張する癖をもたないといけないみたい。
これ、日本人には弱いところよね。
でも、その積み重ねで、人間の相互理解ができるみたい。
国を問わず、基本かもしれないね。

そして、プレゼントを開け終わると、自由時間だ。
妹は、ボーイフレンドの家に出かけ、ママは居間で、最近流行の数独を始める。
本も読み飽きたし、何もすることがない我々は、また散歩に出かけることにした。

そう、非若者のクリスマスって、結構退屈なのよね。

投稿者 lib : 09:39 AM | コメント (0)

January 11, 2006

クリスマス その2

darling.gif   さらに今回のクリスマスには、弟が参加しない!!
彼女のホームタウンで一緒にクリスマスを過ごすという。

ママはすっかり手抜きのクリスマスディナーに決めたようで、
なんと骨抜きのターキーを買ってきた。聞けば骨付きより、早く焼けるそうだ。
正直いって、ターキーがそれほど美味しいと思ったことはないが、この骨抜きのターキーは最悪だった。
ターキーのハムを食べているみたいに、まったく味けがない。
その上、いままで作っていたボイルドハムも、今年はオーブンで温めるだけの出来合いに変わった。
これも、塩けがきき過ぎて美味しくない!!
いつものママのターキやハムがいかによかったか気がついた。
もっと褒めておけばよかったかしら??

クリスマスディナーは、家庭によって様々だが、
一般的に、スターターには、エビのカクテル(小エビをヨーグト、ケチャップ、ソース、レモンのソースと混ぜたもの)か
スモークサーモン、
メインには、ターキーとその中につめたスタッフィング(パン粉とハーブからできている)、
ボイルドハム、そして、野菜としては、ローストされたジャガイモ、茹でた芽キャベツなどの冬野菜が3~5種類並ぶ。
ママのうちでは、イモと、芽キャベツの他、カリフラワーのチーズソースかけと茹でたインゲンが出される。
ターキーは、グレービーソースとクランベリーソースで食べるが、おかわりしたくなる料理でもない。

でもこれは料理に仕方によって変わる。
昨年あるレシピで我々が作ったら、本当においしいターキーが出来上がり、
いつもは食べないスタッフィングもおいしく、
若者たちには、大好評だった。
しかし、しかし、ママには大不評で、今年は作らせてくれなかった。残念!!
やっぱり他人にはまずくても食べ慣れた物は、おいしく感じるのよね。仕方がない!!

そして、仕上げはクリスマスプティングだ。
お腹がいっぱいでも、これを食べない訳にはいかない。
温められたプティングに、この家では、カスタードクリームをかける習慣だ。
実は、このプティングも出来合いを買うつもりだったママだが、
妹がさすがにこれだけは作りなさいよ!!と言ってくれたおかげで、
これは、おいしくいただけた。よかった!!よかった!!げっぷ。(つづく)

投稿者 lib : 09:17 AM | コメント (0)

January 04, 2006

クリスマス その1

darling.gif  今年もクリスマスは、ダーリンのママの家で過ごした。

いつもクリスマスの数日前にママの家に到着すると、クリスマスディナーの話がはじめる。
今年のターキーは、何処何処に頼んであるとか、スターターはどうするとか。
今年は、だれが参加するか等々。
25日当日までは、あまりプランはない。明日はどうする?なんて具合いだ。
ホームタウンにもどった妹や弟は、友人たちに会うのに忙しいが、
ダーリンは、親友1人に会えばいいので、彼らほど忙しくない。
映画を見たり、散歩をしたり、本を読んだりとゆっくりしている。
はじめはこのゆっくりが退屈だったが、
最近はこれもなかなかいいなーと日頃読めない本を沢山持ってくることにしている。
そう、やっと私もペースがわかってきたみたい。

しかし、25日になるとこれが、急に忙しくなる。
ママは、朝5時頃に起きて、ターキーをオーブンに入れる用意をはじめる。
毎年ターキーを焼く時、ママはかなり神経質になる。
以前ターキーが中まで焼けていないことがあり、
失敗した(=恥ずかしい!!)とトラウマになっているとか。

そんな忙しい中、朝食を用意してくれる。
「シャンペーンブレックファーストよ!!」とママは、誇らしげにみんなに言う。
クリスマスは、みんな少しオシャレをして、テーブルに着く。
シャンパンをオレンジで割り、ハッピークリスマス!!と乾杯して、
スモークサーモン、スクランブルエッグとトーストを食べる。

それが終わると、ダーリン、弟、妹とおまけの私は、ママがクリスマスディナーを準備をしている間に、
パパのおばあさんの家にプレゼントを持って訪れる。
おばあさんを車に乗せて近くにいる伯母さんの家にお邪魔する。
「何を飲むんだい?」なんてすでに赤い顔をしている酒好きの叔父さんがみんなに聞いている。
クリスマスディナーの準備で忙しい伯母さんにかわり従姉妹たちがカナッペを用意してくれる。
そして、最近どうしうているの?と近況報告とし合い、お互いにもらったプレゼントを開けて、
「素敵ね!!」「ありがとう!!」と礼儀正しく御礼を言っている。
そう、たとえ欲しくない物であっても、笑顔で御礼を言えるのはすごいなー。
小1時間過ぎると、妹がそろそろ失礼しないと、、といい、次の目的地ママのおばあさんの家に行く。
そこには叔父さんや従姉妹たちがすでに来ている。
ここでもプレゼントを渡し、開けて御礼をいい、お互いの近況報告をしながら、
またまた、つまみを食べ、酒を飲みながらまた小1時間近く話す。

やっと帰ってくるとクリスマスディナーの始まる時間に相応しい2時頃となる。
そう、みんな近くの町に住んでいるのでお互いにこんなクリスマスの習慣が続いていた。

が、今年は、一人のおばあちゃんが亡くなり、
もう一人は、入院で、いきなりこの習慣がなくなってしまった。
そして、なんと朝食が終わったら、みんなで散歩をするという、のんびりクリスマスになってしまった。
ダーリンは社交的ではないが、この慣習がなくなったのは、やはりちょっぴり寂しいようだ。
おばあちゃんの存在って大きかったんだなー。(つづく)

投稿者 lib : 08:41 AM | コメント (0)

December 21, 2005

ケチか、倹約家か?

darling.gif  ダーリンは、靴を3足しか持たない。

コートは1着と、洋服も数少なく、ひどく言えばすり切れる迄着る。
靴下なんて、穴があいているものもある。
(日本製はめったにあかないけど、英国製は耐久力がないのですぐに破れると言い訳している)
どうしてそんなに服がないのかと聞くと、だってこれで充分だという。ふーん。
それに比べて私は、、、タンスで眠っている服もある。
始めの頃に言われた。「無人島にいたら、そんなに服を持つの?」
そう、洋服ってはっきり言って見栄なんだよね。

最近は、ちょっとだけダーリンがうらやましいと思う。
洋服を捨てる時は、悔いがなさそうだし、スペースも取らないしさ。
でも、知っているんだ。
誕生日でもらった洋服をいつもうれしそうに次の日に着ているのを。
やっぱり、うれしいんだよね。新しいお洋服。

じゃ、ダーリンはお金を何に使うかというと
本とCD、レコード。
しかし、不要になるとebayや中古書店、レコード屋で換金している。

大きな買い物は、決断するのに時間がかかるし、
食料品などの決まった物以外にお金がでていくのは、好きでないようだ。
クリスマスは、みんなのプレゼントなどで出費が続く時期だ。
こんな時は、気持ちが悪くなるそうだ。

でも、美味しいもに目がないので、たとえばチーズを専門店で買う時には
金額をあまり気にしない。

聞けば、両親や祖父母から物をもらうのは、誕生日、クリスマスなどの特別な時だけ。
だから、洋服なんて、小さくなった。破れた。なんて時に新しい物を買ってもらっていたんだと思う。

そのかわり、夏には暖かい国で約2週間過ごしている。
まあ、家庭に入るお金をどういう内訳で使うかの違いだろうけど、
ちょっと日本とは違うようだ。

街を見回しても老若男女、すべての持ち物がピカピカしていない。
びしっとスーツを着ている紳士でも、クタクタのバックを持っていたりするしね。

友人の家では、ファイナンシャル会議を夫婦で週1回している。
2人は、早めのリタイヤーを目指して、いろいろ検討しているようだ。

お金との関わり方、考えさせられるなー。

投稿者 lib : 08:26 AM | コメント (0)

December 14, 2005

いろいろあった結婚までの道のり その3

darling.gif  呼び出しを受けた私たちを前にママの話が始まった。

私が反対してもあなたたちの意思は堅いでしょうけど,言っておきたいとこがあるという。
あなた達はいいけど、産まれてくる子供のことを考えたことはあるの?と聞かれた。
こんな田舎町だときっと差別されて、可愛そうな思いをするわよ。という。
はは〜ん、これは遠回しだけど私の事を言っているんだ。
日本では感じないけど、肌の色による差別をしっかり感じた。
悲しいけど仕方がない。夏の地下鉄に乗っているときに私でさえも感じた。
色白の私の肌でも、隣の人と比較するとうっすら黄色いのだ!! 
でも、隣の人は、白ではなく、ピンクなんだよね。白人なんてそう、めったにいないよ。
ニコール・キッドマンぐらいだよ。白人は。
実は、みんなピンク人なのに、白人と言い張っているだけだよ。
だからあんた達も有色人種なんだよ。私と同じだよ。といいたいのを、
英語ができずにただママの話を聞いていただけだった。
そして、たった一言意地で言ったのは、「そんなことにぶつかっていける子供に育てます!!」とダーリンに通訳してもらったな。

そして、結婚式は一般的なレジスターオフィス(まあ、区役所みたいなものか?)で
結婚式と登録を済ませ、パーティをした。
ここで驚いた事にママの大活躍があった。
フラワーアレンジメントの腕前を披露して各テーブルに花を自ら活け、
女性の招待客には小さなお菓子を置き,ケーキのデコレーションは、
日本の国花「さくら」がいいだろうと、写真を探して持っていきデコレーションを頼むなど、
すばらしいオーガナイズをしてくれた。
後で聞いたら,ママ自身の結婚のとき自分の母親に反対され、
とうとう結婚式に来てもらえなかった悲しい想い出があるそうだ。
きっとそんな思いを息子にさせたくなかったのだろうな。
それにしても、反対よ!!と言っていたのに、なんて切り替えが早いんだろう。
すばらしい、ママだ!!

次の日、ママは疲れて寝込んでしまったそうだ。ありがとう、ママ。
これ以後、私はママを一目置くようになったのはいうまでもないが、
やはり、嫁、姑。
まだまだ、いろいろあります。


投稿者 lib : 08:42 AM | コメント (2)

December 07, 2005

いろいろあった結婚までの道のり その2

darling.gif  そして、春になったときママに変化が起きた。

やはり息子に会えなかったことが、ショックだったのだと思う。
イースターに私を連れて戻ってもいいという。
やっと態度が軟化したと思ったのは、早とちりだった。

ダーリンのホームタウンは、英国の北部。
空港に降り立つとダーリンによく似たママが立っていた。
簡単な挨拶をして、家に向かった。
英国は、北に行くほど英語のアクセントが強くなるので、
ただでさえ英語ができない私は、聞き取れない。
だって、まだ中級の下の下の英語学生だ。
日本語を話すダーリンがいなかったら、ただ笑顔で終わっていたな。
そう、ダーリンは、日本語が話せる。書ける。読める。
みんなは羨ましがるけど、英国に住んでいる私の英語は、おかげで進歩ゼロだ。
はじめは、英語と日本語のチャンポンだったのに、
いまではすっかり日本語が我が家の標準語になっている。
時々、英語しか話せないボーイフレンドを探そうかと思うこともある。

 さてさて、家に着くとあの頃はまだ、少年少女だった弟、妹に紹介された。
そしてちょっと年をとったラブアドール犬がいたな。
リビング、ダイニングと3部屋の寝室がある2階建ての一軒家。そして庭もある。
ダーリンのママは、細くて背が高く、きっちりとした身なりをしている。
仕事をしているせいもあるけど、テキパキとお茶の用意をしてくれる姿をみていると、
手強そうな印象だ。
皆の好奇心の中で、何をしているのか、なぜ英国にきたのか、学校はどこにある、
親は何をしているのか、等などイミグレよりは、厳しくないがいろいろ質問をされた。
そして、最後に「夕飯を食べたら、あなたの宿はとってあるからそこへ連れていくわね。」
と言われた。
どうもこの家には、泊めてくれないらしい。
まあ、ダーリンも泊まるし、お客の私が泊まる部屋はないなーと納得していた。

連れていかれた宿泊先はB&Bだった。
B&Bはもちろん今でも利用するが、泊まったB&Bは、
どうも短期で仕事をしている人が常宿にしているタイプ。
若い?女の子が泊まるのはちょっぴり寒い。
部屋も狭いし、テレビもない。
テレビは居間にあるが、肉体労者の男性ばかりの中には入り込めなかった。
朝食は、しょっぱいベーコン(肉体労働には塩分が必要!)、
味が単調で食べられないソーセージ、冷えたトースト。
しかたなくシリアルだけをお腹に入れるだけの朝食だった。
今なら自分でもっと気に入った宿を探して、さっさと移ってしまうが、
その頃はそんな勇気も金もなく三日間をそこで過ごした。

しかし、街を歩けば、いろいろ奇麗で普通のB&Bがあるではないか?
なぜ、あんなところをママが選んだのだろうか?一番近いから??
それとも私を受け入れたくないという、ママの意思表示なのだろうか???。
疑問は募るばかり。いまだに不明だ。

そんな思いをして戻ってきてからも、私とダーリンの付き合いは順調に進んだ。
そして、ダーリンが日本に1年間住みたい!!といいだし、
何かの拍子で結婚しようと決めてしまった2人。
まあ、そのほうがダーリンも日本に住みやすいしね。
なんて、結婚に冷めていた私。
しかし、このことを二人で決めてからママに報告するには時間がかかったなー。
やっぱりダーリンもママが怖いのだろうな。
だんだん、日本に行く日が迫ってきた。
そろそろ、話をしないと間に合わない。。。。。とブツブツ言っているダーリン。
そして、遂に決心をし電話で報告した。
「あの日本人と結婚したい!!」って。
もちろん、呼び出しが来て、再び2人でママの家に向かうことになった。
(つづく)

投稿者 lib : 09:35 AM | コメント (0)

November 30, 2005

いろいろあった結婚までの道のり その1

darling.gif  ダーリンは、英国人。
私たちは、結婚して10年がたった。うーん早いものだ。
思い起せば、10数年前の秋にダーリンと知り合い、
そのクリスマスに私をママに紹介する話になったな。
そうそう、この国では親にガールフレンド、ボーイフレンドを気軽に紹介する。
クリスマスで紹介されれば付き合いは、その時点では真剣のようだ。
しかし、弟や妹のガールフレンド、ボーイフレンドには、これまでに何人会っただろうか?
彼らもその時点では、真剣だったんだろうけど。

さて、私は日本人、おまけに年上だった。
まだ、学生の彼のママは「あんたは騙されているのよ。しっかりしなさい!!」と言って私に会いたくないらしい。
うんうん。ママの気持ちわかるなー。
息子は、田舎からロンドンの大学に来ている。
優秀な?成績で大学を卒業し、就職してほしい。
いずれは、結婚してほしい。その間、いろんなガールフレンドがいてもいいが、
決して決して肌の色が違う女と関わるプランはまったく入っていないだろう。

多くの英国人は、かなり家族との絆が深く、
息子は特にママを大切にする傾向があるみたい。
特にダーリンの家庭のように親が離婚している場合、ママと子供の絆は更に濃い。
だから、独身時代のクリスマスは友達とスキーに!!なんてありえない。
必ずママのいる家に帰る。みんなで集まり、25日にターキーを食べるのが、一番のママへのクリスマスプレゼントなのだ。
そんなクリスマスにダーリンが帰らない!!と言い出した。原因は、わ・た・し。

その時の私は、英国人のクリスマス観などを知らなかったので、
大事件として捉えていないのんき者だったが、今ならママのショックな気持ちはよ〜くわかる。
それは、事件なのだ。息子のはじめての反逆。
それでも、ママの態度は変化しなかった。私たちのクリスマスは、
なんと離婚したパパの家で迎える事になった。

パパは、突然降って湧いたうれしい状況に上機嫌。
数年前に離婚して以来、子供たちとクリスマスを一緒に過ごしていない。
もちろん、二つ返事でok!!. 
ここでママより寛大な心をもつ、理解のあるパパを子供たちにアピールしておきたいところ。
私にとってよかったのは、パパは日本人と仕事をしたり、日本にも行った経験がある。
だから、偏見を持っているどころか大の日本贔屓。どうも日本でとてもいい思いをしたようだ。
高価なプレゼントをもらい、芸者遊びにも招待されたようで、日本の話が大好きなパパ。
某日本企業に感謝です!!

パパは彼女とバースに近い田舎に住んでいる。
床が傾いている味わいのある古い民家に住み、パブと散歩をこよなく愛す男性だ。
おしゃべりで、気が利いていて、社交家で、何処でもすぐに友達をつくるタイプ。
うーん、ダーリンとはちっとも似ていないな。

初めてのクリスマスは、それは楽しかったな。クリスマスの街のイルミネーション、
人々のウキウキした忙しい様子、デコレーションされたクリスマスツリー、
ツリーの下に置かれたプレゼント。まるで映画をみているよう。
まあ、これがだんだん見慣れてきてしまうんだけ、その時は英国にきてよかったなーと思った。
(つづく)

投稿者 lib : 08:39 PM | コメント (2)